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サンタさんからの贈り物

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  • 1:

    ぽっちゃ

    季節は12月に入った。だんだん風も厳しくなり、同時に僕の手も厳しくなってきた。手袋でも欲しくなる時期だ。『寒い寒い……』と口からポロポロこぼれだす。肩なんて必要以上にピーンと上がったりするから、時々不格好な姿勢になる。
    息も白くなってきて、そろそろ本格的に冬がやってきた。街は、赤や緑に金色と色んな色をしたものに飾られ、あちこちでキラキラキラリと輝くイルミネーションを目にするようになる。自然と、みんなの顔から笑顔がこぼれだす。きっとそれをどこかで見ているサンタのおじさんも笑顔になっているに違いない。トナカイだって、鼻を真っ赤にしてるはずだ!『もうすぐ出来るわね。飲み物入れてくるわ。』僕の家では、今日ツリーが飾られた。『アキラ、紅茶とココアどっちがいい?』ツリーのてっぺんにはというと…勿論、忘れないでおくれよ。でっかいでっかいスター〔星〕をね!これがないと何だかだらしない感じがするからさ!『……ココアにするよ!』ママは、台所へと向かった。ふぅ…やっと完成だ…出来上がったツリーはやっぱり、キラキラキラリと輝いていた。『きれいだなぁ…!』僕はツリーの虜になった。みんな心踊らせているに違いない。僕は、ツリーを見ながらそう思った。なんたって、もうすぐ待ちにまった世界中の大イベント、クリスマスがやってくるんだからね。

    2007-12-15 17:01:00
  • 2:

    ぽっちゃ

    ママがココアを運んできた。『お待たせ〜熱いから火傷しないでね』ママが作ったココアは熱々で舌が火傷しそうになった。『ツリー完成ね!今年もサンタさん絶対来てくれるわよっ!』ママはそう言った。「…うん、そうだね。」

    2007-12-15 17:17:00
  • 3:

    ぽっちゃ

    でも、本当は一度だって僕はサンタクロースのおじさんを見たことがない。赤い鼻をしたトナカイだって絵本の世界だ。
    去年は、絶対にサンタのおじさんにあいたいと思って夜中、眠たい目をこすりながら待っていた。だけど、気づいたら朝スズメがチュンチュン鳴いていた。おととしだって起きて待ってたんだけどやっぱり、気づくと朝ママに起こされていた。

    2007-12-15 17:26:00
  • 4:

    ぽっちゃ

    でも、靴下の中にはちゃんとプレゼントが入っていたんだ。だから、僕は今年こそ、サンタのおじさんに会ってお礼を言わなくちゃならない。………しかしサンタのおじさんは、何時に来るかわからない。きっと、すごく眠気に強いんだ!って思う。今年こそ、僕は頑張って起きてなくちゃ駄目だ。『う〜ん。あったまる…やっぱり冬は温かい飲み物よね。』ママはいつもコーヒーを飲んでいる。

    2007-12-15 17:35:00
  • 5:

    ぽっちゃ

    (そうだ!)
    僕はひらめいた!(布団に入る前に、コーヒーを飲めばいいじゃないかっ!)僕は温かいココアを飲んでウトウトしていたのに一気に目が覚めた。……ママがいつも飲んでいる、コーヒーは目が覚めるからと聞いた事がある…。でも、僕はまだ子供だから飲ませてはくれないんだ。

    2007-12-15 17:42:00
  • 6:

    ぽっちゃ

    しかし、何とかしてでもクリスマスの晩までにはコーヒーを手に入れないといけない。僕は大きな課題を背負った。
    さっそく、明日から情報を手に入れないと…。
    ギュルル……お腹の虫さんが腹ぺこの合図を出した。『あら、お腹すいたのね』
    クスクスと笑う。「ママ、今日の晩御飯はなにー?」

    2007-12-15 17:51:00
  • 7:

    ぽっちゃ

    『おっ!アキラ良いこと聞いたね!今日は、ハンバーグよ。』
    「やったぁ!僕いちばん大きいのね!」僕はまた目が覚めた。ハンバーグは僕の大好物一位だからね。『はいはい、そのかわり野菜もちゃんと食べなさいよ。』

    2007-12-15 17:56:00
  • 8:

    ぽっちゃ

    パパが帰ってきて夕食の時間になった。
    『いやぁ、今日もめちゃくちゃ寒いよ。』パパのメガネは少し曇っていた。『アキラ、宿題したか?』僕は、パパにグッドのサインをした。『ハハハ。おっ!今日はアキラの大好物じゃないか』
    ママが料理をテーブルに運んできた。

    2007-12-15 18:03:00
  • 9:

    ぽっちゃ

    テーブルの上には、ママのお手製ハンバーグと
    サラダにご飯が並んだ。[いっただきまーす!!]全員の声が揃った。『あっ!ママ、アキラのハンバーグがパパのより大きいじゃないか〜』
    「僕が注文したんだよ!いちばん大きいのを下さいって」ママが笑った。『悔しいなぁ〜よーし次はパパ、勝つからな〜』ハンバーグはとっても美味しかった。

    2007-12-15 18:11:00
  • 10:

    ぽっちゃ

    ………「ごちそうさまでした!」ママが僕のサラダに目を向けた。『アキラ〜、野菜全然たべてないじゃない。』『ほら、人参もブロッコリーもトマトも…駄目よ、残しちゃ全部食べなさい!』僕は野菜が大の苦手だ。
    「え〜ちょっと食べたよ〜もうお腹いっぱいだもん、入らないよ〜。」

    2007-12-15 18:17:00
  • 11:

    ぽっちゃ

    僕はいつもこうやって誤魔化すのだ。
    『アキラ!ママの言うとおりだ。ワガママ言わず食べなさい。』
    「いらないったらいらないっ!」アキラは椅子から立ち部屋に一目散に入っていった。

    2007-12-15 19:49:00
  • 12:

    名無しさん


    そしてアキラは部屋から木材を取り出し
    僕をボッコボコに殴った

    意識がもうろうとしている時にアキラは僕に言った…

    「あめ玉になっちゃえー!!!」

    2009-03-14 05:15:00
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