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MEO
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1:
☆
ぴゅふー.ぴゅふー.
という不思議なおとは、肺かなんかが穴開いてるからするのかな?
ぴゅふー.ぴゅふー.2008-02-08 20:46:00 -
2:
麗奈◆NAHY/cyP.g
いっぱいいっぱい人を傷つけたし
いっぱいいっぱい自分を傷つけたよね
お互いがお互いしか見えなくて
依存しすぎて怖い位だったよね
それでもね、あたし幸せだったよ
いつも君が隣に居てくれたから
2008-02-08 20:51:00 -
3:
名無しさん
え(゚_゚)?
2008-02-08 21:08:00 -
6:
-------------
-------
2xxx年、ごく短い間に世界は二度死んだ。
最初は大規模な地殻変動によって。
二度目はその混乱を終結させる為に行われた軍の政策によって。2008-02-09 11:48:00 -
7:
限りなくゼロに近くなった世界と人間、そして綺麗なまま残ったある一定の施設と特別な人間。
ふたつになった世界は、共存できない。
ポケットの中で割れてしまったクッキーが、もう元には戻らないように。2008-02-09 11:54:00 -
11:
硬い裂け目から上へ上へと伸びている雑草、
の手前に倒れている汚い婆さん、
の千切れかかった右足に躓いて、車輪は派手な音をたてて転んだ。
「ハァ、ハァ、」2008-02-11 11:14:00 -
12:
汚い婆さんから溢れ出る汁は、灰色の地面に大きな水たまりを作っており、辺りの荒廃したビル群などはちゃっかりそのレンズの中に存在を映す。
「ハッ・・・ハッ・・・」
.呼吸する.という生き物にとって当たり前のことも、汚い婆さんは辛そうだ。2008-02-11 11:18:00 -
15:
「おい婆さん!!」
命の消えかかったそれの頭を乱暴に掴み、ぐっと自分の方へ引き上げて声の主は続けた。
「お前もう死ぬよ!だからメオ金もらっといてやる!な!」2008-02-11 11:35:00 -
16:
汚い婆さんの静かな死を押しやり、メオはガサガサと衣服をあさる。
やがて僅かに金の入った巾着を見つけると、
「うわーもうダメだお前、貧乏だからやっぱり死んだ方がいいよ。うん。」
しかめっつらでそう呟いた。2008-02-11 11:40:00 -
17:
もう、汚い婆さんは瞼を起こす力も無い。
徐々に暗闇が汚染する視界から最後に映し出したものは、
クリーム色の短い髪をかきむしりながらこちらへ銃をむける、可愛い可愛い女の子だった。2008-02-11 11:44:00 -
20:
「あーあ、血が手についちゃったよ、もう。」
ぶつぶつ文句を言いながら、メオは道端にある大きな革張りのソファーに腰を下ろした。
.道端にある大きな革張りのソファー.
に違和感を感じる必要は、ない。そういうものさ、大きな革張りのソファーってのは。2008-02-11 11:51:00 -
21:
なんとなく空を見上げると、こんなに濁った色をバックにするのは不釣り合いな真白い鳥が二羽、仲良くじゃれあっている。
メオは口を大きく開けながらぼーっとそれを目で追う。
メオが口を開けっ放しにしてしまうのは、癖である。
たまにヨダレが出てしまうのは、問題ない。
そういうもの。2008-02-11 11:56:00 -
24:
メオは口を開けっ放しのままジーンズのポケットからナイフを取り出すと、右手にだけぐっと一瞬力を入れ、すぐにそれを解放した。
それから思い腰をあげ、ほどけた靴ひもを結び直す作業に取りかかった。
ドスン.2008-02-11 16:31:00 -
25:
今まで座っていたソファーに、腹を真っ赤にした鳥が落ちた。
真っ赤にした原因はやはり、腹に刺さったメオのナイフだろう。
上空には一匹になってしまったところどころ赤い真白の鳥が、どこか淋しそうに同じところをぐるぐる回っていた。
「なんだよう、お前だってこうしたほうが良かったろ?」
結び目をきつくしながらメオは言う。2008-02-11 16:45:00 -
27:
子供のように無邪気な笑顔を見せ、メオは腹に深く刺さったナイフを一気に引き抜いた。
トリは、腹部から赤いものを噴き出しながら、ますます妙な声をあげた。
メオは足をバタつかせながらギャハハハと下品に笑い、
「でも、なんか死ぬ寸前の奴って汚いからやだな、メオ。」
血走るトリの瞳を見ながら、それの首を折った。ゴキリ.と、鈍い感触が、手のひらに伝わった。2008-02-11 17:04:00 -
28:
メオはこうして自らの手で他人の命を終わらせるといった行為に対し、全くといっていい程罪悪感を感じない特殊な人間であった。
自分に危害を加えようとする恐れのあるものは、躊躇無く殺す。壊す。
また、危害とは一概に命を脅かすものとは限らない。
自分の言うことを聞かなかったり、馬鹿にしたりすることだってメオにとっては十分に生活を害するもの。
だから、メオはそういったものを道に落ちている小石を蹴飛ばすような気持ちで、さっさと排除していった。2008-02-11 18:23:00 -
29:
しかし、小石とニンゲンの違うところは感情を持ち合わせていること。
メオは度々運のいい小石に再来されては更なる害を与えられていた。
邪魔な小石は蹴れば蹴るほど仲間を連れて増えていく。
やがて道は石だらけになるだろう。
それでも、目の前の石を蹴らずにはいられない。2008-02-11 18:36:00 -
31:
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「お体の調子は?」
全ての壁や器具、シーツやペンまでもが黒で統一された、もはや病室とは連想できない部屋に不釣り合いの真っ赤なリンゴをかじりながら、今にもこぼれそうな笑いを噛み殺して佐山は言った。2008-02-11 18:48:00 -
32:
「からかってるのか?」
ベッドに脂肪で何重にもくるまれた体を沈めているニンゲンもどきのようなものは、頭皮からも大量の皮脂が分泌されているのかじっとり湿った黒く長い髪を邪魔そうにかきあげる。
「いやいやまさか。あ、爪、切らないんですか?」2008-02-11 18:54:00 -
36:
重い鉄製の扉が閉まる音を聞きながら、脂肪は伸びすぎてとぐろを巻いた自分の爪を見つめる。
ぶ厚く、爪母が弱り縦横に波打ったまるで年寄りのそれは、まだ21年の人生しか知らない彼にとって異質であり、同時に不思議と懐かしくもあった。
明日、狭山はどんな顔をするのだろう。そう考えると時計が刻むごく小さな音ですら騒がしく、何時までたっても眠ることができない。2008-02-11 19:14:00 -
37:
「ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ」
この呪文は、彼にのみ有効なものである。
恐怖と不安が背中にそっと頬を寄せると、決まってこれを繰り返した。
「ママ.ママ.ママ.ママ.ママ.ママ.ママ.ママ.ママ.ママ」2008-02-11 19:18:00 -
38:
吹き出物やささくれが目立つ太い親指を口元へ運ぶと、勢いよく吸いついた。
塩分を含んだ水が滝のように両眼から流れ落ちる。
「ママぁ...こわいよう」
それでも、あと一時間もすれば精神は安定するだろう。2008-02-11 19:25:00 -
39:
こうやって母親を想像し
「あぅ-・・・はぁ、あぁ」
肥えたからだに汗をかきながら
「んあ、あ、あ、あう!」
自慰をして精と共に苦痛を吐き出してしまうことが、安定剤の役割を果たすのだから。2008-02-11 23:09:00 -
45:
「メオ腹減ってる。これくれ。」
故.国道沿いにある、屋根が半分崩れ落ちそうなマーケットのレジ前。
時間はみんなのお腹の虫がきゅーきゅー鳴き出す12時30分ちょっとすぎ。
台に放り出されたかごにはお菓子5、飲料3、オニギリ(鮭)1、お絵かきセット1、の割合で商品がこれでもかと山積みされている。
メオは髪と同じクリーム色のベレッタを、レジ越しでマスターベーションにいそしんでいた若い雄の店員へ突きつけた。2008-02-12 23:09:00 -
46:
初め、店員はぎょっと目を丸くしたが、すぐにやらしい微笑みを浮かべ、中途半端に育ったピンクのアフロを手櫛で整え始めた。
「や〜可愛いね、きみ、歳いくつ?彼氏は?セックスすき?」
メオはなにも言わない。
ただ銃は、店員の胸あたりから降ろさない。
「取りあえず水鉄砲は置いといてさ、金ないんだったら俺オコズカイあげちゃうよ?ん?ふふふ」2008-02-13 08:54:00 -
47:
メオを上から下まで舐めるように観察し分かったのは、黒が多い猫眼やクリーム色のベリーショートの髪の毛、タンクトップに押し付けられている胸の膨らみ、そしてショートパンツから伸びるすらりとした白い脚が、息子を以前にもまして元気にさせているということ。
店員は、長い睫毛をバサバサ上下させながらじっとこちらを見つめる彼女に気付くと、今にも息が止まる思いというのを経験した。
(・・・・・・あーやばい、セックスとかゆーんじゃなかった)2008-02-13 17:34:00 -
48:
恋にも似た感情が芽生え始めたとき、彼から発せられるピンクの空気を裂くようにして、弾は心臓に2つ貫通した。
「袋は入らないから、カゴもらってくよ」
華奢な腕に重そうなカゴを持って、メオは店を後にした。2008-02-14 08:59:00 -
50:
横には、いつの間にか見知らぬスーツの男がメガネのレンズにはぁ〜っと息を吹きかけながら立っている。
やたら細長くて、メオの頭二個分ほど上に反射したメガネのレンズが見えた。
「わかんない」
メオは気にせずクリーム色の車の前まで行き、ポケットからごそごそ鍵を探し始めている。
・人殺し・とは、一般的に人が人を殺すことを指しているのだけれど、メオにはよく分かっていなかった。2008-02-14 17:55:00 -
51:
それに、なぜ引き金をひいてはいけないのかも分からない。
彼女には幼い頃から常識の一切を教えてくれる人物がそばにいなかったのだ。
気がつけば傍らには、暖かい家庭の代わりに銃が転がっていた。2008-02-14 18:02:00 -
52:
ずっしりした鉄の凶器は彼女にとって唯一信じられる存在であり、自分を守る全て。
ひとりでいることに孤独感はなかった。
ただ、やりたいことをやりたいときにしながら、自由気ままに生きた。2008-02-14 19:49:00 -
56:
「むかつくな、お前」
「そうやって、蠅でも殺すように俺も殺すのか?」
「分からない。でも、むかついたらなんか、ここが嫌な気持ちになるだろ?嫌な気持ちはメオ嫌なんだ。だから嫌な気持ちじゃなくなる為に、殺すときもある。」2008-02-20 08:59:00 -
57:
メオは乳と乳の真ん中の空間に、あいている方の人差し指の腹を当てて言った。
二人の会話のキャッチボールは大した感情の波も見当たらないまま、淡々と続く。
「お前の都合で終わらせて良い命があるとは思えないのだけれど。」2008-02-20 09:05:00 -
58:
「メオ、悪いことしてないよ。ライオンとおなじだよ。」
真底悪気は無いのか、メオはまるでメガネを脳が豆腐になった牛を見るような、哀れんだカオで見ながら首をかしげる。
「や、や、ちょっと待て、お前さ、俺はずっとお前の奇行をみていたんだぜ?!」2008-02-20 09:13:00 -
59:
メガネはその文末にまるで空気を呑むような、(はっ)という、まぁなんというか漫画などでよく描かれている「あの」表現方法を使った。
メオは、一昨日読んだ、マンガの主人公が背後の人影に気付いて振り返る場面に使われてたのと同じだ、と思った。
(はっ)2008-02-20 21:06:00 -
61:
そんな風に仕様もない推理をしている間にも、メガネの血管が透けてみえそうな白い肌からは、だくだくと汗が生まれては落ち、生まれては落ち。
ずってもいないメガネをくいっとあげる長い中指にも、指紋の凹凸さえ残さずコーティングするテカリが感じられた。
さっきまですまし顔だったコレを一瞬で水浸しにできるんだから、人間の中身はとても賢いんだなぁとメオは大いに感心し、ほんの少しだけ、理由が気になった。2008-02-20 21:47:00 -
62:
と、とてもトマト缶の話をし終えたメガネはまた、(はっ)として、すぐにがっくりと肩をおとした。
汗はもう、首筋にいくつか川の流れを作っている。
「お前がつくるトマトソースは、うまいんだなぁきっと。」2008-02-21 08:56:00 -
64:
「あ、ああ。よかったらあんたも一緒にどうだ?」
相手の予想外の反応に、メガネはとうとう尻の辺りにあるポケットからシミだらけの薄青いハンカチを取り出して言った。
「やだよ。メオ、野菜嫌いなんだ。それに・・・」2008-02-21 09:15:00 -
67:
「あと、あと、嘘つきは危険だから、殺してもいいってショウセツに書いてあったぞ」
ぐぐ、、
「お前なぁ、それが理不尽だって言ってるんだよおれは。早くその物騒なオモチャ降ろしなさい!ね?」2008-02-21 22:06:00 -
71:
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大体の場合、右手に握っている鉄が周りの音を吸収するか押さえつけるかしたあと、すぐに・・・例えば心臓が血液を一回送り出すよりもすぐに、目の前の肉は弾け、少し塊の頃より細かくなって地面に落ちているのをみることかできる。
もしくは、あまりにも体外にあるすべてになじむことのできない血が淡く優しい空気中を無理矢理に飛散するさまを、なにかのアートのようだと感じられることもある。2008-02-21 22:23:00 -
73:
しかし
メガネのきちっと着こなしていたスーツは肩からずりおち、真っ黒で艶っとしていて、しかもサラサラの、女のように長い髪は、何故かぼさぼさのぎしぎし、山男か貧乏神か何かのようになっていた。
席を置いていた美形の類からはもはや迫害される容姿に早変わりしたメガネをみて、メオはまた大いに感心した。2008-02-22 09:11:00