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━オービタル━
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1:
優愛
「ありがとう」「さようなら」
あの日の私の精一杯…
きっともう二度と巡り逢えない貴方に本当は伝えたかった言葉…
それはきっともう二度と伝えられない言葉…2007-12-24 17:18:00 -
2:
優愛
「おそろやな」
私の穴だらけの左耳に輝く淡いピンク色のピアスを見る度、今でも貴方を想い出す。
あの日からもうすぐ一年が経つ…
未だに一度も外せてないオービタル…2007-12-24 17:29:00 -
3:
名無しさん
?
2007-12-26 19:54:00 -
5:
優愛
━AM01:30━
「今日も雨かぁ…」
仕事が終わり店を出ると冬だというの未だに雨が降り止まない。
「優愛…その台詞3日連続言うてるよ」
ママが横から話し掛けてくるのを愛想笑いで挨拶しながら私はタクシーを止めた。2007-12-27 10:25:00 -
6:
優愛
「ミナミまで」
行き先を告げて煙草に火をつけると、運転手が怪訝そうな顔をしながら窓を少し開けた。
大阪の冬はそんなに寒くないけれど雨の日の鬱陶しさは寒さなんかどうでもいいくらいに苦手だった。2007-12-27 10:34:00 -
7:
優愛
窓から眺める景色は車のライトも街のネオンも全てがぼやけて見えた。
「この辺でお願いします」
運転手さんに代金を払い私は再び、でもまた別の夜の街へと繰り出した。
━2005年12月中旬…雨の降りしきる夜…智弥に出逢ったのはクリスマス前の真夜中がった━2007-12-27 10:49:00