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運営運営
*紙ひこーき*
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1:
主
青い海 広い野原 透き通った川 木が生い茂った森 俺たちがいる所はそんなトコ
2008-01-20 03:48:00 -
2:
主
チュンチュン… 窓から入ってくる光で目が覚める。『…ねむッ…』 重たい身体を起こして起きる。夏休みやし無理して起きる事はない…んやが……アイツと勝負中!! 絶対勝つんゃ?
2008-01-20 03:55:00 -
3:
主
俺は階段を降りてふすまを開ける。母『あらー?あんたもう起きたんかー… 何や夏休みに入ったら起きるん遅なる思ってたわ!』 オカンは味噌汁を温めながら俺を見る。 『はょ。昨日言わんかったか?俺今日から颯(そう)と夏休みの体操毎日行くんじゃ!んで始業式ん時に休んだ回数多かった方が負けやねん!勝ったらサイダーおごってもらうんじゃ!』 母『サイダーて…。まぁ身体には良い事やけー、ただ続くかどうかやのー笑』俺を見て笑っている。 『続くわッ!颯には負けたないからのー(T_T)』
2008-01-20 04:05:00 -
4:
主
オカンは味噌汁やらご飯やら漬物やら魚やらをお盆に乗せてテーブルまで運ぼうとしていた。俺はそのお盆を受け取ってテーブルに座る。 『おっかあはまだ飯食わんのか?』 母『稜子(りょうこ)が起きてきたら一緒に食べる』 稜子というのは俺の2コ上の姉。中々しっかりはしとるし優しいんやが…………低血圧…がどうとかで朝は苦手らしい。俺にはよー解らん。
2008-01-20 04:10:00 -
5:
主
俺は1人でテレビも見ずに黙々と飯にがっつく。 母『朝からよーそんなに入るねー?』 『一杯食ったら大きなるておっかあいつも言うがな』母『あんたは男のコやけ、一杯食べて大きなってもらわな困るからなー』
2008-01-20 04:14:00 -
6:
主
そんな会話をしてる内に茶碗の中の飯は空っぽ。 『ごちそーさまッ!』 茶碗やら何やらを流しに突っ込んで階段を登る。 Tシャツに着替えてズボンも着替える。靴下は冬しかはかん。常にサンダルか草履やからな!
2008-01-20 04:18:00 -
7:
主
下に降りていくとオカンは洗濯物をたたんでた。 でっかい窓から眩しい光が差し込んでる。 『今日も天気ええな!』 まだ時間があった俺はオカンの洗濯物の手伝いする。
母『せやな!スグに洗濯物乾いて良いんやけど、暑くて買い物に行くのが億劫になってまうわ!』 確かに夏は暑くて死にそうになる。やけど海には入り放題やし、アイスもうまい!冬より全然好きじゃ!2008-01-20 04:23:00 -
8:
主
ふと時計を見ると7:00 洗濯物はオカンに任せてサンダル履いて自転車にまたがる。今から颯を迎えに行くんじゃ! 自転車をこいで5分。 颯の家の前。 屋根の上では大きく口を開けたシーサーが2匹座ってこっちを見ている。 玄関まで行って名前を呼ぶ『颯!迎えに来たど! 用意出来とるかー!!?』1分もたたん内に颯のおばちゃんが出てきた。 『おはよ!晴ちゃん!もー出てくるわ。もーちょっと待ったげて?』 『おはよ!おばちゃん! あッ!颯出てきよった! 遅ぃわ!俺待っとるがな』
2008-01-20 04:32:00 -
9:
主
そんなこんなでガタガタの道をこいで小学校へ着いた。『ちゃんとカード持ってきたかぁー?』 颯『持ってきとー大丈夫ゃ!』2人は仲良く競走しながら運動場の舞台まで走る。 『もー何人か来とるがな』颯『皆ここから家近いやろ?俺らは少し離れてるから遅くなってまうんゃ!』 俺達は先生やら生徒の何人かに挨拶して、体操が始まるまで走り回る。
2008-01-20 13:43:00 -
10:
主
少しワイワイと走り回ってると1人の女子が目の前に立つ。咲(さき)や。 『何じゃ咲も体操やるんか?』咲『家近くやし結構人数来るて聞いたから来てみたんやがこんだけらしいで』
颯『あぁ?こんだけ!?俺等合わせて7人しかおらんがな!』 『何じゃ!もっとワイワイ楽しくできるて聞いたがな!』 咲『うちもそー思っとったんやが…今回は人数あつまらんなーて先生ら言うてはったわ…』2008-01-20 13:48:00 -
11:
主
そんな話をしてたら笛がなる。先生達がこっちを見て手招きしてる。俺達は3人そろって皆の所に行く。 颯『なー先生?何でこんなに人数少ないんじゃ!?』『俺達もっと人数多いどーて言われたから来たんや』 先生『今までは多かったんやがな…。お前らの行いが悪いせいとちゃうか?笑』颯『黙れ!しばくど!』 先生『誰ぁれにそんな口きいとるんじゃ!』 『何でもええけーハヨ体操初めよや!』 咲『本間じゃ!』 そこで先生と颯の言い合いは終わった。
2008-01-20 22:41:00 -
12:
名無しさん
?
2008-01-20 23:02:00 -
13:
主
それから俺達を合わせた7人は綺麗に並べられて体操をした。 颯『何で皆こんのじゃ?』『そんなもんやろが…』 咲『そんな事はいつでもいいがな。今日は海にいかんか?』 帰り道。俺は自転車をおして3人で帰る。 颯『ええな!海行こ!今が昼前やろ?ほな…1時位に咲ん家でええか?』 咲『そないしよか!じゃーウチはここで曲がるけーまた後でな』 『おぅ!またな!』 咲は道の角を曲がっていった。
2008-01-20 23:11:00 -
14:
主
俺と颯はまた2人乗りで帰る。行きは俺がこいだから帰りは颯にこいでもらう。『風が気持ちええのー!』颯『俺はこいでるけ暑いわッ!笑』 『お前が2人乗りするて言うからそんな事なるんゃ』俺と颯は爆笑しながら風を切った。
2008-01-20 23:15:00 -
15:
主
俺と颯はまた2人乗りで帰る。行きは俺がこいだから帰りは颯にこいでもらう。『風が気持ちええのー!』颯『俺はこいでるけ暑いわッ!笑』 『お前が2人乗りするて言うからそんな事なるんゃ』俺と颯は爆笑しながら風を切った。
2008-01-20 23:16:00 -
16:
主
俺と颯はまた2人乗りで帰る。行きは俺がこいだから帰りは颯にこいでもらう。『風が気持ちええのー!』颯『俺はこいでるけ暑いわッ!笑』 『お前が2人乗りするて言うからそんな事なるんゃ』俺と颯は爆笑しながら風を切った。
2008-01-20 23:17:00 -
17:
主
颯の家の前に着いて颯は降りた。颯『じゃーまた後でな!50円持ってこいや』『わかっとるがな』 そう言ってお互い手を振りながら別れた。 家に着いて窓から中にはいる。稜子が座ってこっちを見ている。 『何じゃ?』 稜子『何もない。元気やなーて思ったんよ』 稜子はうちわをパタパタとこちらに仰ぎながら笑っている。 『おっかぁは?』 稜子『おかーは安井さん家行ってはるわ。もう帰って来ると思うケドな…』 『んじゃ飯食お!稜子の分も入れよか?』 稜子『いいよ。あたしさっき食べた。てかあんたついさっき食べたんちゃうの』『男は一杯食べろて言うてるがな!おとーも、おっかぁも!』 稜子『せやけど太るど?』『太らんわぃ!笑』
2008-01-20 23:27:00 -
18:
主
そんな会話をしてたせいで食べる気をなくして後で食べる事にした。 結局夏休みの宿題をやる事にして部屋から持ってくる。テーブルに宿題を乗せると稜子は『あたしも宿題やっとこ…』と上に行った。今回はそこまで多いわけとちゃうから割と進むのが早い。 時計を見てみると11時。(そろそろ畑いかな…) 宿題を部屋に持って行ってサンダルをはく。 稜子『畑いくん?』 『おー』 稜子『あたしも行くわ』 そう言って家の隣にある、結構広い畑に向かう。
2008-01-20 23:35:00 -
19:
主
この畑はおとーが使ってる畑。半分を趣味で俺が使ってる。稜子も一緒に使ってる。 『結構大きなってきとんでな』 稜子『そやなー。そろそろ水まかな乾いてまうわ。』 俺と稜子は2人がかりで水をまく。それから軽く雑草抜き。 その後、稜子は家に戻って俺は1人で海に向かう。
2008-01-20 23:44:00 -
20:
主
味噌汁に入れるわかめは毎日俺が海に採りに行く。 海に入るまでもなくて浜辺に流れ着いてたりするから簡単に手に入る。 後は砂を掘って貝を探す。こうやって毎日の味噌汁は作られる。そん中に俺が釣って来た魚とか入れたら本間にうまい味噌汁になる。
2008-01-20 23:49:00 -
21:
主
それを持ってきたザルに乗せて家に帰る。 『おっかぁ帰っとったん』俺は窓から家に入る前に足の砂を払ってから入る。 オカン『あっ!安井さんがミカンくれたわ!』 『本間!?後でお礼しに行くわ!』俺はオカンに採って来たものを見せる。 オカン『こんな採れたん?今日も味噌汁には困らんねー!』俺はオカンがこうやって誉めてくれるから毎日飽きずに採りに行ける。
2008-01-20 23:55:00 -
22:
主
俺は家の倉庫からモリを持ってきて玄関に置いておいた。自分の部屋に行って水着をはく。その上からズボンをはいて上はタンクトップって言う動きやすい服装。『1時から颯と咲と海行ってくるけー何か採って来て欲しいもんあるか?』 オカン『せやねー…。晴が採ってこれるだけ採ってきてくれたらいいよ。魚も少し欲しいな』 『任せとき!安井さん家にも何匹か持っていくわ!』 時計を見ると12時。 『飯食ってから行くわ!』オカン『一杯食べなバテるど』 それから飯食って家を出た
2008-01-21 00:05:00 -
23:
名無しさん
うんうん?
ほんで〜?メッチャ吸い込まれる?頑張って?2008-01-21 00:46:00 -
24:
主
24さん?初めまして? 読んでくれてありがとぉございますッ(@゚▽゚@)? どんッどん吸い込まれて下さいねー(*´∀`*)??
ほな書いていきやすッ??2008-01-21 01:26:00 -
25:
主
モリは自転車の後ろに縛り付けて、貝とか魚とかを入れておく網、後は腹が減ったら食べろってオカンが作ってくれたおにぎりを持って颯を迎えに行く。 朝と同じ風景。 また颯のおばちゃんが出てきて『待ったげてー?』 颯は時間にルーズ。 颯が出てきた。 『お前遅いッてよー!』 颯『本間悪ぃ!準備してたら遅くなってもーた!』 『あんだけ時間あったがな!』 颯『ま…いいやん?笑』
2008-01-21 01:32:00 -
26:
主
いつものごまかし。 毎回ごまかされてしまう。ま…いいか…笑 今度はさすがに2人乗りは無理で、ちゃんと自転車に乗って咲の家に向かう。 『魚一杯捕まえたろ!』 颯『当たり前じゃ!まー取りすぎたら鷹おじに怒られてまうからホドホドにな』 鷹おじと言うのは漁師をしているおじさんの事。 漁師の皆からは親方って呼ばれてる。て事は親方なんだろーな…。
2008-01-21 01:37:00 -
27:
主
颯と色々と話をしてる間に咲の家の前に到着! 2人で叫ぶ。 『咲ぃー!来たどー!』 咲は2階の窓から顔を出して『すぐ行くー!』と手を振っている。 すぐに咲は降りてきた。 咲にモリを持たせて自転車の後ろに乗せた。 『そいじゃ行こか!』 颯『思いっきり早く漕いでいこーゃ!』 咲『えー!落ちるわッ!』『しっかり捕まれょ!』 2人とももの凄いスピードで坂道を降りていく。 咲『速ぃッ!帽子飛ぶッ!』颯『飛ばせ?!飛んでったら俺らが拾いに行ったるが!』咲『いらんッ!笑』 そんな会話が楽しい。 俺はこの3人でいる時が1番好きじゃ。 幸せってやつかな。
2008-01-21 01:46:00 -
28:
主
そんな会話をしているウチに海に着いた。相変わらず海が透き通ってて、綺麗な空色をしている。 俺達しか知らん場所。 『ここからでも魚が見えそーやの!』 咲『本間に見えそうゃ!』颯『よしッ!ハヨー入ろ』 3人で走って海まで行く。荷物は木の影に置いて簡単に着替える。 咲はいつも水着の上からTシャツを着けたまま入る。ここらの人間はTシャツを着たまま入る人が多い。 俺と颯は海パン一丁!
2008-01-21 01:52:00 -
29:
主
『そろそろ魚突こうど!』颯『ほーじゃな!じゃー咲は貝とってくれの!』 咲『楽勝じゃ!』 3人はそれぞれバラバラに行動をする。 腰に網を取り付けてモリを持って海の中を潜る。 少し潜っただけで大きめの魚が一杯おる。 1匹ののろまな魚に目を付けて一気に近付いてひとつきッ! (逃げよったわ…) 簡単にかわされた。 1度海上に顔を出して颯のいる場所を見る。 『取れたかー!!?』 颯『まだじゃー!中々上手くいかんわッ!』 2人は合流して1度咲の様子を見に行ってみた。
2008-01-21 02:04:00 -
30:
主
俺と颯は顔を見合わせて、もう1度海に潜った。 のろまな魚を発見!! モリを使っての漁は何回もやってきた事はあるケド、冬の間にはやらんから感覚を思い出すのに苦労する。 取りあえず今度は勢いはつけないままで、そーッと近付いていく事にした。 魚は少しずつ進んで岩の小さな隙間に入ってしまった。(くそッ!) ここまで追い込んだのに…と言う気持ちでモリを隙間に打ち込んだ。 そして悔しい気持ちのままモリを引っ張る。 (…重い…) 何だか先ほどよりモリが重い。(まさか…ッ) 段々顔がにやついてくる。岩の隙間に顔をもっていくと先程の魚ではない、そこには中くらいのタコがいた。
2008-01-21 12:45:00 -
31:
主
(タコゃッ!そりゃー簡単には抜けんがなッ!) 俺は今度は手を岩の隙間に突っ込んでタコの足を掴む。タコは周りに引っ付くので簡単には捕まえる事が出来ない。 (1回息継ぎしにいこ) 俺はタコにモリを刺したまま海上に上がった。 まだ2人も潜ったまんまみたいで、顔わ出しても誰もおらんかった。
2008-01-21 12:48:00 -
32:
主
もう1度海の中に潜ってタコがおる所に戻る。 (中々しぶといの…) このまま続けると他の魚達を捕まえる事ができなくなってしまうと思った俺は、思い切って勢い良くモリを引っ張ってみた。 タコもいきなり勢い良く引っ張られたせいか簡単に岩から離れた。 (しゃーッ!取れたッ!皆にみせんといかんッ!) 俺はタコの刺さったままのモリを持って海上に戻った。
2008-01-21 12:53:00 -
33:
主
咲に見せていると、斜め向こうに颯が浮き上がってきた。 颯『お前ら何しとんね?』俺は上にタコを振り上げて『タコ捕ったんよ!』 と言ってみると颯は嬉しそうな顔をして近付いてきた。 颯『すごいのー!俺は魚とったわーッ!』 俺に近づいた所で魚が入っているとおもわれる網を俺の顔に近付けてきた。 網の中ではピチピチと大人の手の平くらいの大きさの魚が2匹入っていた。
2008-01-22 16:22:00 -
34:
主
『すごいなッ!俺は魚とるつもりでモリ突いたらタコとれたわッ!笑』 颯『ラッキーやの!』 咲『ウチも一杯貝とったから後で分けようなッ!』 俺・颯『おぅッ!』 その後はまたバラバラに魚を取りにいった。 タコをとってから段々と感覚を思い出してきた様で、魚も中々取ることができた。
2008-01-22 18:08:00 -
35:
主
何匹か捕って海から顔を出してみると咲が浜辺に座っている。泳いで浜辺に行ってみる。 『どないした?』 咲の手もとを見てみると貝が山積みにされていた。 『何ねそれ!笑 凄い事になってるど!?笑』 咲『皆で分けるのに1回網から出してみたらこんな事になってもーた笑』 俺と咲で3人の分をわけていると、海から颯が出てきた。 颯『何や!出てるなら言えやッ!俺1人で魚探してたがな!笑』 3人で笑いながら、自分達が捕った魚とかの見せあいをした。
2008-01-22 18:17:00 -
36:
主
咲にもいくつか魚をわけて帰る事になった。 夕日が海に浸かろうとしていた。 『今日は一杯とれたな!』颯『また取りにこよなッ』咲『今度はウニとか取れたらええなー』 『そやな!』 今度は颯が咲を後ろに乗せて、俺は皆の荷物を持って自転車をこいだ。
2008-01-22 18:22:00 -
37:
主
咲の家の前で止まる。 咲『ありがとー(@゚▽゚@)』颯『また遊ぼなッ!』 『次は山いこな!』 咲『うん!川遊びもな!』何て3人で話していると咲のおばちゃんが出て来て、お『皆暑かったんちゃう?これ食べながら帰り?』 と、棒つきアイスをくれた。 『ありがとう!おばちゃん』颯『ありがとう!』 それから2人に手を振って颯と仲良くアイスを食いながら帰った。
2008-01-22 18:27:00 -
38:
主
それから颯の家まで一緒に行ってバイバイした。 俺は1人で家まで帰った。家の車庫に車が止まってる(おっとぉ帰ってきとる)自転車を止めて窓から家に入る。
2008-01-22 22:51:00 -
39:
主
稜子『おかえりー。その網に入ってるの魚?』 『ただいまー。これ?魚さかな。タコとったどー』 網を稜子に向けて差し出すと稜子は目を丸くして網を見てる。 『何?』 稜子『…刺身にして食べへん?』 『刺身にしてもらえばええやろが…』 稜子は嬉しそうな顔をして俺から網を奪って台所に去っていった。
2008-01-22 23:01:00 -
40:
主
俺は手を洗うために洗面台に向かった。 (そーいえば…おっとぉとおっかぁ居らんな…?) 手を洗った後で台所に向かうと、おっかぁがおった。
2008-01-22 23:15:00 -
41:
名無しさん
あげ
2008-02-04 12:29:00