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太陽の島

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  • 1:

    ども主です?
    これから書く小説は主の好きな話をアレンジしてつくった話です?
    文章力はないので、大変な事になると思いますが、ヨロシクお願いします(≧ω≦)?
    みた人はカキコしてくれると嬉しいです?
    そいじゃ↓スタート?

    2007-11-24 03:16:00
  • 2:

    日の沈みかけた教室の中。1人の男の子と
    1人の男がいる。

    子共「なーせんせー?」子供は男に勉強を教えてもらっているらしい。
    男「何?」
    子供「何でもない」
    男「…」

    どうしても気になるけど聞いちゃいけないって子供なりに考えているみたいだ。
    男『なー、彩香さん』

    2007-11-24 03:22:00
  • 3:

    日本列島から離れたトコロにある島。花咲島(かさきじま)に1人の男が船に乗って向かっていた。
    男『…』
    何も喋らない男。
    運転手は少し不思議に思っていた。今までこの島に旅行にきた人間は必ず『綺麗な海だ』と言っていた。

    2007-11-24 03:28:00
  • 4:

    それなのに、男は海を見つめ少したって目をつむり寝はじめた。
    運転手『飛ばされた男ねー。中々のもんだな』
    運転手は少し笑い目の前のどこまでも広がる海を幸せそうにみつめた。

    2007-11-24 03:32:00
  • 5:

    運転手『おぃ。着いたぞ』運転手は男を軽く揺すると男は運転手を少し見上げて髪をかきあげる。
    男『本島から島まで何時間かかりました?』運転手に聞く。運転手『4時間半くらいだ…』
    男は笑みを浮かべながら『そーですか』とだけ答える。
    誰にでもわかるような偽りの笑みを浮かべて。

    2007-11-24 03:36:00
  • 6:

    港には何十人の人達が『歓迎』という旗を上げて拍手で迎えてくれた。

    その中で冷たい視線を送る1人の女性がいた。
    その女性は男が心を閉ざしているのが離れたトコロからでもわかるほど感じていたのである。

    2007-11-24 03:53:00
  • 7:

    男が港に降りるとたちまち人が集まってきた。
    『新しい先生や』
    『中々優しそうやの』
    そんな声の中、男は笑っているが瞳の奥は暗く澄んでいた。

    2007-11-24 03:57:00
  • 8:

    その人ごみの中、1人の男が近づいてきた。
    男『ぃやー!良くおいで下さいましたー!!!さぁこの車に乗って乗って』
    と車まで導き男を車に乗せる。

    2007-11-24 04:00:00
  • 9:

    男『いやー!すいませんね!この島は小さいくせに人は1000人近くいるんですよ。』と少し呆れた顔をしながらシートベルトを着けている。
    それから助手席の窓に手を伸ばし、窓を開けて車の横に立っている女性に声をかける。男『おい!何してるんだ?早く乗らないか。』

    2007-11-24 15:14:00
  • 10:

    車の横に立っている女性は渋々車の中に乗り込む。
    窓から子供達に手を振りながら車の扉をしめた。

    男『それじゃー行きましょうか?』
    と車のクラクションをならして人ごみを掻き分けて進んでいく。

    2007-11-24 15:23:00
  • 11:

    名無しさん

    おしっこしたい…

    2007-11-24 15:24:00
  • 12:

    主です?ども?初書き込みありがとござまーすッ?
    ぢゃーまた書き始めます?

    2007-11-24 15:37:00
  • 13:

    男は車を運転しながら『原といいます。いやーこんなトコロで自己紹介とは、すいませんねーm(__)m』と、少し申し訳なさそうにしながら車を進ませる。

    2007-11-24 15:41:00
  • 14:

    そして原は助手席に座っている女性を見ながら、『こいつは私の娘の彩香です。これからあなたが働く学校の先生をやっとります。』挨拶せんかと言うような目で彩香を見つめたもんだから彩香は『宜しくお願いします。』とだけ答え、ムスッとした顔でまた外を見ている。

    2007-11-24 15:53:00
  • 15:

    男は内心、彩香と一緒に仕事をしなくちゃいけない事に少し不安を抱きながらも『僕は狩麻千羽といいます。宜しくお願いします』と頭を下げた。

    2007-11-24 16:03:00
  • 16:

    原『変わったお名前ですな。いい名前だ…』と微笑む。千羽は『はぃ。…僕の両親がつけてくれた名前です』と目を細くし窓の外に見える海を心地よい風を受けながら見つめた。

    2007-11-24 16:08:00
  • 17:

    …バタンッ!ドアを閉める音がする…。目を少しあけると車の窓から差し込む光が眩しくてまた目をつむる。寝てしまっていたらしい。原がドアを開けて『狩麻先生!着きましたよ!』と声をかける。

    2007-11-24 16:19:00
  • 18:

    千羽『すいません…いつの間にか寝てしまっていました(ρ_-)』と原に話かけると原は『いやいや!大分とお疲れになっていたようで!』と笑う。

    2007-11-24 16:23:00
  • 19:

    彩香が車のトランクから千羽の荷物を取出し、学校に向かって歩いていく。
    千羽は急いで車から降り、彩香が持っている荷物を『すいません』と取り返す。彩香『大事な物でも入っているんですか…?』と愛想のない目つきで千羽を見る。

    2007-11-24 16:28:00
  • 20:

    千羽『いえ…そんなんじゃないですけど。荷物重いですから…彩香さんにはキツイだろうと…。』と少し顔を赤くしながら原が来るのを待つ。
    彩香は『…』この人にこんな面もあるのかと少し驚きながらも彩香と言われた事に赤くなり唇を噛みながら先に進んでいく。

    2007-11-24 16:32:00
  • 21:

    原が近づいてきて先に歩いていった彩香を指さし、『あいつは嫁にも私にも似てない無愛想なやつなんですよ…』と少し呆れながら、それでも愛しそうな顔をして『さあさあ!暑いですし中に入りましょうッ!』と千羽の荷物を持って走って学校に入っていく。
    千羽は親のあの目が好きだ。少し眩しい空を見上げて走って原のあとを追う。

    2007-11-24 16:38:00
  • 22:

    千羽はその古い木造の校舎の中を原の後に続いて歩いていく。
    原がある部屋の前で止まった。原『この部屋がこれから先生に住んで頂く部屋になっとります。出来るだけ綺麗にはしましたので、そこまでひどくないと思いますが…』と少し不安そうな顔をしながら部屋に入っていく。

    2007-11-24 17:35:00
  • 23:

    千羽は今まで東京のワンルームマンションに住んでいたので、どんな家でもいいと思っていたので、学校の中が家だと聞いても何も思わなかった。

    2007-11-24 17:38:00
  • 24:

    部屋を覗きこむと、さすが昔は教室だった事もあり、24畳ほどの広さの部屋が2つついている部屋だった。一応部屋と部屋にはドアが付いていたので分けてつかう事が出来るようになっていた。

    2007-11-24 17:40:00
  • 25:

    原はその部屋のドアのトコロで靴を脱ぎ、入っていく。原『一応ここが玄関と言うことで靴を脱いで上がれるようになっとります。』といいながらそそくさと部屋に入っていく。
    先に着いていた彩香が窓を開けてくれていたので、部屋に入るなり涼しい風がそよそよと吹いていた。

    2007-11-24 17:46:00
  • 26:

    部屋の中には生活に必要なものが揃っていた。原『ここまでは揃えました!他にも必要なものがあれば言うて下さい!頼まれたものを本島で買って来ますので!先生自ら行きたい時にも言うて下さいねー』
    陽気にスリッパをパタパタと言わせながら彩香と話している。

    2007-11-24 18:01:00
  • 27:

    それから少しして原が千羽に話しかける。原『私はこれから歓迎会の準備と明後日の祭りの準備を手伝って来ますので、学校と島を案内してもろうて下さい。』と言いながら彩香を見る。千羽『宜しくお願いします。』いつもと同じ。愛想のない言葉。

    2007-11-24 18:06:00
  • 28:

    原『それじゃー、私は失礼しますね!彩香と一緒に歓迎会に来て下さいね!』といい、頭を下げて、トコトコと廊下わ歩いて行った。

    2007-11-24 18:10:00
  • 29:

    すいません?
    廊下をが廊下わになってました?
    それじゃー続きを…↓

    2007-11-24 18:11:00
  • 30:

    彩香『私まだ自己紹介してないですよね…。原彩香です。この学校は大体私ともう1人和田さんて人と2人だけでやってきました。生徒は全員合わせて100人くらいはいます。』
    そのあたり前と言うような言葉に千羽は驚きながらも『無茶苦茶だな…』と思うのであった。

    2007-11-24 18:20:00
  • 31:

    彩香『そろそろ行きましょうか…。』と学校の中を案内してもらう。
    彩香『トイレは部屋から出て左っ側にありますので。普段生徒は使いませんので』と言いながら、廊下を少し歩いて階段を上っていく。

    2007-11-24 18:25:00
  • 32:

    それからも1時間程学校の中を紹介してもらって、自分の部屋に戻った。
    彩香『そろそろ島を案内しますね。外は暑いので気を付けて下さい。しんどくなったら言ってくださいよ』千羽はうなずき、彩香の後に続く。

    2007-11-24 19:44:00
  • 33:

    外に出ると確かに暑い…。虫すらも夏バテしているのか弱々しく鳴いている。
    彩香は駐車場に置いてある車の中に乗り込み、空いた助手席の窓から『どうぞ』とドアを開ける。

    2007-11-25 00:23:00
  • 34:

    彩香は顔立ちはとても良く、爽やかな感じの女性だ。ただその人見知りというか愛想のない性格をしているのを除けば、すごくしっかりとした女性なのだ。

    2007-11-25 00:27:00
  • 35:

    そんな事を少し考えてながら車に乗り込む。
    女性が運転している車に乗るのは初めてだった。
    不安だ…。

    2007-11-25 00:30:00
  • 36:

    彩香『それじゃ、まだ日が沈むには時間がかかりますからゆっくりドライブしましょうか?…そうだ、最後でいいんでスーパーに寄って良いですか?買い出しに行かないと…』と聞かれて、千羽『いいですよ。スーパーなんてこの島にもあるんですね。』と聞き返す。彩香『コンビニ位の大きさですけどね…』少し呆れた笑みを浮かべ車を走らせる。

    2007-11-25 00:35:00
  • 37:

    地味にけっこう広い島を車で走っているが、別にこれといった観光地もないもんで道の説明が続く。
    彩香『疲れました?』と聞いてきた。千羽『あっ、大丈夫です』と答える。
    彩香『いいですよ。本当の事を言ってくれても。
    眠くなってるでしょ?これだけ走ってても人1人見当たらないんですから。』と言われて、千羽『…確かに』と答える千羽。
    それを聞き彩香が『それじゃーこの島の1番綺麗なトコに行きましょうか』と微笑みながら車を走らせる。

    2007-11-25 00:43:00
  • 38:

    初めて笑った…と千羽は思う。彩香は笑わないイメージが強かったのだ。

    しばらく走って、車が止まった。彩香『着きましたよ。この時間が1番綺麗に見えるんです』と自慢気な顔をしながら車から降りる。千羽は何が?と思いながら車から降りる。
    彩香が指さす方を見てみると、見たこともないくらい大きな夕日が海に沈みかけていた。海もオレンジ色に染まって、とても人間が住んでいる世界とは思えない程綺麗だった。

    2007-11-25 00:51:00
  • 39:

    彩香『凄いでしょ?ここは私が最初にみつけた…』話ながら千羽を見てみる。言葉に詰まった。そこには見たこともない程綺麗な男が立っていたから…。
    まさかそんな簡単な事で自分が彼に恋をするとは思っていなかったから顔が真っ赤になってしまったのだ。

    2007-11-25 00:57:00
  • 40:

    千羽は何もいわずに車に戻っていく。彩香は『こんなに綺麗な物を見ても何も感じないのかな…』と考えながら車に戻る。
    千羽『今度は僕が運転します。疲れたでしょ?ありがとう。』ぶっきらぼうな淡々とした言葉だったが彩香にとって初めての優しい言葉で嬉しくて、でもそんな事で喜んでいる自分が悔しくて下唇を噛んだ。

    2007-11-25 01:03:00
  • 41:

    彩香は千羽に車をまかせる事にして、歓迎会の会場までの道のりを教える事にした。
    道のりを教える以外何も話さなくなってしまった2人。歓迎会の会場につき、車から降りる。
    彩香『めちゃくちゃ絡まれるかもしれないですけど、今日1日は我慢して下さい』と嫌そうな顔をしている彩香。あまり酒を飲む人が好きじゃないらしい。
    千羽は彩香の前に立ち『大丈夫ですよ。僕酒飲めないですから。それに絡まれるのから逃げるのもうまいですから』と笑いながら進んでいく。彩香もそれにつられて笑いながら千羽のトコロまで走って行った。

    2007-11-25 01:12:00
  • 42:

    少し進んだだけなのに、もうガヤガヤと騒がしい声が聞こえる。彩香『もう大体の人が集まってきてるみたい』といいながら千羽より先を歩く。千羽は彩香の後につづき『彩香さんはお酒飲むんですか?』と聞いてみる。彩香は歩くのを辞めて後ろを振り返り『私は飲みません!あんなもののどこがおいしいのか解らないしッ!』と少し怒った顔をしながらまた進んでいく。

    2007-11-25 01:17:00
  • 43:

    千羽は彩香のその姿を見て微笑んだ…。
    道の曲がり角を曲がって広場を覗いてみるとチョウチンが沢山ぶら下がっている。それに沢山の人が話しているのが見える。楽しそうだ。

    2007-11-25 01:20:00
  • 44:

    そして少し歩くと、彩香がいきなり『あっ!』と大きな声を上げた。千羽『…どうしたんですか?』彩香の顔を覗きこむ。彩香『スーパー…よるの忘れた…』と少しへこんでいる。千羽『…そういえば言ってたな』と思いながら『まぁいいじゃないですか!』と声をかけようとした瞬間、彩香は『まぁいっか!』と元気になりまた歩きだした。
    千羽『…まあいいか…』と後に続く。

    2007-11-25 01:50:00
  • 45:

    それから広場の中に入っていく。するとガヤガヤが一度止まり、皆が千羽の方を見つめている。そしてまたガヤガヤしだしたと思うと後ろから誰かに抱きつかれた。千羽『誰ですか?』と後ろを振り返る。そこには彩香よりも小さいおじさんが立っていた。

    2007-11-25 13:01:00
  • 46:

    おじさんを見て、彩香は『シゲさん何やってんの?!』と言ったらシゲは『お…お前が今日からこの島に来たガキかッ!俺ん名前はシゲぢゃ!よー覚えとけ!』と言いながらまたフラフラと皆の下に帰っていく。
    千羽は『…』何も言えなかった。彩香『ごめんなさい。あんな人なんですよ。子供たちよりも手がかかるんですよ…』といいながらも微笑んでシゲさんの後ろ姿を見つめている。

    2007-11-25 13:07:00
  • 47:

    それから凉はこっちを向いたと思ったら『バーか』と口パクで言ってきた。
    千羽はそんな事で怒るような人間なんかじゃないからぼーっとしていると、彩香が『凉!!!何て言うた!今!』と凉に向かって走っていった。
    残された千羽のもとに原が来て『そーじゃそーじゃ!舞台ん上がって!狩麻さん!挨拶してみんか?』と笑っている。

    2007-11-25 13:19:00
  • 48:

    それから千羽は無言で頷き、原の手からマイクを受け取り舞台の上に上がっていった。

    2007-11-25 13:32:00
  • 49:

    ガヤガヤと会場が騒がしかったのがシーンとなった。千羽の冷たい顔が皆にはとても綺麗に見えたのだ。
    凉を追いかけ回していた彩香も舞台に目が釘付けになる。千羽は口を開く

    2007-11-25 13:35:00
  • 50:

    千羽は舞台から降りて、駆け寄って来る彩香に微笑む。彩香『何か…凄い淡々とした挨拶でしたね!』と声をかける。千羽は『そーですか?以外にうけは良かったですよ?』と笑いながらベンチに座り込んだ。
    彩香は千羽に紙コップを渡し、パイナップルジュースを注いだ。
    少しすると原さんが走り寄ってきて彩香に向かって一言『お前も舞台ん上がらんね!』と、彩香を舞台へと押していく。その後ろをシゲさんが走ってついていく。千羽はその展開と彩香の驚いた顔をみて笑ってしまった。

    2007-11-25 13:48:00
  • 51:

    彩香は舞台に上げられて、顔を真っ赤にしながら立っている。千羽はその姿を見て、いつの間にか大爆笑していた。そして、彩香の後をついて行ったシゲさんはマイクを彩香から奪いとり、陽気に歌いだしたもんだから島の人達は大爆笑だった。そこに1台の車が止まる。出てきた男は額に熱さまシートを貼っている。

    2007-11-25 13:53:00
  • 52:

    彩香はその男を見つけると『和田さん!』と叫ぶ。
    それでもシゲさんはまだ陽気に歌を歌っている。
    和田さんという人は走って彩香の下に行くと千羽に頭を下げて舞台の上に上っていった。

    2007-11-25 13:55:00
  • 53:

    それからシゲさんが持っているマイクを取り上げ、でかい声で『わしは新しい先生が来てくれて嬉しい!やっと少しは自由になれるんじゃ!』と言って今度は彩香にマイクを渡して、舞台から降りてくる。
    彩香は『あ…はい。嬉しいです…。』と挨拶をして、シゲさんにマイクを渡して降りてくる。
    先に降りてきた和田さんは千羽の腕を掴み、『わしは嬉しいです!先生!わしは和田って言うとです!』と凄い笑顔で話かけてくる。後から来た彩香は和田に向かって『何やってんの?熱まだあるんでしょ?』と聞いてみる。

    2007-11-25 14:01:00
  • 54:

    その言葉に和田は振り返る。彩香はしかめっ面で『まだ寝てなきゃダメじゃない』と口を尖らせながら言う。すると和田はもの凄いキラキラとした瞳で千羽を見て、『新しい先生が来てくださったんじゃ!寝てなんかおれんじゃろ?!』と彩香に向かって言うと彩香は『またいつでも会えるでしょーが…』と言ったもんだから和田は『そうか!!』と言う顔をしたかと思うと千羽に向かって『ワシは和田って言います!この島の事や解らん事があれば何でも聞いてください!』と言った。千羽は少し笑い、『僕は狩麻千羽と言います。解らない事は和田さんにお聞きしますね』と微笑んだ。

    2007-11-27 00:42:00
  • 55:

    その姿を見た和田はおもいっきり笑顔で『それじゃー今日はワシは帰ります!このままいたら彩香さんに怒られてしまう!』と彩香を指差しながら言った。
    彩香『何か言った??!』と怖い顔をしたもんだから和田は千羽に頭を下げて、そそくさと自分の車に乗り込み手を降りながら帰っていった。

    2007-11-27 00:46:00
  • 56:

    彩香はその姿を見て、『あの人よっぽど先生が来てくれた事が嬉しかったみたいですね(^-^)熱が38度近くまであるのに…』と少し呆れた顔で千羽に話かける。千羽は少し考えて『彩香さん。車の鍵貸してください。』と少し焦った顔をしている。

    2007-11-27 00:51:00
  • 57:

    彩香は千羽の表情を見て、『どうしたんですか?車なら貸しますケド…』と顔を覗きこむ。千羽『どんな人間でも38度近くになると真っ直ぐ進めなくなるんです。これだけ広い道路があっても少しクラッとしただけでも命取りだ…。』と、彩香が差し出している鍵を受け取り車まで走る。
    彩香『でも大丈夫ですよ!和田さん体は強い方じゃないんで熱なんかしょっちゅうですし!』と千羽に向かって叫びながら追い掛ける。

    2007-11-27 00:56:00
  • 58:

    そして、先に車に着いた千羽は車に乗り込みエンジンをかける。窓を開けて彩香に向かって『乗ってください!』と叫ぶ。彩香は何が何だか解らないがとにかく言われた通りに車に乗り込む。千羽『和田さんが普段通る道って解りますか?』いきなりの質問で、彩香は『えっと…』と詰まったものの、思いだし『あっ!そこを右に曲がって次は左です!』と道を教える。

    2007-11-27 01:01:00
  • 59:

    千羽は『ありがとう』とだけ言うと、片手で運転しながら彩香の胸元に手を伸ばす。彩香『何するんですかッ!!!』と手を払いのけようとしたら、千羽の手はシートベルトを掴み、彩香に持たせた。彩香『あ…すいません』と恥ずかしくなりながらもシートベルトを着用する。

    2007-11-27 01:04:00
  • 60:

    『カチッ』彩香がシートベルトを着用した音がしたとたん車はもの凄いスピードを出して走りだした。
    千羽『ごめんね。ちょっと無理があるかもしれないけど我慢して。』と目の前の道を見つめながら話し掛けてくる。彩香『大丈夫です…わッ!』大丈夫といいながらもスピードと車の揺れにビビってしまう。

    2007-11-27 01:08:00
  • 61:

    彩香が車の衝撃で胸ポケットから落ちてしまったリップを取ろうと下を向いた時『キキィーッ』と車が止まる。彩香は衝撃で頭を軽く打つ。『痛ッ!』その声と同時に千羽は車のドアを開け、飛び出していった。
    彩香は頭を擦りながら顔をあげて目の前のガラスから千羽の行く先を見てみると車が崖からギリギリのトコロで止まっているのが見えた。

    2007-11-27 01:12:00
  • 62:

    彩香は声を出す暇もなく車から飛び出し、千羽の下に走る。車を見てみると間違いなく和田の車と言うことが分かった。彩香『嘘…』とその場に立ちすくんでいると千羽は崖から飛び降りて行った。彩香『ダメッ!』と崖から身を乗り出して覗いて見ると、千羽は顔にかすり傷は負っているものの、そのまま走って木が生い茂っているところまで走っていく。

    2007-11-27 01:17:00
  • 63:

    彩香はその姿に安心したもののふと考える。
    『そうだ!車は?!』
    和田さんが乗っていた車は奇跡的にも目の前の木に引っ掛かって止まっていたのだ。彩香は車に走りより、中をのぞく。するとドアは閉まっているのに和田の姿がない。彩香が目を見開いていると、崖のしたから声が聞こえた。
    千羽『彩香さん!今すぐ広場に戻って酒を飲んでいない男の人を4人連れてきてください!後、彩香さんの車の中にあった薬箱を投げて!』と叫んでいる。
    彩香は無言で頷き車に走っていき、ドアを開けて薬箱を取出し、ドアも閉めずに崖の方に走る。

    2007-11-27 01:23:00
  • 64:

    彩香が崖の上から薬箱を投げるべきか投げまいか考えてあたふたしていると、千羽が彩香のその姿を見て、『大丈夫!投げてください!心配しないで!』と言ってきたもんだから彩香は戸惑いながらも薬箱を放り投げた。すると崖の下にいた千羽は両手でしっかりと箱をキャッチしたものの衝撃で顔を切ってしまい、頬から血が出ているのが崖の上からでもわかった。

    2007-11-27 01:27:00
  • 65:

    彩香がその姿を見て、泣きだしそうになっているのを見て、千羽『彩香さん!僕なら大丈夫だから皆を呼んできてください!後ロープも必要です!』とだけ伝えて、また木の茂みの中に消えていってしまった。

    2007-11-27 01:29:00
  • 66:

    名無しさん

    イメージはDr.コトーを思い出させられた〜?

    頑張ってね?

    2007-11-27 03:48:00
  • 67:

    69さん書きあざッす??
    そですね?主はコトーが大好きなもんで…。ワラ
    でもアレってまだ続くのでしょーか???
    主は一味違うコトー(?)を書いていきます?
    ハッピーエンドになるのやらならんのやら?

    とにかく69さん?
    これからも読んでいただけたら嬉しいです??

    でわでわ?もう少ししたら書き始めるとです?
    その前にご飯?食べてきまっす?
    呼んだ人はぜひぜひ書きしてくださいね?

    2007-11-27 12:08:00
  • 68:

    彩香はその姿を見送って、車に走っていく。ドアを開けてエンジンをかけ、皆のいる広場に物凄いスピードで走っていく。
    そのころ千羽は崖の下で頭から血を流していた和田を見つけて、ポケットに入れていたハンカチを頭に当てて彩香がくるのを待つしかなかった。

    2007-11-27 13:19:00
  • 69:

    彩香はやっと広場に着き、急いで原が持っているマイクを奪い取り、『この中で今酒を飲んでない、酔っ払ってない人は手をあげて!』と叫ぶ。すると千羽を船で運んできた船の運転手が手を挙げた彩香『拓(たく)さん!お願い!何も言わないで私と一緒な来て!』と言ったもので拓は『…』彩香の言葉に無言で頷き彩香の方に歩いてくる。

    2007-11-27 14:51:00
  • 70:

    彩香はその拓が頷いてくれた事は嬉しいがあと3人は必要なのだ。彩香はとうとう泣いてしまった。『お願い!急がないとダメなんです!!!』と叫ぶ。
    彩香のその姿をみて、飲んでいた島の皆がガヤガヤとしだす。
    その中でシゲは彩香に向かって『何があった!!!』と酔いが覚めたとばかりに駆け寄ってくる。

    2007-11-27 14:55:00
  • 71:

    その頃、千羽は和田の頭に包帯を巻いていた。
    (今はこれだけしかできないな…)と彩香が来るのを待っていると、車のキキィーッという音が聞こえて、バタンッというドアの閉まる音も聞こえた。
    千羽は(来た…)と目を瞑る。
    凉達は彩香が指差した方の崖の下をのぞくと人が倒れているのが見えたので、凉は崖から飛び降りようとする。千羽はその姿をみて、『来るなッ!』と叫ぶ。
    凉はその声にビクッとして『じゃあどうすればいいんね!』と叫ぶ。千羽は『ロープあるかな?そのロープを垂らしてほしい。』と静かに答える。
    拓はロープを垂らして千羽に向かって『こいつでいけるか?!』と叫ぶ。
    千羽は大きく頷き、垂れてきたロープを和田の体に巻き付ける。

    2007-11-27 15:14:00
  • 72:

    千羽はもう大丈夫だと手を上げて合図すると同時に地面に尻をついた。
    崖の上では子供たちと拓が必死にロープを引っ張っている。

    2007-11-27 15:25:00
  • 73:

    そして、とうとう和田は崖の上に着いた。そして子供たちは和田を括っているロープを外している。拓は千羽に向かって『アンタは自分で登ってこられるか?』と聞いてみる。千羽は手を上げて『大丈夫です』と言い目を閉じた。

    2007-11-27 21:13:00
  • 74:

    そうこうしてる間にバタンバタンと車のドアが閉まる音がして車が去っていった。千羽はまだボーッと考えて事をしている。
    すると崖の上でがさがさと音が聞こえる。『動物?』と千羽が上を見上げていると彩香が顔を出した。

    2007-11-27 21:16:00
  • 75:

    千羽はその顔をみて、安心したのと、面白かったのとで笑いだした。
    彩香は『笑わないでください…。』と泣いているのが見えた。千羽は『はいはい』と下をうつむき立ち上がる。彩香は『今助けにいきますね』と崖を降りようとしている。千羽は『降りてきたら同じですよ?僕が助けに行きます。』と笑いながら木に手をかける。

    2007-11-27 21:21:00
  • 76:

    彩香『でも…怪我…』と、言葉に詰まっている。千羽『大丈夫ですよ。確かに疲れましたけど。』と、どんどん木を踏み台にして上に登ってくる。彩香『…』未だに涙が止まらない。彩香が顔をあげると千羽が目の前にいた。頬からは未だに血が滴れている。

    2007-11-27 21:25:00
  • 77:

    彩香『血が…』と自分のポケットからハンカチを取り出して千羽に渡す。千羽は『ありがとう』と微笑んで広場に向かって歩きだす。一回振り返ってみる。彩香はまだ泣いている。千羽は微笑みながら手を伸ばしてみる。彩香は泣きながら『手なんか繋ぎません!ていうかもっと固い人だと思ってました!』と早歩きで千羽を追い越して歩いていく。千羽は先に歩いていく彩香の背中を見つめて笑った。彩香は安心してスグに眠れそうだった。

    2007-11-27 21:36:00
  • 78:

    名無しさん

    a

    2007-11-30 09:24:00
  • 79:

    .

    あげ

    2007-11-30 11:00:00
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