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幽霊でも恋をする。
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1:
?◆vpbao2d2Y6
昔から、柳の木の下には幽霊がいるって言われてる。理由なんか分からない。でも当たってると思う。だってあたしは、幽霊だから。死んだ理由?そんなの決まってる。事故。車に勢いよく撥ねられた。即死だったみたい。そりゃ、あたしを轢いた奴を怨んだりしたけど、相手を怨んだってあたしが生き返る訳じゃない。だから今は、幽霊生活を楽しむ事に決めた。あたしのタイムリミットは後、49日しかないもの。
2007-12-26 00:27:00 -
2:
?◆vpbao2d2Y6
毎日、毎日、幽霊って退屈。だってする事がない。まぁタダで映画が見れるってのはいぃ事だけど。それ以外する事が、本当にみつからない。それに、あたしはこの世に未練なんてないし。大嫌いな家族に、大嫌いな同級生。二度と会わないで済むって思えば、こんなに有り難い事はない。それに、やりたい事もなかったし。
2007-12-26 00:46:00 -
3:
名無しさん
おもしろそう?
2007-12-26 01:00:00 -
5:
?◆vpbao2d2Y6
死んで全てが清々した気がする。でも一つだけ、気になる事がある。それはあたしの死んだ場所に、花を持ってきてくれるカレ。もちろん知らない人。あんたは誰?どぅしてそんなに悲しそぅな顔をしてるの?生前、付き合ってた奴かな?とか考えてみても、違う。だって見た事がない人だから。
2007-12-26 01:20:00 -
6:
?◆vpbao2d2Y6
カレは10分程、その場所にいて歩き出した。気になったあたしは、ついて行く事に決めた。これがあたしが生きていたら、怪しい人になるんだろぅけどあたしは幽霊だから、そぅはならない。隠れた方がいぃのか?なんて、考えたりしたけど、つーか見えないし。って事で、堂々とついて行く。なんかストーカーする人の気が分かったよぅな分からないよぅな、変な感じがした。
2007-12-26 01:28:00 -
7:
名無しさん
絶対おもろい★主さん楽しみにしてます?
2007-12-26 17:53:00 -
9:
?◆vpbao2d2Y6
カレについて行くと、目の前には大学。カレはどぅやら、大学生らしい。
『真也おはよう☆』
カレのもとに寄ってきたのは、今時の女の子。クリクリした目に、頭をクルクル巻いたいわゆるギャル?カレの名前は【真也】と言うらしい。
『おはよう。チィ。』
チィと言うのは、このギャルの事だろう。ギャルは真也に名前を呼ばれ、すごく嬉しそう。真也に恋してる。チィの顔にそぅ書いてある。2007-12-26 19:20:00 -
10:
?◆vpbao2d2Y6
『真也、昨日も今日も朝家にいなかったけど、どこに行ってたの?』
チィが尋ねる。それに対し真也はそっけなく返した。
『別に。』
そぅ言って、スタスタと歩き出す。慌てて、真也の後を追いかけ、ふと後ろを振り返ってみた。チィは悲しそうな顔で、真也を見ていた。2007-12-26 19:29:00 -
11:
?◆vpbao2d2Y6
あんたねぇ!さっきの言い方は何?あの子は、あんたが好きなのよ!?『別に。』ってカッコつけてんじゃないわよ!自分の事、カッコいぃとでも思ってんの!?
――なんて言ってみても、あたしの言葉なんて講義中の真也には聞こえるはずもない。大学の勉強なんて、あたしにはちっとも分からないけど、真也は建築について勉強してるみたいだった。
大学生になってまで、勉強するって凄いわね。あんた。あたしには無理だわ。ってもぅしなくていんだけど。
あたしの声は、誰に聞こえるでもなく消えていった。2007-12-26 19:36:00 -
12:
?◆vpbao2d2Y6
あんたちょっと笑って見なさいよ。笑ったら絶対、カッコいぃはず。
なんて、真也に聞こえるはずもないのに、あたしはそぅ言ってみた。するといきなり、今まで顔を伏せていた真也が顔をあげる。一瞬あたしと目が合う。正確に言えば、あたしを通して別の誰かを見ている。2007-12-27 03:09:00 -
13:
名無しさん
面白いやん?いっぱい更新して?
2007-12-27 07:22:00 -
14:
?◆vpbao2d2Y6
>>14サン☆
あんま更新ですみません?今日はいっぱい時間あるんで、いっぱい更新します?面白いと言ってくれてありがとうございます??2007-12-27 08:13:00 -
15:
?◆vpbao2d2Y6
真也の目線を追うと、小柄の大人しそうな女性がいた。彼女は真也の目線に気付くと、小さく手をふる。真也もペンを持っていた手を彼女にあげる。
何、あんたの彼女?
真也と彼女の間に、何かあったと言うのが簡単に分かる程、二人の雰囲気はおかしかった。その証拠に、彼女を見る真也の目は、なんともいえない感じがした。2007-12-27 08:24:00 -
16:
?◆vpbao2d2Y6
軽く挨拶だけすると、彼女は友達たちと食堂から出て行った。真也を見ると、また目線は机の上のノートに戻っていた。
『まーさーや!』
チィが後ろから真也に抱きつく。真也はちょっと戸惑っていたが、チィだと気付くと呆れたよぅに言った。
『チィ…、心臓に悪いからやめろって何回も言っただろ?』
チィは小さく笑い『ごめん。』と言った。2007-12-27 08:30:00 -
17:
?◆vpbao2d2Y6
チィは真也から離れ、真也の横に腰かけた。
『真也ってば、ご飯食べながらも勉強してんの?頭いんだから、そんなに勉強しなくたっていぃじゃん。』そぅ言って、真也のノートを奪う。真也はハァとため息をつきチィを睨む。
『ごめんって!』
チィが真也にノートを渡す。ノートを受けとると、真也はまたノートに目を戻す。
『チィ、悪いけど、俺勉強に集中したいんだ。』2007-12-27 08:35:00 -
18:
?◆vpbao2d2Y6
真也の冷たい口調に、チィの顔が見る見るうちに暗くなる。
『…ごめ。』
チィは目に涙をため、急いで席を立った。あたしは、チィが可哀想になり、真也を睨んだ。文句を言おうとしてやめた。だって、あたしの声は真也に届かない。2007-12-27 08:39:00 -
19:
?◆vpbao2d2Y6
あたしが、何か言ったって仕方ない。
あんたいつか誰かに刺されるわよ。
小さく呟いてみた。何も言わないでいるより、ちょっとだけスッキリした。まぁ自己満でしかないけど。2007-12-27 08:47:00 -
20:
?◆vpbao2d2Y6
あたしは、生きてた頃、誰か言葉に傷ついたりした事あったかな?チィみたいに、あんなに誰かを好きって全身で出せた事あったかな?……多分、なかった。あたしはどこかで冷めてる奴だったから。もし、あたしに悔いが一つあるなら、ちゃんと誰かを本気で好きだって思える恋をしなかった事だろう。適当に生きて、死ぬ時はあっけなくて、なんだか笑えてきた。
2007-12-27 08:56:00 -
21:
?◆vpbao2d2Y6
次の日、また真也はあたしの死んだ場所に花を持って行った。花を供え、手を合わせる。真也の横に腰を置き、真也を見ると又切なそぅな何とも言えない表情をしている。
どぅしてあんたは、そんな顔をするの?あたしは何か、大事な事を忘れているの?
分からない。忘れていると言えば、そんな気がするし、しないよぅな気がする。2007-12-27 09:04:00 -
22:
名無しさん
面白そう?
頑張って?2007-12-27 10:54:00 -
23:
名無しさん
あげりんこ?
2007-12-28 10:29:00 -
24:
名無しさん
おもしろ〜い?
2007-12-29 00:36:00 -
25:
名無しさん
あげ?
2007-12-30 20:50:00 -
26:
名無しさん
頑張って完結してくださぃね★期待してまーす♪
2007-12-31 01:13:00