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お前と俺の少年日記
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1:
山田
サク!
お前と俺が過ごした事何や書きたなった。
お前がよう見て笑い転げまわってたこのサイトに。
お前と俺の事。俺が一生死んでも忘れんように。俺はつねお前を感じてる。一生親友やからな。2008-02-06 04:47:00 -
11:
山田
その日から俺はオバァチャンの家で毎日飯をたべさせてもらった。たまに帰ってくる父からの暴力もオバァがいてくれたからか…前より耐えれるようになった。顔の傷がヒドい時でもオバァは俺に何も聞かなかった。ただ笑いながら「あんたは強い子や」とだけ言った。俺は単純にオバァのその言葉が好きだった。その言葉を聞くと何故かクスグッタイ気持ちになって顔がにやけた。俺にとってオバァは何より先にできた特別だった。
2008-02-10 14:47:00 -
12:
山田
親がいない…万引きする…学校でも評判は最悪…そうレッテルを貼られていた俺には小学校の時の友達との楽しい思い出とか笑いがでるほどなかった。俺の友達は体が九十度くらいまがったオバァだけだった。
そんな俺も長い六年間の小学校生活がおわり中学生になった。こんな行事にしか帰ってこない俺のオカン。俺に制服などを全てをくれると「あんたは本間どないやっても生きていける強い子やから!頑張りや!」その言葉と何十万の金を残し渡り鳥のようにまた別の所へ行ってしまった。2008-02-10 14:56:00 -
13:
山田
俺はダボダボの制服を着てオバァに見せた。オバァは制服姿の俺を見て嬉しそうに手を叩いて見てくれた。それが嬉しかった。
学校が始まる前日、俺は頭を金髪に染めた。朝オバァに見せにいくとオバァは目を点にしたがそれでもまた手を叩いて笑っていた。
オバァから弁当を受け取ると俺はビシッと気を引き締め学校へと向かった。2008-02-10 15:13:00 -
14:
山田
校門をくぐろうとした俺はさっそく先生に捕まった。「お前ー!何やその髪色ー!」ゴリラのような先生にあっさり捕まった俺は指導室に放り込まれた。唾をバシバシとばし俺を怒鳴りつける先生…名前は中島モリオじき俺らの恩師になる先生だ「頭もどしてこい!」
(俺もともと金髪やから無理〜)
「うそつくなっ!」
中島とこんな言い合いをしていると指導室のドアがガラガラっと開いた。2008-02-10 15:22:00 -
15:
山田
そこには頭を俺と一緒のように金髪に染めたクソ頭悪そうな奴が先生に捕まり不愉快そうに立っていた。[中島先生こいつもご指導お願いします!一年三組の藤永サクです!](馴れ馴れしく俺の名前呼ぶな!)そいつはそう怒鳴ると先生に向かって唾を吐いた。
「何がそんなに気にいらんねやろ…?」俺がサクに最初に思った第一印象だった。
このクソ頭悪い奴…。それが俺の親友になるとはその時は考えもしなかった。2008-02-10 15:32:00 -
16:
山田
サクの乱入によって中島のテンションも急上昇し説教は一時間みっちりされた。やっと解放され指導室からでようとした俺にサクはいきなり言った。「俺の前歩くな!」言ってる意味が分からず俺は首を傾げ言った。(意味分からんけど?)するとサクはチッと舌打ちをすると俺を睨みつけ俺の前を歩き始めた。俺と中島は顔を合わせ軽く笑った。「不思議な奴だ…」中島も俺と一緒でそう思ったにちがいなかった。
2008-02-10 15:44:00 -
17:
山田
俺のクラスは二組だった。初めてクラスのドアを開けるとクラスにいた全員が俺を見た。自分の席を見つけ座るまで俺はミッチリ視線を感じていた。俺の席は教卓の真ん前だった。座ってみたが落ち着かない…。俺は自分の机と椅子をもつと勝手に一番後ろに席替えした。授業をしていた先生も目を点にしたが何も見ていなかったように授業を続けた。
2008-02-10 15:53:00 -
18:
山田
それから1ヶ月くらい過ぎた時だった。俺にも休み時間一緒に喋れる奴や弁当を一緒に食べれる連れができた。その日も同じクラスの青木という奴と弁当を食っていた時だった。ガッシャーン派手に何か割れた音がしてそれと同時に怒鳴り声が響いた。「なんやこら〜っ!お前ら全員殺すぞ〜」俺は弁当を持ちその場に走った。そこには机や椅子を振り回すいつかの金髪の不思議な奴がいた。「何であいつあんな怒ってんの?」俺は隣にいた奴に聞いた。(さぁ〜。俺もよう分からんねん)そいつも首を傾げ軽く笑った。「お前何笑ってんねん!」俺らの会話に気付いたサクは椅子片手に俺らに近付いて来た。
2008-02-10 16:06:00 -
19:
山田
?「笑ってたらあかんの?」俺はサクに訪ね軽く笑った。
サクは持っていた椅子をいきなり後ろに投げ派手にガラスを割って叫んだ。?[お前俺おちょくってんのかーっっ!]
?「別に?おちょくってもないし、バカにもしてないで。お前が勝手にキレてるだけやんけ。」俺の言葉に周りもウンウンと軽く頷くような空気だった。
するとサクは何も言わずに机を持ち上げると、俺めがけてそれを投げた。2008-02-10 16:17:00 -
20:
山田
でも投げた机は俺がよけた事により後ろにいた女子に命中した。女子は頭を抑え泣き出した。女子の額からは軽く血が流れ出した。?「お前やりすぎやぞ!」俺は初めてサクに怒鳴った。だけどサクは当たり前のように?[お前がよけるから悪い]と軽い笑みを浮かべて言った。悪魔…その言葉がピッタリ当てはまるサクはそんな奴だった。
2008-02-10 16:25:00