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アキ

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  • 1:

    TK

    お前は今、幸せか?
    出来る事ならもう一度
    お前に逢いたい。

    2008-02-19 16:55:00
  • 2:

    TK

    今から丁度三年前。
    俺が21歳でお前が18歳で…。
    当時大学生だった俺は学校に行きながらホストをしていた。
    売り上げのいい月はナンバー上位まで行ったり、学校が忙しくてあまり出勤出来なかった時は下から数えた方が早かったり…それでも大学生にしては多すぎる金を持て余していた頃。

    2008-02-19 17:16:00
  • 3:

    TK

    『知樹さん!今日俺の彼女来るんっすよ。』
    『あーそうなん?何で?』
    出勤するなり同じ店の後輩でもあり、仲が良い誠が嬉しそうに話しかけてきた。
    『いきなり俺が働いてるとこ見たいとか言い出して…最初断ったんすけどまぁえぇかなと思って』『ほなら頑張って色かけるわ笑』
    『もー冗談でもそんな事言うん止めて下さいよ笑』

    2008-02-19 17:24:00
  • 4:

    TK

    『彼女何時にくんの?』『明日も仕事らしいんで早めに来ると思います』正直、人の彼女にあまり興味も無かったし、誠の話を適当に聞き流していた。
    …それがまさか
    お前とあんな事になるなんて
    その頃の俺たちは、気づきもしなかった。

    2008-02-19 17:29:00
  • 5:

    TK

    『いらっしゃいませ!!』数分後、元気な声と共に誠が連れて来た女
    …それがアキだった。
    俺は自分の客が来ていた事もあって、中々アキの席につけずにいた。
    暗がりで、あまりはっきりと顔は見えない。

    2008-02-19 17:43:00
  • 6:

    TK

    一時間程経ってから、ようやく席につく時間が出来た。
    『失礼します!初めまして、知樹です。』
    『あっ初めまして。アキです。』
    近くでよく見ると、可愛い顔をしていた。
    確かに飛び抜けて美人ではないけれど、大きな目に少し小さい唇は白く丸みをおびた顔によく似合っていた。

    2008-02-19 17:49:00
  • 7:

    TK

    『…ほんで、いきなりやけど…誠とはもうやらしい関係なん?笑』
    『ちょっ!知樹さんいきなり何ゆってるんすか?笑。俺の女に変な事聞かないで下さいよ!!笑』
    『いや可愛い後輩の事心配して…』
    『絶対うそ笑。てか面白がってるでしょ…』
    アキの隣に座る誠は、何だか幸せそうな様子で、いつもよりオーバーに反応する。

    2008-02-19 17:58:00
  • 8:

    TK

    『何ですかこの店グル的な感じの会話は…笑』
    俺と誠の会話を聞いて、アキがボソッと呟いた。『ちゃうちゃうちゃうちゃう!!店グルとかちゃうから疑わんとって!』
    『知樹さん…そんなに否定したら余計怪しいですって笑』
    『大丈夫ですよ。誠の事信用してるから。』
    そう強く言い放ったアキの瞳を、俺は今でも覚えてる。

    2008-02-19 18:12:00
  • 9:

    TK

    しばらく話をした後、俺は自分の客席に戻った。数十分後フと気付いた時には、アキはもう帰った後のようだった。
    …そう言えばさっき有難うございますって聞こえたっけな。
    この頃の俺にとってアキの存在は、一目惚れをした訳でもないし、ましてや後輩の彼女やし…いつ帰ったかなんて気にならない、その程度のものだった。

    2008-02-19 18:20:00
  • 10:

    TK

    『アキちゃん帰ってんなー』
    『はい!さっき帰りましたよ。』
    たまたまバックルームで一緒になった誠に話しかけた。よく話を聞いていると誠は束縛が激しそうな感じがする。
    『アキねー、男のツレめっちゃ多いんっすよ。今全部切れってゆってるんすけどね。』
    『んーまぁ男でもツレはツレやからそうすぐには切られへんのんちゃうかぁ』

    2008-02-19 18:25:00
  • 11:

    TK

    『でも浮気とか心配やし…』
    『そんなんゆうたらお前もホストして女と連絡取りまくってるやんけ笑。アキちゃん仕事何してんの?』
    『卒業してからすぐ昼就職してますよ。』
    『ふーん。まぁ頑張れよ笑』
    『うわっ…自分から聞いといてめっちゃ適当…笑』

    2008-02-19 18:32:00
  • 12:

    名無しさん

    .

    2008-02-20 03:48:00
  • 13:

    名無しさん

    TK…小室哲哉って思ってもた。
    頑張って?

    2008-02-20 04:34:00
  • 14:

    TK

    >>13さんあげてくれてありがとう!
    >>14さん確かに小室やなワラ
    でも本名のイニやねんワラ
    読んでくれてありがとう?

    2008-02-20 08:18:00
  • 15:

    TK

    俺に彼女は居なかった。女なんてうるさいだけやし、どうせ連絡を取るなら客と取った方が金になる。
    大学の女はいつも男を品定めするような目で見てるし…
    彼女を作らない、と決めた訳じゃなかったけど、これと言って出逢いも無いし元々の自分の性格も手伝って何やかんやもう一年ぐらい居ない。

    2008-02-20 08:27:00
  • 16:

    TK

    『お疲れ様ー』
    店から徒歩5分ぐらいの所にあるマンションに帰る。
    部屋にはちっこいサボテンとか煙が出るライトだとかがちらほら置かれている。
    俺は昔からこういう変な物が好きだ。
    今日は大学が無いから、シャワーをあびて思う存分寝倒そうとベッドに寝転んだ。

    2008-02-20 08:44:00
  • 17:

    TK

    俺は色彼は居るけど枕はしない。
    そりゃたまに“やりてー”と思うべっぴんさんも居るけど、後々の事を考えると手を出せなかった。
    基本、面倒くさがりやし。
    出来れば友営でやりたかったけど売り上げの為に多少の色をかけることもあった。

    2008-02-20 08:53:00
  • 18:

    TK

    プルルルル…
    マナーモードにし忘れた携帯がけたたましく鳴り響く。相手は…色彼代表の加奈だ。
    正直、こいつはかなり痛い。まぁ俺が色をかけているせいなんやけど。
    一瞬出ようか悩んだけどこいつは出るまで鳴らし続けるから、だるそうに通話ボタンを押した。

    2008-02-20 09:01:00
  • 19:

    TK

    『…もし?』
    『もー出るん遅い!!』真っ昼間から大音量で話す加奈の声は、頭に響く。受話音量を最小にして話を続ける。
    『ごめん寝かけてた。』『あっそーなん?今日大学は?』
    寝かけていたと言っても電話を切ろうとしない加奈に休みやで、と素っ気なく答えた。

    2008-02-20 09:07:00
  • 20:

    TK

    『休みなんやったら遊ぼうやぁ!?』
    『今日も仕事やし寝させてや。』
    『何なん…どこの女とおるんよ!?』
    『一人やで。』
    『浮気したら死ぬから!加奈ほんまに知くんの事好きやし…』

    2008-02-20 09:12:00
  • 21:

    TK

    加奈とは、プライベートで会った事は無い。
    せいぜい同伴の時に飯を喰ったりカラオケやボーリングに行くぐらいだ。
    休みの日も何やかんや理由をつけて会わないようにしていた。
    “加奈ちゃんて可愛いな。彼氏おるん?”
    そう口を滑らした日から加奈は“彼女”で俺は“彼氏”…らしい。一度も家に行った事もなくて、セックスもしない。それで“彼女”だと思えるのはある意味すごい。

    2008-02-20 09:18:00
  • 22:

    TK

    アキ
    お前に出逢うまでの俺はきっと感情の何かが欠落してたんやと思う。
    『知樹のせいじゃないよ』って
    お前は笑ってくれたけど

    2008-02-20 09:20:00
  • 23:

    TK

    『お前簡単に死ぬとかゆーなよ。』
    『加奈本気やから!…しゃべってたら知くんに会いたくなってきたぁ。今日同伴しよか?加奈彼女やし支えてあげなな!』『マジで?ありがとー』
    適当に話をして電話を切る。
    “だるっ”
    そう呟きながら眠りについた。

    2008-02-20 09:31:00
  • 24:

    TK

    夕方、いつもより早く目が覚めた。
    ぼーっとしながら携帯を見るといつもの様に結構な数のメールや電話。
    一つ一つに返事をし、ついでに以前番号を聞いた子とかにメールをしていたらいつの間にか一時間が過ぎていた。
    一旦携帯を置き風呂に入り髪を乾かしていると加奈からの着信。

    2008-02-20 09:43:00
  • 25:

    TK

    『もし?』
    『おはよー!!今日カラオケ行こぉ?知くんの歌聴きたい!』
    『おーえぇで。何時にする?』
    『今から30分後にひっかけんとこな!!じゃあね』…早すぎるやろ、と思いつつ特にする事も無かったし慌てて用意をする。時間がある時はセットサロンに行くけど今日は自分でワックスを塗り込んだ。

    2008-02-20 10:59:00
  • 26:

    TK

    加奈は風俗嬢。
    見た目は…普通。
    店でもかなりワガママを言っているようで何かあったらすぐに店を変えていた。
    それでもまぁまぁの売れっ子で、給料と客からの直引きで結構な額を使ってくれる。

    2008-02-20 11:06:00
  • 27:

    TK

    『知くん遅ーい!!』
    『ごめんごめん。行こか。』
    加奈は歩く時、必ず腕を絡め、離れない。
    『デートみたぁい』
    とはしゃぐ加奈は少し可愛く見える。そして近くのカラオケに入った。

    2008-02-21 09:00:00
  • 28:

    TK

    『知くん歌ってー!!これとこれとこれ…』
    『ちょっ…そんな連続で歌われへんって。加奈も歌えよ。』
    そう言うと加奈は恥ずかしそうに“大好き”だとか“愛してる”なんて歌詞がいっぱい入った歌を歌い出した。
    俺は加奈が勝手に選んだ歌を歌う。どうやらエグザイルがお好きらしい。
    『加奈、知くんの歌声好き!』そう言いながら画面を見つめていた。

    2008-02-21 09:06:00
  • 29:

    TK

    それから適当な居酒屋に入り、食事を済ませ店に向かう。
    『いらっしゃいませーい!!』
    従業員がそう叫ぶ中、加奈をビップへ案内する。
    そこは加奈のお気に入りの場所。加奈はいつでも自分が一番で、他の人とは違う扱いって言うのがステイタス。
    テーブルに飾りボトルを並べ満足げに笑う。

    2008-02-21 09:11:00
  • 30:

    TK

    加奈が来店して一時間程経った頃、客が被っていたので違う席へ行って来ると告げた。
    『何でなーん?ずっと加奈んとこでいいやん!!』『ごめんな、今は仕事中やから。大人しく待っとけよ。』
    まだぶぅぶぅ言っている加奈を無視して、他の客席へ移動する。
    …こうなってからの加奈は恐い。トイレに行く振りをして客席の様子を見に来たり、従業員が見ていない所で客に文句を言ったり。
    何度注意しても直らなかったけど、加奈の使う金を考えると中々切れずにいた。

    2008-02-21 09:18:00
  • 31:

    TK

    その日も加奈はシャンパンをおろす。
    『加奈のダーリン、知くんへ愛のプレゼント!!』
    そんな痛い事を平気でマイクで叫びながらシャンパンを俺の口に注ぎ込む。
    そしてフラフラになった俺にもたれ周りの客に見せつけるのがお気に入り。
    いつものパターン。

    2008-02-21 09:24:00
  • 32:

    TK

    結局加奈は最後まで居た。俺のラストソングを聴きながらうっとりと俺を見つめている。
    送り出しは最後。これも加奈のお気に入り。
    さり気なくお絞りを持ってエレベーターに向かう。
    『知くん、頑張った加奈にご褒美は?』
    加奈が“合い言葉”と呼んでいる“呪いの言葉”を聞き、唇にキスをする。一度断った時は真っ昼間の道端で泣き叫んだ。それ以来、金を使った日はエレベーターでキスをして、加奈を見送った後お絞りで口を拭くのが当たり前になっていた。

    2008-02-21 09:32:00
  • 33:

    TK

    『知樹さんお疲れーっす!!』
    『誠…お疲れ。』
    ソファーにうなだれながら煙草を吸っていると、誠が片付けをしながら話かけて来た。
    『お絞り持ってったって事は…またっすか?笑』従業員の間ではお絞り=エレチューと決まっている。

    2008-02-21 09:37:00
  • 34:

    TK

    『ほんま唇グロスでネチャネチャするし気持ち悪いわ…』
    『でも加奈ちゃん今日も結構使いましたもんね』『まぁなぁ…』
    『あっ!知樹さん!どっかいい不動産屋知らないですか?』
    『引っ越すんか?』
    『はい!今んとこ狭いし…どっかこの辺でいいとこ無いかなぁと思って』『うちのマンションやったらオーナー知り合いやし保証金とかいらんで。』

    2008-02-21 09:42:00
  • 35:

    名無しさん

    ?

    2008-02-24 08:50:00
  • 36:

    名無しさん

    同じ名前あげ?

    2008-03-03 02:14:00
  • 37:

    名無しさん

    気になる!

    2008-04-06 14:52:00
  • 38:

    名無しさん

    うち加奈で相手アキやった…すごい偶然あげ?

    2008-04-07 08:07:00
  • 39:

    TK

    久しぶりに見たらあがっててびっくりした?
    あげてくれた子ほんまにありがとう?
    今めっちゃ忙しいけど時間見つけて絶対書きます?

    2008-04-08 06:26:00
  • 40:

    名無しさん

    あきって名前の本彼多いな?

    2008-04-09 04:42:00
  • 41:

    名無しさん

    気のせいやろ阿呆か

    2008-04-09 16:38:00
  • 42:

    名無しさん

    >>42勘違い色彼アキワロス

    2008-04-12 17:09:00
  • 43:

    TK

    レスしてくれた人ありがとうございます?
    今から書きます

    2008-04-14 14:11:00
  • 44:

    TK

    『てかお前今のマンションどうするん?1ヶ月前にゆわなあかんやろ?』
    『さっき知樹さんから電話貰った後に管理会社にもう言いました(笑)ちょくちょく引っ越ししながら来月までは家賃払います。』
    店に着くと、オーナーから話が伝わっていたのか、書類一式が用意されていた。
    説明を終え、暇潰しに買い物に行く事にした。

    2008-04-14 14:26:00
  • 45:

    TK

    『あっ!アキから電話や。知樹さんちょっとすみません!!』
    そう言うと同時に嬉しそうに電話を取る誠。
    しばらく話をして電話を切ると、服を選んでいた俺をじぃっと見つめてくる。
    『何やねん(笑)』
    『あの〜…俺の事好きっすか?』

    2008-04-14 14:31:00
  • 46:

    TK

    『嫌い。』
    『マジで!?(笑)』
    『何やねん(笑)』
    『アキが今仕事終わったらしいんですけど、一緒に飯行きません?』
    『俺めっちゃ邪魔者やん(笑)』

    2008-04-14 14:34:00
  • 47:

    TK

    『んな事無いですって!一緒に行きましょうよ〜!!』
    『分かった分かった。』そんなこんなで、三人で晩飯を食いに行く事になった。
    その日のアキは白いワンピースを着ていて、すごく綺麗だったのを覚えている。
    『知樹さんお久しぶりです。すいません邪魔しちゃって…』

    2008-04-14 14:42:00
  • 48:

    TK

    『こっちこそ(笑)アキちゃん何食いたい?』
    『俺居酒屋行きたい!』『誠には聞いてないから(笑)アキちゃん好きなん何?』
    『ん〜…オムライス!!』
    『りょーかいっ』
    俺の意見は…とふてくされる誠はほっといて、適当な洋食屋に入った。

    2008-04-14 14:49:00
  • 49:

    名無しさん

    はよ書いて

    2008-04-18 04:16:00
  • 50:

    名無しさん

    気になる?

    2008-04-18 14:41:00
  • 51:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-30 09:48:00
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