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?ピアノと彼?
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1:
君乃
名前・君乃
性別・メス
年齢・20歳
職業・ショップ店員
元気だけが取り柄の女2008-02-12 19:57:00 -
2:
君乃
君乃は仕事を終え、仕事仲間の陽子とお腹が空いたからケンタッキーに入った。
陽子の彼氏の愚痴を聞きながら君乃は3本目のツイスターを食べようとしていると横の席から笑い声が聞こえた。
「君、よく食べるなぁ〜!」
それが彼との出会い。
そんな事を言われ笑われたら、いつもはキレるだろうけど彼の笑顔を見ると嫌な気は一切しなかった。2008-02-12 20:05:00 -
3:
君乃
彼がずっと話し掛けてくるので、無視はかわいそうになり、話をするようになった。
彼は男4人で来ていて、今からライブに出るから見に来ないかと誘われた。4人共タイプは違うがみんな男前だった。
気が向いたら行くと言って携帯番号を教えてもらった。
ライブは2時間後…陽子は彼氏とデートがあるので帰り、ケンタッキーの近くにある友達の家に向かった。2008-02-12 20:13:00 -
4:
君乃
「お腹空いてない〜?」出迎えながら友達はいつもこの質問する。
名前・あんな
性別・メス
年齢・20歳
職業・大学生2008-02-12 20:17:00 -
5:
君乃
「あんなのたらこスパ食べたい?」
あんなは私のママのような存在。いつも私の世話をしてくれる。男癖が悪い所を除けば本当に良い子。あんなは中学の頃からボイトレやダンスを習っていて、歌手になりたいという夢を持っている。
君乃は行く気はなかったが、あんなにさっき出会った4人組の話をした。2008-02-12 20:21:00 -
6:
君乃
「男前やった?」
あんなの夢の為に話したつもりだったけど、あんなは男の方に興味があるようだった。
君乃「男前やったよ-」
あんな「君乃の言う男前は信用できんけど…行くから電話して!」2008-02-12 20:28:00 -
7:
君乃
君乃「え-面倒やし行きたくないわ-」
あんな「たらこスパ大盛り作ったげるから?」
君乃「ほな電話するわ」
たらこスパに釣られて、ケンタッキーの口拭き紙に書かれた番号を見て電話をかけた。2008-02-12 20:31:00 -
8:
君乃
「もしもし?さっきの子?」
彼はコール音がする前に出た。場所と時間を聞き、場所が分からないので一時間後に待ち合わせをして切った。
一時間後までの間、君乃はたらこスパを食べ、あんなは念入りに化粧をして、髪もぐるんぐるんに巻いていた。2008-02-12 20:35:00 -
9:
君乃
あんなの準備に時間がかかり、約束の時間を少し過ぎてしまった。慌てて待ち合わせの場所へ走り、着くと4人全員で待ってくれていた。
あんなが耳元で「みんなめっちゃ男前やん!」と言い、むちゃくちゃ笑顔になっていた。2008-02-12 20:40:00 -
10:
君乃
君乃「遅れた-ごめんな-」4人「ホンマに遅いわ-」
あんな「ごめんなさい。私あんなって言います?よろしくね?」
あんなは狩人と化していた。
みんなが慌てて自己紹介をし始めた。君乃も名前を聞いたり言っていなかったので今更自己紹介をした。2008-02-12 20:44:00 -
11:
君乃
B系な瞬クン。
大きなタトゥ-がある隼人クン。
ホストっぽい幸成クン。
最初に話し掛けてきた、笑顔の似合う彼が名前を言った時、耳を疑ってしまった。2008-02-12 20:51:00 -
12:
君乃
彼「チュンウェイで-す」君乃「何て?」
彼「チュンウェイ!」
君乃「ちゅ…うぇ?」
彼「チュンウェイ!俺、日本人ちゃうねん!中国人!」
大阪弁を上手に使い、顔も彫りが深くて、日本人だとばかり思っていた。2008-02-12 20:56:00 -
13:
君乃
君乃「面倒だからチュンね!」
チュン「え-!!」
狩人あんなは三人と話していたので私とチュンはコンビニに入った。
君乃「ウチ肉まん食べる-!!」
チュン「ホンマよう食うな-肉まん買うたろ!!」2008-02-12 21:00:00 -
14:
君乃
君乃「ホンマに!?ほな、肉まんとピザマン下さい?」
チュン「二個食うん!?」
チュンと仲良く肉まんを分けて食べてからライブハウスに入った。あんなは既に入っていた。エントランスでチュンは君乃のチケットも買ってくれた。2008-02-12 21:05:00 -
15:
君乃
バーでカクテルを頼み、チュンは色んな人に挨拶をしていたので、あんなが居る席に座り、カクテルを飲みながらあんなの話を聞いていた。あんなは既に三人の番号を聞いていて、隼人クンに狙いを定めたらしい。
あんな「君乃はチュンウェイなん?」
君乃「みんな友達やん?」
あんな「ふ-ん。つまんない」2008-02-12 21:10:00 -
16:
君乃
「君乃-!!食うか?」
いきなりチュンは唐揚げを持って現れた。
君乃「食う-!!」
チュン「ほな、もう出番やから見ててな-」
あんな「頑張ってね?」2008-02-12 21:12:00 -
17:
君乃
マスターの一押し唐揚げを食べ終わると、4人の番になり、ライトを浴びて登場した。
さっきと違って顔付きが変わっていた。みんな凄くカッコ良く見えた。2008-02-12 21:20:00 -
18:
君乃
4人のステージが一番大きな拍手だった。
ライブも終わり、あんなは彼らのCDを買ってライブハウスを出ると外には4人が居て、話をしていた。
あんな「CD買ったよ-」
隼人とあんなは既に良い雰囲気になっている。2008-02-12 21:38:00 -
19:
君乃
君乃は瞬クンとチュンと話をして、幸成クンはマスターと話していた。
チュン「君乃好きな食べ物なに?」
君乃「何でも好きやで-焼肉、たこ焼、ハンバーグかな!!」
瞬「今度ご飯食べに行こうや!?」
君乃「い-よ」2008-02-12 21:42:00 -
20:
君乃
瞬クンと番号交換していると幸成クンが瞬クンを呼び、チュンと2人になった。
チュン「瞬、好きなった?」
君乃「好きちゃうわ-みんな友達やん!」
チュン「そっか!」
みんなとバイバイして、あんなと帰った。あんなはずっと隼人クンの事で興奮していた。2008-02-12 21:53:00 -
21:
君乃
あんなとも別れて家に帰った。
次の日、仕事の休憩時間に携帯を見ると、あんなから着信があった。
あんな「もしもし-聞いてよ-」
あんなは興奮気味に話すので、ほとんど聞き取れなかったが何度も聞くと、あの後あんなの家に隼人クンが来てエッチをしたとのこと。そして、めちゃくちゃ上手かったとのこと。2008-02-12 22:00:00 -
22:
君乃
「ヤリマン…」とだけ呟いて電話を切った。
仕事に戻って、陽子にあんなの話をしていた。
君乃も陽子も前まではあんなと同じ大学生だったから、陽子もあんなと仲が良いのだ。
閉店間近に、あんなと幸成クンと瞬クンがやってきた。
あんな「ご飯行こ-よ」2008-02-12 22:07:00 -
23:
君乃
君乃「あんな、隼人クンと付き合ってるんやろ?」
あんな「ううん。付き合うなんて面倒やし-幸成クンもタイプやもん?」
あんなに呆れつつ、仕事終えるまで待ってると言われたので強制的にご飯に行くことになった。2008-02-12 22:16:00 -
24:
君乃
仕事を終えた君乃も入り4人で居酒屋に入った。瞬クンはボーカルなので酒もタバコも口にしない。 あんなは必死にタバコを吸うのを我慢していた。音楽の事や色んな話をしたけど前のように楽しくはなかった。チュンがいないからだってすぐに分かった。
2008-02-12 22:22:00 -
25:
君乃
家に帰り、寝ようとすると携帯が鳴った。チュンからだった。
チュン「瞬ら-とご飯行ったみたいやな-楽しかった?」
君乃「普通かな」
チュン「そうなんや!!今度は俺と行こうな?」
君乃「い-よ」2008-02-12 22:25:00 -
26:
君乃
チュンと色んな話をして電話を切った。
それから瞬クンから毎日のようにメール。チュンはたまに電話をくれた。
君乃は恋愛感情は一切なく、友達感覚だった。
チュンに至ってはお兄チャンのような存在だった。2008-02-13 03:07:00 -
27:
君乃
2週間ほど過ぎて、仕事を終えるとあんなから鬼電があった。
あんな「君乃、明日休みやろ?今日アメ村でライブあんねんて-行こうや-!!」
君乃「嫌だ。」
正直仕事で疲れてしまっていてライブなんて行きたくなかった。2008-02-13 03:14:00 -
28:
君乃
あんな「あんな1人で行けって言うん?そんなん嫌やし-」
あんなは言うことを聞かないので仕方なく付いていく事になった。
4人の出番は1時頃なので、あんなと飲もうと思い待ち合わせをした。2008-02-13 03:20:00 -
29:
君乃
あんな「隼人クンと付き合いたいね-ん?」
君乃「幸成クンは?」
あんな「いらんいらん!隼人一筋?エッチ上手いもん?」
あんなが隼人と付き合いたがってると分かり、これからもライブがある度にアメ村まで来てクラブに行かなきゃいけなくなるんだろうと君乃はぞっとした。
色んな話をしていると0時過ぎになったのでクラブに向かった。前のライブハウスとは違い、クラブの前には人だかりが出来ている。他では無名だがアメ村では4人は有名だった。2008-02-13 03:32:00 -
31:
君乃
クラブに入っても人が多く、まともに歩けない。
すぐにナンパされ、あんなは話していたので放っておき、君乃はカクテルを頼んでいた。
チュン「君乃!?」
チュンはスーツを着ていて大人っぽくてカッコよかった。
君乃「あんなに誘われてな-来たよ-」2008-02-13 03:39:00 -
32:
君乃
チュン「ありがと-な。まぁ見ててや!」
チュンはニコッと笑って控え室に入って行った。
4人の出番になると、もの凄い人になっていた。そして女の子のお客サンが急激に増えた。
クラブに来そうにないようなOLっぽい人まで来ていた。2008-02-13 03:43:00 -
33:
君乃
今回のステージも4人は素晴らしかった。
あんな「隼人クンに会ってから-!!」
ステージも終わり、帰ろうとする君乃の手をあんなは止めていた。
4人が出てくると女の子達は一斉に取り囲み姿が見えなくなる。4人全員が女の子達に馴れ馴れしく接している。
あんなの顔色が変わり、明らか苛立っている様子だった。2008-02-13 03:53:00 -
34:
君乃
君乃「あんな帰ろうか-」
あんな「せやな。」
2人が背を向け、帰ろうとすると声が聞こえた。
「君乃帰るんか?一緒に帰ろ-」
振り返るとチュンが笑って近づいて来た。2008-02-13 03:58:00 -
35:
君乃
女の子達は一斉に私たちを睨みつけて来た。
めちゃくちゃ怖い((((゚Д゚;))))
チュンは私の頭をポンポンと叩き、私の荷物を持ってくれて、一緒に帰ることになった。
「チュンウェイ!帰るのはみんなに挨拶してからやで!」
振り返ると、モデルのようなスタイルでとても美人な女の人がチュンを呼んでいた。2008-02-13 04:07:00 -
36:
名無しさん
おもしろ〜い?頑張って?
2008-02-13 11:42:00 -
38:
君乃
名前・蓮
性別・べっぴんのメス
年齢・22歳
職業・シンガ-、キャバ嬢
彼女は1人で歌を歌っていて、4人と共に成長し、今では彼らと並ぶ位の実力と人気がある。勿論、彼らと仲が良く、彼女も中国人らしく特にチュンとは仲が良かった。2008-02-14 00:52:00 -
39:
君乃
蓮サンはオ-ラがあって、私を睨みつけて居た女の子達も蓮サンには道を開けていた。
「ごめん。ちょっと待っててな」
そう言ってチュンは蓮サンの元ヘ行き、挨拶などをしていた。
居ずらくなった私たちはクラブを出て三角公園で待っていた。2008-02-14 01:00:00 -
40:
君乃
10分くらいしてチュンから電話があった。
チュン「もう少し時間かかるからどっか店入ってて-」
君乃「了解-!」
私たちは居酒屋に入ってチュンが来るのを待っていた。2008-02-14 01:10:00 -
41:
君乃
あんな「てか、あんな邪魔やない?」
君乃「なんで?」
あんな「だってチュンは君乃のこと好きやもん!2人になりたいはず!」
君乃「蓮やっけ?べっぴんが近くにおるのにウチなんか好きになるわけないやん!」
あんな「隼人クンも蓮かわい-思うんかな-」2008-02-14 01:15:00 -
42:
君乃
君乃「とりあえず、あいつら4人がモテモテな事は分かったけどな。」
あんな「確かに。エッチうまいし-ファンにも手出してんのかな-」
君乃「てか、ウチらもファンなんちゃうん?」
あんな「え-!あんなはファンちゃうし-」
盛り上がっているとチュンから電話がかかって来た。2008-02-14 01:21:00 -
43:
君乃
チュン「おまたせ-出て来てくれるか-」
チュンに言われた場所へ行くと一台の車の前にチュンが手を振って待っていた。運転席には隼人クンが座っていて、あんなは「いや-ん?」と言いながら鏡を取り出し顔のチェックをし始めた。
チュン「楽器とか家に戻すの手伝ってくれる?」
君乃「てか、もう眠いし。帰りたい…」2008-02-14 01:25:00 -
44:
君乃
チュン「俺ん家で寝ぇや」
あんな「とりあえずチュンの家行こう-」
車に乗り込み、チュンの家に向かった。
チュンは大きな一人暮らしをしていた。10畳近くある1Kの部屋はピアノのmacとベットとテレビ。物が無いので綺麗だった。2008-02-14 01:31:00 -
45:
君乃
隼人「マネージャーに呼び出されたから行くわ!1時間で帰る」
あんな「や-だ-」
隼人クンは作詞作曲を1人でやっている為、とても忙しかった。隼人クンはあんなに軽くキスをして出掛けて行った。
私とチュンはそんな2人を影からニヤニヤ笑いながら見ていた。2008-02-14 01:35:00 -
46:
君乃
チュン「ごめんな。あんな…」
君乃「ううん。待ってるから早く帰って来てね?」
チュン・君乃「チュ-?」
あんな「うるさ-い!」
先程の2人の再現をしたらマジで蹴りを入れられた。しかしあんなは気を取り直し、キッチンを借りて隼人クンの為にカレーを作ってあげていた。2008-02-14 01:39:00 -
47:
君乃
チュン「寝ときな-」
君乃が三人は余裕で寝れるサイズの大きなベットに横になるとチュンはベットの横にあるピアノを引きながらパソコンをいじっていた。
ヘッドホォンをしているので何を弾いているか分からないので気になった君乃はヘッドホォンのコードを抜いた。
♪タタンタンタタッタンッタン♪2008-02-14 01:44:00 -
48:
君乃
ショパン…バッハ…べートーベン…。いやいや、それはなんとも聞き覚えのあるまさにマリオだったΣ(゚Д゚.)
君乃「あんな-!チュン弾いてんのさ-」
チュン「チクるな-」
チュンに口を抑えられ、ふざけて暴れているとベットに押し倒された。チュンの顔が15?先にある。
顔が赤くなるのが自分でも分かる。恥ずかしい…キッチンに居るあんなからはベットは見えないのが救いだった。2008-02-14 01:49:00 -
49:
君乃
君乃「重ッ、どけてや-」
チュン「嫌ッ」
チュンの唇はゆっくり私の唇に近づいて来た。私は驚いて顔を横に向けると、チュンはおでこにキスをして、君乃から離れた。
君乃「何すんねん!?」
チュン「台湾ではキスは挨拶やから気にすんな!」2008-02-14 01:53:00 -
50:
君乃
君乃「そ-なん?てか中国やなかったん?台湾なんや-」
チュン「あ-台湾やで。てか君乃とよう話すけどお互いの事とかは知らんよな-」
君乃「ホンマや-ほな話すわ」それから2人でお互いの話をした。あんなは鼻歌を歌いながらカレーをぐるぐる混ぜていた。2008-02-14 01:56:00 -
51:
君乃
名前・チュンウェイ
性別・坂口憲二似のオス
年齢・22歳
職業・ピアノ
チュンは小学生から日本に移り住んでいた。家族とは中国語で話すらしい。君乃も大学を辞めるまでは中国語を取っていて良い成績を取っていたから、挨拶くらいは交わすことが出来た。2008-02-14 02:01:00 -
52:
君乃
そんな話をしていると隼人クンが帰って来た。
あんなの作ったカレーを食べて、話をしたり、ゲームをしたり、隼人クンが昨日作ったばかりの曲を聞いたりしていた。
隼人「てか、あんな歌聞かせてや?」
あんなは緊張しながらもクリスタルケイの曲を歌っていた。2008-02-14 02:06:00 -
53:
君乃
隼人「めっちゃ上手いやん!ライブ出たら?」
あんな「曲作ってよ-」
隼人「時間あったらえ-で」
チュン「君乃は歌うまいん?」
あんな「私、君乃と組みたいんやけど君乃は嫌や言うねん」2008-02-14 02:09:00 -
54:
君乃
話を変え、また笑い話をしていた。
チュンとコンビニに行って帰ってくると、座っている隼人クンの中にあんなが座っていて、とてもいい感じだった。
そんな時に君乃の携帯が鳴った。
着信表示を見て君乃の顔色は明らかに青ざめて行った。2008-02-14 02:20:00 -
55:
君乃
チュン「君乃?どうかした?」
君乃「ウチ…帰る…」
私はすぐに部屋を飛び出しエレベーターに乗って下りタクシーを捕まえて家に向かった。
チュンは追い掛けて来てタクシーを叩いていたけど無視をした。2008-02-14 02:23:00 -
56:
君乃
あんなから着信があり電話を取った。
あんな「何があったん?」
君乃「ヒロから電話あってメール見たら家来てるみたい…」
あんな「ヒロとは切れたんやなかったん?」
君乃「2ヶ月も連絡なかったからやっと終われたと思っててんけど、とりあえず帰る」2008-02-14 02:26:00 -
57:
君乃
あんな「チュン達には上手く言っとくわ。気をつけなよ!何かあったら言うて」
君乃「ありがと…」
電話を切り、マンションが近づくと体が震え始めた。2008-02-14 02:29:00 -
58:
名無しさん
頑張って完結させてな?
2008-02-14 02:37:00 -
60:
君乃
運転手「着きましたよ」
深呼吸をしてからタクシーを降り、マンションの中に入った。
君乃の部屋には明かりが付いていた。
引っ越せば良かった…鍵変えれば良かった…なんで今更…
色んな後悔をしたが、もう遅い。冷静を取り戻すためにも、もう1度深呼吸をした。2008-02-14 03:22:00 -
61:
君乃
部屋を開けると大音量でAVが流れていた。ヒロはテレビを見ながら横たわってタバコを吸いながらビールを飲んでいた。
ヒロ「おかえり-何してたん?」
2ヶ月ぶりに会ったとは思えない位にヒロは普通でくつろいでいた。2008-02-14 03:28:00 -
62:
君乃
君乃「何しに来たん?」
ヒロ「何しにって、それが彼氏に対する態度?」
君乃「別れてッテ何度も言い続けて、分かったッテ言って2ヶ月いなくなったやん!もう彼氏ちゃうわ!帰ってや!」
ヒロ「うるさい。別れてないから。お前は俺の女のままやから」2008-02-14 03:34:00 -
63:
君乃
君乃「出ていってくれな警察呼ぶで!!」
ヒロ「あ゙ぁ?」
ヒロは急に立ち上がり、私の髪を引っ張り、私を床に投げ捨てた。倒れた私の上に跨がり、私を殴る。久しぶりに感じる痛みも、2発目からはまた慣れてしまった。
殴り続けるヒロは怒ってはいない。私のお腹にはヒロの硬くなった物が当たっている。ヒロは私を殴り、興奮している。2008-02-14 03:41:00 -
64:
君乃
殴られ続け、意識も無くなった頃にヒロは殴るのを止め、流れているAVと同じ行為を私にしていた。果てるとヒロはイビキをかいて眠りについた。私は熱いシャワーを浴びて体が赤くなるまで洗った。
涙も出ない、もう慣れた。
鏡を見ると顔が腫れていた。ヒロは前までと違って少しの手加減さえも出来なくなっていた。2008-02-14 03:48:00 -
65:
君乃
君乃はいつもは吸わないタバコを吸い、ビールを飲みながら顔を冷やしていると、しばらくしてヒロが起きた。
ヒロ「君乃?ごめん…ごめん…」
いつものように泣いて詫びるヒロ。
君乃「許してほしかったら今、1人にして。」2008-02-14 03:52:00 -
66:
君乃
ヒロは何度も謝りながら帰って行った。
携帯を見るとチュンとあんなから何度も着信があった。
あんなに電話をすると、隼人クンが瞬クンに呼び出されたらしく自分の家に帰ったらしい。君乃が急に帰ったのは仕事でトラブるがあったとチュン達に話したらしい。2008-02-14 04:00:00 -
67:
君乃
あんなとの電話を切るとチュンから着信があった。
チュン「まだ仕事続く?」
君乃「ううん。」
チュン「今どこ?」
君乃「家やで-」2008-02-14 04:04:00 -
68:
君乃
チュン「マジか-ほな迎えに行く-」
君乃「免許ないやん!」
チュン「原チャはあるんだよ-」
15分くらいでチュンはやってきた。2008-02-14 04:07:00 -
69:
君乃
チュン「部屋入れて-」
君乃「嫌ッ」
チュン「ウチ来るか?」
君乃「そのつもり-」
チュン「おい!その荷物何泊するつもりやねん!」2008-02-14 04:09:00 -
70:
君乃
引越しを決意し、家には居たくなくて、陽子かあんなの家にしばらくは居候させてもらう気で大きな旅行鞄を持っていた。
チュン「とりあえず原チャは2ケツ禁止やから-ポリサン来たら逃げるから捕まっとけ-」
君乃「おー。」
チュンは自分の腰に抱き付くように私の手を当てた。しかし、ポリサンは全くいなくて無事着いた(*ノ∀`*)ホッ?2008-02-14 04:16:00 -
71:
君乃
君乃「腹減った…」
チュン「なんか食うか-?台湾のインスタントあるで!」
君乃「まずそ-な印刷やな-」
チュン「後悔すんぞ!作ったるから待っとけ!」
さっきヒロとあんな事があったのにチュンといると忘れてしまいそうな位笑えた。チュンの笑顔に癒される。2008-02-14 04:20:00 -
72:
君乃
赤いスープにきしめんのような麺。パクチ-のような、とにかくキツい匂い。さすがの私も食いたくなかったがチュンの顔を見ると断れなかった。一口に含み、無理矢理ごくん…あれΣ(゚Д゚.)
君乃「うまい?」
チュン「やろ-?」
チュンの家にインスタント麺はいっぱいあったから持ち帰り、後日陽子とあんなに食べさせたら噴水のように吐かれたが私的にはイケた。2008-02-14 04:26:00 -
73:
君乃
君乃がラーメンを食べているとチュンは再びピアノを弾き始めた。チュンはホンマにピアノが大好きで時間があればすぐに弾いている。
君乃もピアノを習ってたけど猫ふんじゃったしか弾けない。ピアノに興味が無いし、ピアノやオーケストラとか聞くと眠くなる。だけどチュンのピアノは不思議と引き込まれて行った。2008-02-14 04:32:00 -
74:
君乃
チュン「あっ…ヘッドホォンすんの忘れてた。また苦情来るわ-。君乃寝よか-」
チュンは手招きして私を呼んだ。ベットに入るとチュンは後ろから抱きしめて来た。
チュン「君乃起きてる?」
君乃「起きてるよ」
チュン「俺、君乃が好きやで。一目惚れやった。キスなんか台湾も挨拶ちゃうから。君乃はやっぱり友達感覚?」2008-02-14 04:38:00 -
75:
君乃
君乃「さっき好きになったと思う」
チュン「さっき?」
君乃「うん。チュンと居たいって思った。」
チュンは強く抱きしめて来て頬に優しくキスをした。好きな人からキスをされたのに私は怖くなってチュンの手を強く叩いてしまった。チュンは驚いて目を丸くしてる。
君乃「触わるな!」2008-02-15 05:47:00 -
76:
君乃
チュン「やっぱり好きやなかった?」
チュンの今にも泣きそうな顔が胸を苦しめる。
君乃「好きやけど…付き合うとか、ヤッたりすんのは無理!」
チュン「なんで?」
君乃「うち…さっき帰ったン仕事やないねん」2008-02-15 05:50:00 -
77:
君乃
チュン「何やったん?」
君乃「彼氏が来てた。彼氏ッテ言うても2ヶ月前に別れたはずなんやけど…」
チュンは私の続きの言葉をじっと待っていた。
君乃「元彼…勝手に家に来てて…殴られてヤラれた…」
チュン「ヤラれたッテ同意の元?」2008-02-15 05:54:00 -
78:
君乃
君乃「殴られて動かれへんし、喋られへんし、同意もなんもないわ。昔は優しかってんけどな。彼は一流大学でええ所、就職すると思ってたけど全滅で…そっから荒れてな。殴って犯すみたいになって、2ヶ月前にやっと切れたと思ったんやけど。」
チュンは黙って、また抱きしめてくれた。凄く温かくて居心地がよかった。
チュン「俺が守るから!」
チュンに抱きしめられ、頭を撫でられながら眠りについた。2008-02-15 06:06:00 -
79:
君乃
夕方に目覚め、置き手紙だけ置いて、あんなの家に行った。あんなに訳を話し、しばらく居候することになった。
チュンからは毎日とはいかないが定期的に電話があり、チュンは前と同じ様に兄みたいに接して来た。
そして瞬クンからの連絡はぴたりとなくなった。2008-02-15 06:10:00 -
80:
君乃
しばらくはライブがあっても次の日が私は仕事だから、あんなは1人で行っていた。
あんな「明日休みやから今日は一緒に行くで-」
君乃「めんどくさ-」
言葉とは違って、いつもより念入りに準備する自分が居た。なぜなら今日のライブもまた蓮も参加していた。妙に意識してしまっていた。2008-02-15 06:14:00 -
81:
君乃
隼人クンから駐車場の場所を聞き、今日は車で向かうことにした。
あんな「最近さ-隼人クンが手掛けてるシンガ-のコおんねんや-4人の前座みたいなんして歌ってんねんけど-そのコ隼人クンの事好きっぽいねん!」
君乃「ライバルやん?」
あんな「めっちゃムカつくしな-」2008-02-15 06:18:00 -
82:
君乃
駐車場に車を置き、歩いてクラブまで行くと入口にはチュンと隼人クン、蓮とギャルな女のコがいた。
あんな「さっき言うてたコ-!!」
君乃「あんなより可愛いんちゃう?」
あんな「はぁ?」
チュンは楽しそうに連と話していたが私たちに気付き走って来た。2008-02-15 06:21:00 -
83:
君乃
チュン「会いたかった-!!最近あんなチャンしか来てなかったからさ-君乃-!!」
あんな「私だけじゃ不満なん?」
チュン「そ-カリカリすんなって!今日は君乃おるからチケット代いらんから!」
チケットを貰い、じろじろ見てくる蓮たちを擦り抜けてクラブの中には行っていった。2008-02-15 06:24:00 -
84:
君乃
今回は箱が小さくて人だらけで息苦しかった。運転しなきゃ行けないからジュース飲んでるのに、あんなはテキーラを飲んでいた。
ステージも終わりに近づき、蓮がステージに立った。ライトを浴びるとより一層オーラが出る。アジア顔にモデル体型、ハスキーな声に私は悔しさよりも尊敬して拍手までしてしまった。2008-02-15 06:29:00 -
85:
君乃
蓮が終わり、ラストが4人の番。4人はステージに上がらず先程の、あんなのライバルが立った。緩く巻いた茶色の髪は腰まであって、グレイのワンピがよく似合う。名前はリカ。
顔も歌も普通。まぁ蓮の後だから仕方ない。
あんな「あんなの方がうまいし!」
あんなは怒りながらテキーラを飲んでいた。2008-02-15 06:33:00 -
86:
君乃
リカ「それではリカの大好きな4人の登場です?」
リカの言葉に拍手や声援が上がる。
あんなは君乃の手を取り最前列に陣取った。前は睨みつけて来ていた女のコたちは嫌な顔をしながらも、もう慣れて諦めている様子。私が行っていない間のあんなの行動が見えて恥ずかしくなった。2008-02-15 06:37:00 -
87:
君乃
最前列に行くと目の前がちょうどチュンだった。チュンと目が合うとチュンはウインクをしてきて恥ずかしくなった。
何度聞いても4人のステージには惚れ惚れしてしまう。
今回は新曲の盛り上がる歌を入れていて会場のみんなが手を上に上げ大きく左右や前後に動き、凄い状態になった。2008-02-15 06:40:00 -
88:
君乃
君乃も流れに合わせて手を動かしていると横の人に手が当たった。その人は4人のグッズのTシャツを着て「チュンウェイ!」と叫んでいる蓮だった。
私は直感的に蓮がチュンを好きだと思った。
蓮の横にはリカも居てTシャツを着て盛り上がっていた。
4人のステージも終わり、人が出ていった。2008-02-15 06:45:00 -
89:
君乃
チュン「君乃〜ステージどうやった?」
チュンはタオルで汗を拭きながら歩いて来た。
君乃「一回ミスったやろ?」
チュン「嘘〜バレた?」
チュンのミスはすぐ分かる。チュンがくれたMDを繰り返し繰り返し聞いていたから。歌詞間違いは分からないけどピアノだけは分かるくらいチュンのピアノを聞いていた。2008-02-15 06:48:00 -
90:
君乃
蓮「チュンウェイお疲れ!打ち上げすんの?」
チュン「俺は知らん」
打ち上げは私は参加できない。私が入れない所があるのが悲しかった。
チュン「あっ蓮〜このコが君乃やで-」
蓮「どうも〜蓮です。」2008-02-15 06:51:00 -
91:
君乃
君乃「君乃です。蓮サン凄いですよね-歌もうまいし、綺麗やし-」
お世辞ではなく本心だった。リカとも挨拶を交わし、少しだけ友好っぽかったけど、あんなは腕を組んで無視を続けていた。
チュン「今日は帰るン?」
君乃「疲れたし帰る-」2008-02-15 06:54:00 -
92:
君乃
みんなとバイバイして車に向かった。
あんな「リカらもウチらの事、絶対嫌いやし仲良くする必要ない!」
君乃「そんなん分からんやん。話してみたら嫌みなかったで?」
あんな「今までウチ睨まれてたもん」
君乃「あんたが睨むからやろ?」2008-02-15 06:57:00 -
93:
君乃
言い返せなくなったあんなと家に帰り、飲み明かした。
君乃「うちチュンが好きやわ-」
あんな「やっぱりな!!頑張りや-」
最後は酔い潰れてお互い抱き合って寝てしまった。2008-02-15 06:59:00 -
94:
君乃
それから数日後チュンから電話があった。
チュン「俺ら東京行くことなった-!!」
大々的にCD発売し、売り込んでいくことが決まったらしい。
東京へ行くのは半年先ということもあり寂しいとかは感じなかった。2008-02-15 07:02:00 -
95:
君乃
しばらくは仕事も忙しく、チュンも忙しくライブもなくて会うことや連絡も少なくなっていた。
休憩時間に4人のHPにあるチュンの日記を見て笑う。そして中国語の勉強もしていた。
2週間後にチュンから電話があり隼人クンの家に呼ばれた。2008-02-15 07:06:00 -
96:
君乃
隼人クンの家には4人全員集まっていて、新曲の録音をしていた。録音は長時間かかる。しかも録音してるから音を立ててはいけない。
夜中の0時に来て瞬クンの曲の一番だけで軽く2時間はたっていた。さすがに飽きるorz
チュン「休憩しよや-」
チュンの一言でコンビニで買ったご飯をみんなで食べていた。2008-02-15 07:12:00 -
97:
君乃
今度は隼人クンの録音に変わり、幸成クンがパソコンで音を調節していた。
あんなは隼人クンの録音に付き添い、瞬クンは疲れてリビングで眠り、私たちは寝室でビデオを見ていた。
とにかく隼人クン家は広かった。2008-02-15 07:15:00 -
98:
君乃
部屋を暗くしベットに入り映画を見る。目が合う度にチュンはキスをしてきた。
隼人「お前ら何いちゃこいてんねん!俺、寝るぞ」
録音を終えた隼人クンはすぐに寝てしまった。幸成クンも寝ていた。あんなは隼人クンに寄り添うように寝始めた。2008-02-15 07:19:00 -
99:
君乃
チュン「俺ン家で続き見る?」
君乃「せやな」
またまた原チャでチュンの家に向かった。
部屋に入ると映画を見る雰囲気はなく、ただひたすらキスをした。2008-02-15 07:21:00 -
100:
君乃
チュンにお姫様抱っこされてベットに運ばれた。ヒロと違って優しく優しく抱かれた。
チュン「君乃…好きや」
君乃「うちも…」
抱き合ったまま眠りについた。2008-02-15 07:24:00 -
101:
君乃
次の日の夕方に家に帰るとあんなに根掘り葉掘り話を聞かれた。
あんな「それって付き合ったん?」
君乃「分からん!」
疑問は生まれたが幸せには変わりがなかった。2008-02-15 07:26:00 -
102:
君乃
それからもチュンと会ったりしても付き合うとかの話はなかった。
東京に行ってしまうから、夢を邪魔したくないから付き合いたくもなかった。
ある日、またチュンの家で隼人クンとあんなも含めみんなで集まっていた。2008-02-16 04:47:00 -
103:
君乃
私とチュンはマリオをして、あんなの即興で出てきたフレーズに隼人クンはピアノで音を探し簡単な歌を作ったりしていた。私たちの空間には常にピアノの音が流れていた。
隼人「君乃、この音でwo〜って言うて」
君乃♪wo〜♪
隼人「あんなはこの音」2008-02-16 04:51:00 -
104:
君乃
隼人「いつまで言うてんねん!今度な-俺らオーディションイベントのゲストで出るねんけどお前らオーディション受けたら?」
あんな「絶対受ける!君乃やろう?なっ?」
君乃「ウチが歌?無理無理!」
チュン「君乃は歌ってみたくないんか?」2008-02-16 05:05:00 -
105:
君乃
歌ってはみたいけど、自分が人前で歌うなんて想像もできない。だけど尊敬すらする2人に進められて調子に乗って歌いたくなった。
隼人クンから指導を受け、問題点を教えてもらった。
その日は音楽漬けで一日が終わった。2008-02-16 05:09:00 -
106:
君乃
あんな「おかえり、練習やで!」
オーディションに登録すると、あんなの特訓が始まった。
仕事終わりに毎日、ランニング5キロ、腹筋、背筋、ボイトレ…無理過ぎた。休憩しないと持たないし、まず寝不足になった。
しかし、あんなは鬼コーチだった。練習しないと罵声を浴びせられた。2008-02-16 05:13:00 -
107:
君乃
こんな練習で仕事が終わると家に帰りたくなくなったが一週間も経てば急いで家に帰り練習に励んだ。
忙しくなったチュンとは連絡も少なくなったし、イベントで良い所を見せたかった。
蓮に負けなくもなかった。
なにより歌にハマっていった。2008-02-16 05:17:00 -
108:
君乃
2週間後、あんなと合わせて歌い、録音をした。その差はあまりにもありすぎた。あんなは長年やっているから上手いのは当たり前だけど私的には許せなかった。前よりも練習量を増やし、ボイトレ教室にも通い始めた。
2008-02-16 05:21:00 -
109:
君乃
イベント当日。
クラブイベントでもないのに客席には何故か蓮とリカも来ていた。
そして1番気になったのは瞬クンが話し掛けても無視をしていた。2008-02-16 05:55:00 -
110:
君乃
チュンも私と目を合わせようとはしなかった。
私たちの歌は賞は取れなかったが、客席からの反応はかなり合った。2ヶ月間、死ぬほど練習したかいがあった。歌を歌う喜びを感じた。2008-02-16 05:58:00 -
111:
君乃
家に帰り、布団にうずくまる。自然と涙があふれ、2人して泣いた。
あんなも隼人クンに避けられていた。
私はチュンに電話をかけることにした。
ツ-ツ-ツ-。
昨日までかかっていた電話が着信拒否されていた。2008-02-16 06:04:00 -
112:
君乃
それでも私は何度も電話をかけ続けていた。
しかし着信拒否は解かれず、あんなと朝まで泣き続けて、泣き疲れて寝た。
家に居ても落ち込むので久しぶりに大学の友達や陽子も加え、飲みに出掛けていた。
そんな時に着信が入った。2008-02-16 06:07:00 -
113:
君乃
君乃「瞬クン…」
瞬「チュンウェイにしつこく構うな!迷惑がってるから!チュンウェイはお前のコト好きやないから!遊びって理解しとけや…あんなも同じやから…ブチッ…」2008-02-16 06:10:00 -
114:
名無しさん
めっちゃおもしろいです?頑張って下さい。
2008-02-16 07:09:00 -
115:
名無しさん
瞬だるッ
2008-02-16 07:29:00 -
116:
名無しさん
しおり
2008-02-16 18:35:00 -
119:
君乃
あんな「どうしたん?」
あんなだけではなく集まったみんなが心配そうな顔をしていた。
君乃「なんもない…」
隠してしまった。場の空気を読んだというよりは瞬クンの言葉を信じたくなかった。2008-02-17 05:53:00 -
120:
君乃
飲み会は終わり、あんなと共に家路についた。
あんな「さっきの電話チュンから?」
君乃「瞬クン…」
あんなに瞬クンから言われた事を話すと、私は涙があふれてきた。2008-02-17 05:56:00 -
121:
君乃
あんな「私は、そう信じたいだけかもしれんけど隼人クンは遊びやろうけどチュンが遊びって思えへんなぁ…」
君乃「わかんない…」
それからは、いつもより仕事に励み、あんな達とよく遊んでいた。2008-02-17 05:59:00 -
122:
君乃
仕事中に二回ほどチュンから着信があったが、かけ直しても着信拒否のままだった。
あんな「オファ-来ました?」
君乃「オファ-?」
この前のイベントに来ていた人が主催するクラブイベントに呼ばれたのだった。そして、彼ら4人も出るライブだった。2008-02-17 06:03:00 -
123:
君乃
君乃「やめとく…」
あんな「出るって言ったから?」
ライブは1ヶ月後…再び鬼の特訓が始まった。次第にチュンに会いたいという気持ちよりも、ライブに出たい!いいステージにしたい!4人に負けたくない!という感情が出始めた。2008-02-17 06:07:00 -
124:
君乃
あんな「なんで大学時代はやらんかったん?」
君乃「夜の遊びにハマりましてね…」
あんな「ほな、この曲に伴奏つけて」
あんなの鼻歌に手探りながら合う音を探してゆく…思っているよりも大変な作業だった。2008-02-17 06:15:00 -
125:
名無しさん
ありがとう
2008-02-17 06:24:00 -
126:
君乃
あんな「犬かよ…」
君乃「何笑とんねん!ええ曲やんけ!」
あんな「これライブに出そう!」
君乃「マジで?」
あんなは昔のボイトレの先生や音楽をやっている人に頼み込み、編集やアレンジをしてもらい曲として完成することができた。2008-02-17 06:25:00 -
128:
君乃
ライブ当日。
アメ村でも知らない人がいないくらい有名なクラブに新人の私たちは向かっていた。
リハーサルでチュンと顔を合わせたがチュンはずっと下を向いていた。
瞬クンは普通に話し掛けて来たからムカついて無視をしていた。2008-02-17 06:33:00 -
129:
君乃
狭い控え室に出演者が入り、準備をしていた。もちろん4人も蓮もリカも。私はヘッドフォンをして歌う曲を聞き、あんなは挨拶周りをしていた。チュンはずっとヘッドフォンをしてテーブルをピアノに見立てて練習をしている。隼人クンは寝ている。蓮とリカはかなり時間をかけて化粧をしていた。
2008-02-17 06:37:00 -
130:
君乃
蓮「まぁくん!なんでこのイベントに新人なんか入れたん?シラけるやん!」
まぁくんと言うのはイベントの主催者で私たちを呼んでくれた人。蓮が言う新人とは私たちのこと。新人は私たちしかいないから。嫌がらせだった。まぁくん「実力ある新人は入れると活気づくやんけ!お前も天狗ならんと練習しろや!」
蓮「してるし…」2008-02-17 06:42:00 -
131:
君乃
チュンが私を見たが目が合うとすばやく逸らした。
まぁくんの言葉に不機嫌になった蓮達は控え室を出て行き、瞬クンと幸成クンも挨拶周りに出て行った。
チュンは急いでヘッドフォンを外し私の元にやって来た。2008-02-17 06:45:00 -
132:
君乃
チュンは私の横にあった時間表を取るフリをして誰にも気付かれないように私に小さな紙切れを渡して来た。そして控え室から出て行った。
私はその紙を鞄に詰め込んだ。
何が書かれているか分からない…ライブに影響を出したくないから終わるまでは見なかった。2008-02-17 06:48:00 -
133:
君乃
1部が終わり、私たちはバックステージにスタンバイをしていた。無名の私たちに関心がある人なんかいなくて、みんながバーカウンターに向かっていた。
司会のまぁくんがマイクを取る。
「次の子ら新人やねんけど俺好きやねん!知ってるやろ?俺が押す奴にハズレはないって!」
客は少しだがステージに向かっていた。最前列には蓮とリカ、瞬クン、幸成クンが腕を組んで立っていた。2008-02-17 06:55:00 -
134:
名無しさん
頑張れ?
2008-02-17 06:58:00 -
135:
君乃
まぁくんに名前を言われステージに上がる。ライトが暑い。
チュンが奥の隅で立っているのが見えた。目が合うとチュンは両手をグーにして「頑張れ」とポーズしていた。
曲がかかり前のイベントで歌った曲を歌う。続いて犬の曲を歌った。2008-02-17 06:59:00 -
137:
君乃
バーカウンターから人がステージに向かってくる。曲が終わると大きな拍手を浴びた。
ステージから降り、私たちは裏で抱き合い泣く…なんてせず「どや!やったった!蓮らの顔みたか?」と意地悪に笑い合った。するとまぁくんのMCが聞こえてきた。2008-02-17 07:06:00 -
138:
君乃
まぁくん「みんなどやった?」
客「すげぇ-!」
まぁくん「やろ?あいつら前よりかなりレベル上げて来たわ-次が楽しみやわ-ちなみに2曲目の曲はどやった?」
客「やばい泣けた-」2008-02-17 07:09:00 -
139:
君乃
まぁくん「右にいた君乃が作った曲でな、泣いてる奴おったけど…犬に作ったらし-わ。俺も別れた彼女思い出したのに、泣いたん後悔するやろ?」
ステージを終え、バーカウンターであんなと酒を飲んでいると「ステージ良かった-?」といろんな人に言われた。
大袈裟に書いてると思うだろ-けどホンマなんですよ。練習量はハンパやなかった。私、仕事クビなりそうやったし((((゚Д゚;))))2008-02-17 07:15:00 -
140:
君乃
チュンの手紙を忘れて仲良くなったバンドの女の子達と飲んでいた。するとチュンが私の元にやって来た。
チュン「手紙見た?」
君乃「見てない」
チュン「見て」2008-02-17 07:24:00 -
141:
君乃
チュンはそう言って立ち去って行った。
女の子「えっ…チュンウェイサンと仲良いん?好きになったり、エッチしてない?」
君乃「なんでなん?好きやったけど…拒否られてるわ」
女の子「あのグループみんな男前やろ?女を好きにさせてエッチして、ファンやなくて彼女や!みたいに安心させてチケットやCD売ってんねん!だからOLとかまで来てるやろ?あいつらアホなホストみたいやで!」2008-02-17 07:31:00 -
142:
君乃
あんな「嘘やん!最低やん!」
女の子「まぁ女遊び派手やからなぁ-やめとき!特に瞬サンがやばい!でも何でやろ?何で拒否られてんねやろな?そんな話聞いたことないで。」
君乃「ライブにまで出だしたから、うざなったんちゃう?」2008-02-17 07:37:00 -
143:
君乃
私は席を立ち、控え室に入ってチュンの手紙を見た。
ライブ終わったら会いたい。
とだけ書かれていた。さっきの話を聞き、会う気なんて一切起きなかった。2008-02-17 07:39:00 -
144:
君乃
ライブも終わり、荷物をまとめて女の子達と飲みに行こうとクラブを出た。チュンはずっと私を見ていたけど何も言っては来なかった。
女の子達と飲んでいるとチュンから着信が入った。
君乃「なに?」
チュン「会いたい…話がしたい…」2008-02-17 07:45:00 -
145:
名無しさん
しおり
2008-02-17 20:03:00 -
147:
名無しさん
おもしろい?頑張って、完結して下さいね?
2008-02-18 02:17:00 -
148:
君乃
君乃「飲みが終わったら行くわ…」
そう言って勝手に電話を切った。
それから2時間後に飲み終わりチュンに電話をかけた。チュンはすぐに出た。
君乃「寝てなかったん?」2008-02-18 02:18:00 -
150:
君乃
チュン「君乃に会いたいもん…」
この時の私はチュンの言葉が嘘臭く感じてしまった。チュンの言葉を流して電話を切り、チュンの家に向かった。2008-02-18 02:23:00 -
151:
君乃
玄関を開けたチュンは何も言わず、私に抱き付いてきた。
これもファンにするための演出?
そう思った。しかし、チュンはいつもと様子が違った。2008-02-18 02:25:00 -
152:
君乃
君乃「どうしたん?なんで泣いてるん?」
チュンは必死に泣き声を堪えていたが肩を震わせ、私の腕を強く掴んでいた。
君乃「とりあえず寒いし部屋入ろう?」
チュンは手で顔を隠して部屋に入って行った。2008-02-18 02:29:00 -
153:
君乃
チュンは洗面所に行き、顔を洗って私の元へ帰ってくるといつもの笑顔のチュンだった。
チュンに聞きたいことは山ほどある。だけど何故か聞けなかった。
チュンの好きなピアノのCDをかけてベットに入りチュンの頭を撫でていた。チュンは私に寄り添い眠る。大きな体だけどまるで子どもの様に見えた。2008-02-18 02:34:00 -
154:
君乃
チュン「犬の曲を歌って」
君乃「えっ、嫌やわ!」
チュン「歌ってや-!」
仕方なく歌わされた。チュンは目を閉じて少し微笑みながら聞いていた。2008-02-18 02:37:00 -
155:
君乃
歌い終えるとチュンは目を閉じたまま話し始めた。
チュン「その曲聞いたらお母さんを思い出す…」
君乃「お母さん?なんで?」
チュン「お母さん…」
チュンは私の質問には答えず、お母さんを思い出して浸っている様子だった。2008-02-18 02:40:00 -
156:
君乃
チュン「みんな夢を叶えたいだけやのに…うまくいかへん。俺らもうダメや…」
チュンはそう言って、そのまま眠りについてしまった。チュンの机の上にはこの前まではなかった大量の睡眠薬が置かれていた。
気付かぬ内に寝てしまっていた私はチュンを寝かせたまま、買物をして簡単に料理を作って家を出た。2008-02-18 02:47:00 -
157:
君乃
チュンからは1度も連絡はなく、相変わらず着信拒否だった。
あれからライブの依頼はよく入って来ていた。仕事の合間に曲を作り、いろんな人に教えてもらったりして私たちの音楽活動は活発になって行った。しかし、あれほどライブの顔だった4人がライブに出ることが少なくなっていた。2008-02-18 02:51:00 -
158:
君乃
まぁくん「おつかれ〜!君乃この後、時間あるか?」
この日は、またまぁくんに呼ばれてライブに出ていた。まぁくんに誘われ、バーに行った。
まぁくん「今日誘ったのはな話があってな…」
君乃「ウチに気あるとかは辞めてくださいよ!」2008-02-18 02:56:00 -
159:
君乃
まぁくん「そんなんちゃうわ!チュンウェイの話や!」
君乃「チュンの?」
まぁくん「お前、チュンウェイの今の状態知ってるか?」
まぁくんは4人と長年知り合いで、特に隼人クンとチュンとは仲が良かった。2008-02-18 03:00:00 -
160:
君乃
まぁくん「4人が女遊び派手っていう噂あるよな?」
君乃「うん…」
まぁくん「瞬や幸成はファン集めに女使ってるわ…隼人はいろんな才能ある芸術肌やからな…昔から女遊び派手やわ。でも隼人は自分の音楽に自信持ってるから使ったりはせ-へん。チュンウェイはな…あいつは純情!誰とでも仲良くなる良い奴やからなぁ〜ファンに好かれてヤッたとか勝手に流されてるけど、ありえへん!」
君乃「そうなん?」2008-02-18 03:07:00 -
161:
君乃
まぁくん「おう。だから問題になったんや、お前が!」
君乃「うちッ!?」
まぁくん「チュンウェイはお前に本気やねん。付き合いたいってみんなに言うたんやけど…チュンウェイはお前と付き合ったら彼女います!言うタイプやし…女ファン多いし、事務所入ってる上に東京行って本格的にデビュ-って時にそんなんアカンやろ?だから…瞬がな。チュンウェイに君乃を諦めへんかったらグループから外すって言うて。着信拒否と電話してん。」2008-02-18 03:13:00 -
162:
君乃
君乃「チュンは嘘付いたりしてなかったんや…」
まぁくん「おう。チュンウェイ男前やけど、やっぱり台湾人や!言うたら一瞬みんな引くらしいねん。昔から差別もあったしな。せやけど、お前はちゃうってようノロケ言うてたわ。隼人はお前ら応援してたよ」
君乃「そうなんや…で、今4人ってどうなってんの?」2008-02-18 03:17:00 -
163:
君乃
まぁくん「あいつらの事務所がヤクザでな。それはやばいやり方で売り出そうとしててな。他は、お前にも言われへんような事してたわ。だから事務所辞めてん。で、グループでモメてるみたい。」
君乃「モメてるん?」
まぁくん「瞬が自分勝手にやってまう性格やからな-前から瞬、幸成2人と隼人とでモメてる。チュンウェイがいっつも板挟みや。だからな、俺はお前にチュンウェイを支えてほしいねん!」2008-02-18 03:27:00 -
164:
君乃
君乃「チュンが私を求めて来たら…その時は傍にいる。でも、今は着信拒否やから…」
まぁくん「分かった。」
君乃「ところでさ-蓮サンってチュンのこと好きなん?」
まぁくん「おう。そりゃ昔からず-と好きやわ。だからお前めっちゃ嫌われてんで!」
君乃「そかそか。ハッキリ分かってスッキリやね…」2008-02-18 03:31:00 -
165:
君乃
それからもチュンからは連絡はなく、仕事と音楽活動を両立していた。
仕事を終え、携帯を見るとあんなで着信履歴が全て埋められていた。
君乃「かけすぎやって!」
あんな「だって解散したんやもん!」
4人のHPで解散報告が載せられていた。原因は隼人クンの音楽性の違いだった。2008-02-18 03:37:00 -
166:
名無しさん
気になる?
2008-02-18 04:01:00 -
168:
君乃
チュンに電話をしたが着信拒否のままだった。まぁくんに電話をした。
まぁくん「かかってくると思ったわ-お前さ、今からこっち来れる?」
君乃「分かった…」
私は急いで車を取りにいって、まぁくんの家に向かった。2008-02-18 05:37:00 -
169:
君乃
君乃「チュン飲まれへんくせに…どんだけ飲んだん?」
まぁくんの部屋のソファ-でチュンが丸まって寝ていた。
まぁくん「いや…ビール一本くらい…」
君乃「弱ッ…」
まぁくん「そら酒も飲みたくなるよ-チュンウェイはいつも笑ってるからって何も考えてないわけやない。人一倍、気にして傷つきやすいのに…何で分かってくれへんねや…あいつらチュンウェイに甘えすぎや…」2008-02-18 05:42:00 -
170:
君乃
君乃「まぁくん…」
まぁくん「俺、隼人に呼ばれてるし、よろしく頼むわ!」
君乃「了解-」
チュンはスースー寝息を立てて眠っていた。私はずっとチュンの手を握り締めていた。2008-02-18 05:47:00 -
171:
君乃
もう軽く10時間は眠っているのにチュンは目を覚まさない。心配になり声をかけるとチュンはすぐに目を覚ました。
チュン「君乃?」
君乃「おはよう。よく寝れた?まだ寝る?」
チュンは私に力強く抱き付いてきた。2008-02-18 05:51:00 -
172:
君乃
チュン「この前、ご飯作ってくれてありがと?でもちょっと作りすぎやで…俺、米3合は食べられへんで!」
君乃「ほな今から一緒に食べる?」
チュン「うん?」
チュンの家に帰り、ご飯の仕度をした。2008-02-18 05:54:00 -
173:
君乃
チュン「ハンバーグ…海老フライ…たらこスパ…カレー…ご飯4合…絶対多いって」
君乃「お子様ランチみたいにしてん!いただきまぁ-す!」
ギャル曽根があまり凄く思わない私はパクパク食べて行った。
君乃「味はどう?」
チュン「うまい!てか、君乃なら食えそうやな…」2008-02-18 06:01:00 -
174:
君乃
君乃「ん?食べ切る分だけ作ってるもん!」
チュン「そっか-ホンマうまそうに食うな-」
チュンは変わっていて、私が食べている姿を見るのが好きだった。
料理は綺麗になくなり、後片付けをしてお風呂に入る。2008-02-18 06:09:00 -
175:
名無しさん
どんだけ食べんねん?ワラ
2008-02-18 06:13:00 -
176:
君乃
チュン「一緒に入ろう」
君乃「嫌ッ」
渋々チュンが1人で入っている間、私は疲れて眠ってしまった。
物音で目が覚めるとチュンは4人のCDに合わせて必死にピアノを弾いていた。今までチュンが弾くピアノは優しい音しか聞いたことがなかったのに、荒々しく力強く叩き、口には出せずにいるチュンの中の思いを感じた。2008-02-18 06:16:00 -
178:
君乃
私が呼んでもチュンは気付かず涙を流し鍵盤を叩いていた。曲が終わるとピアノに倒れ込み泣いていた。
私はチュンを抱きしめる事しかできなかった。2008-02-18 06:25:00 -
179:
君乃
無理過ぎた…寝ていい?おやすみ?
また明日更新します?2008-02-18 06:27:00 -
180:
名無しさん
ずっと見てるよ?
いっぱい更新ありがと?ゆっくり休んでください?2008-02-18 11:53:00 -
182:
君乃
それから私はチュンの家、あんなの家、自分家で生活した。あんなには新しい彼氏(?)が出来て、隼人クンへの想いは終わっていた。
今まで事務所からの給料と売れたチケット代で生活をしていたチュンはピザ宅配のバイトを始めた。少ないバイト代なのにピアノ教室に通うことは辞めなかった。2008-02-18 18:55:00 -
183:
君乃
瞬クンは幸成クンと音楽活動を始め、ライブをしていた。
隼人クンはライブには出ず、ひたすら曲を作っていた。
チュンはピアノだけでライブに出るのは難しく、ひたすら練習をしてバイトをしていた。2008-02-18 19:03:00 -
184:
君乃
早番の仕事を終えるとチュンからメールがあった。
バイト終わったら、隼人が家来るからご飯作って?
最近引きこもりがちの隼人クンの為に料理を作った。
ピンポーン2008-02-18 19:07:00 -
185:
君乃
チュンよりも隼人クンが先に家に着いた。
隼人「うわ-チュン家変わったな-生活感漂う…」
君乃「ホンマ何もなかったからな-隼人クン家入ったら手洗い、うがいしな-」
隼人「おかんか!」2008-02-18 19:12:00 -
186:
君乃
チュンも帰って来て2人で仲良くうがいをしていた。
隼人「多ッ…」
隼人クンに栄養を付けてもらおうと頑張って料理したけど、少食な隼人クンは料理の多さに食べる気を失せさせてしまった(。´Д⊂)2008-02-18 19:22:00 -
187:
君乃
隼人「あいつら折れる気ないみたいやわ…仲間やったのにな…」
チュン「そっか…」
あれから4人の内部事情をチュンには聞いたりしていなかったから知らなかったが話の流れで分かって行った。2008-02-19 03:09:00 -
188:
君乃
とにかく売れたい瞬クン、幸成クン。なによりも曲にこだわる隼人クンで対立していた。チュンは隼人クンと同じ考えだったが、間に立たされ両側の意見を伝わりやすく、モメないようにと、間を取り持っていた。
2008-02-19 03:14:00 -
189:
君乃
チュンがいるから4人は活動が出来ているようなものだった。その代わりチュンへの精神的負担は大きかった。
隼人クンは今までの瞬クンの独占的な考えや、チュンが私と無理矢理引き離された事に不満もあり脱退を決め、結局解散ということになった。2008-02-19 03:20:00 -
190:
君乃
しかしそれだけでは話が終わらなかった。
瞬クンと幸成クンは今も尚、4人の曲をライブで使っていた。
作詞作曲を隼人クンがやっているから解散したら曲を使わないのがルールなのに、瞬クンはワンフレーズだけ作詞をしたから自分にも歌う権利があると言ってきかなかった。2008-02-19 03:23:00 -
191:
君乃
それだけでなく、今まで4人のリーダーだった瞬クンはライブ出演などの交渉をしてきた繋がりを使ってアメ村全般のクラブに隼人クンを出入り禁止にするようしていたのだった。その為、隼人クンは家に引きこもり曲を作っていたのだった。
2008-02-19 03:26:00 -
192:
君乃
ライブによく呼ばれていた君乃たちが急に呼ばれなくなったのも瞬クンのせいだった。
今まで同じ夢を目指して頑張って来た仲間が、こんな事までするのか…やりきれない悔しさがあった。2008-02-19 03:30:00 -
193:
名無しさん
男のくせにみみっちぃ事する奴らやな?
むかつく??2008-02-19 03:30:00 -
195:
君乃
隼人「チュンウェイには迷惑かけたな…」
隼人クンはピアノだけでは音楽活動しにくいチュンをずっと気にしてくれていた。隼人クンとチュン2人で組めば良いのにと思ったが、彼らはそんな気が全くなかった。2008-02-19 03:36:00 -
196:
君乃
それからも今までと変わりのない生活が続いた。瞬クンと隼人クンは沢山ライブに出て、またどんどん有名になっていった。
私がご飯を作っているといつものようにチュンがピアノを弾いていた。すると、あんなからの着信があった。2008-02-19 03:39:00 -
197:
君乃
チュン「出るな!」
私が携帯を取ろうとするとチュンがいきなり叫んだ。チュンは目を閉じてリズムを刻んでいる。しばらくして、あんなからの着信は切れた。
チュンはパソコンをいじり、私の着信音だった曲を取った。2008-02-19 03:42:00 -
198:
君乃
チュンはその曲に合わせて即興でピアノを入れていった。
何が起きているのか分からなかったけど、静かに座ってチュンのピアノを聞いていた。2008-02-19 03:44:00 -
199:
君乃
その時間は1、2時間位続き、やがてチュンの曲作りは完成した。
「俺…ピアノだけで頑張る…」
チュンは新しい音楽を作った。2008-02-19 03:46:00 -
200:
君乃
チュンはバイトから帰るとすぐにピアノで曲作りをしていた。
隼人クンは曲を提供したりと作曲家として活動を開始していた。
私たちも次第にライブに呼ばれるようになっていった。2008-02-19 03:49:00 -
201:
君乃
チュン「ライブに出ようと思う…」
君乃「こんな嫌がらせライブに?」
チュンが出ようとしたライブは瞬クン達が主催したライブだった。チュンの出番は新人よりも悪い時間帯だった。2008-02-19 03:52:00 -
202:
君乃
君乃「チュンなら、チュンのピアノなら、チュンの復活はもっと輝いた場所でするべきや!」
チュン「出る…」
チュンの決意は硬かった。ピアノだから、たいした事は出来ないだろうと馬鹿にした瞬クンへの挑戦状だったのだと思う。2008-02-19 03:55:00 -
203:
君乃
チュンはほとんど寝ずにピアノを練習していた。時には爪が割れたり、割れたせいで深爪になった指から血が出たりしてもチュンは引き続けていた。
ある日、君乃の携帯が鳴った。2008-02-19 03:59:00 -
204:
君乃
君乃「何?」
相手は瞬クンだった。
瞬「○月○日ライブ出-へん?」
チュンが出るライブだった。私たちを誘うなんて出演者が足りないのだろうか?ただの嫌がらせか?きっと嫌がらせだろう。2008-02-19 04:02:00 -
205:
君乃
ライブ前日はチュンの家に戻った。
君乃「チュン、デートしに行こう?」
バレンタイン間近の街はハートのイルミネーションが綺麗だった。
私たちはカップルではない。付き合おうなんて言ってないから。でもお互いが好きなのは分かっている。恋人になったら甘えてしまったり、傷つけてしまいそうでお互いにとって良くないと思った。そんな関係だけど、周りのカップルより分かりあえている自信があった。2008-02-19 04:11:00 -
206:
君乃
チュン「あんなに毎週当たり前やったライブが、めっちゃ緊張するわ…」
君乃「明日チュンのピアノ聞いとくから!いつも私に弾くみたいに弾いたらいいねん!」
チュン「君乃の為に弾くわ…」
チュンは私にキスをした。2008-02-19 04:14:00 -
207:
君乃
朝、目が覚めるとチュンは私をギュッと抱きしめていた。
夜になり、あんなも家に来て車に楽器や荷物を詰める。
私が運転手。
私はクラブの前に違う場所へ寄った。2008-02-19 04:17:00 -
208:
君乃
チュン「隼人ん家?」
君乃「隼人クンにチケット渡して来たら?隼人クンがチュンの復活1番楽しみにしてんねんから!」
チュン「うん…」
チュンはマンションに入って行った。2008-02-19 04:20:00 -
209:
君乃
しばらくしてチュンは車に戻って来た。
チュン「一応渡したけど…来なさそう…」
君乃「大丈夫!」
私たちはクラブに向かい、久しぶりに瞬クンたちと顔を合わせた。瞬クンは普通に接してくる…むかつく(#゚Д゚)2008-02-19 04:22:00 -
210:
君乃
まぁくんも参加していて緊張ぎみだったチュンもいつもの笑顔を取り戻し始めた。
リハーサルが終わると君乃の携帯に着信があった。隼人クンだった。2008-02-19 04:24:00 -
211:
君乃
隼人「俺、出禁やねんで!行けへんに決まってるやん!」
君乃「チュンの新しいピアノ聞きたくないん?」
隼人「聞きたい…」
君乃「なら来て。私がどうにかするから!」2008-02-19 04:26:00 -
212:
君乃
開演し、沢山の人が入って来た。
チュンの復活を見に来る人、私たちの久しぶりのライブを見に来る人、チュンと私が付き合ってるなど…話題性は強く、今月一番の大入だったらしい。
瞬クンは大満足だっただろう。2008-02-19 04:31:00 -
213:
君乃
初めてのライブから応援してくれている、エリとクミが来てくれていた。
エリ「チュンウェイサンと付き合ってるってホンマなん?」
君乃「いきなり何やねん!」
クミ「噂なってるよ-4人の解散話もいろいろあるし-話題のライブやもん」2008-02-19 04:34:00 -
214:
君乃
4人の解散話は隼人クンの自分勝手が原因になって隼人クンが悪者…瞬クンが悪いのに。噂って恐い((((゚Д゚;))))
君乃「まぁ-噂なんて気にせんと久しぶりに良い曲聞かせるから期待しててや!」
エリ「うん?」2008-02-19 04:37:00 -
215:
君乃
控え室に入り、あんなと打ち合わせをしたりした。チュンも練習をしていた。
瞬「チュンウェイ裏行きや-」
チュンは裏で出番を待ち、私たちは客席に行った。人の視線は気にせず、最前列に陣取った。2008-02-19 04:40:00 -
216:
君乃
エリ「君乃!来て!」
エリに呼ばれエントランスへ行くと隼人クンが来ていて、スタッフに足留めされていた。
君乃「何かトラブル?」
スタッフ「いや…あの…」
スタッフは隼人クンが出入り禁止とは言わず言葉を詰まらせ、ただ中には入れようとはしなかった。2008-02-19 04:45:00 -
217:
君乃
君乃「私の客です!チケット持ってるでしょ?」
スタッフ「いや…」
隼人「もういいわ…」
隼人クンがドアを開けるとまぁくんが入って来た。2008-02-19 04:47:00 -
218:
名無しさん
気になる?
2008-02-19 04:50:00 -
219:
君乃
まぁくん「久しぶりやな-隼人!何や?隼人入るのに文句あるんか?」
君乃「文句あるみたいやで-」
スタッフ「いや…」
君乃「ほないいんですね?ありがと?」
まぁくんは隼人を押して入って行った。2008-02-19 04:50:00 -
221:
名無しさん
おもしろいです
続き楽しみにしてます2008-02-19 04:54:00 -
222:
君乃
チュンはやたら長いMCをして笑いを取り、まだ演奏を始めていなかった。
チュン「あ-!!隼人と君乃とまぁくん遅いし-!!来るまでずっと話しとくつもりやったからな!!」
まぁくん「まだ終わってへんかったんかい!聞くつもりなかったのに-」
チュン「ぁあ見えて、まぁくんツンデレやからな!!聞きたいねんで?」2008-02-19 04:55:00 -
224:
君乃
君乃「早よ、し-!後がつかえるから!」
客「嫁に叱られてるし!」
チュン「君乃怖いし始めるよ…」
チュンは座り直し、顔付きがガラリと変わる。2008-02-19 04:59:00 -
225:
君乃
チュンのピアノは前とは違うけど、また人を引き付けた。前よりも何倍にも上手くなり、チュンの全てをかけて作った曲は聞いている人を引き込み、何も喋られなくしてしまうようだった。
2008-02-19 05:03:00 -
226:
君乃
弾き終わったチュンは汗びっしょり…力込め過ぎ((((゚Д゚;))))
チュン「今の俺の全てです…」
チュンはお辞儀をして、ステージを降りた。
観客はみんな拍手をしていた。悪い時間帯なのに人で溢れかえっていた。2008-02-19 05:06:00 -
227:
君乃
控え室に戻ると人目を気にせずチュンは抱きついて来た。
君乃「お前、汗で冷て-よ!!」
チュン「俺のピアノ…」
君乃「上手かったよ?」
チュン「強く叩き過ぎて壊れた-!!!」2008-02-19 05:10:00 -
228:
君乃
隼人「チュン良かった」
チュン「隼人ぉ〜」
隼人クンも控え室に入れてチュンと抱き合っていた。
しばらくして私たちの出番となった。チュン、隼人クン、まぁくんが最前列に並んでいる。今まで私たちがしてきた行為が逆になっていた。2008-02-19 05:17:00 -
229:
君乃
定番の犬の曲で相変わらずエリが泣いていた。
あんな「今回久しぶりのライブという事で新しく曲を用意してきました。私が作詞をして君乃が曲を作り、初めての合作です。君乃が曲を作って聞かせた時に「強く羽ばたけるような前向きな歌にしたい」と言っていたので夢を諦めないという意味を込めて作詞しました…私たちはもちろん。音楽をしてる仲間たち。音楽をしてない方も…夢に向かって頑張りましょう」2008-02-19 05:24:00 -
230:
君乃
君乃「あんなクサイ事いうなぁ…」
あんな「うるさい!それじゃあ聞いてください…」
チュンと隼人クンの為に作った曲だった。2008-02-19 05:26:00 -
231:
君乃
通称・夢の歌も反応が良かった。エリはまた泣いてた…あいつ泣きすぎ(;゚Д゚)
チュン「君乃ぉ〜?」
控え室でもないのにチュンは抱きついて来る。若干迷惑だ(゚Д゚)
君乃「瞬クンたち聞いてく?」2008-02-19 05:31:00 -
232:
君乃
隼人「うん…」
瞬クンたちのステージはやはり実力もあるから上手だった。
だけど瞬クン達は新曲も作っていたけど正直、隼人クンの才能には勝てるわけがない。
それにチュンのピアノを聞いた後では瞬クンたちはあまり目立ちもしなかった。2008-02-19 05:35:00 -
233:
君乃
これはチュンと隼人クンが許せなかった事が原因だった。
彼らは自分の知名度や実力に酔いしれ、努力をする事を忘れていた。2008-02-19 05:38:00 -
234:
君乃
ライブも終わり、家に帰る。チュンの家で久々に集まった。
君乃「お腹すいた-」
まぁくん「お前控え室で弁当2個食うてたやん!」
君乃「はぁ?焼き魚とからあげ弁当やし!!」
まぁくん「充分や…」2008-02-19 05:41:00 -
235:
君乃
一番懐が温かいまぁくんがコンビニへ走ってくれて打ち上げをした。
君乃「うまうまうま…」
まぁくん「食い過ぎ…」
隼人「俺…東京行くねん!」
急な報告にチュンと私はからあげクンが喉に詰まった(#゚Д゚)2008-02-19 05:45:00 -
236:
君乃
チュン「東京?」
隼人「曲作ってたし、いろんな所から話来ててなデビュ-も決まってる!!」
チュン「やったやん!」
打ち上げから隼人クンのお祝いに変わった。2008-02-19 05:47:00 -
237:
名無しさん
いっぱい更新してくれてるー?
2008-02-19 05:48:00 -
238:
君乃
チュン「良かった-良かった-良かった-?」
チュンはカルピスチュ-ハイを半分飲んで出来上がっていた。
チュンが寝てしまい、みんなも寝始めた。2008-02-19 05:49:00 -
240:
君乃
隼人「君乃起きてる?」
君乃「寝てる」
隼人「チュンウェイよろしくな!!俺の親友やから…」
君乃「おう…売れてカニ奢れよ」
隼人「おう…」2008-02-19 05:57:00 -
241:
のんたろ?
大量更新ぁざッッす???無理しなぃ程度にがっつがっつぃっちゃぃませぅ??????…なんちって?(′ω`)デヘ
2008-02-19 06:02:00 -
242:
君乃
隼人クンは2週間後に東京へ行った。「俺、泣くもん」と言って見送りは拒否られた。
チュンは相変わらずピアノとバイトの日々。
バイト中にバイクとトラックで事故ったが、まさかの無傷だった((((゚Д゚;))))
「トラックとポーンぶつかってピザぐちゃぐちゃやったわ-」
ピザどうでもいいし(゚Д゚)2008-02-19 06:08:00 -
244:
君乃
トラックとポーンなりながらバイトしてピアノは新しくなった。
あんなは資金集め言うてキャバで働き始め、ホストにハマっていた(;゚Д゚)資金不足状態。
私は仕事と歌とギタ-。2008-02-19 06:17:00 -
245:
君乃
あんなダメな感じだけど…色カノソングを作り上げ、それがかなり好評でした。
チュンは売込みを始めてだいぶ経ったある日。
チュン「事務所、ピアノ、デビュ-?」
君乃「はっ?」2008-02-19 06:23:00 -
246:
君乃
チュンは事務所が決まり、デビュ-に向けて東京へ行くことが決まった。
君乃「良かったやん!」
チュン「うん!でも…」
君乃「ん?」
チュン「君乃と離れる」2008-02-19 06:26:00 -
247:
君乃
君乃「遠いけど二度と会えへんわけちゃうやん!家族に知らせた?じぃちゃんに!」
チュン「電話する…」
チュンは家族に電話をして泣いていた。
チュン「台湾帰りたい…」
まさかのホームシックだった。2008-02-19 06:30:00 -
248:
君乃
病気になったじぃちゃんの看病でママは台湾に帰っていて、長い間、会えていない。
台湾に帰ればいいのだけど、華頂なんとかとか言うのでチュンは徴兵が免除されているので台湾に居にくいらしい。
よく分からないが…台湾には帰りずらいらしい(゚Д゚)2008-02-19 06:36:00 -
249:
君乃
君乃「いつ東京行くん?」
チュン「1ヶ月後くらい」
君乃「台湾帰れば?」
家族大好きなチュンはやっぱり台湾に帰った。2008-02-19 06:39:00 -
250:
君乃
あんな「あんたも馬鹿やな-1ヶ月後には東京行くのに台湾帰らすなんて。寂しくないん?」
君乃「ん-。実感ないし…チュンの夢応援したい!」
あんな「そっか。暇やしタクヤに会いに行く?」
君乃「タクヤなんか昼間見たら絶対ブサイクやって!店内でもあやしい顔やのに。あんなんに金使って…」2008-02-19 06:49:00 -
251:
君乃
あんな「タクヤ男前やし!この前の曲にタクヤ想って作詞してみてん?」
君乃「私の力作にタクヤ入れんなよ!」
あんな「聞いてみて?」
タクヤって、若干えなりクンに見えるんだ(*´∀`*)だけど、あんなには玉木宏に見えるんだって?だから、スッゲ-良い歌詞なんです。悔しい…2008-02-19 06:53:00 -
252:
君乃
そんな美化されたえなりクンの曲を編集していると朝になった。
東京へ行くまで3週間。
疲れて眠っていると昼頃にピンポーンとインターホォンが鳴った。2008-02-19 06:57:00 -
253:
君乃
チュン「ただいま-?やっぱり君乃とおる?」
チュンは家族に会ったらホームシックは治まり、台湾を二泊して帰って来た。
それから私たちは今まで通りの生活をしていた。荷造りをして段ボールが増えていくと、だんだん実感が湧いて悲しくなった。2008-02-19 07:01:00 -
254:
君乃
完結したかったのに…やば過ぎて…寝るヽ(´Д`;)ノ
2008-02-19 07:03:00 -
255:
名無しさん
更新ありがと?
インターホォンて?笑2008-02-19 07:50:00 -
257:
君乃
君乃「うちらのライブ出ぇ-へん?」
チュン「ライブ?」
私とあんなのコンビ結成から1年が経つ、それを祝って私たち主催のライブを企画したのだった。
ライブはチュンが旅立つ三日前…。2008-02-19 18:51:00 -
258:
名無しさん
インターフォン
2008-02-19 21:46:00 -
260:
君乃
チュンは一日のほとんどをピアノの練習にあてていた。
私たちもCD作成の為に録音など忙しい日々を過ごした。
あんなもあまりホストに行かなくなった(*´∀`*)2008-02-20 00:35:00 -
261:
君乃
スタジオで偶然まぁくんと会った。練習が終わってからまぁくんとお茶をすることになった。
まぁくん「てかさぁ…お前らって付き合ってるん?」
君乃「ううん」
まぁくん「チュンが東京行ったらどうなるん?」2008-02-20 00:42:00 -
262:
君乃
君乃「さあ…」
まぁくん「お前はチュンと離れていいんか?」
君乃「チュンは夢叶える為に行くねんで?」
まぁくん「付いていくとかは考えへんの?」
君乃「たとえ付き合ってても付いていきはせんよ…」2008-02-20 00:49:00 -
263:
君乃
まぁくん「そうなんや…」
君乃「気にしすぎやって!ライブ頑張ってや?」
まぁくん「おぉ…」
まぁくんと別れて家に帰るとチュンは事務所の人と会議をしたらしく疲れて眠っていた。2008-02-20 00:53:00 -
264:
君乃
4日後にチュンは東京へ行くのに、チュンと離れるなんて考えられなかった。
翌日、ライブ当日。
ライブを主催するのは思ったよりも大変だった。ありえないトラブルが続き、てんてこまい。2008-02-20 01:00:00 -
265:
君乃
でも、まぁくんがフォロ-してくれたお陰でなんとかなりそう?
リハーサルを終えて4人でご飯を食べに行った。
あんな「タクヤが休みやから見に来る言うねん?」
君乃「あっそう…」2008-02-20 01:03:00 -
266:
君乃
チュン「えなりクン似のホストやんな?やった-始めて見れる!」
まぁくん「でもホストの曲、良かったわ-」
あんな「タクヤに聞かせるねん?」
君乃「頑張れ色カノ!」2008-02-20 01:06:00 -
267:
君乃
あんな「色ちゃうし?」
食事を終え、クラブに戻り控え室に入る。今まで喋っていたのに一斉に各個人練習を始めた。2008-02-20 01:08:00 -
268:
君乃
君乃の携帯が鳴る。
隼人「今日大阪おるから寄るわ-」
君乃「マジで!飛び入りし-や」
隼人「いやん?俺プロやもん?」2008-02-20 01:10:00 -
269:
君乃
隼人クンは東京へ行ってから有名な作曲家になり、デビュ-も果たし、有名になっている。
隼人クンを出入り禁止に出来ない程、隼人クンは有名になっていた。
先週から仕事で大阪に居て、ライブに顔を出してくれることになった。2008-02-20 01:13:00 -
270:
君乃
開演し、人はかなり集まっている。私たちは挨拶周りに忙しかった。
まぁくんのバンドは既に酒盛りを始めていた。
クラブ内が静まりかえる。エントランスに隼人クンが来ていた。
夜中にサングラスなんかかけてスタ-ぶっていた(*゚Д゚)2008-02-20 01:19:00 -
271:
君乃
隼人「有名人が来たぞ-」
君乃「うぜ-」
隼人「チュンウェイの出番いつ?」
君乃「もうすぐやで-」
隼人「歌うか-!」2008-02-20 01:22:00 -
272:
君乃
チュンもやってきて隼人クンと抱き合っていた。
あんな「タクヤ来たよ?」
タクヤ「ちわっす!」
せっかくの感動シーンを台なしにしたタクヤはヒョウ柄のTシャツにゼブラ柄のシャツを重ねている…斬新だなぁおい(#゚Д゚)2008-02-20 01:29:00 -
273:
君乃
サングラスを外したタクヤは、やっぱりえなりクンだった。
あんな「タクヤかっこいいやろ-?」
タクヤ「やめろって!」
はい。止めてほしいです(゚Д゚)
チュンはえなりクンに笑いを堪えるのに必死。隼人クンは目が点。2008-02-20 01:31:00 -
274:
君乃
君乃「楽しんで行ってな-」
タクヤ「おんっ」
控え室に戻った私たちは爆笑だった。しかし隼人クンはショックを受けていた。
隼人「あんながB専やったとは…」2008-02-20 01:34:00 -
275:
君乃
君乃「チュンそろそろやで!」
チュン「はぁ-い」
チュンは一気に顔付きが変わった。
ステージが暗くなりピアノがセットされる。2008-02-20 01:36:00 -
276:
君乃
君乃「続いてはチュンウェイです!この度チュンウェイはデビュ-に向けて三日後に東京へ行きます!みんな応援したってな-!大阪最後のライブなんでスペシャルバージョンでお送りします!」
チュンが演奏を始めるとガヤガヤしていた観客が静まりかえった。2008-02-20 01:41:00 -
277:
君乃
曲を終えると隼人クンが飛び入りでステージに立つと「おぉ-!」と観客が盛り上がった。
隼人「何歌う?」
チュン「何しよ?」
君乃「○○(曲名)がいい!」
隼人「おぉ…久しぶりやな」2008-02-20 01:44:00 -
278:
君乃
その曲は4人の時の曲で、チュンが大好きな曲だった。解散した時に泣きながら何度も弾き続けた曲。
隼人クンの歌に合わせてチュンはピアノを弾く。
以前よりも上手くなっている。毎日弾いているから。2008-02-20 01:55:00 -
279:
君乃
曲が終わるとチュンは泣いていた。
チュン「俺、東京で頑張ってくるわ!」
私もまぁくんも泣いていた。2008-02-20 01:56:00 -
280:
君乃
私たちのステージはかなり盛り上がり、ライブは閉演となった。えなりクンは泣いていた(;゚Д゚)
打ち上げも終わり、家に帰り、荷造りを終わらせた。2008-02-20 02:01:00 -
281:
君乃
私は残り2日間を仕事を休みにしていたからチュンと買物に行ったり、ドライブをしたりして過ごした。
チュン「明日でお別れやな…」
最後の夜、私たちはベットに入り夜空を見ていた。2008-02-20 02:04:00 -
282:
君乃
チュン「俺、いつも君乃に頼ってばっかりで支えてもらって、俺はなにもしてあげられてない…」
君乃「そんな事ないで」
チュン「君乃好きやで」
君乃「ありがとう。私も好きや」2008-02-20 02:06:00 -
283:
君乃
チュン「付き合おう…」
君乃「無理…今、付き合ったらお互いにとってよくない。私が実力つけて東京行ってまた会って、また好きになったら付き合ってや」
チュン「分かった…」2008-02-20 02:08:00 -
284:
君乃
朝になり、陽子から着信があった。
陽子「バイトの子が熱出して人足りんねん…どうしよう?でもチュンが…」
君乃「今から行く」
チュンに事情を話し、仕事に向かった。2008-02-20 02:11:00 -
285:
君乃
「気にせんといて。仕事やからな!頑張ってき!」
チュンは笑って手を振って見送ってくれた。
私は逃げた。私にはチュンを見送る事が出来ない。きっと泣いて「行かないで」って行ってしまう。そんな事はしたくない。私が1番チュンのピアノが好きでチュンのピアノの可能性を信じ応援しているから。2008-02-20 02:14:00 -
286:
君乃
仕事中、無理して笑うのがこんなにしんどいと初めて知った。
新幹線の時間には涙が抑えられなくなり裏に入って泣いた。
陽子「大丈夫?」
君乃「大丈夫…私は笑っておかなアカンねん!よし働くぞ!」2008-02-20 02:18:00 -
287:
君乃
「君乃の笑顔は不思議な力があって元気や勇気や優しさを与えられる。だから俺は頑張れる。だからいつも笑ってて!」
チュンがいつも言っていた言葉だった。2008-02-20 02:20:00 -
288:
君乃
仕事を終え、久しぶりに自分の家に帰った。
チュンは家に来たことはないのにチュンの写真やプリクラ、貰ったCDが山程あり、チュンが存在した。
チュンからの連絡はない。私もしない。
それが私たちが選んだ道…分かっていたこと。2008-02-20 02:25:00 -
289:
君乃
連絡があったのはそれから半年以上経った時だった。
デビュ-が決まった。
チュンは1番最初に私に知らせてくれた。
有名な方に実力を認めてもらい、今もチュンはピアノの活動をしている。2008-02-20 02:34:00 -
290:
君乃
今年もバレンタインが来て賑わった街を見ると毎年チュンの記憶が蘇る。
「君乃どうしたん?」
「昔、好きやった人を思い出した…」
「最悪!聞いたか?ママひどいな-」
「この子は知ってるもん」2008-02-20 02:37:00 -
291:
君乃
私は今、チュンとは違う最愛の人との子どもを身篭り、いつもチュンの優しいピアノの音色を聞かせている。
いつかこの子が可愛いレディになった時にはパパには内緒でチュンの話をするんだろう。2008-02-20 02:43:00 -
292:
君乃
チュンは運命の人ではなかった。旦那を愛しているから。
だけど私はいつまでもチュンのピアノを愛し、応援し続けるだろう。
どんな困難な事があっても私は決して笑顔を絶やさないよ。2008-02-20 02:45:00 -
293:
君乃
[完]
2008-02-20 02:46:00 -
294:
名無しさん
お疲れさまです!!
初めっからよみなおします♪2008-02-20 02:56:00 -
295:
名無しさん
完結おめでとう?
チュン…?
意外な結末でした!
家族みんなでお幸せに?2008-02-20 03:51:00 -
296:
名無しさん
むっちゃおもろかった???
2008-02-20 03:56:00 -
297:
君乃
あ゙-オチ書くの忘れてたわ(;゚Д゚)オチ忘れるとかどんな主やねん…すまん?
あの後、えなりクンホスト上がって(あんな以外客つかないから)あんなと今も付き合ってます((((゚Д゚;))))
しかも、えなりクンと知り合ってから、あんなは浮気をしなくなり一途になりました(;゚皿゚)
あんなとえなりクンの小説書きたいぐらいやわ?ワラ2008-02-20 04:19:00 -
301:
名無しさん
完結お疲れ様です?
むっちゃおもしろかったです(・∀・)
是非、あんなさんとえなり君の話も小説として書いてほしいです??2008-02-20 04:53:00 -
303:
パンダ
久々にすごいよかった小説です?
続編期待してます?旦那さんとの事も書いて下さい?
文章上手くてとても読みやすかったです??2008-02-26 01:36:00 -
304:
君乃
>>312パンダサン
ありがと-?なんかそんなに褒められたら恥ずかしいです(//ω//)
えなりクンの方に旦那もちょいちょい入れてみてますがキャラが薄過ぎて目立ちません(TДT)2008-02-26 02:51:00 -
305:
名無しさん
途中何度も泣きそうになりましたぁ((丿_;*)すごく良かったです!!
お疲れさまです⌒(?)!2008-02-26 04:50:00 -
306:
名無しさん
めっちゃよかった!!!
好き同士やけどお互いのために付き合わないって切ないね...?2008-02-26 06:09:00 -
308:
名無しさん
懐アゲ?
2008-11-03 15:53:00 -
309:
名無しさん
いい話?
2008-11-19 20:08:00 -
310:
名無しさん
チュンが誰か知りたい?
2008-11-20 04:11:00