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未来は君のもの。

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  • 1:

    歌を歌いたいんだ。
    この声が例え届かなくても。

    2005-10-03 23:15:00
  • 2:

    そう・・・
    あの頃は、いっぱい夢があった。
    なぁ、学。
    あんたと巡り会ったのってきっとな、神様が最初から決めてたんやで?
    あたしは、学に会う為にきっと生まれてきたんやで。

    2005-10-03 23:25:00
  • 3:

    「村上」『はい』
    「森下」『はい』
    「山口」『はい『はい!』
    声がかぶった。先生もクラスのみんなもあたしと…隣に座ってる男子を見て静まりかえった。

    2005-10-03 23:29:00
  • 4:

    あたしはびっくりして隣の男子を見ると隣の男子もびっくりしていた。
    「なんやお前等二人とも山口かぁ!けど今は男子の名前呼んどるから山口学の方やな!入学そうそうぼぉっとしとったらあかんど笑。山口歩」

    2005-10-03 23:33:00
  • 5:

    「なぁなぁ!格好いい人おったぁ?!可愛い子おったぁ?!」
    新しい制服のままさっそくあたしは違う学校に行った香と地元で待ち合わせして喫茶店に入った☆何かこういうのに憧れてたから嬉しかったりする☆

    2005-10-03 23:44:00
  • 6:

    香と二人アイスミルクティ☆を頼んで仲良く飲む。
    「あんま見てへんからなぁ(;^_^A分からんかったわぁ…」それを聞いて香はがっかりした様やった。
    「歩が行った学校さぁ格好いい人多いって有名やん☆うちは女子校やからなぁ!」

    2005-10-04 00:27:00
  • 7:

    「そっちはどうやった?友達とか出来た?」
    「う〜ん…後ろの席の子とはちょっと話したけどさぁ、なんかヤンキーいっぱいやったぁ(*_*)」
    香は苦笑いしながら話す。

    2005-10-04 00:33:00
  • 8:

    次の日。
    あたしは早めに家を出て電車に乗り学校に着いた。ってか早くに来すぎたかなっ、生徒は見当たらんかったけどグラウンドでサッカー部らしき集まりが練習していて朝日が似合ってた。二年生かなぁ…三年かなぁ…てな感じであたしはついつい立ち止まりフェンス越しに見とれてしまっていた。

    2005-10-04 00:41:00
  • 9:

    「山口歩!」
    後ろから声をかけられてあたしはびっくりして凄い勢いで振り返ると。
    にんまり笑う奴がいた。
    山口学だ。
    学はあたしの前で立ち止まるとグラウンドを見て、またあたしの顔を見た。

    2005-10-04 00:46:00
  • 10:

    「かっこええなぁ!やっぱサッカーにしよっかねぇ?男はサッカーって感じ?」こいつ何?なんか慣れ慣れしくない?!
    「…さぁ」あたしは多分ものすごい引いた顔できっと答えた。だって学が苦笑いしたから…。
    「まぁいっかぁ☆教室行くんやろ?」学が校舎を指差した。

    2005-10-04 00:52:00
  • 11:

    あたしは黙ってうなずいた。
    すると。
    ひょい!っとあたしのかばんを学が持ったというか無理矢理勢いにまかせて奪ったというか、なんせあたしのかばんが学の手にいってた。

    2005-10-04 00:55:00
  • 12:

    学の性格なんてあの時あたし全く知らんかったから、ただの馴れ馴れしい本間ちゃらちゃらした奴としか思わんかった。
    茶髪やしピアスしとうし制服のズボンかなり腰で履いてたし。

    2005-10-04 01:27:00
  • 13:

    結局教室まで学はさっさと歩きあたしが教室に着いた時にはあたしのかばんが机の上に置いてあって本間むかついた。
    学は机の上に両足をどぉんと置いて椅子に座ってガムを食べながらあたしをじぃぃっと横目で見ていた。ってか視線感じたから見たらおもいっきり目が合ったねん。

    2005-10-04 01:31:00
  • 14:

    「オレさぁ中学んとき、めっさモテてたんやけどなぁ…」
    はぁ?!まじこいつ何?馴れ馴れしい上にナル?!本間うざい。
    あたしは無視して座った。「おいおい!無視すんなよぉ笑。本間やねんからしゃあないやん!まぁその内分かるわ!オレのかっこよさ!」そう言いながらまたにっこり微笑んで次は風船ガム作り出した。

    2005-10-04 01:36:00
  • 15:

    学は何かあたしに馴れ馴れしくて、正直本間にうざかった。名前が一緒やからとか席が隣やからとか言ってきたりしてたけど。
    けど、一ヵ月くらい経ってクラスに馴染んだ頃学が人気出だしてあの朝学が自信満々に言ってた事が事実になってあたしはむかついた。

    2005-10-04 01:40:00
  • 16:

    その時めっちゃ仲良くなったばかりの真理は
    「山口学かっこええやん!うちタイプやで☆ってかクラスの女子もほかのクラスの女子も結構そう思っとうで?歩くらいちゃう?山口嫌っとんの」
    あたしだけ?あたしだけが嫌ってるん?あたしは本間疑問やった。
    「どこがかっこいいん?」真剣に聞くと真理は少し笑った後

    2005-10-04 01:46:00
  • 17:

    「顔かっこいいし、スポーツできるし、歌うまいとこ!」
    え?歌うまいとこ??
    あいつの歌なんか聞いた事ないで?
    「歌?真理カラオケ行ったん?」あたしは普通に聞いた。普通に。
    すると真理はびっくりした顔であたしに言った。「行ってへんわ( ̄□ ̄;)!!ってか歩知らんの??山口の歌」

    2005-10-04 01:52:00
  • 18:

    「??知らんで?えっ…みんな知っとん?」あたしは真剣に聞くと真理は「昼休みになったら連れてったるわ☆絶対惚れるで!」自信にあふれたいい方してた。
    あたしには意味が分からんかった。
    教室に戻って気付いた。学を見に来てる女子が結構いる事とクラスの女子がちらちら学を意識して見てる事を。学は無邪気に男子とトランプしてる。

    2005-10-04 01:58:00
  • 19:

    歌って?何?
    昼休みになったらなんか分かるん?そんな疑問が頭をぐるぐる回った。
    授業が始まり席に着いてからあたしは何気なく隣の学を横目で見ているとそれに気付いた学と目が合ってあたしはついつい目をそらして黒板を見た。

    2005-10-04 02:04:00
  • 20:

    しばらくするとあたしの机に、ぽんっ!
    小さいゴミ?のような物が飛んできてすぐ学を見ると口ぱくで《読んで!》と言われあたしは、眉間にシワをよせて《えっ?》って顔をしてからその小さいゴミクズのようなものを静かに開く。先生の目を盗みながら…。

    2005-10-04 02:18:00
  • 21:

    小さく小さくなったゴミくずは、ノート一枚を不器用にちぎったもので、きったない字で雑に文字が書いてあった。

    2005-10-04 02:22:00
  • 22:

    名無しさん

    ?

    2005-10-04 02:25:00
  • 23:

    君からもらったものは
    LALALA…
    そう 何ものにも変えがたい
    LALALA…
    そう君自身で  君全部で

    2005-10-04 02:26:00
  • 24:

    不器用な感情表現も
    今なら全て  そう  受けとめよう

    君の未来をここで照らしたい
    僕はいつでも そばに居るから
    笑ってごらんmy honey
    ほら 少し 空が晴れた

    2005-10-04 02:29:00
  • 25:

    略)
    笑ってごらんmy honey
    ほら 少し 空が晴れた

    2005-10-04 02:33:00
  • 26:

    あげてくれた人ありがとうです????
    読んでくれてめっちゃ感動です!

    2005-10-04 02:34:00
  • 27:

    何だこれ?何かの歌詞?
    あたしの頭はクエスチョンマーク?????五個って感じになったからさりげに学を見ると学が口ぱくで
    《ええ歌詞やろ?》ってめっちゃ嬉しそうに言ってきた。

    2005-10-04 02:38:00
  • 28:

    あたしは《誰の歌の歌詞?》って聞いたら学はいきなり手あげて前に歩きだしてみんなびっくりしたのと先生が教科書持ったまま固まっていた。っていうか何?!急に何?!

    2005-10-04 02:41:00
  • 29:

    教壇の横に立ちいきなり
    「ハッピーニューイヤァ!!!」
    叫んだ( ̄□ ̄;)!!
    学がいきなし本間にいきなし叫んだ。それを見てみんな大笑い。先生も。

    2005-10-04 02:45:00
  • 30:

    あたしは本間びっくりしてみんなが笑ってる意味が本間分からんかった。ってか先生も何で泣きながら笑ってんねん…。
    学は両手を挙げながら何か歌いだした。しかも聞いた事ない歌を。みんなは笑いながら手拍子してるし先生はにこにこしながら見てる。

    2005-10-04 02:48:00
  • 31:

    そのうちあたしは学の歌のうまさにひきこまれていくのがわかった。伸びやかな声。きれいな声にすこしかすれた声
    楽しそうにアカペラで学は踊りながら歌い窓際に行き歌う。外は雲一つない晴天。太陽から注がれるキラキラした光がまるでスポットライトのようだ。

    2005-10-04 02:52:00
  • 32:

    それは天性だろう。
    作られたものじゃなくこれがきっと持って生まれた才能。
    歌う為に学はきっと生まれてきたんだとあたしはその時思った。
    自然で出来たスポットライトがきれいだった。
    学はその7か月後にこの世からいなくなることなど誰も知らない。

    2005-10-04 02:57:00
  • 33:

    歩の中で学が変わっていったのはまだまだ先だけど、なんかキラキラしてるし何より意外な一面にびっくしだった。
    シワまみれの学からもらった歌詞は、学の作ったオリジナルの歌詞だって歌を聞いてる時気付いた。

    2005-10-04 03:19:00
  • 34:

    「山口本間どんなテンションやねん笑!」
    「歌いたいから歌っただけやぁ!」
    休み時間学と秋定がでっかい声で男子にかこまれながらわいわい話しながら笑い合ってた。
    もちのろん、あの歌声は静まり帰った校舎全部じゃないけど聞こえてたと思う。この群がる違うクラスの女子を見たらなんとなぁく分かった。

    2005-10-04 03:28:00
  • 35:

    今ならきっと、
    今もし、この時に戻れたなら、間違いなくあたしは学をちゃんと見つめてた。
    けどこの時のあたしは、まだ学の存在なんてどうでもよかったなぁ。
    本間に大事な人の存在なんていなくなって初めて気付くねんからしゃあない…

    2005-10-04 03:56:00
  • 36:

    学、愛してる。だから一緒に死にたいと思った。

    2005-10-04 04:05:00
  • 37:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    ↑あたしじゃないんで。
    実話やねんからあらさんといてください。

    2005-10-04 10:34:00
  • 38:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    あたしは真理と真理の席で雑誌を見ていた。ていうか、たいがい他のクラスの奴うざすぎ。
    「さっきはばりびっくりしたなぁ」真理は小さい声で雑誌を見ながらそう言った。
    あたしは学を見ながら「 本間意味不明で引いた。あんな奴どこがええんか全く分からん」
    あたしがそう言い切ると真理は少しほほ笑みながら
    「聞き入ってたくせに☆」そんな事を言った。

    2005-10-04 11:34:00
  • 39:

    「確かに歌はめっちゃうまかったけど常識ないしチャラチャラしとうし馴れ馴れしいやん…本間ありえんし」
    その時
    ぽんっ☆
    あたしの頭に何か当たってあたしは床に落ちたゴミくずみたいな物を拾い周りを見るとみんなあたしを見ていたからびっくりした。

    2005-10-04 11:39:00
  • 40:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「歩うしろ…」真理が少し動揺したような言い方するからあたしは(えっ?)って表情してからゆっくり後ろを向いたら、教壇の上に座ってる学が人差し指と親指でピストルの形を作って構えてから
    「ばん!」って言って撃つふりをした。

    2005-10-04 11:43:00
  • 41:

    みんなの視線あたしに集中(*_*)
    「こらっ☆聞こえとんねん!」そう言ってにんまり笑った。
    かぁぁぁっ!あたしの体が熱くなっていくのが分かった。
    ってかあたし小さい声やったのに…。

    2005-10-04 11:59:00
  • 42:


    昼休みになった☆あたしと真理は食堂でご飯食べてから真理が体育館に行こうと言ったのであたしは休み時間の真理が言ってた事を思い出し体育館に行く事にした。食堂から少し歩いたところに体育館があり、女子達が後ろから嬉しそうに走って体育館の方に行った。男子も結構なんか走って行っててあたしはびっくりしながら真理に聞いた。
    「何なん?なんかあんの?」真理は行けば分かるという感じであたしの手をつかみ走りだした。

    2005-10-04 12:42:00
  • 43:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    体育館に入る手前まで行くと何か体育館の中から音と歌声?が聞こえてきだして近づくたびにその音は大きくなりだしてあたしはびっくりした。
    「靴なくなったあかんから持って入ろ☆」そう言って真理は靴を脱いで手で持った。すごい音が閉まった扉から聞こえてくる。

    2005-10-04 12:49:00
  • 44:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    あたしは靴を手に持ち、真理が体育館の扉を開けた。
    中を見るとすごい生徒の数と舞台上から聞こえてくる音と歌声にあたしはびっくりして体育館の中に一歩入って立ち止まった。

    2005-10-04 12:57:00
  • 45:

    真理が扉を閉めてあたしの手をひっぱりぐいぐい舞台近くに進む。あたしは引っ張られるがまま歩いて生徒の中をかきわけていくと舞台に立ってきもちよさそうに歌う学が視界にはいった。学は堂々とマイクスタンドに片手を置いて楽しそうに歌を歌う。どこから持ってきたのか、ドラムもベースもちゃんとあって物凄いちゃんとした演奏していてみんなも盛り上がっていた。

    2005-10-04 13:25:00
  • 46:

    真理は耳元で「すごいやろ?!山口学園祭で歌うねんで!」って叫んだ。大音量やから叫ばな聞こえんかったから、あたしも真理の耳元で「学園祭?!」って聞き返すと真理はにっこりしながら二回うなずいて舞台上を見ながらうきうきしていた。

    2005-10-04 13:30:00
  • 47:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    学園祭で?…歌う?
    あたしは、ただぼぉっとしながら学の歌う姿を見ていた。
    学は本間に気持ちよさげに歌い踊りまるで芸能人みたいに見えた。茶髪もピアスも腰にずらしたズボンも捲り上げたカッターの袖も三つめまで開けた胸元のボタンも格好よく見えた。

    2005-10-04 13:35:00
  • 48:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    先生も見に来ていて腕組みしながらにこにこ見ていてあたしは、学のモテル理由がその時少しだけ分かった気がした。

    2005-10-04 13:43:00
  • 49:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    演奏してるのは二年と三年で、学は中学からバンド活動していて地元じゃかなり有名だったらしくこの学校で学を見つけたドラムの先輩が学を誘って半月前から練習してるらしい。
    あたしは今まで全く気付かなかったのは何でやろうって自分で思った。

    2005-10-04 13:47:00
  • 50:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    昼休みが終わり五時間目の授業が始まると普通に学は席にいて、さっきとは別人で変な気分だった。
    あたしはテレビでしかあぁいうのを見た事がなくて物凄い衝撃的で刺激的で体の中からくる音に感動すら覚えた。その音に綺麗に交わる学の声は、まるで魔法みたいできっとこれが魅力なんだなぁとか思った。力強く伸びやかで歌詞一つ一つに魂があるみたいで本間すごい。

    2005-10-04 15:03:00
  • 51:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    六月。学の人気は学校内で納まらなくついには他校まで巻き込んでまじでもんのすごい人気になっていた。噂が噂を呼んで名前だけ暴走したんやと思う。
    学園祭は秋に盛大に行われる。きっとすごい人が集まるんやろなぁ。なんてあたしは他人事やった。
    もっぱら女子の中で【山口に彼女おるんか】とかが毎回話題にあがってた。あたしと学は席が物凄い離れてたし正直どうでもよかったしあたしには好きな人すら見つからなかった。
    真理に誘われて昼休み何回か体育館に行ったけどその度に真理が騒いでたから正直ちょっとしんどかったりもした。

    2005-10-04 15:24:00
  • 52:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    そんなある日、あたしはゴミ捨てに行った時、焼却炉のところで後ろから肩をたたかれ振り向くと人差し指があたしのほっぺにささった。
    「歩のほっぺ柔らかぁ☆」にんまり笑う学がいた。
    あたしは驚いてすぐ離れてごみ箱を胸に抱えて固まった。

    2005-10-04 15:29:00
  • 53:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    何よりも何で呼び捨て?!何ちゅう奴やねん!ってな感情が一番前にあった。
    そんなあたしを見て学は優しく微笑んで校舎の壁にもたれながらうんこ座りをして地面にはえた草をむしりながら「歩彼氏おんの?」って聞いてきた。

    2005-10-04 15:32:00
  • 54:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    は?彼氏?!
    何でこんな奴にあたしの事話す必要があんねん!図々しいわ!みたいな感じやったからあたしの中では。
    「別におらん。じゃあね」愛想ないかんじで言ってあたしは歩きだした。

    2005-10-04 15:36:00
  • 55:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    すれ違いかけた女子達は学の姿を見て「わぁ☆山口学やん☆」すれ違い際に小さい声で嬉しそうに話している声が聞こえたから少し歩いてから振り返ったら学と女子達が楽しそうに話してるのを見てあたしは
    軽い奴
    なんて思いながら空を見上げるとでっかい長い雲が夕空をのんびり泳いでた。

    2005-10-04 15:41:00
  • 56:

    名無しさん

    面白い?頑張って更新してね?

    2005-10-04 16:22:00
  • 57:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    ありがとうございます???????
    がんばります!

    2005-10-04 17:10:00
  • 58:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「歩って山口の事どう思っとん?」
    トイレでたまたまあったクラスの川畑さんに聞かれた。川畑さんはちょっとヤンキーぽい感じで学の事好きって噂聞いた事がある。

    2005-10-04 17:18:00
  • 59:

    名無しさん

    おもしろい?頑張ってください?楽しみにします?

    2005-10-04 17:28:00
  • 60:

    ぁゅみ

    めっちゃ早く続きが見たぃから頑張ってょぉ↑↑(>_

    2005-10-05 00:03:00
  • 61:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    名無しさん、あゅみさんありがとうございます????めっちゃ嬉しいです!

    2005-10-05 04:40:00
  • 62:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    一緒にいた真理と一瞬目が合ってからあたしは川畑さんを見てから
    「どうもこうも無いで?好きとか全くないし」
    「ふーん。分かった。ありがと」川畑さんはそう言って黙ってトイレから出ていった。
    あたしと真理はただびっくりしながらっていうかちょい焦った。

    2005-10-05 04:56:00
  • 63:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    何であたしが寄りによって学への気持ちなんか聞かれてんやろ(−_−メ)
    まじありえん。好きなわけあらへんやんけっ。あんな変な奴。勘弁してほしいわ!

    2005-10-05 04:59:00
  • 64:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    あたしはそんな感情しか持てんかった。
    確かに学はいるだけで周りに笑顔を与えたりしてくれたり、幸せな気持ちにさせてくれてたと思う。
    けどあたしは、あたしにとってはうっとかった。ただの調子乗りにしかみえんかった。

    2005-10-05 05:03:00
  • 65:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    梅雨に入り雨の日が続いて本間だるかった。
    あの日はたまたま晴れた日やったから覚えてる。
    いつもより早く起きて何となく早めに家を出て電車に乗り駅に着いて改札出た所であたしは見てしまった。

    2005-10-05 05:07:00
  • 66:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    売店の隣の自動販売機の隣でキスしてるのを。
    ………?!………
    それは、学と他校の可愛らしい女子だった。
    あたしは慌てて見るのをやめて駅から出て早足で学校へ向かった。

    2005-10-05 05:12:00
  • 67:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    歩きながらあたしは何故かちょっとショックだった。何でちょっとショックなんやろ…
    そんな感じやったけど、早足で歩いていた。かなり前の方に部活の朝練に向かう生徒とかおって、あたしはちょっと早すぎ登校に気付いて歩くスピードを遅くした。

    2005-10-05 14:59:00
  • 68:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    ぽん☆彡
    後ろから何か飛んできてあたしの頭に当たってアスファルトに落ちた。
    あたしは頭をさすりながらあたしの頭に当たって落ちた丸まった紙をとって後ろを向くと
    ぷすっ
    学がにんまり笑い人差し指をあたしのほっぺに押しつけて

    2005-10-05 15:06:00
  • 69:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    (`´)!!
    ムッカァァァ!!
    また山口学かぁぁぁぁい!
    あたしは、丸めた紙を学に押しつけて無視して歩いた。
    お前は彼女とラブラブしとけっっ!って思いながら。

    2005-10-05 15:11:00
  • 70:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「おい!待てよぉ〜!歩!」後ろから情けない声ってゆうか、多分ルパンの真似でもしとんかなぁ。まぁなんせそんな風な声であたしを呼ぶ。。  あたしはもちろん無視。
    「お〜い!歩ぅ!無視すんなやぁ!」  あたし、無視。
    「お〜い!山口歩ぅ〜!お〜いお〜いおぉぉぉぉい!」

    2005-10-05 15:16:00
  • 71:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    ………無視。
    「はっ!はっ!はっ!あっ!ゆっ!むっ!むつむつむつむっむっむしぃぃ!」
    うざい(−_−メ)ほっとこう。むつむつむしぃって何やねん?
    「みなさぁぁん聞いてくださぁぁい!あの前を歩いてる山口歩さんがぁぁ「あんたはうっさいねぇぇん!」あたしはムカつきすぎて叫んだ。

    2005-10-05 15:22:00
  • 72:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    犬の散歩してるおばさんがくすくす笑いながら通り過ぎて行く。
    ( -_-)本間うっといこの男。。
    あたしは思いきり学を睨んでると学はにんまり笑い走って近づいてきた。

    2005-10-05 15:27:00
  • 73:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「おはよう☆一緒に行こうぜっ☆ってかさぁ歩さぁ人のラブシーンを盗見すんなやぁ(^ε^)」
    あたしはそれを聞いて駅で見た事を思い出しながら歩いた。「あんなとこでする方が悪いって…」学は眉間にシワを寄せて何か考えてるみたいだった。
    「あの人可愛いな。彼女?」あたしが学に聞くと学は照れながらうなずいた。

    2005-10-05 15:45:00
  • 74:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    学の顔が少し赤くなったのを見てあたしは微笑んだ。「オレの宝物(^-^)」
    いつものにんまり笑顔じゃなく切なく優しい微笑みで学は小さな声であたしに言った。
    深い青色をつくる空に太陽が光の糸をいくつも作って学の茶いろの髪に天使の輪をつくった。

    2005-10-05 15:52:00
  • 75:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    学?あんたの大事に想う宝物の彼女は、今でも学の事
    今でも今でも探してるよ…生まれ変わったら
    ちゃんと捕まえてあんたの笑顔で幸せ与えてあげやぁ。

    2005-10-05 16:00:00
  • 76:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    歩きながら学は宝物にしてる彼女の話を嬉しそうにあたしに話してくれた。
    あたしはその学を見ながらあたしもそう想われるような付き合いしたい!彼氏欲しいって本間に思った。
    「俺な、彼女おること初めて連れ以外に言ったねん」「そうなん?何で?」
    「ん?そりゃ俺がモテるからに決まってんやん☆」にんまり笑顔で学はそう言った。

    2005-10-05 16:17:00
  • 77:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「どんだけナルやねん( -_-)」
    「ははっ!うそうそ笑☆今は別に学校違うし言ってもいいねんけど、中学ん時あいつ…彼女が俺の事でちょっといやがらせみたいなん受けたからなんか癖で、朝早くやったら誰にも見つからんやろ?…あっ!歩に見つかったか笑☆」学はそう言った。

    2005-10-05 16:25:00
  • 78:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「別に人に言うつもりもないし大丈夫やで心配せんでも…ってかさぁ山口って歌めっちゃうまいよなぁ」
    「歌?あぁ…めっちゃ腹から声だすし歌う時世界にはいるからきもくない?俺は歌好きやからただ歌ってるだけやでっていうか、学でええで☆名字同じやから自分で自分の名前言ってるみたいできもくならん?」

    2005-10-05 17:19:00
  • 79:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    それであたしの事呼び捨てで呼んでんやぁ…。言われてみれば同じ名字言うのきもいかも…
    「歩は?歌とか嫌い?…あっ!はせやぁん!おはようっす!」学校の門入って少し歩いた時グラウンドに担任の長谷川先生がいたから学がフェンス越しに叫ぶと長谷川先生がこちらを向いた。

    2005-10-05 17:24:00
  • 80:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「おはよう!山口おまえ先生に向かってはせやんはないやろ?長谷川先生って言えよ!ズボンはちゃんと履きなさい!」
    「ええやん☆はせやんで!んじゃはせやんまたなぁ☆」学はにんまり笑った。
    「おはようございます」あたしがあいさつすると先生はあたしを見て「おはよう(^-^)山口!山口を見習えよ」

    2005-10-05 17:29:00
  • 81:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    学とあたしは顔を見合わせて笑った。
    「どっちがどっち見習うんか分からんやん笑!はせやんおもろいなぁ」学がそう言うとあたしに「行こうぜ☆おっさんなんかほっとこ」って言ってあたしのカバンを持って歩きだした。
    「山口!バンド頑張れよ!学際楽しみにしとうからな!」先生がそう言うと学が「俺に惚れたらやけどすんで!」ってにんまり笑いながら言って歩いた。

    2005-10-05 17:37:00
  • 82:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    先生は困った顔で笑ってた。あたしは、学の後ろを歩きながら気になる事を聞いた。
    「なんで髪の事は注意されんの?」あたしが聞くと学は、えっ?って顔してから「地毛やからなぁ笑。注意されんねん」

    2005-10-05 18:57:00
  • 83:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「えっ?その色?」「そうやで笑!俺ハーフやねん」
    「そうなん?!」「もしかして歩、俺が髪脱色しとうと思ったん?!」学はびっくりした顔で聞いてきたからあたしはうなずいた。

    2005-10-05 19:01:00
  • 84:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「そうやったんやぁ(◎-◎;)校則違反やんけっ!俺はいたってまじめやで!」
    「どこがまじめやねん(・・;)」
    教室に入ると学は席にあたしのカバンを置いて窓を開けて背伸びした。

    2005-10-05 19:05:00
  • 85:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    あたしも席の隣の窓を開けて椅子に座りながら外を見た。
    朝の匂いと太陽の幾つもの光が気持ちいい…。
    ふと学を見ると優しく切ない顔で遠くを見ていてその姿がとても綺麗だった。もしかして、この人はかっこいいのかもって思えた。

    2005-10-06 04:27:00
  • 86:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    そして学は、流行りの歌を小さい声で歌いだしてあたしは聞き入った。
    綺麗な声…。
    誰もいない教室に学と二人であたしだけが聞く学の歌。きっと学に憧れてる人からしたらめっちゃ羨ましい状況なんかもしれんなぁ…。

    2005-10-06 04:34:00
  • 87:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「歩ってまつげ長いねんなぁ」歌うのをやめて学はあたしの前の席の椅子をずらしあたしの方に体をむけて座ってそう言った。
    「…えっ?そんな見んとってよ」あたしがそう言うと学は微笑み口笛をふきながら足首を片足の太ももの上に乗せリズムをとりながら両手で乗せたほうの足に履いてる靴を叩いていた。

    2005-10-06 04:41:00
  • 88:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    ガラガラッ!
    教室のドアが開き村上と秋定が教室に入って来てあたしと学の姿を見てドアを閉めた。…ってオイ( ̄□ ̄;)!!!
    「どないやねん!」学がでっかい声でつっこむとまたドアが開いて村上が「山ちゃぁん、つっこみいいねぇ」って言いながら入ってきた。
    「お前等仲ええなぁ☆山口おはよう」秋定があたしに挨拶してきたからあたしは「おはよう」そう答えた。

    2005-10-06 04:50:00
  • 89:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    二人はそれぞれの席にカバンを置くとあたしと学の隣の席に座り他愛もない話を笑いながら楽しそうに話したりしていてあたしも笑ったりした。この三人は結構女子から人気があったりする三人でちゃんと話すのは今日が初めてだ。

    2005-10-06 05:02:00
  • 90:

    ?

    ???

    2005-10-06 13:14:00
  • 91:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    四人で話てると次々に生徒が校舎に入ってきてあっという間に教室に全員入ってあたしは真理と色々話した。
    こういう朝もいいもんやなぁとか思いながら。
    休み時間を使って、先生が5分ごとに生徒と進路について話すといいだし出席順に生徒が相談室に行っていてあたしは最後の方なので明後日くらいだろうと思いどきどき。ちょうど五月に学年で試験があったから。

    2005-10-06 13:45:00
  • 92:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    真理は二時間目の休み時間に大東君と相談室に行った。男女交互に出席順で行われるため、あたしは学と多分一緒っていうか絶対一緒だね(^o^;
    真理がいない休み時間山崎さんと北村さんと一緒に話す事になった。北村「進路相談あたし放課後やでぇ。めっちゃ嫌やぁ」
    歩「放課後もするん?」北村「あたしから田中さんまでは今日してまうみたいやから山口さんと浩美は明日の放課後やろ」

    2005-10-06 14:08:00
  • 93:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    山崎「ばり最悪やん!放課後とかありえん。山口さん明日一緒に帰ろっ」歩「うん。あたし試験最悪やったからめっちゃ言われそう」北村「長谷川先生怖いもんなぁ。あたしも最悪やったからなぁ」
    歩「長谷川先生怖いよなぁ。前ピアスしとう生徒めっさ怒られてたで」山崎「やばいやん!あたしピアス取って行こっと☆」

    2005-10-06 14:14:00
  • 94:

    歩 ◆GxL2yKkN1M


    昼休みお弁当を食べおわった頃学がいきなり教壇に立った。
    「みんなでドッチしようぜ!おい!そこの女子!お前らもやんねん!」「お前体育館いかんでええんか?」男子の誰かがそう言うと
    「今日は練習お休みぃ(^^)vんじゃみんなでグラウンド行こうぜ」そう言ってほぼ無理矢理…教室にいたみんなをグラウンドに連れ出した。食堂に行けばよかった(>_

    2005-10-06 14:36:00
  • 95:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「おっ!山口ぃお前どこ行くん?」三年のヤンキー四人が学の周りを囲んだ。学校で一番悪い先輩達だけど学は気に入られてるみたいだ。「今からみんなでドッチっす(^O^)先輩は何しとんすか?」「だるいから帰んねん。んじゃなぁ」下駄箱から靴を履きかえ四人の先輩は本当に帰ってしまった。学はにんまり笑いながら見送ってた。

    2005-10-06 14:48:00
  • 96:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「山口ってさぁみんなから好かれとうやんなぁ」真理が歩きながらあたしに言った。あたしは前を歩く学の後ろ姿を見ながら歩いてると野口さんが駆け寄ってきて「そりゃそうやろ(^O^)あいついい奴やもん」そう言ってにっこり笑った。

    2005-10-06 14:53:00
  • 97:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    グラウンドに着くと学はグラウンドの一番前にある校長が朝礼の時にあがる台の上に乗って長谷川先生の真似をしだしてみんなめっちゃ笑ってた。
    「よぉぉし、お前等整列しろ!」先生の真似をしながら学が指示するとみんな朝礼の時の順番で笑いながら並んだけど食堂に行ったりして欠けてるせいもあったけどちゃんと並んだ。

    2005-10-06 15:00:00
  • 98:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    「はい!前にぃならえっ!」みんな笑いながらちゃんとした。
    「はい!小さく前にぃならえっ!」みんなちゃんとしてるのがあたしはおもしろかった。学は大満足したのかボールを秋定に投げてから台の上で歌いだした。しかもでっかい声で。

    2005-10-06 15:05:00
  • 99:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    晴れ渡る青空の下で両手を伸ばし歌う学はとっても楽しそうで、それをみんなも笑顔で楽しそうに見ていた。
    ドッチボールは適当に学がチームを決めてグランドのど真ん中で始まり、みんなで騒いでたら先生達が校舎から出てきて笑いながらグラウンドのうちらを見ていた。

    2005-10-06 15:12:00
  • 100:

    歩 ◆GxL2yKkN1M

    感想とか書いていただけたらうれしいです????

    2005-10-06 15:13:00
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