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彼女って言うて…??
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1:
慶太
あいつの日記。
自分しか見ないであろう日記。でも弱音なんてほとんどなく、いつも強い言葉がいっぱい。
そして、いつも最後に
「お兄…大好き。」
少しクシャクシャで、マスカラと一緒に流れた涙の跡を残した日記を俺は1日に1ページづつ読む。お前との記憶を辿るように…。2008-02-06 22:29:00 -
2:
慶太
下手くそやと思いますが頑張って書きます。
2008-02-06 22:34:00 -
3:
慶大
歩美と出逢ったのは多分9月1日。
この日の日記に「地元が一緒のミツル君と、大ちゃんの知り合いの人とカラオケに行ったねん♪大ちゃんの知り合いの人☆お会計の時、全部小銭で払ってたし…」って書いてある。
大ちゃんは俺の地元の先輩。この「大ちゃんの知り合いの人」は俺の事やと思う。2008-02-06 22:55:00 -
4:
慶太
9月1日から12月16日まで、俺の事は書かれていない。付き合った男の事や、友達と遊んだ事が書かれていた。
どうやら歩美は、友達の愛と毎日フラフラしてたみたいやった。
「仕事はしない」「金が大好き」「男は金」この時の歩美はそんな奴やったと思う。2008-02-06 23:05:00 -
5:
慶太
そして、12月16日。
「パチ屋の前で大ちゃんの知り合いと再会☆ケイタ君やたらイジってくるし!!アドレス交換☆明日遊ぶ〜愛オキニ言うてたし、応援したる☆久しぶりの地元の友達(>_2008-02-06 23:14:00 -
6:
慶大
12月17日。
「歩美と愛、ケイタ君とミツル君、十三で合流してカラオケ♪ミツル君の家お泊まり☆今日からケイタ君は歩美のお兄ちゃん☆」
と書いてあった。
何故かこの日から俺は歩美のお兄ちゃん。
どんな流れで、お兄ちゃんになったのかは俺には分から無い。2008-02-06 23:22:00 -
7:
慶太
17日からチョクチョク俺の名前が出てきた。
「お兄と電話〜♪」とかばっかりで遊んだ様子は無く、歩美には年下の彼氏が居るみたいやった。
俺は…お兄ちゃん2008-02-06 23:28:00 -
8:
慶太
そして、1月14日。
「お久にお兄と逢った☆教習で地元帰って来てるらしい!!地元のカラオケ行って歩美の家泊まりに来た〜♪カッコイイわ★」
次の日も次の日も俺は歩美の家に泊まりに行ってたらしい。お土産は歩美の大好きなキットカットと、たまにユーホーキャッチャーで取ったぬいぐるみ。2008-02-06 23:37:00 -
9:
慶太
1月19日。
この日の日記で2人は変わった。
「お兄に告られた〜★照れてて可愛かった♪お兄わ今日から彼氏やあ☆」
…俺は…彼氏??
この日記から俺は真実を知る事になる。2008-02-06 23:45:00 -
10:
名無しさん
おもろい??頑張って下さい?
2008-02-07 07:59:00 -
11:
慶太
スロットに行き、飯を食い、寝る。毎日同じ生活。
そこに突然現れた…幸せ。
幸せやった事わ分かる。でも何で幸せやったか…俺にわ、分からない。
俺の頭の中の空白=幸せ
きっとそうや。2008-02-07 08:33:00 -
12:
慶太
目を覚ます。
何かいつもと違う…騒がしい。目を開けると、母親が泣いていた。
「慶太…良かった…。あっ、先生!!」
先生…??
白衣を着た眼鏡のおっさん。…ここ病院??2008-02-07 08:43:00 -
13:
慶太
先生は状況の分かって居ない俺に…分かりやすく丁寧に説明してくれた。
…事故。
歩きやった俺は車と衝突し、軽くぶっ飛ばされたらしい。
言うわれてから気づく、体の変化…。そして見る。2008-02-07 08:48:00 -
14:
慶太
俺…右足無いやん。
パニクってる俺をどうする事も出来ないと思ったのか「あっ、そうそう…歩美チャン呼んでくるわ」と言って病室を出た。
ガラガラガラッ?凄い勢いでドアが開いた。
いきなり、目を真っ黒にした女が抱きついてきた。2008-02-07 08:56:00 -
15:
名無しさん
がんばれ?
2008-02-07 19:34:00 -
16:
慶太
「…!!何すんねん?!」
勢いが良すぎて痛かったのもあり、俺はその子を突き飛ばした。
母親はビックリした様子で「慶太!!何すんの!?歩美チャン凄く心配してたんやで!!」と言った。
歩美って誰やねん…。俺が心の中で呟くと、まるで心の声が聞こえたかのように、女は病室から走って出て行った。母親は女を追いかけて病室を出て行き、先生と二人になった。2008-02-07 19:50:00 -
17:
慶太
「…慶太くん。あの子知らんの??」と先生が聞いてきた。
「知りませんよ!!誰っすか??」と答えると、俺は1回目の検査では異常の見あたらなかった頭を、再検査するように進められた。
2日後、再検査当日。
診察室に入りいくつか質問をされ…その後、再検査スタートし、数時間で終了した。
病室に入ると、この前の女…歩美と母親が話て居た。俺がベッドに寝ころぶと母親は病室から出て行った。2008-02-07 20:05:00 -
18:
慶太
少しの沈黙…。
「この前、ゴメンよ。いきなり抱きついたりして…。」歩美は行った。
「別に、良いけど…」俺は答えた。
この日の会話はこれで終了。
「まあ、その事…謝りたかって〜ん!!」と言い、歩美は笑顔で帰って行った。2008-02-07 20:12:00 -
19:
慶太
検査結果の日。
俺は先生の言葉に耳を疑った…。
難しい事はよく分からない。分かるのは、俺は頭に空白が出来たって事。一部記憶喪失。
母親はどうやら分かって居たらしい。
ビックリする様子も無く、先生の話を淡々と聞いていた。2008-02-07 20:25:00 -
20:
慶太
病室に戻り、俺は考えていた。
母親の事は覚えている。ミツルの事も…今までの事も。昔から、記憶を遡って考えてみたけど…空白の部分は見あたらなかった。
俺は、あいつと過ごした空白の日々を勝手にミツルとのスロット生活に置き換えていた。2008-02-07 20:30:00 -
21:
慶太
その日わ寝れるはずも無く、ずっと考えていた。
朝。
静かにドアが開いた。
…歩美。
俺は一瞬でわかった。俺の空白は…こいつやと。俺は歩美を、誰か知らない。2008-02-07 20:34:00 -
22:
慶太
「おはよ〜☆お菓子持って来たったでぇ!!」今日は明るい歩美。
俺は口を開く…
「お前さ〜誰なん??」失礼過ぎる聞き方。
「…妹やで。つか、お兄さあ〜愛する妹の記憶だけ飛ぶとか無くな〜い??」歩美は笑いながら答えた。
…お兄??…妹??2008-02-08 04:57:00 -
23:
慶太
俺の記憶では…俺の家族に妹は居ない。少し戸惑う俺。歩美は自分の事や俺との事を話し始めた。
2008-02-08 05:12:00 -
24:
慶太
「お兄」と呼ぶのは友達にカップルと間違えられるかららしい。
適当に一通り話終えた歩美は「ほら、これ見てみ。お兄が歩美の18の誕生日にオソロでくれたやつやで☆お兄にも付いてるやろ〜」と笑顔で言った。
俺は胸元を見た。
歩美と色違いのクロスのネックレスが光っていた。2008-02-08 05:28:00 -
25:
慶太
歩美はこのネックレスを買った時に記念に撮ったとゆうプリクラを見せてくれた。「兄妹の絆」と書かれていた。俺はこのプリクラで、100%歩美の話を信じ、
俺の頭の中の空白=妹
やと思っていた。
俺の中で、空白は解決に変わっていた。
歩美はどうやろ??自分を「妹」と名乗った事で…辛い思いしたと思う。何で正直言わんかったん??2008-02-08 05:37:00 -
26:
名無しさん
気になる
2008-02-08 06:14:00