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*オレンジ*

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  • 1:

    ━━━なぁ、あの日のこと覚えてる?

    あの時、あんたの手を離さんかったら・・・『今』どぅなってたんかな?


    ━━━いま笑ってますか?

    2008-01-10 13:37:00
  • 2:

    ━ぜんぶフェイクなら、あたしも・・・あたしの存在すべてフェイクでいぃ。

    喜び悲しみ怒り・・・ぜんぶ嘘でいぃ。誰かを愛するキモチですら嘘でいぃ。

    2008-01-10 13:42:00
  • 3:


    永遠に輝き続けるモノなんかなぃんやから。

    2008-01-10 20:09:00
  • 4:

    中原 玲。21歳。

    職業:フリーター

    いまは大阪ミナミのバー“Red”で働いてる。

    2008-01-10 20:28:00
  • 5:

    ド派手に着飾った街のしょぼい雑居ビルの3F。
    そこがあたしの職場“Red”。赤を基調にした内装が気に入ってる。
    赤はあたしの好きな色やから・・・

    2008-01-10 21:07:00
  • 6:

    ≫深夜3時

    バタンッ−「いらっしゃいませ。」
    「れいちゃ〜ん♪ひさしぶりぃいい!!!!!!!!!」
    「澄香チャン。ごぶさたやなぁ〜。」

    2008-01-10 21:27:00
  • 7:

    ケラケラ笑いながら入ってきたのはキャバ嬢・澄香。パッチリ睫毛にクルクル巻き髪。たまに来てくれる可愛いお客様★
    「ごぶさたやなぁ〜。って先週も来たやん!」軽くノリツッコミしながら澄香はカウンターに座った。

    2008-01-10 21:41:00
  • 8:

    「知ってる♪」ちょっと笑って澄香チャンにオシボリを渡した。
    『ごぶさたやなぁ〜。』で始まる会話は挨拶代わり。
    澄香チャンは売れっ子キャバ嬢。同伴やらアフターやらで忙しく続けてきてくれる時もあれば、次の来店まで数ヶ月ごぶさたな時もある。

    2008-01-10 21:53:00
  • 9:

    「れいちゃん、いつものお願い。」「はぁーい。」
    澄香チャンの一杯目はスプモーニ。仕事の後は甘ったるいのよりサッパリしたのが飲みたい。初めて“Red”に来た時に澄香チャンはそう言っていた。
    自慢ぢゃないけど、あたしは一度来たお客様のオーダーは忘れない。

    2008-01-10 22:10:00
  • 10:

    カンパリ、グレープフルーツジュース、トニックウォーター・・・軽くステアして出来上がり。
    綺麗な鮮紅色に出来上がったスプモーニ。これも、いつも通り。
    「あーッ、やっぱおいしい♪うまーぃ!!」一口飲んだ澄香チャンが笑う。
    「ありがと♪」

    2008-01-10 22:24:00
  • 11:

    「なぁ、玲ちゃん。」グラスについた水滴を綺麗にネイルされた指でなでながら澄香チャンが言った。「なんで・・・なんでバーテンなったん?もう戻らへんの?!」「・・・え?」ドキッとした。
    澄香チャンは続ける。「もう戻らへんの?うち聞いてん。」

    2008-01-10 22:54:00
  • 12:

    澄香チャンは静かに言った。「玲ちゃんのこと。玲ちゃん、“glow”でNo.1やったんやろ?何で突然、辞めたん?」

    ━“glow”確かにあたしは働いてた。キャバ嬢『レイ』として。
     でも、1年前のあの日あたしはキャバ嬢を辞めた。

    2008-01-10 23:48:00
  • 13:

    ━━━“glow”
    東京・六本木にある超有名店。きらびやかな内装にショーステージ。客層は芸能人や大企業の重役達。

    2008-01-11 12:45:00
  • 14:

    働いてる子のなかには、女優やタレント志望の子も少なくなかった。

    毎夜繰り広げられる擬似恋愛、金と権力、欲望のゲーム。

    2008-01-11 12:53:00
  • 15:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-12 13:22:00
  • 16:

    闇のなかに輝く一瞬にすべてをかけて夢を見る。

    幻のなかに瞬く光の桃源郷。

    2008-01-13 13:40:00
  • 17:

    〈――…〉「理由はないよ。ただ何となく・・・。」動揺する心を抑え、あたしは答えた。
    「・・・何となくか。」澄香チャンはあたしの言葉を確かめるように繰り返した。
    「いきなり聞いてごめんな。」「・・・いいよ。でも、何で“glow”の事、知ったん?東京のことやし・・・それに」

    2008-01-13 13:50:00
  • 18:

    「あたし帰るわ。」あたしの言葉を遮るように澄香チャンは言った。

    〈――え…?〉「お金ここに置いとくから。」そう言って澄香チャンは席をたち、あたしの反応なんて見えないかのように・・何事もなかったかのように帰っていった。

    2008-01-13 14:01:00
  • 19:

    あまりに突然すぎて茫然自失。
    澄香チャンの去った席にふと目をやると1枚の名刺。

    2008-01-13 22:32:00
  • 20:

    名刺を見てあたしは目の前が真っ白になった。
    《club Rion―代表取締役 竜崎 誠也》

    2008-01-13 22:38:00
  • 21:

    ━竜崎 誠也。今もその名前を口にすると胸が苦しくなる。あたしが昔、愛した人。
    震える心と体を抑えながらもう一度、名刺に目を落とした。

    2008-01-13 22:44:00
  • 22:


    名刺の裏をふと見ると可愛らしぃ字で《誠也に会ってあげてくださぃ。澄香》とメッセージが。

    2008-01-13 22:58:00
  • 23:

    名無しさん

    ?

    2008-01-20 23:09:00
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