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  • 1:

    この話は未来の話。   いずれ世界はこうなってしまうだろう…。     そんな話を書いてみます。

    2008-01-12 01:26:00
  • 2:

    (頭がズキズキする…) 頭痛で目が覚めた。   こんな時でさえ仕事に追われるしまつ…。     奴らがいる限り、俺の前がら仕事と言う言葉は無くならないだろう。     『アル…。目が覚めた。用意は頼んだ…。少しシャワーを浴びてくる』    アル『良く眠れましたか?用意なら既に出来ていますょ?少しはゆっくりと風呂に浸かってきてはどうですか?』         『いゃ…。すぐに戻る…』

    2008-01-12 23:22:00
  • 3:

    アルは俺が10歳の頃に旅の途中で出会った。アルは当時18歳。俺は史上最年少でこの手を血でそめた。最初に血に触れたのは8歳の頃…。俺は産まれた時から両親ゃ周りの大人達に人間兵器として育てられた。            不満を持つ心すらなかった            だがアルは人間兵器としてではなく、1人の人間として俺を扱った。

    2008-01-12 23:35:00
  • 4:

    アル『はぃ…』     シャワーを浴びている間も頭がズキズキと痛む。  風呂から出た。     『待たせた』アル『ぃえ』『そろそろ行こう…』  アル『…はぃ…』    ホテルを後にして歩く。 アル『…こんなに辛い仕事をあなたにはして欲しくないのですが…。やはり私と変わっては頂けませんか』『辛い仕事何かなぃ………どれも同じだろう………』アル『…………』    4時間程歩いてある町に着いた。         町に入るための門には無数の血痕。『少してこずりそうだな…』アルが門を開けるとそこには沢山の人間が血まみれで倒れていた。

    2008-01-12 23:51:00
  • 5:

    アルは地面に手をつき目を瞑る…。『どうだ?』  アル『近い…ですね。遠くはない…』アルは自分の背中に背負っていた1本の剣を振り上げた。     『…背中は任せた…』  アル『お任せ下さい』  俺は2本の細い剣を両手に握りしめて町の中に入ってみる。

    2008-01-13 14:20:00
  • 6:

    早速何人かの感染者に囲まれた。アル『準備の方は?』『いつでも大丈夫だ…』2人は勢いよく走りだした。相手はウイルスに感染していて、力もスピードも半端じゃない。その代わりに人間だった記憶をなくしてしまう。中には強い精神を持っている者もいて、そういう人間は最後まで人間としての理性がある。だがそんな人間は世界中を探しても数十人にかいないだろう。

    2008-01-13 15:11:00
  • 7:

    感染してしまった人間をこの世界ではナヤと呼ぶ。このナヤには三段階あって、3というのが感染したばかりの人間の事をいう。大体の人間はこの時点で記憶をなくしてしまう。

    2008-01-13 15:18:00
  • 8:

    ナヤは生き物を主食とする。しかし1番の好みは人間。自分達の姿を見て逃げ惑う人間が旨いらしい。それよりも旨いのは、逃げも隠れもしない、堂々と自分達の前に立つ人間。そいつらをしとめた後に食べる人間はとびきり旨いそうだ。

    2008-01-16 04:08:00
  • 9:

    ナヤは恐ろしい程腹の減りが早く、豚でいうと1日に3頭は食べてしまう。人間は特に腹持ちが良いようで、常に人肉を隠し持つ者もいる。
    しかし、ナヤ自体姿がバレる事を嫌う。普段人通りの多い町の中では普通の村人を演じているが、夜になって人がいなくなった頃に本性を魅せはじめる。

    2008-01-16 04:15:00
  • 10:

    1人で歩いている人間を裏路地へと誘い出す。その時点でその人間の【死】は決まっている。
    そして毎日を過ごしているうちにナヤは脱皮をするようになる。皮膚の皮がめくれてくる。人間を沢山食べているナヤ程脱皮をするのが早くなる。

    2008-01-16 04:20:00
  • 11:

    2というのは先程説明した3の状態から脱皮を繰り返してきたナヤの事をいう。2になると状態3のナヤの二倍位身体が大きくなる。爪も鋭く、長くなり、背中から角の様な物が何本も生えてくる。何よりもスピード、力、共に状態3の二倍になる。

    2008-01-16 04:25:00
  • 12:

    この時点で9割のナヤは人間だった時の記憶は完璧になくなってしまう。愛していた家族さえも殺してしまうのだ。
    時にナヤは腹が一杯で気分がいい時に仲間を作る。仲間を作る方法は、先程言ったように裏路地に人間を誘い込み、人間の額を爪でエグり、脳に穴を開ける。その額に開いた穴から自分の血を流し込む。最後に身体の何処かに【印】と呼ばれる噛み後をつければ終わりだ。その人間は死から甦り、また人間として生活をする。しかし記憶はないし、人間を食べてしまう身体になる。

    2008-01-16 04:33:00
  • 13:

    状態1についての説明は後程出てくるので、今はこれ位にしておこう。

    2008-01-16 04:35:00
  • 14:

    ナヤ《我々に何のようだ…?倒しにでも来たのか?》微かに笑っている。
    蓮『お前達のボスを倒しに来た…。悪いがお前達など敵ではないかもしれん…』アル『それはごもっともですね…笑』       アルは片手に剣を握り締めたまま、軽い身のこなしでナヤの周りを走り回る。 アル『1…2…3…。全部で7匹です』アルは蓮の背後に戻り蓮に伝える。  蓮『…』蓮は何も言わないままナヤに向かって走りだす。

    2008-01-16 04:43:00
  • 15:

    ナヤ《お前達は頭が悪いのか?こんな剣で何ができるというのだ…》ナヤ達はまたクスクスと笑いだす。 蓮は自分の剣で指先を少し切った。そして傷から出た血を剣に垂らす。するとみるみるうちに剣が青い光に包まれて、小さな稲妻の様なものが剣の周りを取り囲む。

    2008-01-16 04:48:00
  • 16:

    アルも同様に舌を剣で少し切り、血を垂らす。剣は黒い光で包まれて、途中で白い霧の様な物が剣を包む。
    アル『あのままの剣でも中々使えるんですけどね?こちらの方が手っ取り早いでしょ…?』
    アルはいきなりもの凄いスピードで走りだし、一瞬のうちに1人目のナヤの首を跳ねた。        アル『ほら…一瞬だ…』 アルはまた次のナヤに向かって走りだす。

    2008-01-16 04:54:00
  • 17:

    蓮は2本の剣をナヤに振り下ろす。その剣はナヤをいとも簡単に切り刻んだ。 蓮『お前達で時間は取らん…』蓮の瞳の中で黒い靄の様なものが疼いている。

    2008-01-16 04:57:00
  • 18:

    すると背後に立っていたナヤがもの凄い形相で蓮に襲い掛かろうとする。   蓮は振り返る事なくじっと立っている。      ナヤ《なめやがってッ…》アルはそのナヤに向かって目に見えない様なスピードで近づき一瞬でナヤの首をはねた。

    2008-01-17 19:06:00
  • 19:

    アル『私の主人に触れる事は許しませんよ?』残りのナヤを睨み付ける。   蓮『…俺は先に行く。任せていいか?』アル『私は大丈夫ですが…蓮さんは…』蓮はアルに弱々しい笑顔を見せて『悪いな…。早くアイツを殺さないとどうにかなっちゃいそうなんだ…』アル『…すぐに向かいます。無茶はしないで下さい』蓮はアルに手をあげたまま先に歩いていった。

    2008-01-17 19:16:00
  • 20:

    (余り時間はかけられないな…。一発で終わらせよう…)アルは地面に手を付き瞳を閉じて腕に力をこめる。すると地面が凄い音を立てて割れはじめた。   アル『これで終わりだ…』アルは走って蓮の後をおう。残っていたナヤ達はバラバラになってしまっていた。

    2008-01-17 19:23:00
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