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1:
あや
ボリボリボリ
今日も私はポテチ片手にテレビを見る。
ボリボリボリ
あーお尻痒い。と手を動かす私はまるでオバハン・・。2008-02-07 16:43:00 -
2:
あや
そんな感じでゴロゴロしてたら、携帯が"着信音1"の音で鳴った。
鳴ったらなんでもえーねん。
着うたとかそんな可愛いことはしやん。2008-02-07 16:52:00 -
3:
あや
受信:まゆ
題名:無題
━━━━━━━━━━━━
紹介いらん?????2008-02-07 16:53:00 -
4:
あや
でも元々根暗やった自分が崩れてくのに、そんな時間はかからんかった。
全てにしんどなって、ふと"あーもう辞めよ"って思った。気付いたら退学届け出してた。
今はいいわぁ?とだけ送った。
男なんかイラン。めんどい。
この頃の私は全てにおいて欲が失せていたような気がする。2008-02-07 17:02:00 -
5:
あや
「あや!!だらだらせんと働きんかい!!毎日毎日何しとんねん!!」
そして今日もババァの雷が落ちる。バシッと頭を叩かれた。
「っさいなぁ。分かってるわ!!痛いんじゃ!!」2008-02-07 17:06:00 -
6:
あや
お昼は家にババァと二人。
何かと突っ掛かってくる糞ババァが本間に嫌いやった。
今日こそは殺したろかなって何回思ったか・・。
まだグチグチぼやくオバーチャンに耐え切れず、部屋に逃げようと立ち上がった。2008-02-07 17:08:00 -
7:
あや
「ちょぉ待ち!座りんかい!!あんた誰のおかげで生きてけてる思てんの?お母さんやろが!!」
血管の浮き出たシワシワの、折れそうな手でつかむオバーチャンに逆らえず座り直す。
「なんよ・・。離して」2008-02-07 17:11:00 -
8:
あや
「あんなぁ・・・、
あんたのお母さんホンマ歎いてんで??情けないんか?
あんたはのほほんと暮らしてるけどなぁ、
オバーチャンの時なんかそらど偉い貧乏やって働き廻ったもんやで―――――‥」2008-02-07 17:16:00 -
9:
あや
これは私のオバーチャンの、昔のお話。
書きたくなったので、
下手なりに頑張ってみます??2008-02-07 17:22:00 -
10:
あや
私、たえは建築業の父を持つ、そこそこ裕福な家で育った。それなりに幸せな生活を送った。
20歳の半ばも過ぎた頃だったかな。
中々結婚出来なかった私は、両親の進めでお見合いをすることになる。
そこで真一さんに出会った。それはそれは素敵な男性で、顔が熱くなったのを覚えてる。2008-02-07 17:27:00 -
11:
あや
貧乏だった真一さんは泣く泣く私と結婚したと思う。
私は不細工だし。
とんとん拍子に結婚することになり、二人の子供を授かった。2008-02-07 17:29:00 -
12:
あや
でも真一さんは酒に呑まれるばかりで・・。家にも帰らず近所の飲み屋に通う毎日だった。
飲み屋のママにも"真一さんには出席表でも付けとこうかしら"と言われてた程。
警察官だった真一さんの収入は良いとは言えるもんじゃなかった。
飲み屋もツケで、年に二回出るボーナスも半分以上ツケに回っていた。2008-02-07 17:32:00 -
13:
あや
残ったお金でなんとかやり繰りする。
学費のために毎月千円ずつ二人の子供に残すけど、
結局足りなくなって手を出していた。
貯金はゼロ・・・。2008-02-07 17:34:00 -
14:
あや
どうしたら少しでもお金を貯めれるか考える毎日。
突然真一さんが体調不良を訴えた。
その頃すでに一日かけてリンゴ一つ食べ切れればいい方で・・確実に真一さんの体には何かが起こっていた。
看護婦に電話して来てもらと、招待状を書くのででかい病院に行けと言われた。2008-02-07 17:39:00 -
15:
あや
指示に従って少し遠い病院に向かう。近所の病院とは遥かに違って患者さんも多く、田舎者の私達は、素直に順番待ちをしていた。
端っこに小さく二人で座る。
「まだかなぁ・・」
「痛いん?大丈夫??」2008-02-07 17:43:00 -
16:
あや
周囲を見渡すとピンピンしてる人ばかりだった。
・・何でこんな人らを待たなあかんの??
弱った真一さんを見ていられず意をけして受け付けに向かった。2008-02-07 17:46:00 -
17:
あや
「あの・・夫の体調がホンマによくないんですよ。招待状ももらってるし。すいませんが先に診察していただきませんかね?お願いします・・。」
頭を深く下げた。
すると看護婦はどうぞどうぞと中に案内してくれた。・・最初から言えばよかったなぁなんて思いつつ真一さんを待つ。
そく入院だった。2008-02-07 17:48:00 -
18:
あや
話を聞くと腸が腐ってたみたいで、
ベットにぐったりしている真一さんがいた。
腕には点滴とお腹にチューブが刺さっており、
そのチューブから、腐った腸の汁がポトッ・・ポトッ・・っとベットの下に置かれたビンへと落ちていった。2008-02-07 17:51:00 -
19:
あや
今の時代手術出来るんかな?私らの時代はなかったと思う。手術なんかせんかった。
でも私も夫もまだ若い。入院したらよくなって帰ってくるもんやと思った。
だからしばらく子供を親に預けて、付きっきりで看病した。2008-02-07 17:58:00 -
20:
あや
一週間経った頃やったかな・・
「俺ここにおったら殺される気がする」
弱々しい声で真一さんが言った。チューブ刺したまま立たせるし、痛い恐いって・・。
初めて弱いとこ見せてくれた。こっちまで痛くなって泣きそうになった。
でも他にどうしたらいいかも分からず、結局その病院に居座ることしかできひんかった。2008-02-07 18:01:00 -
21:
あや
入院が長かったから警察官の同僚達も、駆け付けてくれて、真一さんは幸せそうやった。
それみて私も幸せになった。
2008-02-07 18:02:00 -
22:
あや
そんな時に、クリッとした二重の目を見開かせながら"目の前が真っ暗や"
って言い出した・・。
目が合ってるのに、真っ暗やって・・。
確実に真一さんの体が蝕んでる。
もうあかんのかなぁ・・って薄々感じ始めた。2008-02-07 18:04:00 -
23:
あや
嫌な予感して、親に預けてた子供を病院に呼んだ。
二週間経った頃やったっけな。
誰もおらん部屋に真一さんと二人。真一さんが口を開いた。2008-02-07 18:06:00 -
24:
あや
「えらいすまんかったなぁ。お世話になりました。」
2008-02-07 18:07:00 -
25:
あや
職場の人もおらんのに何言うてはんねやろ、この人は・・。
そう思って強く言ってしまった。
「誰にゆうてんねん!!誰もおらんで!!」
そしたら、弱々しい声で、弱った体で、精一杯言うてくれたよな。2008-02-07 18:08:00 -
26:
あや
「お前に言うてんねん。
お世話になりました。
すまんかった・・」2008-02-07 18:09:00 -
27:
あや
それが真一さんが言ってくれた最後の一言やったね。
子供の姿も待たんと・・アホやなぁ。
私はその場に泣き崩れた。2008-02-07 18:10:00 -
28:
あや
真一さん、貧乏でも、苦しくても、私は幸せでした。
2008-02-07 18:12:00 -
29:
あや
お葬式の時も、心がカラッポやった。
素直な子供は泣いてる。私は泣けない。
えらい・・呆気なかったなぁ。
何で、死んでしまうんよ。・・置いてかんといてよ。2008-02-07 18:15:00 -
30:
名無しさん
途中で急に話し変わるし意味わからん
2008-02-07 18:27:00 -
31:
sage
おもしろい?主さん頑張って??
2008-02-07 19:05:00 -
32:
名無しさん
うちは意味わかるけどなー?
2008-02-08 10:35:00 -
33:
あや
ありがとぅございます?
2008-02-08 15:20:00 -
34:
あや
でもそんなん思えれてんのも、葬式のうちだけやったな。
こっからが貧乏のどん底の始まりやった―――。
でもある意味、真一さんのことを考えずにすんだかなぁ・・。2008-02-08 15:21:00 -
35:
あや
養ってくれる人がおらんなった私は、
今日も働きに出る。かと言って、何の資格もない私がいい会社に勤めれるはずもなく、毎日仕事を転々としてた。
服を縫う工場やら電化製品の工場やら・・色んなとこで働いた。
でも不器用な私は全てクビ。
なんとまぁ、情けない女やなぁ・・。自分を責めた。悔しくて涙もでんかった。2008-02-08 15:22:00 -
36:
あや
しばらくしてお金もつき、アパートにもお金を出せず、里帰りした。
お母さんはお金さえくれへんかったけど、
服やら物を私と子供にくれとった。
本間ありがたかった・・。2008-02-08 15:22:00 -
37:
あや
その日の景色はいつもと違って清んで見えた。
風邪が気持ち良くて、そんなこがんでもスイスイ自転車が動いて、いよいよ運が回ってきたんかなぁって嬉しかった。
面接もいい感じに終わって、後は帰るだけ。
でも神様は私を見放してたな。2008-02-08 15:24:00 -
38:
あや
私の自転車がなかった。
これほどかって位に隅から隅まで探した。でも見つからんかった。
これだけある自転車の中で、なーんで私の自転車を取るんやろか?
こんな貧乏人からとらんとってよ。他の人の盗んでよ・・。
こればっかりは悔しすぎて泣けてきたな。2008-02-08 15:25:00 -
39:
あや
近所の家に電話借りて、お母さんに電話した。
「お母さん、ごめんなさい。私やってしもたぁ・・。自転車、取られた。せっかく買ってきてくれたのに、本間にごめん・・。」
泣きながら電話したの覚えてる。2008-02-08 15:26:00 -
40:
あや
そんな私をなだめるようにお母さんは言ってくれたよな。
「そーんな自転車盗まれた位で落ちこまんでよろし。迎えに行ったるさかい待っとき。」
その言葉にまた泣けたわ。その日はニケして帰った。2008-02-08 15:27:00 -
41:
あや
でも幸い、その会社に受かって働くことなった。
初給料は忘れもせん。
四千円やった。
少ないけど、街に出て、これでもかってくらい食べ物と残ったお金で服買ったなぁ。今までの鬱憤を晴らすかのように、全財産使った。
また一門無し・・でも頑張ろうと思えた。2008-02-08 15:28:00 -
42:
あや
でもしばらくし経った、ある日。いつものように自転車をこいでたら、車とぶつかった。
本間にスローモーションになるんやなぁ。
自転車がグシャってなってくの、よく見えた。
あぁでもこれでやっと真一さんのとこ行ける・・。
ふっ飛んでる私は空を見ながらそう思った。2008-02-08 15:28:00 -
43:
あや
体に激痛が走って地面に落ちた。心配してトラックのおっちゃんが声をかける。
「だだだだ、大丈夫か!?」
私はむくっと起きた。無傷やった。
「・・はい」2008-02-08 15:29:00 -
44:
あや
今やったらどんだけこっちが悪くても車の責任やけど、昔は違う。
おっちゃんに怒鳴られた。
「ちゃんと前みんかい!!ドアホ!!心臓止まるかおもたわ!!」
そう言って消えてった。2008-02-08 15:30:00 -
45:
あや
でもなぁ、気にならんかった。真一さんが助けてくれたんかなぁって思った。
こんなんしとったらあかん
私がもっと子供幸せにしな、そう思って今の仕事を辞めた。2008-02-08 15:31:00 -
46:
あや
次に雇ってもらえたのが、病院。看護助手という名のお茶組みのオバハン。
初給料を見た時は跳んで喜んだ。
久しぶりに見る大金・・。四万やった。2008-02-08 15:32:00 -
47:
あや
子供二人に欲しいもん買ったげよ。そう思ったけど、看護婦の上田さんって人に2万貸してって言われた。
私の卑しい心が動いてんやろなぁ。看護婦に媚び売っとこ思てしまった。
でもいくら月日が経とうと、返してくれる気配がなかった。2008-02-08 15:33:00 -
48:
あや
もうその頃は、
上田さんと私が仕事被ってたら・・
「今日上田さん来てんで!!はよ返してもろて来ぃ!!」って皆して言ってくれてた。
でも「もうちょっと待って・・」ばっかり。
しびれを切らした私は、上田さんのアパートへ行くことにした。2008-02-08 15:35:00 -
49:
あや
でもあいにく留守で
何時間待とうと、帰ってくる様子はない。
家に子供待ってるし、夜中まで待てなかった私は
大家さんに理由を話して私が来たことを伝えてほしいとお願いした。2008-02-08 15:38:00 -
50:
あや
でも―――‥
「はぁ?そんなんお宅の問題でしょ?うちに関係ないしねぇ。知りませんわ。」そう冷たく突き放された。
あぁ・・そやそや。人間ってこんなもんやったなぁ。お願いした私が悪かったわ。
噛み締めすぎた唇から血が滲んだ。2008-02-08 15:41:00 -
51:
あや
そっからまた月日が経って、ボーナス。今日こそはって上田さんに問い詰めた。
「本間ごめん!今カツカツやねん・・。あっ、コッコレ!一万くらいする時計!あげるわ!だから今日は勘忍して?な・・?」
上田さんも大変なんやなぁって思って、渋々了解した。2008-02-08 15:42:00 -
52:
あや
でも同僚に時計を見せたら、こんなん千円くらいで売ってるような奴やでって言われた。
それから上田さんは飛んだ
もう呆れて笑うしかなかった。2008-02-08 15:43:00 -
53:
あや
そっからは死ぬもの狂いで働いた。あんな金くれたるわ、勉強なった。
お人よしでおるより、我がの子供になんかしてやらなて。
寂しい思いさせてるって分かってたけど、子供のためや。その一心で頑張った。2008-02-08 15:43:00 -
54:
あや
「――――‥想像したら泣けるわ。
あんたのお母さんはよぉ夜中まで起きて、ずーっと私の帰り待っとったんやで。
でも一回も文句言うた事なんてない。寂しいとも、なーんにも。
よぉ出来た子やで・・。
そっから看護婦なるために必死こいて勉強しとったわ。2008-02-08 15:46:00 -
55:
あや
・・・あんたは何してんねん?
お金もある、勉強も、挑戦したいこともさしてあげれる状況やのに。
毎日、毎日ボケェ〜っとしてからに・・。
しゃきっとしんかい。」2008-02-08 15:47:00 -
56:
あや
その言葉を聞いて、心にグサっときた。胸が熱くなった。
何でお母さんが看護婦になったんかわかった気がした。
何してんの、私?
お母さん喜ばしたい。楽にしたげたい。
最近お母さんのしんどそうな顔しか見てない。文句ばっかたれて、甘えてばっかりやん・・。2008-02-08 15:48:00 -
57:
あや
「私、働く・・わ。」
2008-02-08 15:49:00 -
58:
あや
その言葉を機に、私の何かが変わった。
今私は夜で金を稼ぎつつ、大好きやった趣味の勉強をしてます。
お金がたまったら海外に行って、視野広げて、いっぱい勉強しようと励んでいます。2008-02-08 15:50:00 -
59:
あや
いつか絶対幸せにしたげるから待っといてな、お母さん。
―――完。2008-02-08 15:51:00 -
60:
名無しさん
は?
2008-02-08 16:18:00 -
61:
名無しさん
終わり…?
2008-02-08 16:44:00 -
62:
名無しさん
四ね。おもんないねん。
中途半端暇人が!2008-02-08 17:04:00 -
63:
名無しさん
お、お疲れ様でした
2008-02-08 20:36:00 -
64:
名無しさん
おもしろかったよ!いいはなしやん?ありがとう
2008-02-10 03:16:00