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1:
とまと
???????????
2005-10-07 01:27:00 -
2:
名無しさん
?
2005-10-07 01:43:00 -
6:
ホテル街を抜けひっかけ橋で携帯を取りだした
プルルル…プルルル…ガチャ『もし??』
「もし??ゆりなオジサン終わったぁん?」『今終わったカラひっかけで待ってるわぁ??』
「あいよ??」ガチャン
りかを呼びだした。ほとんど毎日遊ぶツレどんだけ一緒におっても飽きない奴だ
2005-12-22 12:09:00 -
7:
10分もしない間にリカが来た。「おはょぉ??」
『おはよぉチャ?ン?』
夜中でもゥチらはハイテンション
『今日のオジサン五万獲得ぅ???』
「凄いゃ?ん?リカは今日二万やでぇ??」2005-12-22 12:10:00 -
10:
「何それ???」
ゥチらは大笑いしながら歩いた。何回かキャッチされたケド慣れてる素無視で話しを続けカラオケに向かった。大騒ぎしてバイバイしたのがもぅ朝の8時だった
2005-12-22 12:13:00 -
11:
帰ってるタクシーの中いつもより体がだるい…頭も少し痛い
『遊びすぎかなぁ…』小さく呟いた
『あっオッチャンそこ右やで??』ブゥゥゥ……ブゥゥゥ…携帯のバイブが鳴った
2005-12-22 12:14:00 -
12:
サブ画面に?けんタン?着信中と出た
『もし????』
「朝っぱらから元気やなぁ??」『けんたんカラの電話はテンション上がるもん?』もう3ヵ月付き合ってる彼氏こんなに好きになったのもこの人が初めてめっちゃ大事にしてくれる。
2005-12-22 12:15:00 -
13:
「ゆりな明日学校終わってカラ暇かぁ??」『ケンタンと会う時わいつでも暇ゃぁ????』「何やそれ?じゃぁ学校終わったら梅田まで出てこれっかぁ?」『うん?』「ほんならまた終わったら連絡してなぁ??バイバァイ」『了解??』ガチャン
2005-12-22 12:16:00 -
14:
パカン…携帯を閉じた
家に着いた頃には朝9時前だった。
『ただいまぁ????』
「おかえりぃ?ゆりな今日学校行くんか?」『今カラ爆睡入る???』「退学なんで遊びまくってたら?」笑いながら2階に駆け足でのぼった。おかんとウチはまるで友達みたい色イロ相談もする親子。本間ゥチは幸せゃなぁ?てたまにアホみたいに思う2005-12-22 12:17:00 -
15:
ベットに飛びこんだ
いつものぼってる階段なのにいつもよりしんどかった。『だる…』何でやろ?この頃体ほんましんどい…援交のしすぎかなぁ?
そんな事を考えてるうちに眠りについた2005-12-22 12:18:00 -
16:
?????????着信中?????『ぁ゛ぃ…』「ゆりな学校行かへんのぉ…??」『もぉそんな時間????』「寝過ぎゃんアンタッハハハ」『ゴメンン…?りか先行っててぇ…?』「わかりたぁ??待ってるカラ早こいよ?」『ぁ??い?』ガチャン電話を切った…体を起き上がらした時目眩みたいなんがおこった…『ッッたッッ?マヂィだる…』この頃本間口癖になってる
2005-12-22 12:18:00 -
17:
『痛ぁぁ?』次はお腹だお腹を抱えてトイレに入った下痢だ…何でやろ…?
少しだるいまま化粧をして髪を巻いた…今日はケンタンに会うカラオシャレしないと??
すっかりまた元気になった2005-12-22 12:19:00 -
18:
階段を駆け足でおりた
『ぉかん?????』 「どしたんや?」 『学校まで送って?』「アホか?電車乗って行き?」 チェッ?
『行ってきまぁ??』 「アホな事ばっかしてんと真面目に勉強しぃや?」『ゆりなに真面目わ似合わんよ?』「コラッ?」ハハハ?笑いながら外に出た2005-12-22 12:20:00 -
19:
19才のウチらはそれなりのおしゃれも知ってる。アクセもほとんどブランドだ。
『りかぁ??今日ケンタンに会うねん?』「だから今日いつもよりスカート短いん?」『うるさいわ??』少し照れたように言った。2時間は数学だった。真面目に聞こうとしても頭がボーとする。やっぱり体がだるい。『先生トイレ行ってきまぁ』教室のドアを開けた時目眩がおこりしゃがみ込んでしまった2005-12-22 12:23:00 -
21:
トイレに駆けこんだ また下痢だ…ハァと溜息を付き前髪をチョンチョンとなでた
教室に戻るのがしんどいカラ保健室に行く事にした
ガラガラガラ…『せんせぇ?い?眠たいぃ?』
「ァラゆりなちゃん授業わ?」
『マヂ眠いから寝かしてぇ?』強引にもベッドに潜った。体が言う事聞かなくなった。絶対風邪ひいてもぉたわ…?
2005-12-22 12:26:00 -
22:
寝付けないまま2時間が終わった。
ガラガラガラガラ…「ゆりなぁ??」
リカだぁ?そっとウチの顔を覗きこんだ「大丈夫なん?」
『ちょい体ダルぃぃ??』リカの前では少し素直になれる。「援交しすぎちゃうか?」小さい声で呟いた
『当分売りやめょぉ?』「そうしぃ??」2005-12-22 12:28:00 -
23:
そんな事を喋ってるうちにチャイムが鳴った。
『ウチ今日は授業出ぇへんわぁ?学校終わるまで此処おっとくぅ??』「そかぁ…」…………………………………………
『…?リカ授業受けへんのぉ?』「うん??」『てか本間また留年なるれぇ?ゥチはマヂィ大丈夫やから授業受け?』「リカは何年たってもゆりなと卒業したいからさ?一人で卒業とか嫌やしゆりなと一緒じゃないと卒業したって嬉しないしな?」
リカの精一杯の照れた優しさやった。
『ですよね??』「ォゥ??」二人で照れ笑いしてズゥット喋ってた2005-12-22 12:30:00 -
24:
4時間目が終わり昼ご飯の時間がきた。
「ゆりなぁ??お腹すかへん?」『すいたぁ??』
「じゃぁ食堂行こッかぁ?」『うん?』
あんま食欲はないけど気を使わしたくなかったから言った。2005-12-22 12:31:00 -
25:
食堂でカレーを頼んだ
「ゆりな?』二年の男まさだ。無視してカレーを食べた。
「何で無視ッすかぁ?』
『年下やのに生意気やねんバァカ??』「まさ君おはょぉチャン??」「りかチンは優しいから大好きぃ??』
『いいもん?ゆりなわケンタン一筋ゃから一人の男に愛されてっからねぇだ?』プンと下を向いて食べ続けた2005-12-22 12:33:00 -
26:
「みんなに優しくしないとモテへんでぇ??』とマサが口を大きく開けてカレーを欲しそうにした。
『ウッサイ?ゆりなケンタン以外は年上で男前でお金ある人しか興味ナイから?』
ご飯の部分だけすくって口に入れてあげた「俺はカレーが食べたいの?ご飯だけじゃ嫌や?』『自分で買えよバァカ?』「本間ゆりなわ可愛いなぁ?』頭をポンポンされた
『今日セットしたのに崩れるやろアホォ?』年下やのに照れてしまって顔を下に向けた
「浮気する?』ウチの顔を覗きこんだ『もぉッ?あっち行ってゃぁ』両手でマサの服を掴み後ろに押したでもビクとも動かんかった2005-12-22 12:37:00 -
27:
その腕を掴まれマサの胸の方にひっぱられたつまずきそうになったウチはマサの胸にとびこんでしまった。
「ゆりなまた痩せた?』『何すんねアホッ?』グゥで胸の所を叩いた。「さっきのカレーのお礼やで?』ハハハッと笑った。
コイツはみんながおる前で平気で手ぇだしてくるかなりのチャラい男ゃ。マサの友達と喋っていたリカがパッとこっちを見た
「ちょっと仲良すぎちゃうかぁ??」「せやろ?』まさが笑って言った『リカァァ???』マサとリサは二人で笑いながら話した。
『もぉ…?』小さな声で呟いた2005-12-22 12:39:00 -
28:
結局カレーは半分も食べずに食べ終わった
「あれぇ?ゆりなもぉ食べへんの?」『朝いっぱい食べたから?』「アンタそれ以上痩せてどぅすんの?」『ハハハ?』
ゥウ…『ゴメン腹痛いぃ?トイレ行ってくる?』「大丈夫なん?」『うん待ってて?』
トイレに駆け込んだ下痢と吐き気がすごかった。トイレの鏡に写し出された時不意に舌を出した。『何これ…』舌に白い斑点みたいなのがついていた。
『マヂ何やろ…本間だるいわぁ』その後はあんまり気にならなかったそのウチ直ると思っていた2005-12-22 12:41:00 -
29:
リカの所に戻り保健室に行った。
「大丈夫なんか??この頃たまにダルそぉやし一回病院行ったらぁ?」
『大丈夫やろ?病院行く暇ないし今日ケンタンにあったら絶対元気なるもん?』
「そかぁ?」
本間はめっちゃしんどかった2005-12-22 12:42:00 -
30:
そんな事を話してるウチに学校が終わった
「ゆりなもぅソッコー帰る?」『とりあえず梅田行くよ?電話してみる?』
プルルルル…プルルルル………ガチャン「もしぃ??』『ケンタン今終わったっチャ???』
「俺今梅田で遊んでっから駅着いたら連絡して??』
『わかりたぁ???』2005-12-22 12:43:00 -
31:
パカン…
『ゴメンりか?ケンタンもぅ梅田いるみたいやから行くわ?』
「そかぁ?じゃぁまた明日連絡すんな?」『門まで一緒に帰ろぉ?』「だねぇ??」荷物を取りに教室に行き門まで腕を組んで歩いた。
キャッキャ言いながらウチらは歩くまるで仲良すぎる姉妹みたいだ。『ほんじゃぁね?』「あんまバカップルすんなよ?」『ぁ??ぃ?』
二人で声を合わせてバイバぁイ?と叫んだ。2005-12-22 12:45:00 -
32:
電車に乗り梅田に行く。
電車の中でに頭痛と吐き気がまた襲った。生理わちゃんと来てるカラ絶対妊娠じゃないのは分かッてる。
我慢して梅田についた。
プルルルル…プルルルル…プルルルル…ガチャン『ケンタン梅田ついたょ??ゆりなケンタの前で待ってんね?』「ダッシュで行くわぁ??」『うんわかりナニぁ?』ガチャン…
胸がドキドキするケンタンに会うのめちゃ久しぶりゃぁ??なんて1人でニヤけカバンで顔を隠した。2005-12-22 12:47:00 -
33:
「ゆりなぁ?』ハッと顔を上げた『ケンタンだぁ???』「めっちゃ笑顔ゃな?』『ゆりな会いたかっナニもん?』ちょっとブリッコしてみた。
「そぉかぁ?よし??』頭をポンポンされ手を繋いだ。いつもケンタンはリードしてくれるゥチがしたい事してほしい事何でもわかってくれる。
『どこ行きますかぁ??」『プリクラ撮りたい??』「ょぉっしゃ?行こかぁ?』『ぅん?』いつもおきまり二人で取るプリクラわ宝物ゃ。
ラウンド?で撮る事にした。チュウプリ変顔いっぱい撮った。ズゥットキャッキャと騒いでいた。
プリクラをとり階段の遅で座った2005-12-22 12:50:00 -
34:
この場所はほとんど人が来ない。1番落ちつける。
ケンタンが足を広げそのあいだにチョコンと座った。
ケンタンが黙ってギュゥ?てしてくれる「ゆりなちゃんと食べてっかぁ?』『食べてるよ?」「また細なってるでチャント食べな貧血おこすで』『ぅん?ちゃんと食べるぅ』
ケンタンはそう言って耳を舐めてきた『ヒャァッ?』ゾクンと体だ震えた「ハハハお前本間可愛いぃわ?』恥ずかしくて顔が真っ赤になった『もぅッ??』その瞬間服の中に手が入った
『ケンタン人くるよ?』「ちょっとだけぇぇゃん?』腕を掴んだけど男の力に勝てない。2005-12-22 12:52:00 -
35:
ホックを上手に外され首にキスをしながら胸を触られた
『ハァハァ…』恥ずかしすぎて下を向いたケンタンは黙って続けていた。
ふと気付いたら次はスカートの中に手が入った『ケンタンマヂだめ?』………
何も言ってはくれない『ンッッダァメだってばぁ?』怖くなり泣いてしまったさすがにケンタンも手を止めた。
援交ならするのに大好きな人とは会うたんびになんかしたくない。「ゴメンな?ゆりな…』ギュゥと後ろから抱きしめてくれた。コクンと頷き下を向いた2005-12-22 12:53:00 -
37:
ケンタッキーに入った。注文して全部ケンタンが払ってくれた。
「ゆりなさっきはゴメンな?』『うん?ちょっと恐かっナニだけぇ』
『俺マヂゆりなに惚れてっカラ??ズゥット一緒におれたら幸せやで?」
その言葉で涙がまた出てきた大好きな人にこんな言葉言われて嬉しすぎた
『ケンタン?ゆりなも本間大好きやで今一緒におれる事普通な事カモしれんケドゆりなにとってはめっちゃ大事な時間やねん。だから裏切らんといてな?』鼻声で必死に話した。そしたらょし?してくれてチュウされた「ゴメン我慢できひんかったわ?』二人で笑った2005-12-22 12:56:00 -
38:
食べ終わり店を出た。
「ゆりなもっと一緒におってやりたいケドもぅ終電ナイし明日俺バイトゃからそろそろ帰ろか?』
『うん?ゆりなも明日学校やから早く帰らな?』本間はもっと一緒におりたいケド自分のわがままで困らしたくなかった。
改札の所まで送ってもらってチュウしてバイバイした。電車の中で急に寂しくなり携帯のメールでケンタンにメールを送った2005-12-22 12:57:00 -
40:
気が付いたのは病院だった。
乗ってる人が次の駅で下ろしてくれて救急車を呼んでくれたらしい。
心配そうにお母さんが立っていた。
「ゆりな?』『何コレ?心配かけてゴメンね??帰る??』お母さんは泣きそうな顔で私の肩を押した
「まだ帰るのはあかんねん?あんたの体今弱ってるねん?』『ハァ?全然意味が分からんねんケド?ゆりなめっちゃ元気やんか???』2005-12-22 13:01:00 -
41:
おかんは私の前で泣き崩れた。こんな姿見るのんは生まれて初めてやった。
私は病院の先生に呼ばれ病名を聞かされた
【HIV…】
『は?何言うてるん?ゥチがそんな訳ないやんけ??』保健の授業で聞いた事がある一定の時を過ぎてからしか感染してるって分からないと。そんな前から援交をしてる訳もナイ初体験も中学の頃だからありえない…
「非常に言いにくいがHIVは死に至る事が十分あるのはわかるよね?』………「でも前向きに頑張って生きていけばこの先治癒する可能性だって十分あるんだよ?』『あのさ?ゆりなが…HIV感染?んな訳ないやん?ヤッテないねんで?』2005-12-22 13:03:00 -
42:
「ゆりなちゃん?落ち着いて聞いて?ゆりなチャンは小さい頃に輸血した事ある?』
『ねぇょそんなもん???早く帰らせろや』
かなり興奮していた 「でもお母さんは輸血した事あるって言ってたよ?』
『はぁ?』「小さい頃旅行で大怪我した事あるよね?』
何となく前にお母さんカラ聞いた事がある話だった2005-12-22 13:05:00 -
43:
「輸血でも感染しちゃうんだよ…でも一緒に治して行こうね?ゆりなチャンなら大丈夫だよ』
頭がボーとして何も聞こえなかった。聞きたくなかった。
さっきまであんなに幸せだったのに夢を見てるみたいだ。
何で私が…死にたくない…それだけだった。歩く廊下には涙が落ちた。興奮して足が上手く操れない…
『なんでなん…』廊下に倒れ込み泣いた。泣きたくなんかなかった今まで我慢してきたからでも色んな感情が溢れてきて拭いても拭いても涙は止まらなかった。2005-12-22 13:07:00 -
44:
お母さんが走ってきて何も言わずに抱きしめた。
「大丈夫やでゆりなは強いカラ大丈夫??おかんが育てた娘やから?」お母さんは必死にまた涙をこらえていた。
『ゆりな死ぬの嫌や…』「死ぬかアホ?』強く怒られたでもその言葉は温かくてめっちゃ優しくてでも余計胸を苦しめた。
また心配かけてまう…きっと今日も明日もゆりなの事考えて寝れへんねやろな…本当はウチよりお母さんの方が傷付いてるかもしれへん…2005-12-22 13:08:00 -
46:
部屋に入って寝そべった。
『体はこんな元気やのに…』
フト思い出した…ケンタンメェル届いたカナ?
病院は携帯禁止だけど電源を付け問い合わせをした。
?受信中?ケンタンだぁ??2005-12-22 13:10:00 -
47:
題名:ゆりなへ
____________心配せんでもお前わ俺の女やで?こんなアホな俺について来てくれて本間ありがとな???ゆりなが辛い時お前は気ぃ使って俺を頼りにしてくれへんケド俺はお前の辛い事悲しい事全部受けとめたるカラなんでも相談してこいよ?早く結婚して幸せになんゾ????????????????2005-12-22 13:11:00 -
48:
『ケンタン…』また目に浮かんだ涙を拭いた…
私ケンタンに移してないょね…ケンタンとヤル時はゴム絶対してるカラ…大丈夫だよね…
その事で頭がいっぱいだった…嫌われちゃうのカナ私…
リカにもケンタンにも友達にも…そんな病気の友達なんかいらないよね…
また寂しくなった2005-12-22 13:13:00 -
49:
リカはどぅ思うだろ…
携帯を開いてメェルを送った。
?リカぇ?ゆりなね、HIVに感染してたみたい?リカ軽蔑する?嘘じゃないで…いっぱい?不安やねん?一人じゃさ辛すぎる…
送信……完了????
携帯の画面には涙がいっぱいこぼれた。2005-12-22 13:15:00 -
50:
すぐ返事がきた…、
?ゆりなへ?______ぉばちゃんカラ聞いたよ?もしリカが病気やったらゆりなどーする?軽蔑して友達やめる?ウチらってそんなちっこい仲なん?リカはゆりなに同情なんかしないよ、だってリカが同情してゆりなが治る訳ないもん?リカも病気になるトカそんな簡単な言葉言えないけど゙二人で頑張って前向きに行こうよ??とりあえず明日病院行くから話そ?
『どうやって前向きになんねん??』興奮して携帯を床に投げ付けた。
本当は嬉しいのに病気が頭から離れなくて怖いかった。
泣きそうになった…枕に顔を埋めた。2005-12-22 13:17:00 -
51:
投げ付けた音で看護婦さんが部屋に入ってきた。
「どぉしたの…?』
『ごめんナサィ…』我慢出来ずに涙がこぼれた
『死にたくないよ…何で…?ゆりなはこれから幸せになるんだよ…?』
「…ゆりなちゃん?今は本当に辛いと思うの、私達や仲間が何を言っても押さえ切れない不安や怖さって経験しなきゃ分からないよね?でも辛いのはゆりなちゃんだけかな?治ってほしいて思って苦しんでる人っていないと思う?後ろを向いて悩んでばかりじゃいい事はおこらないよ?諦めないって気持ちが病気に勝つんだよ?頑張る目標があるから生きれるんだよ?』2005-12-22 13:20:00 -
52:
「今のゆりなちゃんじゃどんな病気も良くらない。死にたくない…じゃなくて生きるって気持ちが大事なの?だからみんな応援してる。苦しい時不安な時逃げ出したい時あなたは一人じゃないって事忘れないで…』看護婦さんがニコッと微笑んだ。
色んな感情が込み上げてきてまた泣いてしまったけど、少し前向きになれるような気がした。
私は一人じゃないんだ… 辛い時だって誰かが傍にいてくれる…忘れちゃダメだよね 大事な人の存在。
無くしちゃダメだよね 勇気の一歩…そっと心で思った。2005-12-22 13:22:00 -
54:
ふと目が覚めた…もぅ昼すぎだった。
『……?』「ゆーりーな?』『りかぁ??』
「昨日会ったのに何かめっちゃ久しぶりって感じがするわ?』『うん…?』
………二人にはなんとなく気まずい空気が流れた。いつもの様に笑って話せない。普通に会話したいのに…。
『りか学校わ?』「休んだ?リカ一人で卒業しても意味ない言うたやん?てかゆりな目ぇ腫れてるよ?』笑いながら言った。『幸せすぎてないちゃった?』2005-12-22 13:25:00 -
55:
「……ゆりな?』
『大丈夫だよ?リカがこうして来てくれてゆりなマヂ安心してるもん?前向きにいくって決めてん?泣いてばっかりじゃみんなに怒られてしまう?』
「そうやんなっ??ゆりなは強いしな?』2005-12-22 13:27:00 -
56:
『うん!!』
「てかリカ喉渇いたカラジュース買ってくる?何か飲む?』『え?ゆりなも行く?』「体大丈夫なん歩けるん?』リカが心配そうに聞いた。
『ハイィィー??ゆりな余裕で走れる位に元気やで!!』ベットかピョンとおりた。
「めっちゃ元気やんか??』二人で笑いながら部屋を出た。
本当に今は自分自信何も異常がない。元気な時は本当に元気…まるで病気が嘘みたいに。2005-12-22 13:29:00 -
57:
「てかさ…けんたんに言ったん?』少し不安そぉにリカが聞いた
『言ってナイよ…でもケンタンに言う!!だってゆりなケンタンと結婚するねんで??』
「マァヂ?いいなぁ?』『でっしょ?』私は自慢げに話した。
ケンタンなら私の病気全部受けとめてくれるはず…でも少し不安が残った。
「ゆりな何飲むぅ?』『お茶?』リカが出してくれた。『ゴチ??』「今度倍にして返してや?』『えぇ?』二人で笑った。こんなくだらない事でも今笑ってる事が私の支えになった。少し不安をほどいてくれた2005-12-22 13:31:00 -
58:
部屋に戻りいっぱい喋った。
その次の日もまたその次の日もリカは病院まで来てくれた。
入院してからニ週間位が過ぎた朝 看護婦さんが部屋にきた。
「おはよ!ゆりなちゃん!』『うん?おはよぉ?』
「ゆりなちゃん明日一度退院しよっか!』『えっ?ゆりな治ったのマヂで?』私は胸がドキドキした「ううん…ゆりなちゃんご飯もいっぱい食べてくれるし前向きだし,でも退院しても体に無理な事とか無茶な事はしちゃあかんケけどね,』『…だよねそんな簡単な病気じゃないか…でも外に出れるしめっちゃ嬉しい?』2005-12-22 13:33:00 -
59:
『ゆりなおはょ??」リカが来た
『リカッ?ゆりな明日退院出来るネン??』「えぇ??マヂで!!』リカはキャァキャッと叫んだ。
ウチらは計画を立てた。明日はケンタンに会ってちゃんと話すカラあさってバリ?遊ぶ事にした
『ゆりな楽しみだね?明日いっぱいケンタンとラブラブしてきなよ?」『でももしケンタンウチの事嫌ったらどぉしょ…』『そんなんありえへんわ!!ゆりなが1番続いて結婚まで約束した彼氏やろ?絶対大丈夫?」『やんな!』不安わ少しあった。少ししゃべってリカは用事で帰った。
ケンタンに電話しなきゃ…2005-12-22 13:35:00 -
60:
自販機まで行き電源を付けた。
プルルルル…プルルルル…ガチャン「ゆりな??』
『ケンタンゴメンネ連絡とられんくて…』「今ドコおんねん?』『ケンタン明日夜会える?大事な話しあるねん…』「明日のぃっゃ?』『また連絡するね』
ガチャン…すぐ電源を切った。
ケンタンなら絶対受け止めてくれるょね…2005-12-22 13:37:00 -
61:
部屋に戻るとお母さんが荷物を片付げにきていた。
母の顔は疲れきっていて昔の母みたいじゃなかった。
『お母さん大丈夫?ちゃんと寝てる?』「大丈夫に決まってるやろ』おかんはニコッと笑ったケド目の下にはクマ。誰が見てもまるで母の方が病人だった。
『明日ねケンタンに会うネン。で全部話すねん…』「そっか家にも呼んだりや、おかんもケンタ君と仲良くなりたいからね』『うん!絶対呼ぶ?』片付けが終わった母は明日迎えに来ると言い帰った。
母の背中は本当に寂しそぉだった…無理に笑ってる母の顔わ胸が本当に痛い2005-12-22 13:39:00 -
62:
退院の日がきた。
天気わ最悪の雨…。
『はぁ…。』「ゆりなぁー!!』『りかぁ?』「明日カラいっぱい遊べんね?』『うん?』いづれはまた病院に戻らないとダメな事は自分も分かってる。でも今いっぱい遊んで幸せもいっぱい感じたいッッて思った。
「ケンタンといつ会うん??』『まだ分からん!でも夜やで!』「そっか?何も怖い事ナイで?アンタらラブラブやから』リカは安心さしてくれた。
看護婦さんなど先生に挨拶をしお母さんの車に二人で乗った。ウチは興奮してた。また明日カラ好きな人と会えて、リカともいっぱい遊べる。何故か今の私は思い出を作りたかった2005-12-22 13:40:00 -
63:
家に着いた。
『めっちゃ久しぶりや?やっぱ自分の部屋わ居心地ぃぃわぁ?』「何おばさんみたいな事言うてるん?』声を合わして笑った。
こんなに大事な人が側にいてくれる事を幸せと思った事がない。これが当たり前になってたから。
病気になって本当に大事な人や物どれだけ大切かを実感した。
『大人になったなぁ…。』「えッ?』『えっ?何もナイ!!りかとおれて幸せゃな思って?』「アホ?』リカわ笑った。『でも本当やで…?ウチりか大事やもん失いたくないて本間に思ぅ』「そんなんお互い様やで☆』二人でいろいろしゃべった。ケンタンに電話しなきゃ2005-12-22 13:45:00 -
64:
『ちょっとケンタンに電話していい?』
「えぇょ☆』
プルルルル…プルルルル…ガチャン「もし?』
『ケンタン!前も言ったケド今日会える?話したい事あるねん…』「お前好きな人できたとか系か?』少し半切れやった『ちゃうょ!!ユリナケンタンの事世界一好きやもん』リカが目の前にいたけど必死に話した。「俺もや!!今どこにおんねん?今カラ会えるで』『家だよ!リカとおる…』「じゃぁユリナの家の近くの公園まで行くカラ一人で出てこれっか?『うん?☆』「ほなまた着いたぁ連絡するな!バイバイ』『うんバイバイ!』
ガチャン 『ハァ…。緊張したぁ!!』2005-12-22 13:47:00 -
65:
「まるで初めての告白やん』リカが笑った
『うるさいわ?☆』「リカ帰ろっか?』『あかん帰ったら!家おってて!ケンタンと話してから色いろ話したいから…』「わぁかりましたぁ☆』
『何て言ぇばいいかな?』めっちゃドキドキ興奮してた「ん?ユリナが思ってる事全部ケンタンに伝えたらええんちゃうん?』『うまく言えるかな?』「アンタさっきまで電話で世界一好き言うてたやん!』ニヤつきながら言った『りかぁ!!』恥ずかしくてクッションを投げた。
少し不安が溶けた。
「絶対うまく行くょ。』『うん?』2005-12-22 13:50:00 -
66:
一時間後ケンタンカラ着いたとメェルがきた。
『着いたみナニいゃから行ってくる。めっちゃ緊張するぅ…↓』
『大丈夫?絶対うまくいくッッて?アンタらラブラブやから?」『うん☆全部話してくるね?』『いってラ?」
『待っててゃ☆』リカとバイバイして公園に向かった。
通り道 鏡を見て前髪を直した。2005-12-22 13:52:00 -
67:
公園についた…。
でも誰もいない。キョロキョロしていると後ろカラぎゅうと抱きしめられた。
「ゆりな?」私は愛しすぎて泣いてしまった「あっ?!ゴメン!!」ケンタンは必死に謝った『うぅん…久しぶりに会ぇてゆりなめっちゃ嬉しい…』ケンタンはそのままキスをした…。
舌が入った瞬間パッッと顔をよけてしまった。「どしたん…?」『ケンタンに大事な話しあるネン…』手を繋いでベンチに座った。
「ユリナ…?俺の事好きか?」不安そぉに聞いてきた『ユリナケンタンの事1番好きやで…』2005-12-22 13:55:00 -
68:
「じゃぁ何の話しすんねん?」
『あのね…ずっと連絡とられへんかったやん?ユリナ入院しててん…』「え?何かあったんか?」『ユリナ病気やねん…ちゃんとケンタンに話したかった大好きやから…
実はHIVに感染してんねん…ケンタンに嫌われんの嫌ゃ…ずっと一緒におりたいよ…』私は興奮して泣きながらうまくは伝えられんかった…。
私は下を向いた…ケンタンの表情が怖くて見れなかった。
「マヂで言うてんか?」コクンと頷いたケンタンはそれ以上何も言ってくれない…『ケンタン前ユリナと結婚してくれるって言ったょね?ユリナケンタンの事信じていいよね?』2005-12-22 13:58:00 -
69:
「ちょっといきなりすぎて意味分からんわ…」『…?何で?ユリナが病気やったらケンタンは嫌いになるん?』完全に興奮して声が震えていた
「ちょっと考えさして…」繋いでた指がそっと離れた。
『何でなん?ユリナ一人でいっぱい悩んでてんで?ケンタンが何を考えるん?ユリナの事好きって言ったヤン!!さっきも好き言ったヤン!!』頬は涙でいっぱいになった。
信じてたのに…信じてたのに…「ゴメン本間わ今カラバイトやから行かなあかん…またメェルするわ」
私はその場で泣き崩れた…。ケンタンは背を向けて歩いて行った。こんなはずじゃなかったのに…2005-12-22 14:01:00 -
70:
抱きしめて好きッて言ってくれると思ったのに…
涙がこぼれた地面にひざまずきひたすら泣いた。
化粧もとれぐしゃぐしゃだ。何時間泣いただろう。私はフラフラの状態で家に向かった…。
階段を上がり部屋の前に立ち涙を全部ふき笑って扉をあけた。
「ユリナぁ?……』『フラれちゃたぁ…』堪えた涙がまた溢れだした…。「ユリナ……』必死に私にかける言葉を探しているようだった『リカわこんな私に同情する?病気だから…可哀相て思うやろ!1番大事な人失ってん…生きる意味あんの』私は多分リカが羨ましかった…。誰かにぶつけたかった…。私最低だ2005-12-22 14:03:00 -
71:
「ちゃんとケンタンに話したん?気持ちも全部伝えたん』
『伝えたよ…ゆりなケンタンしかいないカラ…何で不幸になるんだろ…病気になって1番大事な人まで失って…ゆりなそんなに悪い娘なんかな…』泣きながら喋った
「……そんな事ナイよ…』ギュと抱きしめてくれた『りかぁ』りかの胸で叫ぶよぅに泣いた
「りかがおるから…りかはゆりなの事見捨てたりせぇへんよ…ずっとずっとあんたは元気なまんまでこれから先も一緒に生きてくねんからな!』
髪を撫でながら一緒に泣いてくれた…。今1番の支えだ…。2005-12-22 14:05:00 -
72:
いつのまにかリカの傍で眠ってしまった。
気付いた時にはリカは帰っていた。おやすみと言う紙切れを残して。
またケンタンの事を思い出し辛くなった。携帯を見ても電話も何もない。勇気を持って電話をかけても留守電だ。何もかもが嫌になった。もぅどうにでもなれ…。
気付いたら剃刀を持って手首に当てていた。ポタポタ…怖くて深くわ切れなかった赤い血をみて涙が出た『生きてんのに…みんなと同じやんか…赤い血やのに…何で…』泣きながら呟いた…辛すぎた…今の自分には自分を支えきれなかった…
「ゆりなーご飯どうすんのー!早く下おりてきぃ」2005-12-22 14:07:00 -
73:
お母さんだ…
『分かった!!』血を拭きとり下に行った。
「何その顔?泣いたんか?」『ちょっと…』私を必死に笑顔を作った。ご飯は私の大好きなカレーだ。食欲なんてなかった。でもまた困らせてしまぅから必死に食べた。
「彼氏か?」『ぅん…ふられた…』「何でや?」『ゆりな病気だから…』必死に涙を堪えた「その程度の男やッッて事!そんな男は別れて正解やでゆりな!!」きつい言い方だけど励ましてくれてる…。
『でもね…ケンタンしかいないカラゆりな…』唇を噛み泣かないように我慢した…。2005-12-22 14:09:00 -
74:
「ゆりなわまだ若いカラ今の恋愛に夢中になりすぎてるだけや…お母さんもゆりなの年位から何人も恋して付き合うたんびにこの人しかおらんおもてた,でも結局別れて行ったよ…お母さんもお父さんと付き合っとる時もこの人しかおらん思て結婚したい時期やったししてもおたケド今現に離婚してるやろ?みんな好きになったらはまるだけやで。ましてそんな若い頃は恋愛に恋愛してんねん!年いったら本当に恋愛の価値観が分かるから今はいっぱい付き合っていっぱい幸せ掴んでそんでいっぱい傷ついたらいいんやで」
『ゆりなは長く生きれないゃん』ヤッパリ泣いてしまった2005-12-22 14:11:00 -
75:
「人間一度は死ぬけどあんたはそう簡単に死なんょ強い娘やから…」お母さんの目にも涙が溢れた。
『またいつかは病院戻らなあかんねやろ?この退院は悪化するまでの間遊ばしたろみたいなもんやろ!!』イライラしていた。
また感情をぶつけてしまった。
「あんたはお母さんより長く生きるよ。お母さんを1人にしやんといてな…」ニコッと笑った。怒られると思ったのにこんな優しくされたら余計に傷付いた。
『親いてなくてもいいから…不治の病にだけにはなりたくなかった 』泣きながら部屋に戻った。本当に最低だ…。思ってない事もぶつけてしまった…。お母さんをまた傷付けてしまった…後で後悔しても遅いのに…。2005-12-22 14:14:00 -
77:
削除削除されますた
あぼ~ん -
78:
削除削除されますた
あぼ~ん -
79:
ティァラ
読んでます??荒らしとか素無視で頑張ってくださぃ??
2005-12-27 12:59:00 -
81:
削除削除されますた
あぼ~ん -
82:
名無しさん
頑張ってぇ??応援してんでっ??
2005-12-27 14:00:00 -
84:
名無しさん
良かった。
2006-05-12 03:16:00 -
85:
名無しさん
カ`ぁーL1ーてー(?∀?;)?みー+ニーL1ー(;・з・){?
2006-05-19 01:29:00 -
86:
名無しさん
みっけ
2006-07-09 19:53:00