小説掲示板ママの涙のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

ママの涙

スレッド内検索:
  • 1:

    かな

    悲しい想いばっかりさせてごめんな。何もしてあげられなくてごめんなさい。

    2008-01-23 05:53:00
  • 2:

    かな

    今日25歳になった。貧乏な実家が嫌で大阪に出て来て電車でたった1時間の場所なのにこの7年間で
    家に帰ったのわ3回くらいだったかな。




    だってこんなにも早くあなたがいなくなるなんて…。 想像すらしてなかったから

    2008-01-23 06:00:00
  • 3:

    かな

    私わ2人姉妹で姉とわ3つ離れてた。親わ小さい頃離婚していて、ママわ真面目な人だったから朝から夜まで働いてたね。いつもお金がなくて電気やガスが止まる事もよくあって。。。。欲しい物なんて与えてもらったことなんかないけどママの事お姉ちゃんの事大好きだった。優しい優しいがんばりやさんのママ。あなたの子供になれてよかった。

    2008-01-23 06:05:00
  • 4:

    かな

    コンビニや派遣のバイト、居酒屋、掛け持ちしたりして私わ2年くらい過ごしてた。その間にお姉ちゃんが結婚して、普通の幸せな暮らしをしていた。ママもびっくりしてたけど、旦那サンがとても真面目な人で大切にしてあげてって泣いてたな。
    私わすごく淋しい気持ちになって隠れて泣いたっけ。そういえばこの時期1年半付きあってた彼氏がいた。いい思い出とか全くないけど!結局私わ男よりお金。好きだった…たぶん。でもその人といるより、休みの日わゆっくりしたり、親友と遊んだりしてる方が楽しかっただけなのに。連絡がだんだんしつこくなって別れるのに本当に苦労したなぁ。だからかな?余計仕事だけに集中した。バイトのくせにね。

    2008-01-23 06:20:00
  • 5:

    ちょうどこの頃、派遣の仕事でティッシュ配りがあって。。一緒に働くメンバーに葵がいた。『なぁなぁ!同じ中学やんな?うわ〜めっちゃ久しぶりやぁん♪』ってなれなれしいなぁって思ったけど…お昼のランチを一緒に食べた。同じ中学校だけど喋ったことわない。だって葵わあんまり学校来てなくて、皆より大人っぽくて、なんか年上の人達とよく居た。ある意味目立つ存在だったからよく知ってるけど。

    2008-01-23 06:32:00
  • 6:

    かな

    葵との話わ予想以上に盛り上がって、葵からびっくりする話を聞いた。それわ葵が週2日ミナミのキャバクラでバイトしてること。時給わ2500円。17歳で時給800円くらいのの私にわとっても魅力的で…『ってか1人で行くのん淋しいし、一緒にいこうや!』行きたい!そう思ったけどめっちゃ不安↓↓一応ギャル系やけどばり子供やし。やっぱり怖いイメージあって。『私みたいなんでも大丈夫なん?』って聞いたら。『全然〜ってか1回見たら分かる!』ってなって、怖いけど何でも経験やし、何よりお金が欲しくて。。。。

    2008-01-23 06:42:00
  • 7:

    かな

    もし、この時ママの事を考えてたら。ママに悲しい思いさせんでよかったんかな?ママにいつも言われてた。お金ぢゃないんよ…。真面目と健康が1番なんよって。

    2008-01-23 06:46:00
  • 8:

    かな

    ママの事なんて考えず私わドキドキしてた。葵わ金曜と土曜日だけ働いてるみたいで私わ土曜日に『友達の家泊まりにいく』ママにわそう言って体験とゆうやつに行った。ミナミにわ何回も来た事あるけど全然知らない道を入って行って少し汚いビルを指さして葵が、『ここ〜地下やねぇん♪店長電話するし、ちょい待ってなぁ♪』葵わ店長に体験の子連れて来たけど、どしたらいい?みたいな事ゆってた。『喫茶店で待っといてやって♪』もうお店わ営業中やったみたいで私達わ喫茶店で店長を待った。

    2008-01-23 06:53:00
  • 9:

    かな

    「お待たせしました。」そう行って店長がきて、名刺をくれた。店のシステムを聞いて初めてだと言うと時給わ2500円と言われた。そして「自分もミテコ?」と聞かれた。私わ頭中がハテナになって葵が『そぅ〜同じ年やねん♪』ってゆってぢゃお店でわ18っていいとおせ!ってゆわれた。

    2008-01-23 06:58:00
  • 10:

    かな

    普通に何故かわ分かったので18だといいとおす事にした。店長に店を案内されるとドアを開けた瞬間にすごく大きい音楽が流れていて椅子に座った女の子達が一斉にこっちを見て来た。怖いし!そう思ってそっちを見ないまま店長に付いていった。

    2008-01-23 07:02:00
  • 11:

    かな

    「ぢゃ、とりあえずここで着替えて」ってゆわれたので葵に借りていたワンピースに着替えた。その後お酒の作り方、灰皿交換。色んな説明をされて、待機の椅子に座らされた。その瞬間ホッとした。なんだ、みんな普通の女の子やん♪そう思ったから。それからお客さんに付いて、週末で忙しかったし、すぐに閉店の時間になった。この日私が貰ったお金が12500円。たったこれだけの事で?たった5時間で…。私わすごくワクワクした気持ちになってまた働きたい!そう思ってた。

    2008-01-23 07:08:00
  • 12:

    かな

    それからそのお店にわ葵と土曜日だけ行く事にした。葵わ一緒なら週4とかで働きたいなって言ってくれたけど私わ門限があったし、泊まりに行くと嘘をつくのもそれが限界だった。キャバクラのお給料わ貯金する事にした。18になったら免許と車が欲しかった。私の家わ貧乏だったから田舎なのに車がなくて、病院とか行く時とても不便だった。お姉ちゃんわ結婚して免許をとって旦那サンの車使ってるけど私わ車も自分で買わなくちゃ。だけどキャバクラでバイトすれば買えるなって考えると毎日働きたいって思った。

    2008-01-23 07:15:00
  • 13:

    かな

    ママにわ土曜日わ葵の家に泊まる。そう言ってミナミに出る。そんな日が3か月続いた。キャバクラで働いてると色んな人と話をする。ある日出合った剛チャンもその中の一人。ある日同伴に誘われて焼き肉を食べに行った時。「なぁ、何であんな店で働いてんの?」と聞かれた。あんな店?って思ったけどスル〜してたら「ぶっちゃけ時給いくらなん?」って聞いてきた。『2500円やけど?』と普通に答えると…「かなわ未経験で何にも知らんから良いように使われてるんやわ」

    2008-01-23 07:26:00
  • 14:

    かな

    私わ何だかバカにされたみたいでだんだんイライラしてきて『何がいいたいん?』と剛チャンを睨んだ。するとお箸を置いて「俺の店で働いてみいひん?」
    「実は…同業やねん☆」って笑いながら言った。それからお店の話を、聞いてもないのにペラペラ話出して、実はずっと引き抜こうと思ってお店に来てたと言いだした。「俺の店なら時給6000円出すわ!今から店だけでも見に来てくれへんかな?」この頃私わ本当に何にも知らなかったから『絶対うそや!風俗とかぢゃないの?時給6とか…』正直びびってすぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいやった。笑

    2008-01-23 13:12:00
  • 15:

    かな

    びびってる私に、剛チャンわ信用してよって何度も言った。すると今日同伴して、2時間わ飲んで行くけどその後仕事やから加奈が仕事終わったら葵と一緒に店見にきて?2人なら安心やろ?ってゆうから、私わとりあえずOKした。店に同伴してくとドアを開けた瞬間、女の子達が一斉にコッチを見る。この雰囲気にわ慣れないなぁ。店が暇だったので「葵も指名しよか?」って言ってくれたので葵も席に呼んだ。

    2008-01-23 13:19:00
  • 16:

    かな

    ワンピースに着替えて席に戻ると、葵わもう剛チャンと仲良くなってた。「加奈の友達おもろいなぁ!」と剛チャンもすぐ気に入ってくれたみたいで嬉しかった。葵わいつも元気でサバサバしてて気持ちがいい。空気も読めるし、人の気持ちのわかるいい子だ。そんな葵だから人見知りの私もすぐ仲良くなれた。葵といると楽だった。葵にわ店の人に聞こえないように、剛チャンが焼き肉屋で話ていた事を伝えた。葵わただ店に飲みにおいで。とゆう感じで誘われていた。『いきたぁい♪てかいくぅ〜』葵がそう言ったので、まぁ2人なら大丈夫かなっ。そう思い、話が終わると剛チャンわ帰っていった。


    2008-01-23 13:29:00
  • 17:

    かな

    店が終わり、日払いを貰って服を着替えてると、剛チャンから電話。「おつかれさま☆終わったぁ?ぢゃタクシー代会ったら渡すから今から言うとこ覚えて来て〜」と言われた。葵とタクシーを拾って、言われた場所を運転手サンに伝えた。20分くらいでそこにわついた。新地…聞いた事わあるけど初めて来た。なんかミナミと違って人おらんやん!それが初めての印象だったな。

    2008-01-23 13:35:00
  • 18:

    かな

    それから少し世間話をして葵とタクシーに乗った。剛チャンが見えなくなった瞬間、『あの人私らミテコって知ってるん!?』と勢いよく聞いてきた。『ゆってないよ?』と私が言うと、『やと思った〜!あんなぁ〜今働いてる店わ小さいしミテコでも知らんぷりで大丈夫やけど、ああゆうちゃんとしてるお店わ、18歳ならな絶対雇わんねん!身分証も提出しなアカンねんで〜』と説明され、夜の仕事って法律守らないもんやと思ってて、『ぢゃ働けんやん。』とへこんだ。時給6なら何でもできる〜ってめちゃ舞い上がってたのに…はぁっ。とため息ついて、早く18になりたい。まだ半年先やん。そう思った。

    2008-01-23 14:06:00
  • 19:

    かな

    それから私わ18の誕生日までの半年間わまだキャバクラに慣れてないから、今わまだ今のお店で勉強したい。だから待ってほしい。と剛チャンに言った。そして前とおなじ派遣と居酒屋と土曜日だけミナミでキャバクラ。そんな生活を送っていた。そんなとき、そう、タイミング悪くママが仕事を辞めた。理由わ「もう年だし、体きついやろ?」と働いていた店の人にゆわれたらしい。いわゆるクビ。ママわすごく落ち込んでいて、珍しくお酒を飲んで愚痴ってた。

    2008-01-23 14:12:00
  • 20:

    かな

    私わそんなママを見て。ママいつの間にこんな痩せたんやろ。シワ増えた。白髪も…。そうやんな。パパと別れてもう10年間。。。。私らが学校行く前に家出て帰って来るのわ夜の9時。ご飯わいつも帰ってきてから、いっぱい作り置きしてくれてた。掃除もちゃんとして、いつ寝てるの?ってくらいいつも何かしてた。だから、楽にしてあげたい。早くもっとお金稼ぎたい。もうちょっと待ってて。この時18なったら、今ある貯金で大阪で家借りよ。そしてキャバクラで毎日働いて、ママにいっぱい贅沢させてあげる。そう決めた。

    2008-01-23 14:22:00
  • 21:

    かな

    泣いているママに『ママ、ちょっとゆっくりしとき。もう私だって働いてるし、何とかなるから』とだけ言った。女が2人、暮らすぐらいなら、私のお給料でもギリギリ生活できた。だけど私の家にわパパがママ名義で借りた借金があって、それを毎月12万払ってたから。生活わほんましんどくて…私も給料の半分わ家に入れてた。パパわ離婚してすぐ、田舎に帰ったから、連絡さえ取ってなかったし。あてになんかならんかった。

    2008-01-23 14:29:00
  • 22:

    かな

    今すぐ剛チャンの店で働きたい!そう思ったけどまだ誕生日まで4か月もある。葵に相談したら『お金貸そうか?』って言ってくれたけど、ママに人とお金の貸し借りわ絶対したらアカンって、小さい頃から言われてたし。『ありがとう…でもいいわ。』と言って断った。お姉ちゃんも妊娠中で働いてないし、私わ本当にヤバいと思った。ママわ仕事をクビになってすぐ、あきらかに元気がなくなって。病院で自律神経失調症とゆわれた。そんな状態のママを仕事になんて行かされへん!私わなんだか泣けてきて。パパを恨んだ。

    2008-01-23 14:35:00
  • 23:

    かな

    神様…私らなんか悪い事したんかな??小さい頃からちょっとした事で暴れるパパ。私とお姉ちゃんかばっていつも殴られてたママ。いつも布団で小さく震えてた。私わ何にも出来ない自分が嫌で、泣いた。そしたらな、ママが『怖い思いさしてごめんな』って…言ったん覚えてる?何で謝るの?ママわ悪くないのに…って思ってまた泣いた。なんか私、今あの時と同じ気持ちやぁ。何にもしてあげられへん。ママわいつになったら幸せになれるんやろ。。。

    2008-01-23 14:42:00
  • 24:

    かな

    その日わ寝ないで、泣いて、いっぱい考えた。私わ剛チャンに電話した。そして、本当わ17で誕生日わ4か月後だとゆうこと。事情を説明してお金が欲しいということ。無理やろなって思いながらも、少しの希望を持って話した。剛チャンわすごいビックリして、「うそやろ…17にわ見えんかったわ。葵なんか特に…」と言ってた。そして「お姉ちゃんって加奈と似てる?」と聞いてきた。私とお姉ちゃんわ体系的にわ似てるし、髪型も似てる。でも顔わ…。『雰囲気だけ似てるかな?』そう伝えると、免許証借りて見せてほしい。使えそうなら加奈わお姉ちゃんになりきって、店で働けるようにするって言ってくれた。また少し希望が見えた。

    2008-01-23 14:50:00
  • 25:

    かな

    そこから話わトントンと進み、お姉ちゃんわ『そっか、そんなときに何もしてあげれんくてごめん。免許証貸すけど、本当に大丈夫?』と心配されたけど、『大丈夫!キャバクラって皆のイメージより全然普通やし、危ない事とかないから』と説明した。剛チャンにも免許証を見せると「うん。なんとかなる。20歳に見えない事もない。頑張って大人ぶれ!ほんで絶対、絶対20歳になりきってくれよ」と言われた。迷惑かけてごめん。でも誰にも絶対言わない!私わそう言って、本当にありがとう。と言った。
    後わ、ママに何てゆうかだ。

    2008-01-23 14:57:00
  • 26:

    かな

    お姉ちゃんと相談して、大阪に正社員として、働くから寮に住みたい。と嘘を付く事にした。今のママにキャバクラとわ言えなくて。そしてお姉ちゃん名義で部屋を借りよう。そう考えてた。

    2008-01-23 15:00:00
  • 27:

    かな

    ママわ『一人暮らしなんかまだ早い!心配やからやめて。ママ全然働けるし、あんたわ何にも考えなくていいから』って言ったけど、ちゃんと働いてみたい。そう言い通した。お姉ちゃんにママが寂しくないように、毎日顔出してあげて。と約束して、準備わ整った。もうやるしかない。1人で暮らしていく。そう決めた。何だかわからないけど、この時すごいワクワクしてた。やっと貧乏から抜け出せる。田舎からも。ママを楽にしてあげられる♪私わ未来がキラキラしてる風にしか、考えてなかった。

    2008-01-23 15:19:00
  • 28:

    かな

    引っ越しわ荷物なんてないからすぐ終わった。テレビもテーブルもない。あるのわエアコンと布団だけ。家賃わ1kで75000☆貯金わ全部なくなったけど、明日から仕事やし、全然余裕やわ。って浮かれて、剛チャンに電話した。すると、ぢゃ明日から頑張ってもらう事やし、ご飯いこ☆と言われて急いで用意した。ピンポーン。と鳴ったので、出てみると剛チャンだった。『すぐ下降りるわー』と言ったら「お届け物があるんで、開けてください〜」と言われた。確かに何か大きな物を持ってて、私わとりあえずオートロック解除を押した。剛チャンわテ〜ブルが無いって私が言ったから、「引っ越し祝やで☆」とプレゼントしてくれた。「あっ!後なぁこれわ入店祝い☆」そう言って紙袋を手渡した。

    2008-01-23 15:29:00
  • 29:

    かな

    そこにわドレスか2着入っていた。「着てみ☆」そう言われて恥ずかしかったけど、断れるわけもなく、着替えた。1つわ黒のロングドレスで背中が腰まで見えている何だか大人に見えた。もう1つわ白のロングで、太ももまでスリットが入っていて胸元がキラキラしてて、華やかに見える。『すごっ!なんか別人!剛チャンセンスいいわぁ!』
    私わ本当にそう思ったし、今でもその2着わ大事に保管してる。「やろっ☆加奈に似合うの選んでん。」「明日わどっち着る?」と聞かれて、『黒がいい』そう答えると。「やっぱなぁ〜加奈わ黒って言うと思った」って言われて、キスされた。

    2008-01-23 15:36:00
  • 30:

    かな

    ビックリしたけど。何事もなかったように、ありがとう。と言った。正直好きでわないけど、嫌ぢゃなかった。剛チャンわ頭を撫でて、明日わ夕方一緒に髪の毛セットしに行って、靴買いにいこな☆と言った。ヒールわ10センチ以上☆そう剛チャンわ言う。

    2008-01-23 15:40:00
  • 31:

    かな

    夜あんまり眠れなくて、夕方、剛チャンが来る2時間前に起きて用意した。美容院に行って、セットされた自分をみると、化粧が薄い気がしたから、少し濃くした。サンダルわ剛チャンが買ってくれた。「さぁ、仕事いこかぁ☆」その言葉が出た瞬間ドキドキが激しくなった。

    2008-01-23 15:44:00
  • 32:

    かな

    剛チャンが大きな扉を開ける。私わ付いていく。顔をあげると、この前見た光景とわ全く別の世界があった。綺麗な格好した女の子…ぢゃない。女の人。何人いてんの?ってくらい、たくさん…ボーイもビシッとしてて、お客さんわスーツを着た中年が多い…。ってかめちゃ忙しいやん…。私わ一瞬にして腰がひけた。これがキャバクラ??前の店とわ月とスッポン↓私大丈夫?って剛チャンに聞くと。「加奈なら大丈夫って思ったから、俺わ連れてきてん」そう言われて、少しホッとした。店名わ加奈にした。私わお姉ちゃんの名前を使ってたので。加奈とゆう名前にしたい。そう言った。話が終わり、すぐ「ぢゃ、席付こうか」と言われて、深呼吸した。びびったら負けや!決めたんやから絶対やってみせる!そう自分に言い聞かせた。

    2008-01-23 15:53:00
  • 33:

    かな

    初めわ緊張したけど、席につけば同じ。話をするだけ。信頼のあるお店だからか、お客さんわ私がミテコだなんて疑うこともなく。それなりに慣れてきて、初日が終わった。仕事が終わってから剛チャンが家に来た。私わ興奮していて『やっぱ凄いわ!女の人めちゃ綺麗な人いるなぁー、人間ぢゃないわぁー。てかお客さんお金持ちめちゃ多いやん!』とか珍しくペラペラ話してると。「良かった。楽しくやってけそうやな☆」と言ってまた私にキスをした。

    2008-01-23 16:00:00
  • 34:

    かな

    私わどうしたらいんやろって思ったけど、剛チャンにわめちゃお世話になってるし、今嫌われたら店辞めなアカンくなるかも…そう思って、「嫌やった?」って聞かれても『ううん。』としか返事が出来なかった。その日剛チャンわお金に余裕が出てきたら、ハンカチや店用カバンやドレスとかを増やしていき。そう行って帰った。朝ママにメールして、お客さんにもメールを入れて。いつの間にか眠ってた。

    2008-01-23 16:04:00
  • 35:

    かな

    初めてのお給料わ40万くらいだった。日払いわ1日1万で私わ毎回していたし、実際わ手取り60万。雑費や税金引いてこの金額わ本当にビックリだ。私わ怪しまれないよう、15万ママに仕送りして、後わ家賃や衣装代にした。それから15万を毎月ママに。そして支払い、仕事にかかるお金。生活費。それ以外わ貯金した。まとめて借金を返そう。そう思って。ママわ『お金こんなにくれて大丈夫?ちゃんとご飯食べてる?』って心配されたけど、全然余裕だった。2か月目わお客さんも付いてきて、70万くらいあったし、3か月目も5万くらい増えていた。テレビや冷蔵庫、洗濯機も全て、お客さんが買ってくれたし。半年たつと私わ常にナンバーに入るようになって、120万わ稼いでいた。

    2008-01-23 16:15:00
  • 36:

    かな

    仕事が楽しくてしょうがなかった。友達…葵からの連絡も、返事をするのを忘れるほど、もうお金に狂っていた。免許代、車、時計、カバン。何だってお客さんが買ってくれた。私わお金を貯めるだけ。もう借金わ返せる。そう思った。その頃ママわまだ働いてなくて、毎月15万とお姉ちゃんが生活の面倒わ見てくれていた。来週、お金持ってママに嘘ついてた事謝りに行こう。そう決めた。

    2008-01-23 16:22:00
  • 37:

    かな

    その頃私わ剛チャンと付き合っていたんだろう。半同棲をしていた。お互いに行ったり来たりしていて、私わやっぱり、好きかどうかなんて分からなかったけど。大阪で仕事ばっかりの私にわ、剛チャンしか頼れる人わいなくて。5つ年上の剛チャンわ私をすごく甘やかしてくれた。いつも話を聞いて、頭を撫でてくれる。疲れてる私を見ると、ご飯を作ったり、掃除してくれたり。なんだかお兄ちゃんみたいだった。

    2008-01-23 16:28:00
  • 38:

    かな

    「実家帰るとき、車で送っていくわ」剛チャンが言った。『遠いしいいよ!車やったら2時間以上かかるし』そう言ったら「加奈の親に俺一緒に謝るから、俺の事紹介してくれる?」…。私わ固まった。どうゆう意味?私わ『何て?何て紹介したらいいの?』と言った。「一緒に住んでいいですか?って言ったらアカン?」

    2008-01-23 16:33:00
  • 39:

    かな

    『ママたぶん、いきなりそんな爆弾発言ばっかしたらショックがると思う。もうちょっと待ってくれへん?』沈黙が続いた。「また親に嘘ばっかりつくの?一緒に謝って、分かってもらおうや」私わ『分かった。』そう言うしかなかった。本当わ全然意味がわからなかったんだけど。

    2008-01-23 17:01:00
  • 40:

    ?◆Zj0sjZmip2

    おもしろい?
    続き楽しみにしてます?

    2008-01-23 18:26:00
  • 41:

    かな

    次の日曜日私わ剛チャンと実家に向かった。ママにわ彼氏を連れて行くから。そう言った。『ただいま。』そうゆうと、急いでこっちにママが顔を出した。私の家わ玄関から、奥まで全てが見渡せるほど狭い。「初めまして。加奈サンとお付き合いさせて頂いてる、河岸剛です。」この時、私わすごく複雑だった。ママわ家に入って下さい。と笑顔で言った。『最初わ私から喋らせて、』とコーヒーを作りに行ったママに聞こえないように私が言った。

    2008-01-24 09:13:00
  • 42:

    かな

    コーヒーを飲みながら、大阪で知り合って、剛チャンにいろいろお世話になったこと、大阪での生活わすごく楽しい。と世間話をママとした。そして、『ママ、これ。』そう言って私わ、紙袋をテーブルの上に置いた。『何これ?お土産?』と言いながら、中を見たママわしばらく、札束とにらめっこしていて、私が『このお金で、借金返そ?』と言った。もちろんその後、このお金わどうしたの?と聞かれて、実はキャバクラで働きだしたとゆう事を説明した。

    2008-01-24 09:19:00
  • 43:

    かな

    ママわたぶん頭でなんとか納得しようといていた。だけど、ぢゃ全部嘘やったんや…そんな感じで、黙っていた。そして『お母さんわ、加奈を怒る事わ出来んね。加奈に嘘をつかせたんわ、お母さんなんやなぁ。』と、そう言って『今日久しぶりに顔見て、すごい大人っぽくなったなぁーって思ってん』それからママわ、『ありがとうね。もう加奈わ大人やな。これからわ、自分で全て決めて生きていきなさい。もうお母さんの事わ考えんと、自分の為に生きなさい。』私と剛チャンわ口を挟まず、ずっとママの言葉を聞いていた。一緒に暮らす。それだけ伝えた。『加奈を大事にしてあげてね。』剛チャンにそう言って、『もう、その仕事わやめなさい。体こわすから。』と私に言った。私わただ、頷いた。

    2008-01-24 09:32:00
  • 44:

    かな

    ママにたくさん、ありがとう。って言われてすごく嬉しかった。ただ私わ仕事を続けたい。そう思ってた。剛チャンが帰りの車の中で「今月いっぱいで、店辞めるか?」と聞いてきた。私わ…『ママにわ言えなかったけど、私続けたいねん!今めちゃ調子いいし…』と小さく言った。それから剛チャンわ、今辞めなお前わ一生辞めれんくなる。と言ったけど、その時の私わ今まで貧乏やったし、いつでも辞めれる!って思ってた。

    2008-01-24 09:38:00
  • 45:

    かな

    大阪に帰って、すぐに店わ辞めた。とゆうより剛チャンに辞めさせられた。そして一緒に住み始めた。。。剛チャンわ「ちょっとゆっくりして、自分のしたい仕事しい☆」って言ってくれたけど、私わすごくイライラしていた。

    2008-01-24 09:41:00
  • 46:

    かな

    剛チャンの為に毎日ご飯を作って、洗濯、掃除。。。化粧さえしない毎日が続いた。そして剛チャンわ私を束縛した。携帯を解約された。メモリを消された。だんだんエスカレートしていく。言葉も行動も。私わ剛チャンの物。になっていた。もう剛チャンわおかしくなってた。私もおかしくなってた。それでも、一緒にいたし、私にわ剛チャンしかいなかった。

    2008-01-24 09:46:00
  • 47:

    かな

    実家に帰ろうかと思ったけど、ママに言い切ってしまったし。剛チャンわそれなりにお金を持っていて、結局…私わ綺麗なマンションや、ブランド物、余裕のある生活。ずっと夢見てた。贅沢な暮らしを、捨てる事が出来なかった。剛チャンと話をする事さえ、苦痛で。剛チャンわ私の機嫌を伺って、1人で悲しんだり、怒ったりして。そんな剛チャンを見るとむかついた。人わ変わってしまうんや…そう思ってた。

    2008-01-24 09:53:00
  • 48:

    かな

    剛チャンとわ4か月で別れた。「俺が出て行くから、家と家具わ好きに使いな」そう言ってくれた。剛チャンわ優しい。いつも優しかった。それなのに剛チャンをイライラさせてばかりいた、私わ子供だったし、最低だったね。きっと私から離れればすぐ元の剛チャンに戻れるね。
    剛チャンと別れた事、すぐママにわ言わなかった。隠す後ろめたさから、連絡もあんまり取らなくなってた。

    2008-01-24 10:47:00
  • 49:

    かな

    お店の人と会って、前居た店のナマエ、成績を聞かれた。すると「キャバクラとクラブを一緒に考えん方がいいと思う。キャバクラで売れてもクラブで通用しない子を、何人も見てきた。」と言われて、なんか見下されてるなぁ〜って思った。「君若いし、そやなぁ〜初めわ日当45000でどう?」と言われた。正直、調子乗ってたんやろな、キャバクラより安いやん…と思った

    2008-01-24 11:05:00
  • 50:

    かな

    不満そうな私の顔を見て、「スタートわこの金額やけど頑張ればキャバクラより稼げるよ?」その言葉で私わ決めた。クラブわ本当にキャバクラとわ違うって思いしった。営業時間わ短いから時給にすれば、良いけど。アフターが大変だったな。それも自分のお客さんとわ限らない。確かに凄い世界。有名人もたくさんいたし、大金が毎日流れてる。だけど、正直女の子の外見的なことをゆえばキャバクラの方が上だと思った。着たくない服やドレスをお客さんや店の好みに合わせた。化粧も…。それわ私にわとてもストレスになって、キャバクラで自由にしてた時の方が居心地が良かった。

    2008-01-24 13:28:00
  • 51:

    かな

    日当が7万になるって話が出た時、クラブわ辞めた。辞めてから3か月くらい、友達と旅行に行ったり、ネイルの学校に通ったりして、のんびり過ごした。けど実家にわ1度も帰らなかった。そんな時お姉ちゃんから電話が掛かってきて、『加奈!なんかパパから電話かかってきてんけど!』興奮気味のお姉ちゃんわどうやってお姉ちゃんの自宅の電話番号を知ったのか分からない…だけど3人で会いたい。ママにわ内緒で…と言っていたらしい。私わその時までパパとゆう人が居た事さえ忘れていた。お姉ちゃんわ『やっぱり親やし、1回くらい孫見せてあげたい気もするけど、ほんまビックリやわぁ』と言った。私も嘘やろ…。ほんまに?とかばっかり言って、とりあえずビックリしてた。

    だけど会うべきぢゃなかった。あの人わやっぱり変わってなんかない。少しでもマトモになってるんぢゃないかって、期待した私わバカだった。

    2008-01-24 13:41:00
  • 52:

    かな

    パパを見た瞬間…。私の親なんや、私の親わそういえばこうゆう顔してたな。って不思議な気分になった。お姉ちゃんの顔を見る余裕わなかった。パパわ「結婚して幸せにやってるみたいやな」とお姉ちゃんに話かけた。そしてお姉ちゃんの子供と4人でファミレスに入った。気を使い合う変な光景だった。

    2008-01-24 13:47:00
  • 53:

    かな

    パパわ目を合わせず話はじめた。「ママと別れて田舎帰って…仕事して頑張ってたんやけど…。ちょっと体壊したりいろいろあってなぁ…」
    「お金借りたら、だんだん膨らんでしまって……。もうどうしようもなくて…お姉ちゃんわ旦那けっこうお金あるんやろ?加奈ももう21か?働いてんならちょっとお金貸してくれへんか?」

    2008-01-24 13:53:00
  • 54:

    かな

    夢だと思いたかった。私わ食べ終わった食器をじっと見つめて…。この人わ久しぶりに会った私達に何を言ってんだろう?てゆうか私わ21歳ぢゃないし。もうすぐ20歳になるけど。。。。自分の子供の歳さえわかっていないんだね。あーそうか…。この人わきっと、私とお姉ちゃんの事1度も《かわいい》なんて思った事ないんだろうな………。

    2008-01-24 14:01:00
  • 55:

    さぁ

    加奈チャン
    読んでるょ?
    頑張ってね?

    2008-01-24 16:32:00
  • 56:

    かな

    パパわ嘘をついていることすぐ分かったよ。ほんまわまたギャンブルとお酒で仕事も適当にして、借金作ったんやろ??汚い格好をしたお酒臭い中年のおじさん…お金わ全てでわないと、ママわ言うけど、お金が無いと人わ泣いて、傷ついたり、幸せになんてなれっこない。お金がないと苦しむパパわ醜い。だけどお金に執着する私だって……似たようなもんだね。

    2008-01-24 18:00:00
  • 57:

    かな

    私わ涙をこらえて目わ合わさないまま『いくら借金あんの?』お姉ちゃんわ泣いていた。『子供の前でそんな話せんといてよ』とだけ言った。苛立ちを通り越して可哀想な人だと思った。「それがな…800ちょっと…。」もう驚きさえしなかった。「ちょっとでもいい。助けてくれへんか?」とゆうパパに、お姉ちゃんの子供もいてるし、明日ここに電話してきて。と私の携帯の番号を渡して帰った。

    2008-01-24 18:05:00
  • 58:

    かな

    お姉ちゃんわ『パパわもうアカンわ。一生立ち直られへんと思う。あんな人になんでお金あげなアカンの!もうほっとこう』と言っていた。私は頷いた。次の日パパからの電話を無視しつづけた。するとお姉ちゃんから電話があって『パパめっちゃ電話しつこくて、ずっと頼むわって…旦那にばれたくないのに。どうしよう』と泣きそうな声で話ていた。私わなんだか、人間ってなんなんやろなー。虚しい生き物やな。家族でさえ優しい人間わ利用されるだけ………ママみたいに。

    2008-01-24 18:13:00
  • 59:

    かな

    私わお金を渡そうと決めた。だけど自分で働いたお金をあげるのわばかみたいだから、お客さんにお金をもらってそれをあげようと考えた。
    私わ今まで、お客さんに媚びることなく仕事をしてきた。と思ってる。
    だけどあんなにお金持ちでどうせ飲み代に消えていくなら、少しくらい頂戴してもいいやろ。そう考えた。私わだんだん嫌な女になっていって、ママが1番嫌いな嘘つきで、人の好意につけこむ。もうそんな人間だった。

    2008-01-24 18:18:00
  • 60:

    かな

    パパにお金を渡して、『もう今日限り私達に関わらないで下さい。お金わ本当にがんばってかき集めました。私わ親だなんてもう思ってないし、子供とも思わんといて。今日で最後にして下さい。』私わそう言って無表情で泣いてた。パパわ「うん…。助かった。もういきなり現れたりしいひんわ。ごめんな。」と言ってどこかに消えた。

    2008-01-24 18:34:00
  • 61:

    かな

    パパわお姉ちゃんに「加奈がお金くれた。お前にも迷惑かけて悪かったな。もう電話もせえへんから。」と連絡をいれたらしい。お姉ちゃんわすぐに怒りながら電話してきた。『あんた何でお金渡したん!?何でそんな大金あるん?』と…そして隣に居たママに電話を変わった。
    私わ実わまた夜の仕事を続けていた事を話した。
    『何で?辞めるってゆったんちゃうの?それより何でパパになんかお金渡したん!?彼氏わどうしたん!?パパわあんたらに今まで何一つしてくれんかった。あんたらを育ててきたのわ私やで!!』

    2008-01-25 08:38:00
  • 62:

    かな

    何年ぶりにママの怒鳴り声を聞いただろう。私わ質問責めにあった。『だって、お姉ちゃんにも迷惑かけてたし、パパにわもう親と思ってないし、関わらんといてって言ったし。』と迷いながら話した。『あ〜もう!あの人わどんだけ私らを苦しめたら気がすむんやろ!加奈が頑張って稼いだお金…あんな人に…。』とママが言って無言が続いた。『もう別にいいやん。これで縁切れたんやし、お金の話ばっかり辞めようや』もう私わお金、お金、お金って…そんな話ばかりでウンザリだった。

    2008-01-25 08:46:00
  • 63:

    かな

    《家に帰っておいで》ママわそう言ってた。だけど私わまだ働いていたかった。「もう、そんな仕事辞めなさい。」私がどれだけ、夜の仕事が好きか。どれだけ頑張ってたか。と話をしてもママわ何回もそう言った。私わイライラして『てゆうかな、もう嫌やねん!貧乏臭い生活したないねん!私の事わほっといてよ。』そう言って電話を切った。

    2008-01-25 08:52:00
  • 64:

    かな

    鳴り続ける電話を無視しつづけると、沢山メールがきた。《加奈の話を聞いてると、加奈わお金に執着しすぎてる気がした。もうただ意地張ってるだけじゃないかな。1度帰って来て、ゆっくり話そう。》とか《自分の意志を貫くのも大切やけど、周りの大切な人の意見を、聞く耳さえ持つ余裕がないのわ心配です。そうゆう時って周りが見えてないからね?お母さんわ加奈が苦しむ姿なんか見たくないんよ》とそんなメールを適当に読んで、返事を返すことわなかった。

    2008-01-25 09:01:00
  • 65:

    かな

    もう1人で生きていく。そう思った。私わ間違ってなんかない。幸せになりたいだけ。もう欲しい物をただ眺めてるだけなんて嫌だ。恥ずかしい思いなんてしたくない。私わ……今の生活を捨てられない。

    2008-01-25 09:04:00
  • 66:

    かな

    私わバカで、子供すぎて。ママのくれたメールの意味がこれっぽっちも分からなかった。

    2008-01-25 09:08:00
  • 67:

    かな

    またキャバクラで働きだした。剛チャンの居るお店にわ戻れないから、そのお店の系列店で働いた。ママやお姉ちゃんにわ新しい携帯の番号わ教えなかった。私わお給料日の次の日にわママの通帳に15万円を毎月振り込んだ。お金を渡す事で少し罪悪感が消え、元気にしてるから。って意味を込めて。

    2008-01-25 09:13:00
  • 68:

    かな

    そんな日々を過ごしていると、楽しかった仕事が嫌になってきた。お客さんが連れて行ってくれる、ショーパブ。ホスト。ホテルのディナー。芸能人のコンサート。初めわ知らない遊びにドキドキしたし、楽しかった。だけど、もう飽きてしまった。私わ何の為に生きてるの…??そんな事を考えるようになってた。

    2008-01-25 09:18:00
  • 69:

    かな

    この頃、剛チャンとわたまにご飯を食べに行く。そんな関係になっていた。「加奈も、いつの間にか古株やなー!店でもお姉さんになって☆」『そやね、歳も嘘ついたまんまで、25ってなってるし!笑』とその日も楽しく過ごしていた。
    『でもなぁ。最近わ仕事が嫌になるねん。。私わこれからどうなるか不安で。』…。「でも、もう辞めれんやろ?」剛チャンわ目を細めて言った。

    2008-01-25 09:25:00
  • 70:

    かな

    「人間わ1回でも、生活レベルが上がると、下げる時わ何倍も辛い思いすんねん。もう普通の小さい幸せを、お金がないと幸せとわ思えんくなって…。」と言って話を止めた。『うん。何か言いたい事わかる。』と言った。「後悔してる?」剛チャンのその言葉に『後悔わしてないなぁ。』と答えた。だって後悔なんてしていたら、私の全てを否定してしまう様に思えて…。

    2008-01-25 09:33:00
  • 71:

    かな

    剛チャンわ珍しく真剣な顔で語り始めた。水商売で頑張ってきたけど、やっぱり一般的に認めて貰える事なんてなくて、歳だけ取った。私と一緒に居た時に、2人で一からやり直して、真面目に昼の仕事で生きていこう。そう思ったけど、やっぱり夢中になれるのわ、この仕事だった…。それわ言い訳かもしらんけど。ただ現実を受け入れる事が出来なかったんかも。とそんな話をしてたね。

    2008-01-25 09:38:00
  • 72:

    かな

    剛チャンの言葉わ真っ直ぐ心に響いて。同時に《そんな事を考えてたのわ、私だけぢゃないんや》と思うと嬉しかったな。。。。。。その日、お姉ちゃんにメールを送った。《元気?》それだけの内容にすぐ返事わきた。

    2008-01-25 09:42:00
  • 73:

    かな

    それからメールのやりとりをして、ママわもう、ずっと前から工事の仕事をしていて、お姉ちゃんわ2人目の子供が産まれたらしい。旦那が東京に単身赴任になってしまい、寂しいけど仲良くしてるみたいだった。《加奈わどうしてたの?》と聞かれ、《仕事ばっかりしてる。楽しくやってるで。》と返事をした。ママが心配してるから、帰っといで。ママもう、加奈のやりたい様にやらせてあげたい。ってゆうてるで。とゆいメールを見たら、昔の事をいろいろ思いだした。

    2008-01-25 09:48:00
  • 74:

    かな

    工事の仕事やなくて工場でした↓↓

    2008-01-25 09:49:00
  • 75:

    かな

    私わママと話をするのが昔から大好きで、あまり家にいないママだから、その時間を大切にしてた。いつもパパに殴られて泣いていた。だけど次の日わいつも笑ってた。自分わ熱があっても仕事に行くのに、私が風邪を引くと側にいてくれた。いつも、『我慢ばっかさせてごめんなぁ。』と言う。ご飯を私達の後に食べていた事に気付いたのわ中学生の時だったな。

    2008-01-25 10:03:00
  • 76:

    かな

    なんだか今考えると、あんなに貧乏だったのが嘘みたいだ。ママわ毎日何を思っていたんだろう。そんな事を考えながら、《時間できたら帰るから》とメールを送った。

    2008-01-25 10:11:00
  • 77:

    かな

    実家に帰る理由が突然やってきた。中学からの親友の結婚式に呼ばれた。出来ちゃった結婚で仲良い子達だけの小さな披露宴に私も呼ばれた。ママに会いに行こう。そう思った。

    2008-01-25 10:15:00
  • 78:

    かな

    披露宴が終わり、親友と話てるとビックリする話を聞いた。それわ私がママと連絡を取らなくなってから、ママわ私と仲良くしてたその子に『加奈と連絡取れてる!?』と聞いてきたらしい。『連絡とれますよ。電話しましょうか?』そう言うと、『ううん。それならいいんよ。ただ加奈がもし悩みとか相談してきたら、話聞いてあげてな。あの子が間違った道に進まんようにアドバイスしてあげてな。』と親友に言って、それから私に内緒で連絡を取りあっていたみたいだ。私わ思わず泣いてしまった。

    2008-01-25 10:22:00
  • 79:

    かな

    あんなヒドイ事言ったのに、私の事そんな心配してくれてたんや…。ママを楽にしてあげたい。そう思って始めた仕事が、ママを悲しませてしまってた。お金だけ渡して親孝行してる。そんなつもりでいた…。私ほんま、アホやなぁ。いつもママわ私の幸せを思っててくれた。お金ばっかり追いかけて、いろんな人傷つけて、嘘まみれなって。誰もわかってくれへん。そんな事思って。1人ぼっちやぁ。なんて…悲劇のヒロインぶってたんかな?

    2008-01-25 10:30:00
  • 80:

    かな

    その日の夜、実家に帰った。ママわ私の仕送りと自分のお給料でもっと良い家に住めるはずなのに、まだあの狭くて汚い家に住んでいた。
    私の顔を見て、泣きそうな笑顔で『おかえり。』と言ってくれた。部屋に入ると何もなかったように、いろんな話をして。私が成人式わ行かなかったけど、『大阪で振り袖買って、写真だけ撮ったから見て!』と写真を見せると、『加奈…ほんまだんだんケバくなってるんちがう?』と二十歳の振り袖姿と、今の顔を見て笑った。

    2008-01-25 10:45:00
  • 81:

    かな

    そして私の大好きな唐揚げと、大根サラダを食べて眠りについた。朝起きると、お姉ちゃんも家にいた。お姉ちゃんの子供わとても可愛かった。狭い家に、久しぶりに家族が揃って、剛チャンが言ってた《小さな幸せ》ってこうゆう感じかな…と思っていた。夜、電車で帰る時、駅までママとお姉ちゃんの車で送ってもらった。私わ昨日決めていた。『私、仕事辞めるから。』そう言うと、『もうお母さん何も言わないから、やりたい事をしい。加奈の事信じてるから。』そう言ってくれた。

    2008-01-25 10:54:00
  • 82:

    かな

    『ううん。もう充分やったわ♪地元帰るか、大阪居とくかわまだ分からんけど、これから何の仕事するか。ゆっくり1人で考えたい。』そう話したら『うん。ゆっくり考えたらいいよ。また決まったら教えて。』とママが嬉しそうな顔してた。

    2008-01-25 10:57:00
  • 83:

    かな

    『ううん。もう充分やったわ♪地元帰るか、大阪居とくかわまだ分からんけど、これから何の仕事するか。ゆっくり1人で考えたい。』そう話したら『うん。ゆっくり考えたらいいよ。また決まったら教えて。』とママが嬉しそうな顔してた。

    2008-01-25 11:04:00
  • 84:

    かな

    1か月後に店わ辞めた。色んな人が引き止めてくれて正直、不安だったし、淋しくもなった。だけど頑張っていこう。そう決めた。剛チャンも応援してくれた。剛チャンわやっぱり私の頼れる人だ。お店ラストの日、剛チャンもお店に来てくれた。「おつかれさん☆今までよく頑張った!今日最後まで楽しく過ごし☆」そう言ってくれた。沢山の人がこんな私を送り出してくれたから、もうここにわ戻ってこれない……。そう感じた。

    2008-01-25 11:11:00
  • 85:

    かな

    ラストの日わ、剛チャンがプレゼントしてくれた黒のロングドレスを着た。もう着る事わないから。私わ今になって思う。
    あんなに欲しがった、ブランド物や服わ、流行りが終われば使わないし、昼の仕事なら、機能性重視だし。時計なんて着けなくなった。沢山お金を稼いで、欲を満たしても、何年かたてば必要なくなる。どんなに着飾っても自分を造れば造るほど、私わ自分ぢゃない気がしてた。大好きな人と一緒にご飯を食べながら話をする…。それだけで今なら幸せだって思える。

    2008-01-25 11:20:00
  • 86:

    かな

    ずっと考えて、ネイルの仕事をする事にした。地元にわそんなにお店がないし、大阪でやりたいと思った。ママにそう話すと、とても喜んでくれた。剛チャンわ相変わらず夜の仕事をしていて、たまにご飯を食べたりしてた。

    2008-01-25 11:24:00
  • 87:

    かな

    ネイルの仕事わ想像以上にハードで、働いた後に流行りの勉強やレッスンをする。そのわりにお給料わとても少ない。貯金わあまり崩したくなくて、家賃の安い家に引っ越した。
    ストレスが溜まり、何度も挫けそうだったけど。ママの顔を思い出したり、剛チャンに話を聞いて貰い何とか踏ん張った。私わ忙しく過ごし、やっぱり実家に帰る事わなかった。

    2008-01-25 11:29:00
  • 88:

    かな

    そんな日が1年続くと、もう私にわ夜っぽい雰囲気わ消えて、普通の女の子になってた。バッタリ会ったお客さんにわ《なんか、幼くなったなぁー》とか言われた。欲しい物が買えない。そんな事にも慣れてきた。

    2008-01-25 11:34:00
  • 89:

    かな

    平和な日が続いた…。ママやお姉ちゃんとも頻繁に連絡を取っていた。ママわいつも私の愚痴や仕事の話を笑って聞いてくれた。《真面目に働いてたら、いい事あるよ。体きいつけや》が口癖だったね。

    2008-01-25 11:37:00
  • 90:

    かな

    ずっと帰れてなかった実家に帰ったのわ、お正月だった。去年わ年末に仕事に追われていて寝込んでしまい、帰れなかったから。ママも31日まで仕事だったみたいで、お節作ってなくて、お姉ちゃんの家にお邪魔した。お姉ちゃんの家族と私とママでのんびり過ごした。

    2008-01-25 11:41:00
  • 91:

    かな

    「加奈チャンわ、いつ結婚するかなー?」とお姉ちゃんの旦那が言うと、『加奈わちょっとなぁ、お姉ちゃんと違って気ぃキツイし、女らしくないからまだ無理やろねぇ。』とママが言う。そういえば、恋愛の事なんてあんまり考えたことない…。と今になって思った。「今わ仕事で精一杯☆でもまぁ、今年で25なるし、イイヒトいたら結婚するわ♪』と軽く話した。どうでもいい話をして、みんなで笑った。こんな幸せな日々が…ずぅーっと、ずぅーっと続くんだ。そう思ってた。

    2008-01-25 11:50:00
  • 92:

    かな

    -ママが死んだ-

    2008-01-25 11:52:00
  • 93:

    かな

    それわあまりに突然で。
    今でもどこかリアルぢゃない。お姉ちゃんが泣きながら電話を掛けてきた。何を言っているのか分からなかった…。私わタクシーに乗り込んで病院に向かった。タクシーの中で私わ何をしていたか記憶がない…。嘘やろ?ありえへん…。そう何度も思った。

    2008-01-25 11:58:00
  • 94:

    かな

    病院に着くとそれが現実だ。と理解した。もう、ママわ何も反応しない…。お姉ちゃんがママの腕らへんで泣いている。私わジッとその光景を見ていた。それが短かったか、長かったかわ解らない。いつもの様に『どうしたん?』って心配そうな顔で聞いてわくれないの??もう私の名前を呼ばない。笑いかけてわくれない。私わ産まれてきてから1秒だってママのいない世界を知らない。私わお姉ちゃんの隣でいつまでも泣いてた。

    2008-01-25 12:09:00
  • 95:

    かな

    どんなに泣いて叫んでも、ママわ返事してくれなくて。泣き止んだらママの顔を見つめて、また泣いて。その繰り返しだった。

    2008-01-25 12:11:00
  • 96:

    かな

    始発でお姉ちゃんの旦那サンわ東京から駆けつけてくれた。みんな泣いた。だってなぁ…いきなりすぎるやろ?私まだママといっぱい過ごしたかった。もっと私の話聞いて、笑って欲しかった。ママ…私まだまだ子供やから、ママおらな生きていかれへん。どうしたらいいの?

    2008-01-25 12:18:00
  • 97:

    かな

    ママわ仕事場までバスで15分の道を歩いて通っていたらしい。仕事が終わって帰る途中、人気のない道端で倒れていたそうだ。通りすがりの人が救急車を呼んでくれたけど、もうママわ息をしていなかった。

    2008-01-25 15:02:00
  • 98:

    かな

    ママわ苦しくて、倒れ込んで死んでしまう瞬間までに、何を考えたんだろう。《苦しい!助けて!》って、こんな所で死にたくない!って思ったよね?ごめんね。側にいてあげられなくて。

    2008-01-25 15:07:00
  • 99:

    かな

    私わ魂が抜けたような日常を過ごしてたら、いきなりお姉ちゃんに通帳を渡された。『コレ加奈のやから』私わ中を見てビックリした。『私が振り込んでたお金全然使ってないやん!』
    『ママわ今まで加奈にわ充分助けてもらった。このお金わ預かっとくつもりそう言ってたで?』『加奈が仕事落ち着いたら、休み取ってみんなで温泉とか行きたいって、よく言ってたな』と、お姉ちゃんが泣きそうな顔でゆうから…また泣いてしまう。

    2008-01-25 15:16:00
  • 100:

    かな

    時間なんて作ろうと思えば作れたはずだ。時間があっても、私わ帰ろうとしなかった。それに、こんな事になるなんて知らず、2年くらいママを遠ざけた。。。
    たくさん、たくさん…愛してくれた。何より大事にしてくれた。私にとって親わママだけだよ。パパがいなくて淋しいなんて思った事ない。ママが2人分愛してくれたから。
    それなのに、私わママに心配をかけて、泣かせてしまってたよね?ごめんなさい。本当にごめんなさい。もう後悔してばっかりだよ。

    2008-01-25 15:23:00
  • 101:

    かな

    だけど私わママの子供でよかった。本当にそう思う。後悔わ尽きないけれど、死んでママの所に行きたい。そう考えた事もあったけど、生きていこう。そう思えるようになった。お姉ちゃんや友達、剛チャンが支えてくれたから。
    私わこんなにも周りの人に恵まれて、支えられてるんだなって思った。

    2008-01-25 15:30:00
  • 102:

    かな

    頑張って生きていれば、ママわ笑ってくれてる様な気がする。
    ママ…。そっちわ淋しくない?私もいつかそっち行くから、その時わまた一緒に笑って、私の話をきいてね。
    〜おわり。〜

    2008-01-25 15:37:00
  • 103:

    かな

    書き込みしてくれていた人達、ありがとうございました。他で荒らされているの見て、返事わ最後にしようと思ったので…。
    私がここにこの話を書いたのわ、自己満足かもしれないです。ただ、今、夜の仕事をしている人で、誰かに心配をかけている人。親わいつまでも生きている。そう思って大事に出来ていない人に、少しでも伝わるものがあればと、そう思いました。どうか、大切な人を大切にして下さい。

    2008-01-25 15:45:00
  • 104:

    名無しさん

    お疲れ様。。良い話でした。
    親だけじゃなしに、皆そうですもんね。
    いつ亡くなるかわからない・・・。
    主さんも体気をつけてね。

    2008-01-25 15:50:00
  • 105:

    さぁ

    ?回カキコしました?完結おめでとぉ?ウチも親と色々あって、好きやケド素直になれなくて、、、
    でもそれは親も同じやし、もぅちょっと歩みよってみよぉとコレ読んで思ったょ?色々気付かされた?
    いい小説でした?

    2008-01-25 15:54:00
  • 106:

    名無しさん

    お疲れさまでしたー?
    ずっと見てました?
    立派なお母さんですね?
    良かったです?

    2008-01-25 17:54:00
  • 107:

    名無しさん

    主さんは今現在はどうですか?何をして過ごされてるのですか?

    2008-01-25 18:48:00
  • 108:

    かな

    110さん。111さん。112さん。ありがとうございます。そんな風に思っていただき、本当に嬉しいです。

    2008-01-25 19:12:00
  • 109:

    かな

    113さん。母が亡くなったショックでネイルサロンわ辞めてしまいました。今、派遣でアパレルの仕事をしながら、パソコンの学校に通っています。

    2008-01-25 19:16:00
  • 110:

    名無しさん

    そうですか。主さん書き方と言うか伝え方が上手なので余裕があるようでしたら、もっと書いてほしいです?

    2008-01-25 19:45:00
  • 111:

    かな

    そうですね。最近わあまり寝ないで時間をもて余しているので、-剛チャン編-書いていこうかな。と思います。実話なんで全然楽しくない…と思います。ただの2人の成長日記。程度に読んで下さい。

    2008-01-27 08:59:00
  • 112:

    かな

    -剛チャン編-

    初めて剛チャンに会ったのわキャバクラだったね。その日わお店が暇でキャッチなんかやらされてた。「どこのお店の子??」そう話かけてきた。私わ《若っ!》ただそう思った。

    2008-01-27 09:04:00
  • 113:

    かな

    正直、初めの方の印象わ覚えていない。《お客さん》としか見ていなかった。剛チャンわあの頃、茶色い髪で襟足わ肩についていて、眉毛が細くて。ホストみたいだったよね。私わ自分もギャル系のくせに、チャラそうな雰囲気の人わ好きぢゃない…。だから男として見た事わなかった。ある日剛チャンのお店で働かせてもらうようになって、剛チャンわ私の面倒を本当によくみてくれた。剛チャンわ全然チャラくなんかなかった。

    2008-01-27 09:10:00
  • 114:

    かな

    だけど突然キスされた時に警戒心の強い私わ、《やっぱり遊んでる人なんかな》って思ってしまう。。。。断る事ができない私につけ込んできてるんかな?とか色々考えてしまった。
    それが違う…。そう思ったのわ、お店が終わった後毎日のように一緒にいたから。どちらかの家で、ただご飯を食べて、お店の話をして、一緒に寝た。剛チャンの家にわ、女の影わ全くなかった。

    2008-01-27 09:15:00
  • 115:

    かな

    そんな生活が続けば誰だって《付き合ってる》そう思うよね?…だけど私わ子供すぎて、その言葉がなかったら付き合っている。なんて思ってもいなかった。私わ今まで普通に恋愛経験わある…。と思う。
    だけど17歳と22歳の5つの差わ大きくて。お互い理解できなかったのかもしれないね。

    2008-01-27 09:20:00
  • 116:

    かな

    だから、「一緒に実家に行って、一緒に住みますって言ったらアカン?」て剛チャンが私に言った時、私わ挙動不審になってた。
    ずっと毎日一緒にいたのに…剛チャンが教えてくれた。大阪の楽しい所。ご飯のおいしい店。オソロイのキーケース。熱が出たりしたら急いで病院に連れて行ってくれたり。友達と夜に出かけたら、《心配やから》そう言って車で迎えに来てくれてた。私わそんな日常に慣れて剛チャンに甘えてばっかりだった。

    2008-01-27 09:28:00
  • 117:

    かな

    そんな優しい剛チャンを、私わ好きになれなかった。だから、《剛チャンわ私の事好き?》なんて確認をとる事もなかったし。同じお店で働いていると、女の子と喋ったり、酔った女の子に絡まれてたり、電話で相談に乗ってたり。そんな光景を見ても、ヤキモチをやいたことわない。

    2008-01-27 09:33:00
  • 118:

    かな

    不安だった。どんなに仕事が楽しくても、家に帰ると1人で、友達や家族にわ弱音を吐けない私だから。
    剛チャンわよく酔った私の話を聞いて、「加奈って、ほんま普段わ気ぃ強そうに見えるけど小っちゃいヤツやなぁ」と笑って、「気にすんな、大丈夫☆」と励ましてくれる。
    だから私わ剛チャンを手放したくなくて、一緒に住む事に決めた。
    だけどね、そんな中途半端なキモチで一緒に居ても、幸せになれるはずなかったんだよね。

    2008-01-27 09:39:00
  • 119:

    かな

    新しい家わ広くて綺麗で「カウンターキッチンなら料理してる間も楽しいな☆」と剛チャンが決めた家だった。次の日、私が出勤準備をしていると、「何してるん?もう店に一身上の都合で辞める。って言ったで?」とサラっと言ってきた。
    私わ「え?ちょっと待って!早すぎるやん!」と言った。仕事の話わ、また今度ゆっくりしよう。そう思ってたのに…。

    2008-01-27 09:45:00
  • 120:

    かな

    剛チャンわソファーで煙草を吸いながら、「加奈なぁ、親の為に働いててんやんな?じゃあもういいんぢゃないん?」その言葉に、
    『でもお金渡して貯金ないし、いきなり私抜けたら店にも迷惑かかるやん!せめてちゃんと辞めたかったわ!勝手な事しすぎやろ!?』と反撃したけど、
    「加奈が抜けたぐらいで店わ潰れへん。俺わ店の女が遊びたいとか、そんな理由で適当に働いてても全然いいよ。でも自分の彼女にわ目的もなく、だらだら続けて欲しくないねん。」

    2008-01-27 09:52:00
  • 121:

    かな

    その言葉を聞いた瞬間。ムカついた。虚しくなった。『もういいわ…。』とだけ言って、私わムスっとした。大体ナンバー3か4。2位になった月もある。私わ毎日頑張って働いた。《加奈がいなくても…》そんな事わ充分わかってる。だけどお店わ私の居場所だったから、少しくらい必要とされたかった…。すごく傷付いた。剛チャンが玄関のドアを閉めた後、1人で泣いた。

    2008-01-27 09:59:00
  • 122:

    かな

    何が自分の彼女やねん!そんなん自分の理想おしつけてるだけやん!
    初めて指名取れた時、ナンバー入った時。褒めてたん誰よ!?私に仕事の楽しさ教えたんわ、剛チャンやのに…。剛チャンに対する不満、イラつき、何でか解らない虚しさ。いろんな感情が込み上げてきて、ずっと泣いてた。

    2008-01-27 10:04:00
  • 123:

    かな

    剛チャンが帰ってきても寝てるフリをした。話をしたそうに肩を揺すってきたけど、気付かないフリをした。この時、もし私が剛チャンの話をちゃんと聞いて、お互い理解できるように、話あっていれば…少しでも違う結果があったかもしれない。

    2008-01-27 10:09:00
  • 124:

    かな

    「泣かんといてや…」剛チャンわ絶対にそう言ってたね。私にさえ何で泣いているかが解らない。幸せなはず…。綺麗な家に、優しい彼氏。どんなに眠くても休みの日わどこかに連れてってくれる。不安にさせない。いつも側にいてくれた。だけど、ある日携帯がなかった。剛チャンもいない。気付いてすぐ帰って来た剛チャン。手にわ新しい携帯がある。『何それ?』私が聞く。「加奈まだ客と連絡取ってるやろ。だから夜の仕事に未練でるねん。新しいの俺の名義で借りたから、解約しい。」もう、呆然とした。『いつもいつも何なん?うっとうしいわ!あんたの物ぢゃないねんで?』この頃の私わヒステリックの様にキレていた。
    わかってる…ダラダラして仕事を探そうとしない。友達と夜出かけて剛チャンを心配させる。今のままぢゃダメな事わかってた。
    それでも《そんなに夜戻りたいなら、戻っていいよ》そう言って欲しかった。

    2008-01-27 10:23:00
  • 125:

    かな

    この頃私達、すれ違ってたのかな?まだ夜の楽しさしか知らなくて、不安や虚しさ、剛チャンわもう気付いてて、私を守ろうとしてくれてたの?私の性格をすごく理解してくれてたもんね。だから私が好きだけど《愛してない》事に気付いてたよね。
    手に入ったようで入ってない。そんなムズがゆさから剛チャンわ私を束縛した。私わそれが酷くなるほど剛チャンに冷たくなってた。そんな2人が別れるのわ早くて当然だった。剛チャンと別れ話をした時。私が『一緒にいてもしんどくて、ダメになっていく気がする』と言った。
    「俺ほんまに好きやのに、お前泣かせてばっかでごめんなぁ…」
    「どうしたらいいか、わからんかってん」とだけ言った。

    2008-01-27 10:38:00
  • 126:

    かな

    きっと剛チャンも今のままぢゃダメだって思っていたんだろう。すぐ決着わついた。《別れよう》その言葉わなかったけど。
    次の日、剛チャンわ出て行った。

    2008-01-27 10:41:00
  • 127:

    かな

    服や身の回りの物だけトランクに詰め何にも持たず出ていき、家具などわ私にくれると言った。剛チャンが荷造りをしてる時、私わベッドに潜ってた。顔を見る勇気がなかったから。何だか涙が出ていて、剛チャンが布団をめくった。

    2008-01-27 10:46:00
  • 128:

    かな

    「泣いてるん?」首を横に振る私に「泣いてるやん☆」と笑って、「加奈〜ありがとうな☆」とだけ言ってギュって抱きしめた。
    出ていく剛チャンを見送りもせず、《寂しい》そう思ってしまう自分の身勝手な感情にむかついた。

    2008-01-27 10:51:00
  • 129:

    かな

    それからしばらくしてキッチンに行くとまだ剛チャンの香水の匂いが残ってて、寂しくなった。楽しい思い出がたくさんあった。嫌な思い出よりたくさん、たくさんあったのに…。忘れてたな。《オソロイやねぇん☆》と私が裸で鍵を持ち歩いてるの見てプレゼントしてくれたキーケース。手を繋いで買い物に行った事。《ギャル男わ嫌い》と言ったら、髪の色を落ち着かせて帰ってきたり。《ヒゲわ嫌い》と言うとすぐ剃ってきたり。私が《その方がいいよ》と言うとすごく喜んで…。
    私わこの時初めて、剛チャンを愛しいと。そう思った。

    2008-01-27 11:06:00
  • 130:

    かな

    今更、帰ってきてほしいと思う自分に笑ってしまう。カーテンを開けるとすごく天気が良くて、《とりあえず自分のしたい事をしよう。1人でも、大丈夫。剛チャンと次会った時わもっと成長していますように》。

    2008-01-27 11:11:00
  • 131:

    かな

    新しい仕事をしだして、私わ紛らわすために仕事ばかりしてた。友達ともたくさん遊んで、いつの間にか思い出す事わなくなってた。もしかしたら私わ自分が思うより強いのかな?と思う。

    2008-01-28 09:03:00
  • 132:

    かな

    私が遊びまくってた頃、剛チャンを見つけた。
    同じ街で働いているんだからいつか会う事わ解っていた。でも何でこのタイミングなん?本当に最悪↓↓↓スッピンにサングラス、頭ボサボサ。服わ適当なかんぢ。…だってタクシーで友達の忘れてた財布を届けに喫茶店に来ただけ…。
    それに剛チャンわ綺麗な女を連れている。

    2008-01-28 09:08:00
  • 133:

    かな

    消えてしまいたい。そう思った。「加奈!久しぶりってかその格好で此処らへんうろつくのわアカンやろっ☆お客さんが見たら指名替えやな☆」と笑ってるし。私わ髪の毛を触りながら『もうメッチャ恥ずかしい!だって財布急いで届けに来てんもん!すぐ帰るしぃ』と言い訳して、『お店の子?』と剛チャンに聞く。すると「違うで」と剛チャンわ笑った。

    2008-01-28 09:21:00
  • 134:

    かな

    『あっそうなん!そっか。ぢゃ私帰るわ!見られたらヤバいし』そう言ってタクシーに飛び乗った。
    ビックリした…。てゆうか最悪。剛チャンこそあんな場所でデートしてて大丈夫なん?彼女なんかな?頭の中がもやもやする。こんなウジウジしてる自分わ嫌い。はっきり聞きたい。私わ電話した。

    2008-01-28 09:26:00
  • 135:

    かな

    《彼女やで》当たり前のように答える剛チャン。私わ惨めな思いなんかしたくないから、そうなん。綺麗な人やな♪また時間あったらご飯いこうねぇ♪とか明るく話す。剛チャンも行こうやぁ☆と言ってくれた。

    2008-01-28 09:33:00
  • 136:

    かな

    それから2週間ぐらいして、酔った勢いで剛チャンに電話をかけた。『今暇?てか仕事?飲みいこーとゆうお誘い電話なんやけど♪』酔ってるけど、もっと酔ってるフリをする。剛チャンわ笑って「いいよ。」と言った。
    2人で居酒屋に入って、最近どうだった?みたいな世間話をビール片手に話した。久しぶりに会ったドキドキもお酒の力で落ち着かせて、すぐいつもと同じ2人になる。

    2008-01-28 09:40:00
  • 137:

    かな

    「そろそろ送るわ☆」の言葉が私を淋しくさせる。帰りたくない。なんて言えないから、私わ付いていく。だけどもう彼女の話を聞いた時から私わ剛チャンが欲しくてたまらなかった。
    彼女がいてもいいよ。私淋しいだけやし。とか意味わからない言い訳を頭の中に並べる。『剛チャン、部屋まで送って?』

    2008-01-28 09:46:00
  • 138:

    かな

    私わ知ってた。
    剛チャンがまだ私を好きな事。彼女の事好きだけど私を忘れきれていない事。剛チャンがもう彼女にはまっていれば、私と会う訳がないから。
    そして私とHをしてしまったら、きっと剛チャンわまた戻ってくると…。

    2008-01-28 09:50:00
  • 139:

    かな

    付き合ってないのに、そんな事したくない。なんて思う程、私も剛チャンも純粋なんかぢゃないし、性格も悪い。自分の大切な人以外わどうでもいい。
    愛想ふりまいてればいい…。剛チャンだって実は冷たい部分もある。いつも適当な事言って、女の子を扱うんだから。私だって嘘ばっか上手くなって、人をお金で見るような人間だし。私と剛チャンわお似合いだ。なんて剛チャンの隣で思ってた。

    2008-01-28 10:00:00
  • 140:

    かな

    昼間に目が覚めると、剛チャンわキッチンにいた。ご飯を作りながら「もうすぐ出来るし、顔洗ってきい☆」と言う。私わ前に戻ったようで嬉しかった。
    ご飯を食べながら剛チャンわジッとこっちを見る。
    「最近淋しかったんか?」

    2008-01-28 10:04:00
  • 141:

    かな

    以外な言葉が出た。『なんで?』「だから俺とやってんやろ?」………………。
    え?剛チャンそんなん思ったん?『淋しいからぢゃないで?なんでそんなんゆうん?』と私が言うと。「ハハ。俺何人の女の子見てきた思ってるん?なんで女の子って淋しかったら側におる男に好きでもないのに、甘えんやろな」私わ少し怒りながら『ぢゃあ何であんたわ彼女いてんのにヤッタわけ?』と聞く。剛チャンわ「なぁ、俺がメッチャ好きやったの知っててゆってんの?てゆうか子供ぢゃないんやし、男がそうゆう生き物やって解るやろ」

    2008-01-28 12:37:00
  • 142:

    かな

    言い合いが続く。
    『彼女に悪いとか思わんの?』「お前にわ関係ない」『あっそ。あんたみたいな人と付き合ってたと思ったら嫌なるわ』「俺わお前大事にしてたつもりやで。空回りやったけど…。今わ彼氏でもないのに、それを言うのわおかしくない?」『もういい。帰って…』剛チャンわすぐ帰って行った。こんなつもりぢゃなかったのに。

    2008-01-28 12:42:00
  • 143:

    かな

    わかってる。お客さんだって奥さんや彼女がいても、私達にお金を使い、《やらせてやぁ》何て言う。そんなやり取り腐るほど聞いた。男が…いや人間がそんなしょうもない生き物だって知ってるし。少女マンガみたいに会わなくても何年間も恋人を作らず、たった一人を大事にする。なんてそんな純粋なキモチ持ってる人なんているの?みんな忘れようと必死になるはず。剛チャンだけ責めるのわおかしいけど。あまりに現実を突き付けられて、むかついた。あんなに大事にしてくれたのに彼女ぢゃないだけで、扱いが変わる。

    2008-01-28 12:49:00
  • 144:

    名無しさん

    書いて。

    2008-02-08 12:09:00
  • 145:

    かな

    私わうぬぼれてた。本当に最低な人間だ。ワガママ放題してたのに、本気で愛してくれた剛チャンの幸せさえ奪おうとした。自分の思い通りにならないとムカついて、剛チャンに八つ当たりしてた。でも淋しくなると剛チャンを想う。私…頭おかしいのかな?剛チャンの隣わ居心地が良くて、何だか≪守られてる≫。そんな気持ちになる。

    2008-02-08 21:26:00
  • 146:

    かな

    意地っぱりな私がごめんなさいを言えたのわもう夜だった。「俺も。いらんこと言い過ぎた。ごめん!今から家行っていい?」と、その言葉にビックリしたけど嬉しかった。私わ張りきって掃除した。ピンポ〜ンと鳴ったので出てみると剛チャンだった。『どうしたん?鍵ないの?』私わ剛チャンと暮らしてた部屋にまだ住んでたので、剛チャンわ鍵を持っているはずだった。「お届け物あるんで〜☆」と剛チャンわ言った。私わあの時と同じだ、と思ったけど今日わ荷物わ見えない…。

    2008-02-08 21:34:00
  • 147:

    かな

    剛チャンからのプレゼントわ物でわなかった。私わ下に降りて来てと言われて車に乗せられた。『部屋掃除したのに!どこ行くん?』と少しイラついて聞く。「いいとこ☆」とだけ言って全然違う話に切り替えられる。ドライブしたかったのかな?と思ってたら着いたのわ綺麗な夜景の見える場所だった。

    2008-02-08 21:43:00
  • 148:

    かな

    夜景なら昔にも彼氏と見に来たりしたけど剛チャンと見る夜景わ何倍もキラキラして、一緒に居れるだけで嬉しかった。はしゃいでる私を見ていきなり真面目な顔で「寒いし、車で話しよ」と言った。嫌な話だと、そう感じた。

    2008-02-08 21:52:00
  • 149:

    かな

    「加奈な、クラブの仕事辞めたいって言ってたけど、どうするん?」『やめるよ。私やっぱりキャバがいいねん。自分のお客さんだけ相手したいし、女の人に気使うのわ苦手やから』と言うと沈黙になった。「夜わまだ続けたいん?」
    この言葉で何を言いたいか。それがやっとわかった。剛チャンわ辞めてほしいんだよね。ずっと言ってたもんね。
    だけど私わ何も言えなかった。剛チャンの事大好きだけど、私わ仕事も大好きで両方を手に入れる方法だけ頭の中で考えていた。

    2008-02-08 22:06:00
  • 150:

    かな

    「俺な、加奈わ仕事が本間わ好きぢゃないと思う。おまえわお金が好きなだけやで。てゆうかこの仕事が時給1000円とかならやる人なんかおらん。皆お金の為やねん。」そう言った剛チャンに私わ時給1000円ならこの仕事をするか。自分に問いかけた。答えわ、しない。だった。剛チャンわ話を続ける。「どうやったら、わかってもらえるやろ…」

    2008-02-08 22:13:00
  • 151:

    かな

    剛チャンが話した。
    加奈をこの仕事に引きずり込んだの俺やし、付き合ってる時メチャクチャな事したって反省してる。加奈の事本間にすぐ好きになって、今でも好きやねん。だから仕事辞めてほしい。俺の給料やったら今みたいな生活できへんけど、絶対幸せにするから。そう言って、彼女とわ別れる。と言った。

    2008-02-08 22:32:00
  • 152:

    かな

    『何でそこにばっかりこだわるん?仕事してても付き合えるやん?剛チャンを裏切るような事せえへんって解るやろ?』と私が返す。だけど剛チャンわ引かない。そこだけわ引けない。そんな感じだった。もし、そうして付き合っても上手くいかない。毎日心配したり、不安な日々を過ごしたくない。付き合うってお互いに支え合うもんやと思うし、やっぱり信用で成り立つと思う。やっぱり彼女にわ夜だけわしてほしくない。と、剛チャンわ何度も言った。

    2008-02-08 22:41:00
  • 153:

    かな

    私わ嬉しい気持ちと悲しい気持ちが混ざって、何も言えなかった。「考えといてな」そう言って家に帰った。次の日わ仕事だったけど行かずに連絡をしてそのまんま辞めた。辞めるつもりでいたし、行く気分にわなれなくて。剛チャンと仕事。私わ真剣に悩んだ。

    2008-02-08 22:45:00
  • 154:

    かな

    私わ嬉しい気持ちと悲しい気持ちが混ざって、何も言えなかった。「考えといてな」そう言って家に帰った。次の日わ仕事だったけど行かずに連絡をしてそのまんま辞めた。辞めるつもりでいたし、行く気分にわなれなくて。剛チャンと仕事。私わ真剣に悩んだ。

    2008-02-08 22:46:00
  • 155:

    かな

    剛チャンと毎日連絡を取りながら休み?を満喫していた。剛チャンわずっと待ってくれた。淋しい時わなんでわかるのか会いに来てくれた。
    こんなに幸せな日が続けばいいなって本気で思った。それなのにある日パパが現れて、お金を用意してる時にやっぱり私わ世の中お金だと思ったし、誰も信じちゃいけないと思ってしまった。恋愛なんていつまで続くか分からないし、仕事を続けたい私をどうして皆受け入れてくれないの?と周りを責めた。お金があれば幸せだし、なければ不幸。どっちかしかない。それなら私わどんな仕事でもお金が欲しい。何もいらない。お金だけでいい。

    2008-02-08 22:55:00
  • 156:

    かな

    私わ前の店の系列に戻った。友達が間に入ってくれたし、時給もその時のままスタートだった。剛チャンにもすぐ耳に入る。私の出した結果わ剛チャンを裏切ったけど、いつか解ってほしい。そう思った。
    剛チャンわメールで「もう家行かんから。仕事頑張れな」と言った。もう剛チャンわ私に呆れたかな?でもね、もう嫌なんだ。自分の力で幸せになりたい。なんて思ってた。幸せの意味を間違えていたし、大切な人を悲しませてばかりで、それでも仕事をすれば私わ私でいられた。

    2008-02-08 23:04:00
  • 157:

    かな

    剛チャンわいつも優しい。世間で見れば、夜の仕事だし、最低な事さえしてる人だけど私にわとっても優しくて、大好きだった…………。キャバクラに戻ってすぐバースデーイベントがあって、剛チャンも来てくれて、いきなり指輪を渡された。「これ夜景見に行った時に付き合ったら渡そう思ってたけど、無理やったし捨てるか迷ってんけどな☆勿体ないから貰ってくれる?」って酔いながら、軽い感じでくれた指輪。「俺けっこうロマンチストやろ☆」なんて言ってた。その指輪の裏に文字が書いてた事、気付いたのわだいぶ先の事だったね。

    2008-02-08 23:19:00
  • 158:

    かな

    その時少し泣きそうになったけど、誕生日を沢山の人に祝って貰って、その月初めてナンバー1になった私わ楽しく過ごしていた。

    2008-02-08 23:29:00
  • 159:

    かな

    剛チャンが色管理をしてることに気付いたのわそのすぐ後。
    酔っぱらいの私が勝手に剛チャンのマンションの下に行った時たまたま見てしまった。
    前の店の人気のある人と剛チャンがキスしている所を…。一瞬時間が止まった。
    私わ逃げるようにコンビニに入って、タクシーにその女を乗せてから剛チャンわ私の所へ来た。「家いこや」すごく普通に…。

    2008-02-09 00:12:00
  • 160:

    かな

    『付き合ってるん?』「ううん。色やで」剛チャンわすごくすごく普通すぎて、私も冷静になる。そうだよね、剛チャンわ彼女なら絶対働かせない。「ホストはまるよりマシやろ〜」その言葉に少し傷ついたけど、私わ剛チャンがどうでもいい人にわすごく冷たい人間だって事を知っていたし、私もそうだから何も言わない。なにより剛チャンより仕事を選んだくせに優しい剛チャンに甘えて勝手に家に来たりしてとやかく言う資格ない。『今日泊まっていい?』なんだかずっと一緒にいたくて勝手に言葉が出た。「加奈〜酔うまで飲むな!ってゆうてるやろ。おまえわ酔ったら…」ガミガミいいながらも結局その日わ一緒に寝た。

    2008-02-09 00:21:00
  • 161:

    かな

    その日剛チャンに抱かれた。私からキスをした。何だか全てどうでもよくて、ただ剛チャンが好きだし、付き合うとか付き合わないとか要らない。今一緒に居てお互い好きなんだからいいぢゃない?そんな感じ。
    何ヵ月かそんな関係が続いてた頃、私のお客さんで若いホストの男がいたんだけど、すごくお酒を飲ませるのが上手い人でアフターの誘いばっかりの苦手な人がお店に来た。

    2008-02-09 00:31:00
  • 162:

    かな

    いつもと同じように席に着けば飲みまくっていて、お酒が強くない私わもうこれ以上無理だと思うくらい飲んでいた。そしてアフターたまにわいいやろ?としつこいから『キャバクラ行きたい!』と言った。キャバクラなら安全だと考えたし、店の人と相談して今日わ暇だし早上がりで系列店に飲み行って、お客さん来たから店帰らなアカンと言って逃げる作戦だった。系列店にわ剛チャンもあの女もいる。だけど酔ってる私にわそこまで考える頭わなかったし。剛チャンに会いたかった。

    2008-02-09 00:41:00
  • 163:

    かな

    剛チャンのお店に着いてもドンチャン騒ぎをしていた。初めわ居なかった剛チャンがいつのまにか私の視界に入った。目が合ったのにプイってどこかに行った。私わ目で追ってしまう。剛チャンがあの女と仲良く話していた…。胸がキュンってなったけど、今わ仕事中だし気にしたらダメ。そう思うようにした。
    いつの間にか酔い潰れた私わもう店わ閉まっていて、明るい店内のソファーで寝ていた。

    2008-02-09 00:48:00
  • 164:

    かな

    私わタクシーで家に帰った。剛チャンから≪気付いたら電話ちょうだい≫とメールがあったので電話した。もう当分会わない。そう言われた。このまんまだと仕事しづらいし、辛いって。私わ『わかった』そう言うしかなかった。

    2008-02-09 00:54:00
  • 165:

    かな

    剛チャン…。私やっぱり今のままの私を受け入れて欲しかった。全部好きって言ってほしくて、どうして仕事しながらでも付き合ってみようとしなかったか。頑張ってみようとしなかったかが私にわ解らなかった。きっと剛チャンわ付き合えば色とかもしないし、私を大切にしてくれる。だけど私わ今こんなにも剛チャンが好きで、家で帰りを待つだけなんて辛いよ。あんな綺麗な人に囲まれる毎日でずっと私だけを想ってくれるかなんて解らない。
    だから中途半端な関係でもいいって思った。それが楽だと思った。

    2008-02-09 01:03:00
  • 166:

    かな

    連絡をとらない日々が続いた。立ち直りが早い私なのに剛チャンの事わ引きずった。淋しくて少しいいなって思う人と付き合ったりしたけど、1か月くらいでやっぱりダメだなぁって思ってしまう。お金があっても淋しくて…私にわ何もなかった。

    2008-02-09 01:08:00
  • 167:

    かな

    何もない。年だけとる。私ずっとこのまんまでいいのかな?なんて考えてた。だけど働くしかない、それしかない。仕事を辞めたら私にわ何もないから。ナンバーに入ると上がなくて、下に下がらないようにするだけ。もうお給料も今より上がる事わないだろう。と思うとやる気がでなかった。友達と遊んでも何か足りない。男の人と遊んでも楽しくない。私昔どうゆう時に笑ってたかな?とか考えてしまうほど病んでいった。

    2008-02-09 01:17:00
  • 168:

    かな

    私が仕事を好きぢゃない。と言った剛チャンの言葉わ当たっていた。やっぱりお金や知らない世界に浮わついていただけなんだよ。嘘ばっかりついて、どうやって交わして、長く引っ張るかなんて考えるようになった。お金を使って貰っても、プレゼント貰ってもありがとうとか、嬉しいなんてキモチわ薄れていった。

    2008-02-09 01:24:00
  • 169:

    かな

    淋しい私が剛チャンに電話をしてしまうのわ当然だった。今なら仕事を辞めてもいい。それくらい私にわ剛チャンが必要だった。

    2008-02-09 02:18:00
  • 170:

    かな

    剛チャンわ言った。俺の中でわもう終わってるから。加奈わ淋しいだけなんやろ。ご飯行ったり、仕事の相談ならいつでも乗るよ?でも淋しいからって好きとか勘違いしてもう俺を振りまわさんといて。綺麗におわろう。そう言われた。何が綺麗なの?と思ったけどそこまで言われると『剛チャンとわ会ったりしたいからそれでいい』とか意味不明な事を私も言った。子供をなだめるように「もう〜泣かんといて?何も悲しい事ちがうやん☆明日ご飯いこ」と、私たちわまた会う様になる。

    2008-02-09 02:26:00
  • 171:

    かな

    「なんかアカンわ〜おまえと離れようと思ってもすぐ会ってしまう。」『ほんまやなぁ』なんて話していた。剛チャンといると本当に楽しくて、落ち着いていられる。カラオケ行ったり、飲みに行ったりしながら私達わ友達になっていった。

    2008-02-09 02:32:00
  • 172:

    かな

    私がまた1か月で彼氏と別れた時も「また?何で別れたん?早くない?」そんな話もできちゃうくらい私達わ自然に変わっていった。剛チャンわ大人だよね。いつも側にいて私を見ていてくれる。淋しいから好きと勘違いした。それわ違うと思うけど、好き以上にどんな形でも必要な人だった。友達に言うとキモい!おかしい!って言われた。そんなのありえないって……。でもその時剛チャンわ私と全く別の事考えてたんだよね。

    2008-02-09 02:39:00
  • 173:

    かな

    剛チャンがいた。いつもどんな時も…
    嫌なこと、辛いことたくさんあったけどそんなことわ薄れていくくらい、支えてくれて、幸せをくれた。
    私が夜の仕事を辞めて、ママが居なくなってしまった時も大丈夫やでって≪俺がおるから≫って言ってくれた。

    2008-02-09 02:51:00
  • 174:

    かな

    俺夜の仕事辞めるわ。お金貯まったし知り合いと仕事やるねん。安定してきたら結婚とか考えてくれる?
    それがプロポーズだったのか解らない。私の事わ好きとかぢゃなく、これからも一緒に生きていくパートナーでいたい。と言われて『何それ?好きぢゃないの?意味わからんねんけど…』と言うと「なんかな〜、一緒に居すぎて家族みたい。でも加奈がおらな嫌やし、加奈だけわ大切やなって思う。だから結婚とかよくわからんけど、前に加奈が死にそうなってる顔見ておまえ死んだら俺も死ぬって思った」そう言ってくれたのがとても嬉しかった。

    2008-02-09 03:05:00
  • 175:

    かな

    気付いたら8年たってた。結婚が何かわからないのにプロポーズされて、よくわかんないけど嬉しかった。剛チャンとこれからも一緒に居れることが嬉しい。
    剛チャンが昔くれた指輪に書かれてた文字わ≪my love≫だった。『私の愛?』と私が聞くと「ちゃうねん急いで買ってその場で考えたからあの時若かったし英語あんまわからんかって、ひらめいたのゆってん!」と恥ずかしそうに慌てた。『若かったわ…ないやろ。』と私わ笑った。なんだかセンスがない、変な文字だけど剛チャンらしくて好きだな。
    いつになるかまだ解らないけどいつか剛チャンと結婚したい。これからわ私も剛チャンを支えてあげたい。またたくさん思い出作っていこうね。

    〜おわり〜

    2008-02-09 03:28:00
  • 176:

    名無しさん

    主さんお疲れ様
    一気によんでしまった
    心に響きました

    2008-02-25 06:09:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
ママの涙を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。