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おさなななじみ
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1:
沙雪
私たち3人の
父親同士3人は
いわゆる幼なじみ。
その父親同士がそれぞれ結婚し、同じ時期に子供ができた。
そして私たちも3人も
幼なじみとなったのだ。2008-01-27 04:21:00 -
2:
沙雪
小学生の頃私たち3人が公園で遊んでると、いきなりタクヤが提案してきた。
タクヤ「なぁなぁ、俺思ってんけどな!」
私とキョンが耳を傾けるとタクヤは続けて言った。
タクヤ「祖父ちゃんのお父さんは、ひぃ祖父ちゃんやん?」
私キョン「うん。そやなぁ。」
タクヤ「ほんでなぁ、ひぃ祖父ちゃんのお父さんは、ひぃひぃ祖父ちゃんやろ?」
私キョン「うん。」2008-01-27 04:26:00 -
3:
沙雪
タクヤ「俺らはお父さん同士が幼なじみで、俺らも幼なじみやんかぁ?そうゆうのってなんてゆうと思うっ?」私キョン「知らんわぁ。なんか言い方あんのっ?」「ひぃ幼なじみとか?」
2008-01-27 04:28:00 -
4:
沙雪
興味津々な私たちにタクヤが少しもったいぶった後、自慢げに言った。タクヤ「おさななじみ!」そう言い放ちタクヤはニヤリと笑った。私とキョンは「そんな言葉あるん?」とタクヤに聞くとタクヤは「お前ら、そんなんも知らんのかぁ〜?」とさらに自慢げ。私は少しタクヤにイラッとして無言になった。が、キョンは違った。キョン「知らんかった〜!お前なんでも知ってんねんなぁ!」
2008-01-27 04:35:00 -
5:
沙雪
訂正
タクヤが自慢げに言い放ったのは「おさなななじみ!」です。2008-01-27 04:37:00 -
6:
名無しさん
タクヤ「俺頭いいからなぁ。」キョン「ほんまな〜!お前は頭いいゎ〜」キョンがタクヤを褒めちぎる。私は機嫌が悪くなった。キョンをとられた気になったからだ。この頃私はキョンに対して、恋心に近いものを抱いていたのだ。
2008-01-27 04:52:00 -
7:
沙雪
もう暗くなってきたことを理由に私は「もう帰ろうやっ」と行った。そして私たちは解散した。私とキョンは公園をでて右に自転車をこいだ。タクヤは左に歩いていく。この頃一本の道路を挟んで私たち2人の住む地区とタクヤの住む地区には境界線があった。校区だ。タクヤとは小学校が違ったのだ。
2008-01-27 05:00:00 -
8:
沙雪
『ふふんっ、所詮お前は校区外なんじゃ〜♪』と心の中で思いながら腹黒い私はルンルン気分で自転車をこぐ。するとキョンが「俺ら3人おさなななじみやなぁ!」と嬉しそうに微笑みかけてきた。ピンクの夕暮れが手伝ってキョンの笑顔が天使のように見えた。かっ、かわいい…。いつも憎たらしいタクヤとは大違いだ。
2008-01-27 05:08:00 -
9:
沙雪
私はタクヤが言った"おさなななじみ"という単語が気に入らなかったが「そやなぁ!」と返事をした。キョンとバイバイをして家に帰るとすぐ私はリビングへ走っていき、お母さんに質問した。「お母さんっ!"おさなななじみ"なんて言葉、ほんまにあるっ?」お母さんは「なにそれ?」と笑った。
2008-01-27 05:20:00 -
10:
沙雪
私は『やっぱりなっ!』と思った。私「なぁ!ないやろ?そんな言葉?」お母さん「お母さんは聞いたことないなぁ。。」私「ほんなら、またタクヤの嘘やったんやゎ!」当時のタクヤは"くそ"がつくほどの悪ガキ。いたずらや嘘が大好きなやんちゃ坊主だった。私は次の日の登校中、早速このことをキョンに報告した。
2008-01-27 05:26:00