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お前と俺の少年日記
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1:
山田
サク!
お前と俺が過ごした事何や書きたなった。
お前がよう見て笑い転げまわってたこのサイトに。
お前と俺の事。俺が一生死んでも忘れんように。俺はつねお前を感じてる。一生親友やからな。2008-02-06 04:47:00 -
2:
山田
[お前くらぁーっ!]
そうお決まりの怒鳴り声がして俺の体は毎度のように宙に浮いた。顔面に走る激しい衝撃に口の中が切れてヒンヤリ冷えた鉄の釘をかじったような味がした。痛みを感じる前に次から次に顔面を床にたたきつけられる。毎日の事だった。
「こいついつか殺す!」力でかなうはずのない事を分かっていた俺はそいつを激しく睨み、常にそう思う事しかできなかった。小学校の三年生の時の自分。俺を日課のように殴るそいつはオカンの再婚相手?籍はいれてなかったもの一つ屋根の下で俺が二年の時から暮らしはじめた殺したい程大嫌いな奴だった。2008-02-06 04:58:00 -
3:
山田
オカンは夜働きにでていて朝方にしか帰ってこない。おっさんはたまに出て行くけど麻雀やパチンコざんまい。正直おっさんが作業服やスーツに腕を通している姿は見た事がなかった。オヤジという存在を生まれた時から知らなかった俺は最初は優しくて大きい体のそのおっさんに無条件に父親を感じた。でも、大好きな父親の存在から殺したい程に憎む相手になるまでに一年もかからなかった。今でいう虐待か。俺のデコには常にデカい内出血の後があって、その傷がヒドい時には両親から学校を休まされる事もあった。段々俺がでかくなった小学校六年の時、オカンが風呂屋に行くと言ったきり帰ってこなくなった。
2008-02-06 05:12:00 -
4:
名無しさん
お〜い?
メッチャ気になるやん?2008-02-06 23:42:00 -
5:
山田
オカンがいなくなってから俺は毎日朝早く起きてはオカンを探した。地元の警察に毎日かよいオカンが迷子になってないかとか、あるはずのない事を求めただチャリをこいだ。その間義理のオトンはあまり家にかえってこない。自分が気の向いた時にする掃除以外、俺に生きていくすべは全くなかった。腹がすけば万引きをし、汗にぬれた服は洗わずベランダに干した。オカンがやっていた事を真似てした俺には精いっぱい過ぎる事だった。
2008-02-10 03:53:00 -
6:
山田
ある日俺が腹が減って万引きをした時だった。ズットやりつづけてた店で目をつけられてた俺は万引きGメンに見つかり捕まった。住所名前を聞かれても答える所もなくただ黙っていた俺は地元の警察署につれていかれた。何人かのちょっといかつい刑事に囲まれやっと住所や家の番号を言ったが家族誰にも連絡がとれない。俺は 囲まれていた刑事に連れられ自分宅へ 行った
2008-02-10 04:01:00 -
7:
山田
インターホンを鳴らしても誰もでてくるはずはない。俺はただ当たり前のようにインターホンのボタンを押し顔をしかめる刑事をみていた。
すると隣家の玄関がガラッとなり背骨が九十度以上まがったオバァチャンがでてきた。オバァチャンは乳母車のような物を押し玄関からでてくるとイキナリ刑事をどなりつけた。2008-02-10 04:06:00 -
8:
山田
「あんたー!ピンポンピンポンうるさいねん!年寄りの昼寝邪魔しよってからに!いい加減にしーや!」いきなりのオバァチャンの叫び声に刑事は少し目を点にした様子でオバァチャンに訪ねた。「迷惑かけてすいません。ここに住んでる山田さんはいつぐらいにご帰宅かご存知ですか?」オバァはそれを聞くとタンをカーっと鳴らしペッと地面に吐き捨て言った。「しらん!ウチはこの子の親からこの子まかされてるさかい!帰ってくんのは夜中や夜中!夜中年寄りの眠りさまたげたら警察でも何でも呪い殺してまうぞ!はよその子おいて帰り!親にはウチがよー言うとくさかい!シッシッ!」ハンカチを振り回しメクジラをたてるオバァに刑事は少し引きめに俺をオバァチャンにまかし去っていった。
2008-02-10 04:19:00 -
9:
山田
刑事が去って行った後、俺はオバァチャンに軽く会釈をし玄関の鍵穴に鍵をとおした。ガチャン鍵があきドアをあけた俺にオバァチャンは言った。「あんた!シバズケ好きか!」急すぎる言葉に俺はオバァチャンを見て眉をしかめた。「シバズケ好きかって聞いてるねん!」オバァチャンの言葉に俺は眉をしかめながらも頷いた。
2008-02-10 04:24:00 -
10:
山田
「おいで!」オバァチャンは乳母車を敷居にはさまないように少し持ち上げ家に入っていった。俺もちょっと警戒しながらもオバァチャンがわざと踏まなかった敷居を跨ぎ家に入った。ちょうど寒い時期に入ったコタツで少し待たされた時。九十度以上に曲がった背骨でオボンいっぱいのオカズや飯をオバァはくれた。手も出さずただその観てくれの美しさに見とれる俺にオバァは「たべしゃい」とニコっと優しく笑い言った。
2008-02-10 04:34:00 -
11:
山田
その日から俺はオバァチャンの家で毎日飯をたべさせてもらった。たまに帰ってくる父からの暴力もオバァがいてくれたからか…前より耐えれるようになった。顔の傷がヒドい時でもオバァは俺に何も聞かなかった。ただ笑いながら「あんたは強い子や」とだけ言った。俺は単純にオバァのその言葉が好きだった。その言葉を聞くと何故かクスグッタイ気持ちになって顔がにやけた。俺にとってオバァは何より先にできた特別だった。
2008-02-10 14:47:00