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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
251:
愛◆hsF3gEfPG6
DEAR
もしも願いが叶うなら…叶うならば、迷わず愛はこの日に戻してと思うだろう
いつでも過去に戻りたく鳴るのは、戻れないと分かっているから……本当に戻れたとしたなら……私は、そんな願いいらないと言ってしまう。。
だって……すべてが繋がり、今があるのだから。。。 例えばどんな矛盾があろうとも………2008-01-19 04:51:00 -
252:
愛◆hsF3gEfPG6
更新終わります?
2008-01-19 04:52:00 -
253:
名無しさん
更新ありがとう。
2008-01-19 07:03:00 -
254:
名無しさん
おもろい?早く続き読みた〜い?
2008-01-19 12:03:00 -
255:
愛◆hsF3gEfPG6
7話 落とし穴
2008-01-19 13:52:00 -
256:
愛◆hsF3gEfPG6
静かな夜、狭く感じる公園は何故かやたら広く感じ、外灯のあかりがまるでスポットライトのように、地面にお尻をつけて座り込んでる愛を照らしている。
まぁくんが吸っていたセブンスターを掴んだまま、煙をぼーっと眺めている……
―――愛っぺ!――――どこからともなくまぁくんの元気な声が聞こえ、はっとして辺りを見回していく。。けど、どこにもまぁくんの姿なんてない……2008-01-19 14:01:00 -
257:
愛◆hsF3gEfPG6
涙で歪む視界。。…… 今、行かなきゃ……後悔する………今行かなきゃ…後悔するよ………
愛はタバコを地面に押し付け、涙をふいて立ち上がり駆け出した。静かな住宅街に響く愛の足音。。何も考えずに、全速力で走る。。点滅してる信号、誰もいない道を走るんだ。
走るたびに涙が溢れて、歪む視界を目を凝らしながら走るんだ。全速力で、まぁくんの元へ………2008-01-19 14:07:00 -
258:
愛◆hsF3gEfPG6
遊ばれてたのかもしれない。出会いがナンパだったんやから。。。でも……でもね……愛幸せ感じれたよ?本気で幸せ感じれたんだよ?………ちゃんとお礼言いたい。。ありがとうって……最後くらい笑ってバイバイしたいよ…
まぁくんが自転車に乗って送ってくれた道を走っていくんだ。。真っ直ぐな道。まぁくんの家へと続く道。その先に、小さく見えるまぁくんの後ろ姿が見えた。2008-01-19 14:12:00 -
259:
愛◆hsF3gEfPG6
「まぁくーーん!!!まぁくーーん!!」愛の叫び声が静かな道に響いていく。。。小さなまぁくんの姿。。立ち止まり、ゆっくりと振り向いたのが分かり更に早く走る。
2008-01-19 14:20:00 -
260:
名無しさん
気になる気になる?頑張ってください?
2008-01-19 15:00:00 -
261:
名無しさん
うんうん!
2008-01-19 15:03:00 -
262:
愛◆hsF3gEfPG6
「はぁはぁはぁ」まぁくんの前にたどり着き、息を整える。。。まぁくんは驚いた顔をしている。。そりゃそうやんね…
一瞬瞼を閉じてから大きく深呼吸してから、ゆっくり瞼をあけてまぁくんを見ると、なんでかな…まぁくんは悲しそうな切なそうなそんな目でほほえんだんだ。
やばい…泣きそう……だめだ。泣いちゃだめだ。最後くらい笑顔でバイバイしなきゃ。。愛は、唾を飲み込み精一杯の笑顔で笑う。2008-01-19 16:09:00 -
263:
愛◆hsF3gEfPG6
愛の中で、愛の人生の中でこれ以上にないくらい愛しい人……何よりも失うのが怖かったんだ……
愛「まぁくんごめんね……」誠「何が?」 愛「……ほんまは……ほんまはまぁくんの事遊びなんかじゃなかった……大好きで大好きすぎて離れたくなんてなかった……」笑顔で話してるのに、どんどん歪む視界。。泣きたくないのに涙でにじむ。。。
誠「…」愛「彼女と幸せに……幸せになってね……まぁくんは、遊びやったかもしれんけど……愛はそれでも……めちゃめちゃ幸せやったよ!」2008-01-19 16:15:00 -
264:
愛◆hsF3gEfPG6
どうしてこんなに胸が痛いんだろう……どうしてこんなに涙が溢れてくるんだろう……どうして………まぁくんは……
愛じゃない彼女を好きなんだろう………
震える手を伸ばした。握手したかったから。最後に握手くらいしたかったから……もう、顔をあげることもできない。我慢できない、涙が次から次へとながれていくよ。。2008-01-19 16:20:00 -
265:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は、震える手を差し出したまま片手で顔を隠した。 唇を噛み締めて、本音が言葉にならないように。。。
まぁくんは、何を言うでもなく愛の手を握り、一瞬力を込めてから…愛を引き寄せていきなり抱き締めたんだ。。ふわっと香るまぁくんの香水の匂いが愛を包み込む。
誠「全部嘘に決まってるやろ……愛っぺだけや!……戻ってこい…」力をいれながら、愛を抱き締めながらまぁくんがそう言ったんだ。2008-01-19 16:26:00 -
266:
愛◆hsF3gEfPG6
まぁくんの体はカタカタと震えている。愛はまぁくんの腕の中でしばらく泣いていた。
この時きっとまぁくん泣いてたよね………?
そしてゆっくり、顔をあげるとまぁくんが愛にキスしたんだ。しょっぱいキス……しょっぱくて、甘い甘いキス。。2008-01-19 16:31:00 -
267:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「…愛っぺ?」愛「ん?」 誠「好きやで」涙で歪んだ視界に映るまぁくんの笑顔。。。嬉しいはずなのに、幸せなのに涙が溢れた。。
愛「まぁくん…」誠「ん?」愛「エッチしよ……」誠「え…?」愛「まぁくんにあげたい…」
全部をあげたい。そう思ったんだ。いやらしい意味じゃなくて、純粋にそう思ったの。2008-01-19 16:37:00 -
268:
愛◆hsF3gEfPG6
書き込みありがとう??おもしろいって言ってもらえて幸せです!
2008-01-19 16:41:00 -
269:
愛◆hsF3gEfPG6
愛はまぁくんの目をじっと見ると、まぁくんは顔を赤らめまた強く愛の体を抱き締めたんだ。
とても静かな夜。。窓の外からこぼれる外灯の灯りが部屋に差し込み、まぁくんの肌を青白く照らしている。 コンポから流れる穏やかなバラードが小さな音を奏でている。 まぁくんの肌が直接、愛に触れまぁくんの唇が愛の体に触れていくんだ。
まぁくんの手は優しくでも力強く温かくて、愛の手を握ってくれていた。愛の小さな胸に何度もキスをして、優しく触れてくれて愛はまぁくんに抱きつくけど、力が入らなくてまぁくんが愛を何度も抱き締めかえしてくれた。2008-01-20 03:45:00 -
270:
愛◆hsF3gEfPG6
「……やばい………」まぁくんの声がして、愛はゆっくり目蓋を開けると、まぁくんが愛を見て愛の髪を撫でた。 まぁくんが愛の中にいる………痛くなんてなくて、気持ち悪くなんて全くない。 「どうしたん?…」愛が聞き返すとまぁくんが、愛にいっぱいキスして抱き寄せたんだ。
「めっちゃ幸せや…」
まぁくんの言葉に、愛は小さくうなずいたんだ。 愛も……今幸せだよ……2008-01-20 05:24:00 -
271:
愛◆hsF3gEfPG6
―――二学期が始まった―――愛は、毎日遅刻もせずに学校に行く。リサにまぁくんと仲直りした事を話したら、何故か苦痛そな顔をしたんだ。。 リサは彼氏と別れたらしく、『2階』には行ってないみたい。
愛は、毎日まぁくんの家に行っていた。毎日まぁくんは愛とエッチして愛は毎日まぁくんを受け入れていたんだ。 二人でカラオケに行ったり、まぁくんの友達とみんなで遊びに行ったり、本当に穏やかなな日々。2008-01-20 05:30:00 -
272:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は、まぁくんとの思い出をたくさん作りたくて、カメラを買った。学校で仲良くしてるみんなは、プリクラ帳や写真をたくさんとってアルバムを作ったりしていて、愛も真似したかったから。
インスタントカメラを買って、まぁくんと撮りまくった。
「ほら!愛っぺやで!これ 」オレンジ色のアルバムにまぁくんが油性マジックで愛の似顔絵を描いたんだ。似顔絵というか、なんとも言い表わせないへたくそな絵にびっくりして、愛は爆笑。 まぁくんは得意気(笑)。2008-01-20 05:36:00 -
273:
愛◆hsF3gEfPG6
出来上がったばかりの写真をランダムに貼っていき、まぁくんがブレた写真を一枚だけ1ページ使って真ん中にその写真だけ貼って、その写真の下に愛の似顔絵を書いて 〔愛は俺の女!〕って書いた。
愛も、まぁくんの似顔絵を描いて〔まぁくん大好き!〕って書いた。写真は、前にキスした時にまぁくんが撮った写真で、ぶれてるからはっきり映ってないけどどうやらまぁくんは気に入ったみたい。2008-01-20 05:40:00 -
274:
愛◆hsF3gEfPG6
アルバムは分厚くて、まだまだ残りのページの方が多いけど、でもすぐうまっちゃいそうな感じがするよ。この勢いなら!
愛がアルバムをにこにこしながら眺めていると、その隣でまぁくんが鼻歌を歌いだした。まぁくんがよく歌うラブソング。前にカラオケ二人で行った時に何回も歌った歌。
『GLAY ずっと二人で』という歌。愛は、歌詞を覚えてしまいまぁくんの隣で口ずさむ。 なんで何回も歌うの?って前に聞いたらまぁくんは、別に!って言ってた。。お気に入りなんだろな………愛も今ではこの歌が一番大好き。2008-01-20 05:47:00 -
275:
愛◆hsF3gEfPG6
まぁくんは不思議そな表情。……まぁくんには分からないのかな……誠「まぁ好きにしたらええけど……」愛「他の子にあげたらあかんよ!」誠「別にええやんけ(笑)ボタンくらい!ちょうだいって言われたら俺渡してまいそやわ(笑)」いじわるそうに笑うまぁくん。 愛はほっぺをぷくーっとふくらまし拗ねると、まぁくんが愛のふくらましたほっぺをつまんだ。
愛「あっ、来月修学旅行があるから一週間会えないねん。。」誠「おぅ!北海道やろ?」愛「浮気したあかんで?」 誠「えーっ。。。そーなん?なんでぇ?」まぁくんの残念そな顔。愛は、それを見て本気でむかつきくやしくて泣いた。2008-01-20 06:00:00 -
276:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「うおっ!愛っぺ!泣くな泣くな!嘘やから!!」慌てるまぁくん。愛の頭を撫でて必死に謝ってくる。 愛は、こんなに焼きもちやきなんて知らなかった。ちょっとした事でも不安になるし、まぁくんがエロ本見ただけで腹が立つ。
誠「愛っぺは、大変やな(笑)こんな大変な女俺しか面倒みれん!……しゃーないからみたろか!」まぁくんは最近よくこんな事を愛に話す。2008-01-20 06:04:00 -
277:
愛◆hsF3gEfPG6
更新終わります?
2008-01-20 06:05:00 -
278:
名無しさん
うまくいってほしいなぁ…?
2008-01-20 07:26:00 -
279:
愛◆hsF3gEfPG6
本当に穏やかな日々。愛は、今すごい楽しい。嫌いな授業は全く頭に入らない。けど、ちゃんと学校には行っていた。お弁当の時間は、みんなで机くっつけてワイワイ話ながら食べる。 テストの点数は最低だけど、まぁ気にしない気にしない。
10月にはいり、修学旅行に愛は行った。北海道。まぁくんにお土産をたくさん買って、家にはカニを送った。親から手渡されたお小遣い。それでたくさん買って、自由行動でまったく関係ないデパートに行ったり。 毎日まぁくんに電話。早く会いたいなぁとしか思えなかった。 いつか、まぁくんとこの景色見れたらいいのにな。。2008-01-20 16:14:00 -
280:
愛◆hsF3gEfPG6
季節はすっかり秋。もうすぐ冬がやってくる… あの冬が……
とある日曜、あすかとまさよとかよでハーバーランドに行く約束をして、朝から愛は電車に乗り神戸駅へ行くと、すでに三人が待っていて愛が到着してから、四人でハーバーランドに迎う。
色んなショップを見たり、食事したり、ゲームしたりしてるうちにすっかり夕方に。。まぁくんには、ちゃんとハーバーランドに行くと言っていたけど、まさかまぁくんがやってくるなんて思いもしなくて、まぁくんからのメッセージが届いて、愛はみんなとバイバイして、走って神戸駅まで向かった。2008-01-20 16:21:00 -
281:
愛◆hsF3gEfPG6
駅につくと、1人度派手な男がいて、それがまぁくんやった。愛はびっくりして近づくと「愛っぺ!」笑顔でまぁくん。 まわりのみんなは、見てみぬふり。目あわせたくないよね……こんなややこしそうな人……やっぱり中学生には見えません。。
二人で手つないで、ハーバーランドを見てまわる。周りのカップルとは明らかに違うような浮いたカップル。 でも、愛は幸せ。
まぁくんは、何にも気にしないみたい。 すっかり夜になり、電車で地元まで戻るとバスの最終時間をすぎていることが分かった。2008-01-20 16:27:00 -
282:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「いやや〜!歩きたくない!しんどい!足痛い!チャリぱくろうよ〜!」その場に立ち止まり愛がぶーぶー拗ねる。 朝から歩きっぱなしで、足には靴擦れができていて本当に足が痛い。
誠「あかん!女がそんな事したらあかん!そんな靴はくからやろ?…ほら!歩くぞ!」まぁくんが、また愛の手をひっぱりながら歩いて行く。 愛は歩きたくないからその場にしゃがみこんだ。2008-01-20 16:36:00 -
283:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「こら!愛っぺ!そんな所に座ったあかんやろ?はよせな門限すぎてまうやろ?」まぁくんがぐいっとひっぱり愛を立たせようとしたけど、愛は頬をふくらませて座ったまま立たない。
愛「いやだ!歩かない!」誠「勝手にしろ!」まぁくんが愛に怒って、手を放しそのままてくてくと歩いていった。 愛は、1人でまわりが田んぼだらけの道にポツンと1人になり、しばらくその場で座っていると、まぁくんが向こうの方から戻ってきた。2008-01-20 16:41:00 -
284:
愛◆hsF3gEfPG6
まぁくんは、愛の前に来ると背中を向けてしゃがんだ。 誠「おんぶしたるから」愛はそれを聞き、まぁくんの背中に乗るとまぁくんが愛をおんぶして歩きだしたんだ。
誠「困った娘やな〜んまにぃ〜」歩きながらまぁくんがそう言った。愛は、まぁくんの匂いに包まれながら足をじたばたさせる。 誠「こら!やめなさい!落ちるで?!」愛「困った娘ちゃうし!ほんまに足痛いねんから!」誠「わ〜った!分かった分かったから!」
愛のワガママ聞いてくれるのなんて、まぁくんだけ。愛はそれを知って、たくさん甘えるんだ。まぁくんは、そんな愛を優しく受けとめてくれるんだよね。2008-01-20 17:28:00 -
285:
愛◆hsF3gEfPG6
まぁくんは、愛の前でよく笑う。カメラを向けてもふざけたり、わざとかっこつけたり、さまざまな表情をして、愛はそれを見てけらけら笑う。
愛も、まぁくんの前だと色んな表情を見せた。まぁくんは、愛にたくさん教えてくれたんだ、将来の夢や昔の話しに、学校にいる面白い生徒の話しや、おばさんの話し。
二人で、お好み焼き屋が開店する前にたこ焼きも焼いたりした。愛が具がタコだけだとつまらないと言って、まぁくをの制止を無視して、お菓子入れたりして、すかさず写真を撮った。味は…びっくりするくらいまずくて、まぁくんの変な顔を愛はパシャパシャ撮ると、まぁくんは、愛からカメラを奪い、愛の口の中にたこ焼きを入れて、それがめっちゃ辛いたこ焼きやって愛がびっくりすると、まぁくんは笑いながら愛の写真を撮った。2008-01-20 17:37:00 -
286:
愛◆hsF3gEfPG6
そう……これ以上にないくらい幸せな日々。愛は、まぁくんが居れば本当にそれだけでよかったんだ。
でも、そんな幸せな日々は、長くは続かなかった。。
愛が一番恐れている事が、現実になるなんてこの時思いもしなかった。2008-01-20 17:40:00 -
287:
愛◆hsF3gEfPG6
DEAR
どうしてなのかな……どうして人は1人を恐がるのかな……
失って悔やんで後悔して、1人を望むのに……気付けばまた1人から逃れたくなる。
美化され続ける思い出と共に、今を生きて誰かに何かを重ねて……違うと気付きまた1人になって……また誰かを求める……
君は……君だけは美化したくないよ……そう思っては過去になるあの日を拒んでいた。2008-01-20 17:46:00 -
288:
愛◆hsF3gEfPG6
8話雷
2008-01-20 18:16:00 -
289:
愛◆hsF3gEfPG6
11月になった。 最近やたらだるいし眠い。まぁくんと会ってもなんだか眠くて、気付けば寝てしまってる。
食欲もあまりなくて、たまに気分が悪くなる。なんだろう。。 愛「まぁくん、なんか最近やたら眠いねん〜たまに気分悪くなるし…」愛がまぁくんに話すと、まぁくんがタバコの火をつける手を止めて愛を見た。驚いた顔で。
愛「どないしたん?」不思議そうにまぁくんを見ると、まぁくんはタバコを床に置き、真顔で愛を見る。 誠「愛?……そういえば、生理きてへんよな…?」まぁくんにそう言われて、愛は頭ん中で考える。2008-01-20 18:23:00 -
290:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「ん〜9月にきただけで…それからきてないかなぁ……きたっけぇ……ん〜分からん…」まぁくんなんでそんな事聞くんやろ………愛は特に気にしないで、タバコに火をつけようとすると、急に気分悪くなりタバコを吸うのをやめた。
誠「……薬局行ってくる!ちょっと待っときや」面倒くさがりのまぁくんがいきなり立ち上がり、上着と財布を持ってそのまま部屋を出ていった。2008-01-20 18:28:00 -
291:
愛◆hsF3gEfPG6
しんとした部屋に1人になり、理解できないままぼーっとしていると、しばらくしてからまぁくんが帰ってきた。 手には小さな袋を持ち、息を切らして愛の隣に座る。
誠「調べるで!」袋からまぁくんが取り出したのは妊娠検査薬。愛はその箱を見てびっくりした。 だって、生まれて初めて見るんやもん。しかも二箱も買ってきたんだ。。。 愛「検査?!愛が?!なんで?!」誠「生理きてないんやろ?調べなあかんやろ?」愛「大丈夫やって!だって外だしやんいっつも!まぁくん外だしやったら大丈夫って……」 誠「念のために調べるねん!な?ほら説明書読んだるから」2008-01-20 20:52:00 -
292:
愛◆hsF3gEfPG6
そう言われて、まぁくんは愛と一緒にトイレに入り、まぁくんに言われるがまま検査をすると、結果は妊娠してなかった。
愛「ほら!な?妊娠してへんやろ?まぁくんおかしいんちゃうん?」愛がそう言ってる前で、検査薬と説明書を何度も見るんだ。 まぁくんは心配性やねんから…… 誠「ほんまや……なんで生理こんのやろなぁ…」愛「んー愛たまに遅れるし…そのうちくるやろ〜ってか二箱も買ってどうするん?」誠「それ、愛っぺ持ってて?またいつか使う時くるかもやし」2008-01-20 20:57:00 -
293:
愛◆hsF3gEfPG6
そう言われて、その夜愛は自分の部屋の机の引き出しに入れた。アドレス帳やスケジュール帳が入ってある引き出し。 まだまぁくんしか書いてないアドレス帳。まぁくんに書いてもらったアドレス帳。 そこに、まだアルバムにはってない写真が何枚もあり、愛は妊娠検査薬を直す時に写真を取り出して、アルバムを本棚から取り出して、ペタペタと貼った。
アルバムを見るだけで、嬉しくなるね……クリスマスのページには、シールとかたくさん貼ったりしたいなぁ。。。正月は一緒に初詣に行って…卒業式の写真とかいーっぱい撮ろ!
で、いつか懐かしく二人で見る日がくるんだねぇ……2008-01-20 21:57:00 -
294:
愛◆hsF3gEfPG6
それから数日後の出来事だった。 朝いつものように目覚めると、ベルにはまぁくんのメッセージが届いてなくて、愛はまぁあんまり深く考えずに制服に着替えて、一階に降りると母さんが愛を呼び出した。
母「今日は学校休みなさい」冷静な顔して話す母さん。愛は理解できなくて、母さんの顔を見る。 愛「は?なんで?」母「産婦人科に行くから」
―――?!――――産婦人科?なんで? 愛「なんで?なんでなん?」母「妊娠してるんでしょ?」母さんのその言葉に愛は固まる。……何言ってるの?……妊娠なんて……………あっ!2008-01-20 22:03:00 -
295:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は急いで階段を駆け上り、自分の部屋の引き出しを勢いよくあける。 あったはずの検査薬が見当たらない。それどころかアドレス帳まで。。
……勝手に触ったんだ……
愛はむかついて、また階段を駆け降りて母さんの前に立つ。母さんは冷静な顔で弁当にふたをしていた。2008-01-20 22:06:00 -
296:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「勝手に触ったやろ?!返してや!」母「触られて困るような物でもあるわけ?」母さんは、笑いながら愛にむかってそんな言葉をぶつけてきた。
愛「アドレス帳は?検査薬は?」母「お父さんが持ってるわよ?妊娠なんて勘弁してよ?友子に迷惑かかるでしょ?」また姉ちゃんの名前を出す母さん。いちいちイライラする…
愛「妊娠なんかしてへんし!」母「ちゃんと堕ろすのよ?迷惑やからね?生むとか言わないでね?」2008-01-20 22:13:00 -
297:
愛◆hsF3gEfPG6
迷惑?……何が?……なんでこんな女にいちいち指図されやなあかんねん! 愛はむかついて、言い返す気にもなれなくて、リビングを出ようとした時
「今、お父さんが誠くんに会ってるから、一緒に産婦人科に行くからね?」
その言葉を聞き、愛は動けなくなったんだ。ゆっくり振り向くと、母さんは何事もないように朝ごはんの支度をしていた。2008-01-20 22:18:00 -
298:
愛◆hsF3gEfPG6
愛が逃げないように、まぁくんを連れてくるんや……とっさに浮かぶその言葉。 一時間くらいしてから、まぁくんがお父さんに連れられ、家にやってきた。
愛は部屋で、ぼーっとしてるとまぁくんが部屋に入ってきて愛を抱き締めたんだ。 愛「ばりムカつくわ!あの女!愛妊娠なんかしてへん!」 誠「愛っぺ!落ち着き!な?」 愛「もう出ていく!こんな家いらん!」 まぁくんの腕の中で怒鳴る愛。まぁくんは聞こえないように愛を抱き締めたんだ。2008-01-20 22:24:00 -
299:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「おっちゃんな、愛っぺの事ちゃんと考えてんで?な?」愛「どこがよ?!」誠「それは言えないけど、愛っぺは愛されてるから……な?産婦人科行こうや、妊娠してへんねんから、大丈夫やから…」愛「いやや!行きたくない!出てく!今すぐこっから出ていく!」 愛が怒鳴ってると、お父さんがいきなりずかずかと部屋に入ってきて、愛の髪を鷲掴みにしてぐいっと引っ張った。
誠「やめてください!」まぁくんが間に入り、お父さんが愛の髪を放した。 お父さん「どきなさい!」誠「暴力はやめてください!」愛の前に立つまぁくんは、まったく動かない。2008-01-20 22:31:00 -
300:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「愛さんは、理解できる人です!いえばちゃんと理解する子ですよ?もっと信じてあげてください!」 愛は、その言葉を聞き唇を噛み締めた。父さんなんかに涙を見せたくない。。
父さんは、まぁくんからそう言われため息をこぼし「産婦人科に行くから早く降りてきなさい」そう言ったんだ。 愛「妊娠してへんのに、なんで行かないとあかんの?」愛が小さい声でそう言っても父さんが耳を傾ける事はなかった。2008-01-20 22:35:00