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近いようで遠い過去の日記

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  • 1:

    龍一

    成績=下の中
    ルックス=上の中(笑)
    性格=ポジティブ
    好きな食べ物=目玉焼き
    職業=ホスト
    前職=暴走族(笑)
    自己紹介は大方こんな感じかな。100までに完結する予定なので暇なら読んで下さい!これを完結させて自分の気持ち整理して新たな一歩を歩んで行こうと思います!

    2006-05-19 18:50:00
  • 2:

    龍一

    『イッテ〜(>__

    2006-05-19 19:03:00
  • 3:

    龍一

    フィルターには血がベットリ、鼻には鉄の風味(^o^;風はなく煙は真上に昇っていく。その先には無駄に綺麗な空が広がっていた
    『東京でもこんな綺麗な空見れんのかよ』体はボコボコだけど気分は悪くねえ。

    2006-05-19 19:12:00
  • 4:

    龍一

    なんとか体を起こしタクシーに乗り込んだ。『お客さんその怪我大丈夫かい!?』『こんなの余裕だな。それよりおっちゃん北島三郎ににてるな!』『お!?裏技使っても安くはできねーぞ?』『金にゃ不自由してねーよ!』そんな話しをしてるとマンションに着いた。

    2006-05-19 19:22:00
  • 5:

    龍一

    ドアを開けると付き合って二年になる彼女の葉月が、ギャグ漫画のように目を真ん丸にして俺に怒鳴りつけた『テメェまた喧嘩しただろ!』『そんなんじゃねーよホスト狩りにあって…』『つくならもっとマシな嘘つけや』

    2006-05-19 19:30:00
  • 6:

    龍一

    『うっさい!シバクぞ!』と、心の中で呟き、実際は『ホントだっつーの。』と呟いた。何故かこいつにはつくづく頭が上がらない。もし運命とか、そんなんが本当にあるとするなら俺にはこいつしかいない。風呂場に行き鏡をみると原型のないブッサイクな俺(^o^;『顔面がピカソの作品だわ…、人の顔面でアートしやがって。町で会ったら存在を思い出にしてやりたい気持ちで胸がいっぱいだけど次に人殴ったら別れるって言われてるからそれはあきらめよぅ。カスどもが命拾いしたな!』とか負け惜しみを言いながら風呂からあがると、こげた不味そうな目玉焼きとご飯が置いてあった。

    2006-05-19 19:57:00
  • 7:

    龍一

    口は悪いけど結構優しいヤツなんだよな〜。目玉焼きの塩コショウが口の傷にしみたが、我慢して食べた。葉月は隣でフガフガ寝言を言いながら寝ていた。俺はこの子の事が大切で、愛しくてしかたない。何があっても好きでいるんだろうなぁ〜。とか考えながら一服して隣に潜り込み、眠りについた。

    2006-05-19 20:16:00
  • 8:

    龍一

    しばらくするとドライヤーの音で目が覚めた。『私これから仕事だけどおとなしく寝てなよ。』『いや、俺も店あるから』すると呆れた顔で『そんな顔で出勤したら客逃げるわ!』と言われた。確かに一理ある。社長に電話して事情を話し、一週間の休みをもらった。

    2006-05-19 20:25:00
  • 9:

    龍一

    いきなり休みでもすることねぇなぁ。この怪我じゃ外にもでれねぇし。そんなこと考えながら二度寝した。起きると午前三時。そろそろ葉月が帰ってくるから飯でも作ろっかな♪とはいってもカップラーメンしか作れねんだよな(^o^;

    2006-05-20 21:16:00
  • 10:

    龍一

    翌日。また葉月は仕事に行ってしまう。まぁ仕方ないけど。大都会のはずなのに無駄に静かな夜はヤケに長く感じる。その翌日もそのまた翌日も。俺は普段何があっても前向きにしか考えられない、自他共に認める悩みの無いヤツ。けど夜が嫌いだった。

    2006-05-20 21:28:00
  • 11:

    龍一

    これは水商売やってるヤツ結構共感できるんじゃないかな。この仕事始めたのも夜だけは一人になりたくなかったから。中学の時から夜は彼女の家で過ごしてたから、こんなに何日も夜を一人で過ごすのは殆ど初めてじゃないのかな。その頃から別にストレスとかじゃないけど。俺はどんどん変わっていったんだと思う。

    2006-05-22 18:59:00
  • 12:

    龍一

    ひきこもりの心理はわからないけど、それに似たような行動をおこし始めた。家の中で毎日のように『誰に口きいてんだダボ!コラ!』とか怒鳴ってみたり携帯の電源切っぱなしにしてみたり。ホントにひどかった。今思うと幼稚だった自分に腹が立つ。何であの時金持ちの家のわがままな子供みたいに偉そうに吠えまくってたんだろ。お前何様だよ。

    2006-05-22 19:15:00
  • 13:

    龍一

    葉月は完全に呆れていた。無理はない。最後は口も聴かなくなったっていた。そして一週間が立ち、仕事に戻るのが億劫だったがこのままじゃ頭がおかしくなってしまうと思い出勤した。そうすればすぐにもとに戻る。俺はそう思っていた。仕事仲間はあったかく迎えてくれたが、俺は前と同じように接する事ができない。『何でだろ。』一人になってそんな言葉を繰り返していた。

    2006-05-22 19:25:00
  • 14:

    龍一

    それから二ヵ月がたち、毎日エンジョイできないし、葉月と真剣に結婚を考えていたのもありホストは辞める事にした。俺、ホスト向いてねーや、情とか捨てられねーし。このままやっててもいい加減になっちまう。これから先もデタラメだけはしないって胸張って言える男でいたいから。

    2006-05-22 19:34:00
  • 15:

    龍一

    綺麗事なしにいうと、初めてナンバー外したショックがでかかった。まぁ理由はそのくらいにして、辞めて正解だったとは今でも思う。

    2006-05-22 19:40:00
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