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優しくない天使

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  • 1:

    名無しさん

    ねぇ、幸せの絶頂で死んだあたしは、幸せだったのか、不幸だったのか

    どう思う?聖夜。

    2008-01-28 10:13:00
  • 2:

    名無しさん

    気付いたら、病院の霊安室に立っていた。目の前には、あたしの大好きなママとパパとお姉ちゃん。
    と、白い布をかけられた、誰かの体。

    何これ?夢かな?

    2008-01-28 10:17:00
  • 3:

    名無しさん

    「ねぇママ、どうしたの?死んだのは、誰?」
    あたしはママにそう話しかけたけど、返事はない。だから、肩を叩こうとした。

    その瞬間。

    2008-01-28 10:20:00
  • 4:

    名無しさん

    「触れちゃだめだよ!」
    と、大きな声で止められた。えっ?その声に、延ばした手をママの肩スレスレで引っ込めた。それからすぐに振り返ると、そこには、小さな男の子が立っていた。ぱっちりとした大きな目のその男の子は、至って普通。ただ、背中に大きな白い翼をつけてるだけの、かわいい男の子。

    2008-01-28 10:25:00
  • 5:

    名無しさん

    「2008年01月28日、午前9時未明.川神芹(かわかみせり)二十歳。

    飲酒運転にて信号無視をしたトラックに轢かれ、即死.

    うん、間違いないよね?」

    2008-01-28 10:28:00
  • 6:

    名無しさん

    「はっ?」
    「あ、君覚えてないタイプ?面倒だな。」

    男の子はホントに面倒臭そうに手に持ったノートに何かメモをとった。そしてすぐまたあたしを見つめると、「貴方、死んだんだよ。」とそう言った。

    2008-01-28 10:31:00
  • 7:

    名無しさん

    固まるあたしに、続けて言う。
    「あそこに寝てるのが貴方ね。あ、見ない方がいいかも、けっこうえぐいから。あと、さっきも言ったけど、生きてる人間に簡単に触れないようにね、とりついちゃうから。」

    2008-01-28 10:35:00
  • 8:

    名無しさん

    面白そう?
    頑張って完結させてね?

    2008-01-28 11:10:00
  • 9:

    名無しさん

    「さてと。不慮の事故で死んだ"善人"のあなたの願いを、一つだけ叶えてあげます。ただし、"生き返らせる"ことは出来ません。天国に行って生まれ変わりを待つか、それともここで全てを終わりにして"無命(ムメイ)"になるか。ちなみに、無命って言うのはもう現世には生まれ変わりません。つまり二度と魂を持たない、"無・命"になるの。人間であることに疲れているなら、オススメです。あとは現世に留まる無体命(ムタイメイ)。体を持たない命、こっちの世界で言う幽霊ね。無体命になったら、あなたを殺した運転手に、とりつくことも出来ます。そして、現世にいる…」
    「待って!待って待って!待って!」
    「…何か質問ですか?」
    「…。」

    2008-01-28 11:35:00
  • 10:

    名無しさん

    「あたしはホントに死んじゃったの?」
    「…はい。」
    「事故で?」
    「…事故で。」

    2008-01-28 11:38:00
  • 11:

    名無しさん

    嘘でしょ?信じれる訳がない。だってあたしは昨日、たったの20になったばかりだ。

    「…はぁ。」
    小さな男の子は、固まるあたしに、大きなため息を一つ着いた。

    2008-01-28 13:19:00
  • 12:

    名無しさん

    「この世には、49日間留まることが出来ます。だから願いを決める期限も49日後です。僕は次の仕事が押しているのでとりあえず今日のところは失礼します。また明日詳しい事を話しに来るので、その時までには現実を受け止めておいてくださいね。」
    冷めた声で彼はそう言うと、では、と付け足して自分より数倍大きな翼を広げた。

    「待って!」

    2008-01-28 13:22:00
  • 13:

    名無しさん

    「まだ何か?」
    「…ごめんなさい。あの、何て言うか…あなたは誰?」
    ほとほとうんざりした顔で振り返った彼にそう聞いてみた。

    そして彼はクスリと笑うと、翼を羽ばたかせて大空に飛び立っていった。

    2008-01-28 13:25:00
  • 14:

    名無しさん


    「天使だよ、多分ね。
    …優しくない、天使。」

    そう、捨て台詞をはいて。

    2008-01-28 13:27:00
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