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DEAR〜さよならオリーブ〜
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1:
愛◆hsF3gEfPG6
この物語は、小さな命の話しです。
よかったら読んでみてください。2008-02-07 01:40:00 -
49:
その日の夜、オリーブはいつも以上に苦しみうめきはじめ、それでも愛ちゃんはオリーブの体を撫でながら「頑張れ!頑張れ!」そう呼び掛けながらオリーブにほほえんでいました。
次の日です。愛ちゃんがいつものように病院につれていくとその日は何故か注射はしませんでした。愛ちゃんがずっとオリーブを抱いたまま、先生が何か話した時、オリーブの耳を愛ちゃんがふさぎ、唇をかみしめながら愛ちゃんは先生の話を聞いていました。2008-02-10 11:08:00 -
50:
家に帰り、愛ちゃんはオリーブをタオルに寝かせる事なくずっと膝の上に寝かせてました。オリーブはもう愛ちゃんの手を舐める事も顔をあげる事もできません。
愛ちゃんがオリーブの異変に気付き病院に連れていった次の日、愛ちゃんは選択をせまられました。それは、オリーブの体の血液をつくる場所がガンになってしまい、もってあと一週間だという事。 1つは東京まで行って放射線治療を受ける。それでもオリーブの体力がそこまでもつかは分からないしどの道助かる可能性が低い。 二つ目は、このまま家にいて最後まで見守るかどうか。 三つ目は、痛いなら痛み止めを熱いなら熱冷ましの注射を毎日射ちに病院に行く。 どれを選んでも、覚悟はしなくてはならないという事。そのうち、痛み苦しみ泣き喚きだすだろうと言うこと。どれを選んでもそれは変わらないだろうと先生に言われました。2008-02-10 11:16:00 -
51:
愛ちゃんは三つ目を選び、毎日病院につれていきました。 先生は、愛ちゃんに「頑張りましょうね」と毎日言いました。 食べれるものならなんでもあげてくださいと言われ愛ちゃんはゼリーを買い占めたのです。 病院が休みの日でも、先生は愛ちゃんのために、病院をあけて、注射をしてくれました。 先生は、最初愛ちゃんにオリーブの余命を宣告したけど、本当はもって3日だろうと思ったのですが、毎日同じ時間にやってくる愛ちゃんを見ているうちに、オリーブをなんとか助けてあげたいと思うようになったのです。
愛ちゃんはオリーブの病気を知り、オリーブの病気を調べまくりました。なんとか助けたい。助かってほしいと。調べれば調べる程絶望が愛ちゃんを襲いました。 ひどい例なら、あまりに過酷な看病に耐えかねて安楽死を選ぶ飼い主もいる事。安楽死なんて楽に亡くなるわけではない。苦しみもがきのたうちまわりながら亡くなる場合が多い。2008-02-10 11:26:00 -
52:
あきらめて途中で病院につれていかない飼い主がいたり、最悪な人は捨ててしまう。。。病院に行くのは、お金がかかりすぎる。だからあきらめる。。捨てる飼い主は、ただ可愛いから買うだけでそうではなくなったら捨てる。
どれを読んでも、どこにも助かるという言葉がない。愛ちゃんは、仕事にも行かずオリーブのそばにいたけど、本当は不安でろくに眠れませんでした。先生から余命宣告された時に泣いただけで、それから今日まで一度も泣かずに微笑んでいました。それはオリーブが愛ちゃんの笑顔が大好きなのを知ってるからです。2008-02-10 11:31:00 -
53:
愛◆hsF3gEfPG6
休憩します。書き込み見ました。私の悪い部分がたくさんあるんだなと自覚して、これ以上小説を書かない方がいいのだと分かり、このさよならオリーブを完結させてから書かない事にしました。 不快な思いをさせて本当にすいませんでした。
2008-02-10 11:46:00 -
54:
そして今日先生は愛ちゃんに言いました。明日、安楽死させましょうと。オリーブの体力がもうもたないという事が先生には分かっていたのです。愛ちゃんは、うなずく事ができずに考えさせてくださいとだけ伝えました。
もう何日も何も口にしていなくて、愛ちゃんが呼び掛けても何も答えないオリーブ。それでも生きている……本来ならもうとっくになくなっていてもおかしくない現実………
オリーブは夕方くらいから、今までにないくらいうめきはじめのたうち回るようになりました。愛ちゃんは頑張れと言えないままオリーブを抱き上げ抱き締めていました。 助けたいのに……何にもしてやれない……かわれるものなら、喜んで変わる………
愛ちゃんの腕の中で、必死に生きようとしてるオリーブ。愛ちゃんは決意をして病院に電話しました。オリーブの耳をふさいだまま…2008-02-10 12:30:00 -
55:
「明日安楽死させます」口にしてしまった言葉はあまりにも愛ちゃんにとって、口にしたくない言葉でした。でも、もうどうしていいのかさえ分からない。安楽死させてあげるのも手段。。。 「そうですか分かりました…」先生は言いました。愛ちゃんは安楽死させる時、最後まで抱き締めると言いました。先生は離れた場所にいたほうがいいと言いましたが、愛ちゃんは最後まで一緒にいると言いました。
電話を切り、愛ちゃんはオリーブに言いました。「ずっと一緒にいるからね?」でもオリーブにはその声を聞く事はもうできません。息をするだけしかできないのです。2008-02-10 12:35:00 -
56:
その夜オリーブがひどく苦しみはじめ、愛ちゃんが抱き締めようとしてもそれさえ無理なくらいのたうち回りました。愛ちゃんは無理やり抱き上げ、オリーブに言いました。
「もう充分だよ…もういいよ?頑張らなくていいよ?」
愛ちゃんは気付いていたのです。オリーブがなぜここまで生きているのか。それは、全て愛ちゃんのため。だから、愛ちゃんはそう言いました。2008-02-10 12:39:00 -
57:
名無しさん
皆叩きすぎやろ…主気にすんな
2008-02-10 12:45:00 -
58:
オリーブは最後の力をふりしぼり、愛ちゃんの手を舐めました。
その瞬間愛ちゃんの頭の中でオリーブとの思い出がいっぱい甦りました。 初めてオリーブを見た瞬間からずっとこれまでの事。
「オリーブありがとう…本当にありがとう…大好きだよ…」
……ありがとう愛ちゃん……僕は幸せだった………オリーブはそのまま息をひきとりました。大好きな愛ちゃんの腕の中で。2008-02-10 12:46:00