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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 201:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ベルにメッセージが朝早く届いたんだ。 用事があるから、昼過ぎに家来てって……だから今日はいつもより二時間も遅くなっちゃうんだよね会うのが。。 だから早く会いたい!今日は絶対ビクビクしないでまぁくんに甘えたいよ。。                           
    通り過ぎる車や、道を歩いてる人を追い抜かしいつもよりも短い時間で、まぁくんの家へと続く道にたどり着いた。。ここを曲がればまぁくんの家へと一直線なんだ。                                 
    そして、その道を曲がったと同時に、まぁくんの家から女の子が出てくるのが見えた。。まだ距離があるけど、小さく見えた。

    2008-01-15 04:29:00
  • 202:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ………誰?あの子……どんどんこちらに向かって歩いてくる女の子。近づく度に姿がはっきり見えてくるんだ。 愛は、足をゆっくり一歩進める度に鼓動の音が大きくなる感覚に襲われた。。                                   
    肌が白くて華奢で脱色した髪は傷む事なく、風がふくとふわりとなびいていて、美人。年はまぁくんと同じ年くらいに見える。。愛は、視力がよくてまだ女の子とは距離があるけどよく見えた。                     
    女の子が、少し離れた所にいる愛に気付き目があったのが分かったその時――

    2008-01-15 05:05:00
  • 203:

    愛◆hsF3gEfPG6

    家から飛び出してきたまぁくんの姿が見え、愛はびっくりして進めていた足を止めた。 ・・・どくん・・・どくん・・・胸が痛い。。。                                  
    足音が聞こえ、女の子が足を止めてゆっくり振り返る。愛はそれを見ると同時に愛が立っているすぐ横に建つマンションの駐車場に駆け込んでいた。

    2008-01-15 05:11:00
  • 204:

    愛◆hsF3gEfPG6

    駐車場の壁に背中をぺたりと着け、両手で口を押さえ現状が把握できないで、まばたきさえするのを忘れてしまっていた。  駐車場は薄暗く、少しひんやりとしている。                                
    ・・・どくんどくん・・どくん・・・胸がしめつけられたみたいにやたら痛い。。 とっさに隠れてしまった。。。隠れる必要なんてないはずなのに、なんで隠れてるんやろ・・・                           
    息がしにくい感覚がまるで愛の感情を煽るように、襲ってきて愛はその場にぺたりと崩れ落ち、まぶたを閉じる。

    2008-01-15 05:18:00
  • 205:

    愛◆hsF3gEfPG6

    あの子と、まぁくんの元へ今すぐにでも行きたいのに……体が動かない。 立ち上がって走っていきたいのに、立ち上がることさえできない。。。                              
    見たくない。。怖い。。。もし……抱き合ってたら……愛……そんなの見たくない見たくないよ……                           
    どくん……どくん…………落ち着きたいのに、落ち着かない鼓動。立ち上がることさえできない体。。。                          
    友達なわけないもん……それくらい分かるもん………

    2008-01-15 05:24:00
  • 206:

    愛◆hsF3gEfPG6

                             
    「愛っぺ?!」いきなり声が聞こえ、愛はゆっくり視線を向けるとそこに、びっくりした顔でこちらを見る、まぁくんの姿が見えた。                        
    愛は、ゆっくり立ち上がりまぁくんを見る。 まぁくんは1人。さっきの女の子は、見当たらない。。                          
    誠「何やっとん?!こんな所で「彼女おったんやね 」 まぁくんの話しを最後まで聞かずに愛は、そう言っていた。。

    2008-01-15 05:33:00
  • 207:

    名無しさん

    おもろい

    2008-01-17 12:02:00
  • 208:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-17 19:52:00
  • 209:

    愛◆hsF3gEfPG6

    震える声。今にも心臓が口から飛び出してしまいそうなくらいドキドキする。 駐車場は少し薄暗く、まぁくんの驚く顔を座ったまま見上げながら愛は、問い掛けた。                                 
    誠「…別れた女…」少し気まずそうに答える。外のセミの声がうざったいくらい小さな声で。                              
    なんで前の女がまぁくんの家から出てくんの…?愛と会う時間ずらしてまで、会わなきゃならないの?!なんで前の女を家にあげてんの?!                      
    愛の頭ん中で、ぐるぐると回るあらゆる疑問。

    2008-01-18 02:25:00
  • 210:

    愛◆hsF3gEfPG6

    暑いのに、なぜかとても寒い。。  愛「何で別れた彼女がまぁくんの家にあがるん?!二人きりで何しとったん?!」駐車場に悲しく響く愛の怒鳴り声。  まぁくんは、その時とても悲しそうな顔をしたんだ。                        
    誠「別れ話ししとった…」 愛「は?別れた彼女になんで別れ話しする必要があるん?!」                               
    息が詰まるような感覚を必死にかき消すように、問い詰める愛。 立ち上がりたいのに動けないまま、まぁくんをにらんでいた。 愛は、まぁくんに一秒でも早く会いたくて、走ってきた事を悔やんだ。                              
    「なんなんその子?!」違う声がセミの声に交じり、まぁくんのちょうど後ろにさっきの女の子が姿を現した。

    2008-01-18 02:33:00
  • 211:

    愛◆hsF3gEfPG6

    薄暗い駐車場に愛とまぁくんと女の子。 こんなマンガやドラマで見たことあるような場面が、現実にも起こるなんて愛は想像すらした事なかった。                 
    まぁくんは、視線を愛からそらし、近づいてくる女の子に向けたんだ。。                           
    ドクンドクン・・・ドクンドクンドクンドクン・・・胸が痛い。 女の子は、まぁくんの横を通りすぎ、愛の前で立ち止まり愛は勢いで立ち上がっていた。体が勝手に動いていたんだ。

    2008-01-18 02:38:00
  • 212:

    愛◆hsF3gEfPG6

    誠「さや!帰れや!」まぁくんがそう怒鳴る。 あぁこの子は、さやって名前なんだね……まぁくんから怒鳴られても、さやは愛を睨んで目を反らす事さえしなかった。   さや「ちょお、あんたなんなん?誠はさやの男やねんけど」愛を睨みながら、冷静な声で愛に話す。                    
    ぐいっ。まぁくんがさやの肩をつかみ引っ張った。けど、さやはまぁくんの手を払いのけ愛の胸ぐらをつかんできたんだ。                             
    さや「人の男にちょっかいだすんやめてや?」愛「は?」愛がさやを睨み付けると同時にいきなり、さやが愛の頬を平手打ち。駐車場に響き渡る。

    2008-01-18 02:47:00
  • 213:

    愛◆hsF3gEfPG6

    誠「何やっとんねん!!!」まぁくんが愛とさやの間に入り、さやに怒鳴る。 さや「だってそうやんか?!いつもの浮気やろ?!どうせまたいつものナンパやろ?!」さやが誠にそう怒鳴り返す。                               
    ――――?!―――――なにそれ………なんなんそれ………どういう意味?………いつもの浮気?いつものナンパ?…………                            
    さや「さいきん夜中しか会わなかったんは、この子とおったからやろ?!」さやがまぁくんにそう怒鳴っていた。 夜中しか会ってないってなに?? どういう意味???                               
    どくん・・・どくん・・・どくんどくん・・・・  血の気が一気に引いていくような感覚になる。

    2008-01-18 02:55:00
  • 214:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛の門限気にして愛の事考えてくれたから、だから愛を夜家に帰してたんじゃなかったの?  愛の事大事にするって言ってくれたのは?  好きって言ってくれたのは?  何やったん?この子に会うために愛を早くに帰してただけやったん??                                 
    愛、遊ばれてたんや・・・                                    
    頭ん中でその言葉が最後に、ぽんっと答えとなって浮かび上がった。

    2008-01-18 03:02:00
  • 215:

    愛◆hsF3gEfPG6

    さやとまぁくんが何か言い合ってる言葉がセミの声に交じり、愛はだまったままその横を通り過ぎようとした。                                  
    ぐいっ。  まぁくんが愛の手首を掴んだ。 けど、愛は気付けばその手を振り払っていた。 誠「ちょっと待ってや…こいつの言う事信じるな…夜中にこいつとなんか会ってないし!ちゃんと別れたから!」 さや「何言ってんねん!夜中さやと会ってたやんか?!」 誠「んならいつ会った?!会ってないやろが?!お前が勝手に家の前におっただけやろが?!」 さや「急に連絡とれんくなったら気になるやん!?」 誠「別れたいって言ってもしつこくしてきたんお前やろ?!」                     
    愛はゆっくり、さやを見るとさやは泣きながらまぁくんを見ていた。  まるで、すがりつくように……

    2008-01-18 03:12:00
  • 216:

    愛◆hsF3gEfPG6

      「その子とやり直し?」愛はその言葉をこぼしていたんだ。気付けばそうこぼしていたんだ。                            
    そしてゆっくり駐車場から出ると、まぁくんがまた腕を掴んで愛が振り払おうとしたけど、まぁくんは放さなかった。。                              
    強い日差しが降り注ぎ、もわっとしたアスファルトの上で立ち止まる。セミの声が響き渡って、うざったい。。

    2008-01-18 03:17:00
  • 217:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛「放してや…」愛の力ない声。  誠「愛っぺと付き合ったばっかの時は、あいつとは切れてなかったけど今はほんまに愛っぺだけやから!今日な、ちゃんともう来るなってあいつに言ったし!言わないつまでたってもあいつ家の前に来るねん!」 困ったように必死に愛に話すまぁくん。                         
    愛はそう話すまぁくんの顔を見ずに駐車場で泣き崩れるさやを見ていた。。

    2008-01-18 03:23:00
  • 218:

    愛◆hsF3gEfPG6

    その姿と重なるように昔の映像が頭ん中で交わっていく……                     
    お母さんが出ていってから、毎日家には誰もいない状況が続いた。 ある日、愛が暗くなってから友達の家から帰ってきた時、お兄ちゃんはまだ帰ってなくて、リビングで電気もつけずに、1人で弟がミニカーで遊んでいたんだ。  愛がただいまっていうと、弟が何よりも大事にしていたミニカーを置いて、愛にかけよってきたんだ。 愛はびっくりして電気をつけると、父さんが買ったお菓子にも手をつけていない状態だった。                       
    生意気で、食いしん坊な弟。 愛に甘える事なんてそれまで一度もなかった。 愛は、トイレに行こうとしたら「お母さんまだ帰ってこうへんの?」っていきなり言われて、愛が振り向いて弟の顔を見ると、目が真っ赤で泣いた跡が分かったんだ。

    2008-01-18 03:31:00
  • 219:

    愛◆hsF3gEfPG6

    お母さんは、晴れた日曜にただ出かけるだけと言ってこの家を出ていき、愛もよく分からないままお母さんが帰ってくるのを待ってはいたけど、兄ちゃんに手紙を渡したのと、お母さんの服や靴がなくなったのだけは知っていたから、なんとなく戻ってこないのはわかっていたけど、まだ一年生の弟には理解できてなかった事をその時になって初めて分かった。                              
    弟は、遊びにも行かずお母さんの帰りをずっと待っていたんだ。 理由さえわからずに。。。  「あのお菓子お母さん好きやから一緒に食べるねんけど、いつ帰ってくる??」 弟が指差したお菓子がお母さんが大好きなお菓子だった。。                        
    その時の目と、さやの目が何故か重なったんだ。。。

    2008-01-18 03:37:00
  • 220:

    愛◆hsF3gEfPG6

    そりゃ、まぁくんの事は大好きやし、さやとよりなんて戻してほしくない。。今の愛は、まぁくんがいなくなる事が何よりもつらい。                        
    でも………できない……愛にはできない………さやからまぁくんを奪う事……できへんよ………                             
    まぁくんは、愛の手を掴んだまま愛を必死に説得させていた。。それを聞くとひどく胸が痛む。。

    2008-01-18 03:41:00
  • 221:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ――まぁくん……大好きだよ――― 「だるいねんこういうん…」愛は、視線をまぁくんに向けて、まぁくんに低い声でそう言う。  「だから、俺ほんまに今は愛っぺだけやから!信じてや?!」 必死な顔して愛にそう話すまぁくん。                                      
    ―――ほんまは、そばに居たい…―――――  「ってか、別にあんたの事適当やったし、やっぱ年下やし…」まぁくんの目を見ながら、あざわらうように言葉を吐くと、まぁくんは少しびっくりしたように愛を見る。                                   
    ―――世界で一番、一番大好き――――「前の彼氏と愛な、ほんまは別れてないねんやんかぁ。。」愛がそう言うと、まぁくんの顔が少し変わったんだ。  「嘘やろ?愛っぺそんな事するような奴ちゃうやん?」

    2008-01-18 03:52:00
  • 222:

    愛◆hsF3gEfPG6

                                                    
    ―――まぁくん?めっちゃ好きやで……―――――――――                                  
    「なんも知らんやん(笑)愛誰とでもやるし(笑)今やから言うけど!あんたは、遊びの1人(笑)年下の男に本気なるわけないやん!」                                                  
    愛がそれを話した時、まぁくんが愛の手をつかむ手を、すっと放したんだ……胸が痛い。。。涙がじんわり浮かんできて、愛はうつむいた。。

    2008-01-18 03:57:00
  • 223:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「消えてまえ・・・」まぁくんの声は、震えていた。 愛は、まぁくんの顔を見ることなく、体をくるっとまぁくんとは逆に向けてゆっくり歩く。                              
    一歩歩くたび甦るまぁくんとの短い日々の思い出が一気に頭ん中で、淡い色になりながれてくんだ。今は思い出したくないのにな…まぁくんに抱き締めてもらった時や、まぁくんの笑顔ばかりが甦るよ……                             
    道を曲がった所で愛は崩れ落ち、唇を噛み締めながら涙を流したんだ。。人目なんて気にしてられなかった……

    2008-01-18 04:03:00
  • 224:

    愛◆hsF3gEfPG6

    DEAR                                  
    まぁくんと出会った事を否定していた時があった。 くやしくて…悲しくて  まぁくんとの思い出否定する事でしか自分を慰めることが出来なかった。                                        
    ねぇまぁくん?  全てが今へとつながっているって分かった時にね、 つながった今が、またその先へと繋がってるって分かった時                        
    全て拒んでいた自分がね、とても情けなくなったんだよ……                                 
    ねぇ………聞こえる?  まぁくんは……今幸せ??

    2008-01-18 04:10:00
  • 225:

    愛◆hsF3gEfPG6

    更新終わります?書き込みめっちゃ嬉しいです??ほんまにめっちゃありがたいです!励まされます!   
    またよかったら感想とか書き込みしてください???

    2008-01-18 04:12:00
  • 226:

    名無しさん

    うそやん?
    ・・・まぁくん?

    主頑張れ?

    2008-01-18 04:51:00
  • 227:

    愛◆hsF3gEfPG6

    7話 離れた手

    2008-01-18 05:37:00
  • 228:

    名無しさん

    ワクワク((o(^-^)o))

    2008-01-18 05:40:00
  • 229:

    愛◆hsF3gEfPG6

    まぁくんと別れた――  それから数週間がすぎていた。 愛は、全てをなくしたような気になり、もうどうでもよくなって毎晩、家から出ていき、リサと遊んだ。                       
    暴走についていったり、族の連れのバイクの後ろにのりロケット花火を人に向けて点火したり、やめていた万引きを堂々としたり、かつあげしたり……どんどん悪い連れが増えていき、年上の連れも増えるから車で行動するようになり、更に行動範囲が広がっていく。                                     
    もう何も怖くない。何も失うものがない。愛は、ひどい事も平気でしていたんだ。一番最低なのは、女の子がまわされるのを笑いながら見ていた事。 おもしろかった。泣き叫ぶ子を見て手たたいて笑って……                           
    愛がそうなったきっかけは、まぁくんと別れた事ともう1つ。弟のシンナー。

    2008-01-18 05:45:00
  • 230:

    愛◆hsF3gEfPG6

    中学二年の弟が部屋でシンナーしていたのをたまたま見つけた。 ろれつも回ってなくて、にやにやしていて、愛はその姿を見てびっくりして弟からビニール袋を取り上げた。。その時、また過去の映像がよみがえり愛は、自分に腹がたった。  過去のトラウマがいつまでも絡まって愛の行動を邪魔してる。。弟の変化にさえ気付かないでいたんだ。。。                                
    家の中でも、もうなにもかもが崩れてきてるんだなと感じ、愛は出ていったお母さんの事をもう思い出すのをやめる事にした。

    2008-01-18 05:51:00
  • 231:

    愛◆hsF3gEfPG6

    もちろん、父さんからはまた殴られる日々。数日家に帰らない事もあった。  怖かったはずの原付の音やバイクの音、それよりも1人になるのが怖かった。。。寝るのも怖かった。                          
    ふとした時に、まぁくんが頭ん中いっぱいよみがえり、胸が痛む。 その次に必ず押し寄せてくる喪失感。 黒い闇に突き落とされたようなあの感覚が何よりも怖い。。  1人で部屋にいる時や、ふとした時にまぁくんからのメッセージを待つ自分がいて、その度に自分があの時選んだ行動に後悔する。

    2008-01-18 06:00:00
  • 232:

    愛◆hsF3gEfPG6

    無理矢理引き離す為についた、修復不可能な言葉の嘘。 あんな言葉ぶつけられたまぁくんの気持ちを考えると、もう待っても無駄だってわかるのに……ベルが鳴るたび愛は、まぁくんからかなぁとか期待してまう。。                                  
    どうして信じてあげれなかったの……ううん…そうじゃない…さやのあの姿と弟の姿が重なって、愛はあの子からまぁくんを奪うのは無理だったんや……                           
    みんなと居ても、どこか淋しくて、それをかき消すために、また悪い事をしていた。。

    2008-01-18 06:07:00
  • 233:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「愛、愛もシンナーしようや」 あれは確か8月25日。昼間にリサは用事があったから愛だけ男の連れと二人でそいつの先輩の家に行ったんだ。 するとそいつの男の先輩と三人になって、二人がシンナーを吸いはじめて愛も誘われたけど愛はそれだけはしたくなくて断った。                                
    どんどんおかしくなる二人。扇風機に怒鳴りはじめたり、笑ったり。怒鳴るっていってもまともに話してなくてろれつさえ回ってない。

    2008-01-18 06:12:00
  • 234:

    愛◆hsF3gEfPG6

    部屋の中は、ツンとしたシンナーの匂い。愛はおかしくなる二人をただ、じっと見ていた。 その時、部屋にもう1人男が入ってきたんだ。                                  
    ドアに視線を向けて愛は固まった。ドアのまえに立ってる男。愛の顔を見てびっくりしてるそいつは、紛れもなく愛をまわした男の1人だった。

    2008-01-18 06:17:00
  • 235:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「……っ」男が部屋から出ようとした時、愛は立ち上がり男の腕を掴んだんだ。                         
    怖さなんてなかった。怖いなんて全く思わなかった。                        
    びくっとした男。 愛「逃げなんでもええやん?座りぃや」愛が冷静に話すと男は、愛の顔を見ようともせず、 「……ごめん」それだけポツリとこぼしたんだ。

    2008-01-18 06:22:00
  • 236:

    愛◆hsF3gEfPG6

    そいつのその言葉を聞いて愛は、体がカタカタと震えた。 怒りがこみあげてきたんだ。 この手で、愛の足を持ち、こいつのあそこが愛に入ってきて………                           
    「気持ちよかった?」愛は、冷静な声でそうつぶやくと男は愛に土下座したんだ。その部屋にいたシンナーをしてる二人は、そんな様子を見ながらけらけら笑っていた。                                
    「謝るんなんか簡単やんけ」土下座するそいつを、みおろしかながら冷静に話す。愛は、みんなが恐れてる先輩から気に入られているから怖かったんだろう。 別に謝ってほしいわけではない。愛だってまわされる子見て罪悪感なんかなかったもん。

    2008-01-18 06:31:00
  • 237:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ただ、愛の顔見て逃げようとしたこいつがムカついた。  愛「詫びろや」そう言って愛は、ライターに火をつけそいつの髪に火をあてるとすごい勢いで火があがり、そいつは物凄い焦った顔で火を消した。                           
    愛はそのまま、家を出てそいつの原付を倒し、先輩の携帯に電話してそいつの特徴を話すとそいつの名前が分かった先輩が、そいつにされた事を聞き怒りだして、後は巻かせておけって言ってきたんだ。                             
    あんな奴が仲いい連れと関わるのはやめとこうと思い、愛はもう遊ばないと決めた。

    2008-01-18 06:39:00
  • 238:

    愛◆hsF3gEfPG6

    書き込みがうれしくて更新しちゃいました?
    けど眠いので更新終わります?

    2008-01-18 06:40:00
  • 239:

    愛◆hsF3gEfPG6

    相変わらずやかましい、セミの声。歩きながら、愛はぼーっと何も考えずに走り去る車を眺めていた。   ……あぁつまらない……                        
    どこかに行くあてもなくて、仕方なく夕方くらいに家に帰ると、母さんと姉ちゃんがリビングで笑いながら話しをしていた。 愛は無視してキッチンの冷蔵庫からジュースを取出し、そのまま部屋へと行った。                          
    部屋に行き、冷房をつけて床に座ると同時にため息。 壁にもたれたまま、近くに置いてある雑誌を取り、ペラペラめくりながら見ていた。 夏休み特集コーナーや、流行りの服が載っている。。。

    2008-01-19 00:32:00
  • 240:

    愛◆hsF3gEfPG6

    外から差し込む夕日が足元を照らしている。 数週間前までこの時間は、まぁくんの家に居たのに……                          
    ……ズキン………胸が痛い………一緒に花火大会行こうねって言ったのに………                         
    信じていたら、あの時まぁくんの事全部信じていたら何か変わってたのかな……あの時愛があの場所にいなかったら、きっと今も一緒に居たのに…………                           
    あの子と……さやと今ごろ……一緒にいるのかな………それとも、もう違う彼女でもできたのかな………愛が大好きなまぁくんの手で、愛じゃない誰かに触れてるのかな………

    2008-01-19 03:00:00
  • 241:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「……やだ………いやだ………まぁ……くん……」                         
    まぁくんに触れたいよ……ぎゅって抱き締めてほしいよ………                    
    愛は、声を押し殺して膝を抱えながら涙を流した。。 あんなひどい事言ってまで突き放した自分の行動に後悔するしかなかった。。  待ってたら、まぁくんから連絡くるかもってどこかでね‥どっかで期待していた。。。でもね、そんなの無意味なんだよね‥‥日にちが経つたびに、実感するしかなかった。

    2008-01-19 03:05:00
  • 242:

    愛◆hsF3gEfPG6

                                        
    その夜――愛は、1人で部屋の窓から見える夜空を眺めていた。音楽も流さずにただ、空を眺めていたんだ。  ポケベルの電源を切って、まぁくんからの連絡を期待する自分を自分で説得するしかなかった。                          
    よくかんがえてみたら、まぁくんと別れてから初めてこんなに長い時間1人になった。。。 何か考えようとすれば、頭ん中に浮かぶのはまぁくんの笑顔。。。 思い出すたび、胸が痛いよ………

    2008-01-19 03:12:00
  • 243:

    愛◆hsF3gEfPG6

    その時、窓の外から舌を鳴らす音が聞こえた。  リサかな……愛は、ゆっくり立ち上がり窓を開けて素足のままベランダに出て、下を見ると、そこにはまぁくんの姿があったんだ。                          
    ―――?!―――――あまりにびっくりして、身を乗り出しそうになる。。まぁくんは、手招きをしたんだ。愛は、うなずきそのまま急いでパジャマから服に着替え、靴を玄関から持ち出し裏口から出た。

    2008-01-19 03:16:00
  • 244:

    愛◆hsF3gEfPG6

    裏庭からこっそり、表の道に出ると、まぁくんは愛が来たのを確認してゆっくり歩きだしたんだ。愛は少しまぁくんの後ろを歩いた。  二人の微妙な距離が、今の状況そのままだよ……手を伸ばせば、まぁくんの手を繋げるのに……できない…………愛はもう、彼女じゃないんやから………

    2008-01-19 03:20:00
  • 245:

    愛◆hsF3gEfPG6

    何しに来たのかな……彼女できた報告かな………それとも、さやと幸せってわざわざ言いに来たのかな……………それとも………愛とやり直すとか…………                           
    一度も振り向かすに、ただ前を歩くまぁくんの背中を見ながら愛は色んな事を考えた。                     
    まぁくんが立ち止まったのは、愛の家の近くにある小さな公園の中にあるベンチの前。何かを話すわけでもなく、ベンチに座りタバコを吸いはじめた。 愛は、ちょこんと少し距離をおき座って地面を見ていた。                         
    夜中という事もあり、誰も歩いてなくて車さえ通ってなくて、公園の外灯が静かに二人を照らしているんだ。

    2008-01-19 03:26:00
  • 246:

    愛◆hsF3gEfPG6

    何か話したいのに、緊張して何も話せない……                           
    「あのさぁ…」沈黙を破ったのは、まぁくん。愛は、まぁくんに視線を向けると、まぁくんは愛に視線を向ける事なくただ前を見ていた。                                  
    「あの子とより戻したん…?」そう言ったのは愛。まぁくんは、顔色1つかえずにタバコの煙を吐き出しながら、コクりとうなずいたんだ。

    2008-01-19 03:34:00
  • 247:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛「…そっか…」全然嬉しくないのに、笑ってそう話した。 なんとなくわかっていたのに……いざ認められるとやっぱキツイや……                        
    「俺も、遊びやった……ほんまは愛の事遊びやった……ごめんな……」愛の顔さえ見ずにまぁくんがそう話したんだ。                               
    ・・・ズキン・・・胸が痛い……まぁくん……愛は…愛は……  愛「……そっ…かぁ…」多分愛の顔は引きつった笑顔。。

    2008-01-19 04:31:00
  • 248:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「それだけやから…」まぁくんは、それだけ話すとタバコを地面にぽいっと捨て、立ち上がりゆっくり歩きだしたんだ。                              
    愛は去っていくまぁくんの姿さえ見れずに、まぁくんの捨てたタバコの煙をただぼーっと見ていた。                           
    去っていく姿を見ると、きっと辛くなるから………公園に1人残された愛。あっけなすぎて涙も出ないや… 前までなら、こんな時間にこんな場所に1人になんて絶対しなかったよね……でも……もうそうじゃないんやもんね……

    2008-01-19 04:37:00
  • 249:

    愛◆hsF3gEfPG6

    「ちゃんと消さなあかんやん…」ゆっくり立ち上がり、愛は地面に落ちたタバコを指でつかんだ。                            
    まぁくん……いつからセブンスター吸ってるん?愛と別れる前までマルボロやったやん………                              
    さやが吸ってるタバコなんかな……今からさやのとこに行くんかな………

    2008-01-19 04:41:00
  • 250:

    愛◆hsF3gEfPG6

    【大好きやで……】 こんな時に、よみがえるまぁくんの声。。。                              
    こんな時に……………あの言葉も………嘘だったの…??                        
    ポロポロ……涙が溢れて、手のひらにこぼれていくんだ………愛…まぁくんの事……好きやのに……

    2008-01-19 04:47:00
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