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先生なんかいらん

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  • 1:

    @◆QgQkDdInhk

    先生・・・その言葉だけで、色んな事が3割増。妙に尊敬されたり、毛嫌いされたり。
    でも先生だってサラリーマン。結局は聖職者なんて言葉は傲慢で、本当はみんなただの人間なんだ。

    2008-02-22 04:31:00
  • 2:

    @◆QgQkDdInhk

    父さんは、野球選手と知り合いな事だけが、酒の席での自慢な、鉄鋼屋。リトルリーグの監督をしていた。母さんは、ただの専業主婦、昔は保母をしていたらしい。
    普通の家庭に、普通の暮らしで、普通に幸せだった。

    2008-02-22 04:31:00
  • 3:

    @◆QgQkDdInhk

    大して苦労もぜずに、公募推薦で入った女子大は、華やかさの裏に、妙なライバル意識と、自己顕示欲を隠し持つ子の多く、鉄鋼屋の娘の私には、なんだか居心地が悪かった。

    2008-02-22 04:33:00
  • 4:

    @◆QgQkDdInhk

    友達との付き合いで、サークルには席をおいたものの、4年間のメインにするには少々お粗末な気がして、毎週のミーティングも、ただの出会いの口実に感じた。
    これは、そんな私の20になる年の夏からのお話。

    2008-02-22 04:33:00
  • 5:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見先生、生徒に応援TELお願いします。」
    「え、もう自分の生徒にはしましたけど・・・」
    「あーじゃあ僕の生徒もいいっすか?ちょっともう手まわんなくて」

    2008-02-22 04:33:00
  • 6:

    @◆QgQkDdInhk

    「いいっすけど、私持った事ない生徒ですよね?話したことないんですけど」
    「いや、塾で顔見た事あるやんな?国見です。みたいな感じでいいんで」
    ・・そんな知らん奴から、受験応援してるよって電話あってもキモイだろ・・・。

    2008-02-22 04:34:00
  • 7:

    @◆QgQkDdInhk

    クラブ帰りの生徒が多いせいもあり、塾のマットには砂が溜まっていた。バイトに指示する訳でもなく、塾長がいそいそと掃除機を探す。梅雨明けのため、クーラーがガンガンで、生理終わりの私は、ファイルを持って一番はじのデスクにちょこんと腰かけた。
    期末テストの質問攻めで、閉校を10分過ぎても生徒はまだ帰らない。

    2008-02-22 04:34:00
  • 8:

    @◆QgQkDdInhk

    自己紹介が遅れました。私、国見みちる、さっきご紹介した通りの20歳の大学生。いやー考えが甘かった。付き合いで入ったサークルで金が飛ぶ飛ぶ、長い休みがあればすぐに合宿という名の乱交旅行が入るため、こうして週4で塾と、たまーに出会い喫茶のサクラのバイトをするハメに・・・まあ自分で選んだ道だから仕方ない。

    2008-02-22 04:35:00
  • 9:

    @◆QgQkDdInhk

    もうバイトを始めて半年になる塾の時給は、なかなかのもんだけど、それでも働ける時間帯は夜だけだし、授業時間以外の質問応答は時給が出ないし。思ったより割の悪いバイトだったため、自習室で自分の勉強が出来る以外は、大したメリットもなかった。半年も続いているのは、一年契約だから・・・任期満了にはまだ後半年もあった。

    2008-02-22 04:35:00
  • 10:

    @◆QgQkDdInhk

    「今さー。なんで私が川原先生の変わりに電話しなあかんねんって思ってるやろー笑」
    受話器を持ったまま振り向くと、鼻が触れるくらいの距離に、真壁先生の顔があった。
    受話器の向こうは留守電になり、塾名と応援メッセージを入れ電話を切る。

    2008-02-22 04:36:00
  • 11:

    @◆QgQkDdInhk

    「思ってませんよー。ただこの子どんな顔やったっけ?と思って」
    「んープロフ見せて」
    だから近いって・・・。椅子に座る私に覆いかぶさるように、書類を覗き込む真壁に、塾では先生として接してよ・・・と眉を潜めた。真壁のスーツからは、もう嗅ぎ慣れたアリウルの匂い。

    2008-02-22 04:38:00
  • 12:

    @◆QgQkDdInhk

    「今日もう終わりっすか?ふわぁぁ」
    生徒まだ質問で残ってんのに・・・目の前で大あくびかよ・・・。塾長、注意しろよ、ってお前も大あくびかい!!
    「もう終わりですね、明日のプリントも出来てるし。真壁先生は?」

    2008-02-22 04:39:00
  • 13:

    @◆QgQkDdInhk

    「まだ開いてるの?もう10時半ですよ」
    「ちょっと郊外に出たとこのバッティングセンターがね1時までやねん。もうすぐ校別の野球大会あるからね♪」
    1時って・・・寝る時間削ってまで・・・

    2008-02-22 04:39:00
  • 14:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁の笑い声を、気の弱い塾長は聞こえないフリ。よくあれで生徒に鬼のワダセンなんて呼ばれてるもんだ・・・。子供の評価なんて所詮当てにならない。
    「先生も来る?」
    腕組みをする真壁の胸元、見たことのない新しいネクタイに、目線を逸らした。

    2008-02-22 04:40:00
  • 15:

    @◆QgQkDdInhk

    あー・・・明日1限からチャイ語やし・・・死ぬー・・・
    ベッドに寝転がりノビをすると、カバンの中の携帯がなった。淡い期待をする自分を憐れに思いながら携帯を開ける。
    やっぱり。

    2008-02-22 04:41:00
  • 16:

    @◆QgQkDdInhk

    表示されているフォルダーには一人しか登録されていない。

    真壁 昇

    自分でも、残念な女だと思う。

    2008-02-22 04:41:00
  • 17:

    @◆QgQkDdInhk

    本文:もう家?バッティングセンター1時に出るから迎えに行くし、家おいで。

    2008-02-22 04:42:00
  • 18:

    @◆QgQkDdInhk


    携帯が鳴る度に期待するくせに、そんな毎日から開放されたいなんてどこかで思ってる。

    2008-02-22 04:43:00
  • 19:

    @◆QgQkDdInhk


    返信:明日学校やからやめとく

    2008-02-22 04:43:00
  • 20:

    @◆QgQkDdInhk


    絵文字も使わない26のおじさん真壁。軽率な態度にダルそうな歩き方。顔だって全然タイプじゃないのに・・・。

    2008-02-22 04:43:00
  • 21:

    @◆QgQkDdInhk


    本文:なんでー明日学校まで送ったるやん

    2008-02-22 04:44:00
  • 22:

    @◆QgQkDdInhk


    教員である事を自分のウリにしてるならまだしも、先生なんて職業になんの誇りも持ってない、遊び人の社会人。

    2008-02-22 04:44:00
  • 23:

    @◆QgQkDdInhk


    返信:いいわ。Bbなんかはずかしい

    2008-02-22 04:45:00
  • 24:

    @◆QgQkDdInhk


    おまけに、大学時代からの彼女持ち。記念日事にプレゼントされているというネクタイは、もう何本目になってるんだろう。

    2008-02-22 04:45:00
  • 25:

    @◆QgQkDdInhk


    本文:悪かったなー。ええやん、家の下に着いたら電話するから。

    2008-02-22 04:46:00
  • 26:

    @◆QgQkDdInhk


    きっと私みたいな、よくいる女子大生。ちょっと手を出してみたいと思っただけだろう。そんな事は、初めから気付いてた。

    2008-02-22 04:46:00
  • 27:

    @◆QgQkDdInhk


    なのに、なんでだろ・・・・自分でも分からない。ううん、分かりたくないから考えない様にしていた。

    2008-02-22 04:48:00
  • 28:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁に誘われたのは1ヶ月ぶりだった・・・。親に気付かれないようにお風呂に入り、化粧をし直して、明日の教科書を詰めながら、電話を待った。

    2008-02-22 04:49:00
  • 29:

    @◆QgQkDdInhk

    しばらくして聞こえた久しぶりのエンジン音に、そっと引き戸を開け、携帯がなる前に家を出た。

    2008-02-22 04:49:00
  • 30:

    @◆QgQkDdInhk


    その日、1ルームマンションの真壁の部屋で、ベットに付いたアリウルとは違う香水の匂いに気付かない振りをして、私は久しぶりに真壁に抱かれた。

    2008-02-22 04:50:00
  • 31:

    @◆QgQkDdInhk

    ベットが潮でべチョべチョに濡れるのを見て
    「可愛いなぁあなた(笑)」
    と笑う真壁を睨む。筋の入った腹筋を持つ細めのウエストに、大人の男の色気を感じた。

    2008-02-22 04:50:00
  • 32:

    @◆QgQkDdInhk

    「こんな汚したら綾香に気付かれるやん(笑)」
    「先生がいけないんやん。」
    「そう?(笑)」
    ケラケラと笑いながらタバコを吸う真壁。優しく頭を撫でる手からは、私が眠るまで温かい体温が伝わってきた。

    2008-02-22 04:50:00
  • 33:

    @◆QgQkDdInhk

    先生、私の事どう思ってるんですか?
    聞きたくても聞けない言葉を飲み込んで、私は目を閉じた。

    2008-02-22 04:51:00
  • 34:

    @◆QgQkDdInhk

    ううん違う、聞きたくても聞けないじゃなくて
    聞きたくても聞かないだ。
    どんな返事が返ってきても傷つくって分かってたから。それくらい、何があった訳でもないのに、もがけばもがく程、私は、真壁の普段の軽率な態度からは想像も付かない丁寧でな手つきや、短くて愛想のないでも優しいキスの虜になっていった。女が使う言葉じゃないけど、心よりも先に、体がクセになっていったのは確かだ。抱かれれば抱かれる程、胸も、腰も、足も、真壁好みに塗り替えられていく、そんな気がした。

    2008-02-22 05:00:00
  • 35:

    @◆QgQkDdInhk

    「会った事ないクセに」
    「みっちょん、いっつもオッサンオッサン言うて俺に愚痴ってくるやん」
    今日の夜もゲンちゃんはバイトがあるため、ホストですよ全開のスーツを着て、私の話に耳を傾けながら、おそらく複数からであろうメールの返信に追われていた。黒目の大きな目に、八重歯の似合うゲンちゃんは、A型のマメさを生かし、3ヶ月間ナンバー入りをキープしている。一位を取る事よりも、ナンバー入りを継続させる事の方が難しいらしい。

    2008-02-23 02:18:00
  • 36:

    @◆QgQkDdInhk

    「んで、今日はみっちょんが話あったんやろ?その先生とどうなりたいん?」
    「どうなりたいかも、どうしたらいいんかもわからんの。だからゲンちゃんの相対的意見を聞きにきたんやん」
    やっと携帯から手を話したゲンちゃんは、腕組みして黙りこむと、
    「得る物のない恋愛は時間の無駄やで。これ以上ハマらんためにも、早く手ひけ」
    とのことだった。

    2008-02-23 02:37:00
  • 37:

    名無しさん

    この話好き

    2008-02-23 23:45:00
  • 38:

    @◆QgQkDdInhk

    得るものか・・・。
    帰りの御堂筋線でペシャンコになる私の中で、ゲンちゃんの言葉が回る。でも今までの彼氏だって、大して得るものなかったしなぁ・・・。つり革広告に目をやると、『今こそ女子力アップ』の赤い文字。自分の女っぷりを上げる様な、いい恋愛をした女子なんて、この世にそう多くいるのだろうか?
    とりあえず、コンビニでその雑誌を買って帰った。

    2008-02-24 04:12:00
  • 39:

    @◆QgQkDdInhk

    ゲンちゃんのアドバイスを生かす事無く、私の毎日は、学校とバイトとサークルの馴れ合い活動を繰り返し、着々と過ぎていった。
    アドバイスを生かせないでいるのは、私のせいではなく、真壁から、またいつもの様にパタリと連絡がなくなったせいである。

    2008-02-24 04:12:00
  • 40:

    @◆QgQkDdInhk

    もちろん週に4回、塾で顔は合わす。
    しかし、生徒の進度報告や、成績など、事務的な話以外は、特に何も話さなかった。真壁の軽率ぶりは相変わらずで、期末テスト対策最終日には、10時きっちりに待ってましたとばかりに、
    「おつかれーっす」
    と帰って行った。

    2008-02-24 04:12:00
  • 41:

    @◆QgQkDdInhk

    「真壁先生ってすごいですよねー・・・。」
    星本先生が、嫌味ったらしくつぶやく。

    2008-02-24 04:13:00
  • 42:

    @◆QgQkDdInhk

    その日は、塾の歓送迎会だった。
    3月で塾を辞める先生と、新しく入ってくる先生、引き続き続投する先生、会議のために全員が集まる日の夕方に、ミナミの居酒屋で総勢30名程の会が開かれた。お酒が入れば、無礼講も無礼講。生徒や保護者の愚痴や、○○校の新任は美人しか取らないなど、酒がすすんでいるせいもあり、どのテーブルでも他言無用なトークが繰り広げられていた。

    2008-02-24 04:15:00
  • 43:

    @◆QgQkDdInhk

    私は大学生のアルバイト、しかも新人という事で、星本先生と各テーブルにお酌をして回る役目を預かり、どのタイミングでビールを注げばいいのか・・・大分苦戦したのを、今でも覚えている。

    2008-02-24 04:15:00
  • 44:

    @◆QgQkDdInhk

    二次会は、ベタにジョイサウンドだった。半数程の先生が終電で帰ったのだが、私と星本先生は、完全にタイミングを外し、結局3時頃まで、オヤジ共のキンキや、チューブを聞かされ、二の腕をブルンブルンいわせながらタンバリンを打つハメになった。

    2008-02-24 04:16:00
  • 45:

    @◆QgQkDdInhk

    店を出た後、4月から転任するK先生が、本当に音も立てずに私に近寄ってきた。

    2008-02-24 04:21:00
  • 46:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見先生―、いやぁ3ヶ月しか一緒にいれなくて残念でしたよー」
    !!び、びっくりした・・・いつ横にきてん。
    「色々教えて頂いて、ありがとうございました。見かけたら声かけて下さい」

    2008-02-24 04:21:00
  • 47:

    @◆QgQkDdInhk

    「かけるかけるー。まだ教えたい事もあるし、英語の板書とか、まだまだ君は発展途上だよー。いやぁほんま残念やわぁ。もっと色々聞いてあげたかったわぁ」
    「は、はい・・」
    あれ?私この先生と挨拶くらいしか交わした事ないのに、なんじゃこの慣れ慣れしさは・・・。

    2008-02-24 04:22:00
  • 48:

    @◆QgQkDdInhk

    「ホンマ今日で最後は残念やなぁ!!」
    「は、はい・・」
    「あ!国見先生は家どのへん?タクシー4台くらいなるやろし、一緒のん乗ろうか、まだ話途中やし」

    2008-02-24 04:22:00
  • 49:

    @◆QgQkDdInhk

    「????へ・・・あ、でも私、K先生と家の方向逆なんで星本先生達と同じタクシーにします」

    「あーいいよいいよーぼくなぁ、家帰っても一人やし、明日休みやねん。時間あるしいいよー」
    小さな丸めがねの中でギラギラ光る目・・・今でも覚えている、テッカテカの七福神みたいな顔をして、K先生は、どうやら私をお持ち帰りしようと企んでいるようだった。

    2008-02-24 04:22:00
  • 50:

    @◆QgQkDdInhk

    「私、明日サークルあって早いんでほんと、すいません」
    「おー!何サークル?俺もなぁテニスやっててん、体力はあるでー。このままミナミでオールでもしよか?」
    は、はい???汗。
    「えーと・・・」

    2008-02-24 04:23:00
  • 51:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見先生!すいませーん。人数的に合わないんで、こっちのタクシー乗ってもらっていいっすか?」
    K先生に腕を捉まれ硬直し、首だけ動かし振り向くと、開いたタクシーのドアに、足を引っ掛け、扉にもたれ掛かる真壁が見えた。
    その時は本当に、真壁が救世主に思えた。

    2008-02-24 04:23:00
  • 52:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見先生、大丈夫でした?K先生、私にもカラオケの時やたらくっついてきたんですよー」
    星本先生も狙われたのか・・・。
    「私・・・近寄って来た時、気配すら感じませんでした」

    2008-02-24 04:24:00
  • 53:

    @◆QgQkDdInhk

    「○○女学院です」
    「え?似合わん!!」
    タクシーの中は、なぜか運転手まで爆笑。
    「私もそう思います・・・」

    2008-02-24 04:25:00
  • 54:

    @◆QgQkDdInhk

    中央図書館の前でたむろするホームレスを見ながら、並木道をトボトボ歩く。
    「国見先生ってどこ住んでるんですか?」
    真壁の緩んだネクタイが、余計に朝帰りを強調させる。
    「○○の方です。」

    2008-02-24 04:28:00
  • 55:

    @◆QgQkDdInhk

    「コンビニでお茶買お、飲むもんないわ」
    あまりにサラっと言うもんだから、なんだか断る事も出来ず、そのままお茶やお菓子を買って、真壁のマンションにむかった。この時、なんで奴の企みを予想出来なかったのだろうか・・・。
    やっぱり私は20の割に考えの若いバカな女だ。

    2008-02-24 04:29:00
  • 56:

    @◆QgQkDdInhk

    「酒臭いし、風呂入ってくるわ、国見先生どうします?」
    「どうしますって(笑)テレビ見て待ってますよ!」
    本当になんの躊躇もなくよくそんな事言えたもんだ・・・。

    2008-02-24 15:43:00
  • 57:

    @◆QgQkDdInhk

    「でも国見先生、顔テカテカやで、化粧落としあるし、俺の後に入り。あ、テレビHDDに色々入ってるから勝手に見てて」
    ボタンを外しながら、真壁はさっさと風呂に行ってしまった。

    2008-02-24 15:44:00
  • 58:

    @◆QgQkDdInhk

    なんとなくテレビを点け、HDDの使い方なんて分からないもんだから、ボーっと朝の戦隊物を見ていた。最近のレンジャーはカッコイイなぁ・・・。私、一体全体、真壁先生の家まで一人で来て何やってんだろ・・・。でもセクハラ扱いして断るには、あまりに真壁の発言が自然過ぎる。まぁそれが大人のテクだったんだろうが、その時は本当に真壁の発言から、イヤラシイものは微塵も感じられなかった。

    2008-02-24 15:45:00
  • 59:

    @◆QgQkDdInhk

    15分程で、さっぱりした柑橘系の匂いをまとい、バスタオルを頭にかけた真壁がリビングに戻ってきた。
    「え?もしかして国見先生HDDの使い方わからんかった?(笑)」
    「機械得意じゃないんです。」
    「いやいやこのボタン押すだけやから!思いっきりHDDって書いてあるやーん」

    2008-02-24 15:45:00
  • 60:

    @◆QgQkDdInhk

    肩が当たる程、ピッタリと横に座った真壁の髪から、水滴がポタポタ落ちる。
    「先生、髪濡れたまんまですよ」
    「うん、ドライヤーめんどくさいし、一人寂しくないかなと思って」

    2008-02-24 15:46:00
  • 61:

    @◆QgQkDdInhk

    「なんかいらんとこイジられたら困るって思ったんじゃないんですかー?」
    「それもある。」
    「HDDにAV入ってたりして」

    2008-02-24 15:46:00
  • 62:

    @◆QgQkDdInhk

    「AVはパソコンでしか見んから大丈夫です」
    「あっそ・・・」
    しばらくそこから沈黙が続き、真壁が風呂に入れ入れと急かすので、もしかして私臭い???と不安になり、仕方なくシャワーを借りる事にした。

    2008-02-24 15:47:00
  • 63:

    @◆QgQkDdInhk

    脱衣所に出ると、いつ入ってきたのか、真壁がバスタオルと化粧水やらなんやらが入ったカゴを、洗濯機の上に置いてくれていた。スキンケア類の充実ぶりから、この彼女は中々のコスメ好きらしい・・・。

    2008-02-24 15:48:00
  • 64:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁が付き合う様な女なのだから、きっと容姿端麗で自分磨きをおしまない25,6の女なのだろうと、勝手に想像した。

    2008-02-24 15:49:00
  • 65:

    @◆QgQkDdInhk

    巻かなければ胸にかかる程にのびた髪を乾かし、リビングに戻るとベッドに入って真壁がテレビを見ていた。部屋着になったベースボールシャツがよく似合っている。

    2008-02-24 15:52:00
  • 66:

    @◆QgQkDdInhk

    「すいません、部屋着これ借りましたけど・・・」
    「あーいいで、俺が置いたんやし。国見先生、結構肉あんねんな。もっとブカブカになるんかと思った(笑)」
    ケラケラ笑う真壁の笑い声が1ルームに響く。

    2008-02-24 15:53:00
  • 67:

    @◆QgQkDdInhk

    「私、結構お肉ついてますよ」
    「冗談やって。それ位がちょうどいいわ。太ってるんはあかんけど、若い時はガリガリ好きやったけど、ガリガリは抱いてて面白くないからなぁ」
    じゃあ抱いてて面白いってなんや・・・。

    2008-02-24 15:53:00
  • 68:

    @◆QgQkDdInhk

    「真壁先生の彼女さん、バイトの大学生を家に入れたって分かっても怒らないんですか?」
    ちょっと意地悪な質問だったかなぁと思ったが、本当に疑問に思ったので聞いてみた。
    「え?むーっちゃ怒るで。怒るっていうかアイツの場合、むっちゃ泣く。うっとーしんじゃって言っても泣き続けるからなぁ」
    「オニ・・・」

    2008-02-24 15:54:00
  • 69:

    @◆QgQkDdInhk

    「でも俺そんな感じするでしょ?」
    「はい、イメージ通りですね」
    「生徒でもな。登校拒否してウジウジ言うて塾には来る奴とか、なんで学校行かんねん?って思わず言いそうなるし」
    「いや、それは絶対ダメでしょ」

    2008-02-24 15:54:00
  • 70:

    @◆QgQkDdInhk

    確かに、メディアのせいもあり、一般的に不登校=いじめが原因。というイメージがあるかもしれないが、内情、不登校の生徒のほとんどが、イジメなどの直接的原因ではなく、ゲームがしたい、行くのが面倒くさい、学校に行く理由がないなど、たった6、7しか年の離れた私でも、理解出来ない様な理由が多かった。

    2008-02-24 15:55:00
  • 71:

    @◆QgQkDdInhk

    「まぁ言わんけどな。どうでもいいし。自分で変わる気のない奴には、こっちがいくら言っても無駄やで、頑張りたい気持ちが少しでもあるんやったら、こっちも頑張るけど。」
    あまりどころか、まったく生徒に興味がないと思っていたので、この意見はかなり意外だった。

    2008-02-24 15:55:00
  • 72:

    @◆QgQkDdInhk

    「ふぁぁぁ・・眠いから俺寝ていい?」
    木目の綺麗なブラインドの紐を、手を伸ばし真壁がひっぱる。
    「いいですけど。え?私どうしたらいいんですか?」
    「知らんやん。俺ん家、ソファーないし、ベットおいでや。」

    2008-02-24 15:56:00
  • 73:

    @◆QgQkDdInhk

    「えーーー!!それはないですよーやり過ぎですよ!」
    「お前、結構自分に自信あるんやな(笑)」
    ふかふかの羽毛ぶとんをグイっとひっぱり、真壁は私に背を向けた。
    「ち、違いますよ!!」

    2008-02-24 15:56:00
  • 74:

    @◆QgQkDdInhk

    「・・・・」
    「・・・・」
    えー・・・無視かよぉ・・・

    2008-02-24 15:57:00
  • 75:

    @◆QgQkDdInhk

    この時から、真壁は自分のペースに私は巻き込まれていた。今考えれば、自分から巻き込まれていったと言えなくもないが・・・。

    2008-02-24 15:59:00
  • 76:

    @◆QgQkDdInhk

    15分くらいして、大きく寝息を立て始めた真壁に、仕方なくベットに入った。
    冷え性な私の足が、真壁の足に触れる。ベットのヘリの方で、真壁に背を向けて眠る私。
    二人の間に隙間ができ、羽毛ぶとんなのに寒かった。

    2008-02-24 16:01:00
  • 77:

    @◆QgQkDdInhk

    「あ!俺、アラームかけな、夜に綾香迎えに行かないと」
    「起きてたんですか・・・彼女来るなら私帰りますよ?」
    私の上にかぶさり携帯を取ろうとする真壁にオヘソの下まで心音が響いた。

    2008-02-25 00:23:00
  • 78:

    @◆QgQkDdInhk

    「いや、いいで。あいつ夜まで仕事やし。なぁ、国見先生さぁ」
    「はい?」
    「スッピンの方が可愛いな(笑)もっとひどいんかと思ったら、自分意外と童顔やなぁ」
    「見ないで下さいよ!!」

    2008-02-25 00:24:00
  • 79:

    @◆QgQkDdInhk

    「あれに似てる、大桑マイミ」
    「誰ですか?小西真奈美とかたまに言われますけど」
    「キャンキャンの、モデル。コ二タンは言い過ぎやろー(笑)」
    「私が言ったんじゃないですよ。真壁先生は・・・水嶋ヒロに似てますね」

    2008-02-25 00:25:00
  • 80:

    @◆QgQkDdInhk

    「もう10時やん。国見先生眠くないん?」
    「あーなんか眠いの通り越しちゃって。寝ろって言われたら寝れます。」
    「じゃあ、ちょっと寝る?」
    「はい」

    2008-02-25 00:26:00
  • 81:

    @◆QgQkDdInhk

    会話の途中でいきなりなんなんだ・・・。その時だった。
    真壁が私の足を布団の中でカニバサミしてきた。
    「お、重いっす」
    っていうより心臓止まりそうっす。

    2008-02-25 00:26:00
  • 82:

    @◆QgQkDdInhk

    「俺なぁこうやって寝るのん好きやねん♪」
    そう言うと、真壁は右手を思いっきり私の首の下に突っ込んできた。
    細めなのに骨太な腕枕は、温かくて冷たい耳に気持ちよかった。

    2008-02-25 00:27:00
  • 83:

    @◆QgQkDdInhk

    「これいいんですか」
    右手の甲をツンツンと指でつつく。
    「え?いいやん。お前結構ずるいなぁー(笑)」
    真壁の腕は私の肩に回り、グッと引き寄せられた。

    2008-02-25 00:28:00
  • 84:

    @◆QgQkDdInhk

    「なんで?」
    「んーなんか言いたくない事は全部俺に言わす気?みたいな(笑)」
    「そんなことないですよ」
    「そーなん。・・・彼氏とかいないん?」

    2008-02-25 00:29:00
  • 85:

    @◆QgQkDdInhk

    「いませんよ。サークルもカップル多いですからねぇ男子少ないし」
    「サークルとか若いなぁ(笑)」
    「まー友達と入ったんで辞めれないんですよ」
    「なんかそーいう話聞いたら学生って感じするな。国見先生パッと見たら俺といても違和感ないのにな」

    2008-02-25 00:29:00
  • 86:

    @◆QgQkDdInhk

    私の髪は、真壁の胸と、私の顔にサンドされた。
    「あーでもキャピキャピがたりひんってよ「抱いていい?」
    ???????

    2008-02-25 00:30:00
  • 87:

    @◆QgQkDdInhk

    「ダメですよ!あほですか!?」
    真壁先生とするとかないないない!!
    「(笑)その反応好きやわぁ。ええやん、したい。チンチンもう痛い」
    左手がスルスルとお腹からシャツの中に入ってきた。冷たい掌に、お腹から首まで鳥肌が立つ。

    2008-02-25 00:31:00
  • 88:

    @◆QgQkDdInhk

    「髪の毛、踏みそうやから、そっちやって」
    「先生、あのちょっと待って下さい」
    「速く。首出して。舐めたい。」
    鎖骨から耳の裏にかけて、ゆっくりと細い道を通る様に、真壁は私の皮膚をたどった。

    2008-02-25 00:32:00
  • 89:

    @◆QgQkDdInhk

    その瞬間、自分のパンツが濡れたのがわかった。
    「ッ・・・ン」
    「そっか首弱いん?」
    耳元で囁く吐息まじりのハスキーな声に、思わず息がもれる。

    2008-02-25 00:33:00
  • 90:

    @◆QgQkDdInhk

    ペロペロと真壁は、まるで私の体の薄い膜でも剥がすかのように、何度も首元を舌で往復した。
    「ン・・ぁぁ。。あ・・・」
    「可愛いなぁお前。もっと声出してや」
    シャツの中に入れられた左手は、ブラジャーをめくって、胸の突起に優しく触れた。

    2008-02-25 00:34:00
  • 91:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見ー。可愛い、乳首たってるやん。お前感じやすいなぁ(笑)」
    どう返していいのか分からない私を右向きにさせ、背中にぴたりと張り付いてきた真壁は、今度はウナジにチュパチュパと嫌らしい音をたててキスしながら、左手で胸の付け根を揺らした。

    2008-02-25 00:35:00
  • 92:

    @◆QgQkDdInhk

    ぽーっと熱くなる頭の中で、私は冷静に、さすが大人の男は上手いなぁなんて、いやらしい事を考えたりもした.

    2008-02-25 00:36:00
  • 93:

    @◆QgQkDdInhk

    「ぁぁあ・・ああ・・」
    「どこが好きか言ってみ?」
    「そんなんどこかとかわから・・へん・・」
    「しゃーないなぁ。どこ気持ちいいか教えたらなあかんなぁ」

    2008-02-25 00:37:00
  • 94:

    @◆QgQkDdInhk

    やっぱりこの時も、ケラケラと笑っていた様な気がする。真壁は、私が枕にしていた右手を曲げて、指を私の口の中に突っ込んできた。
    「ん・・んん」
    「痛かったら言いや」

    2008-02-25 00:37:00
  • 95:

    @◆QgQkDdInhk

    その指を抜くと、自分の体を起こして、私を仰向けにし、借りていたスウェットをゆっくり脱がした。もちろん、その間も私の耳を優しくしゃぶっている。

    2008-02-25 00:38:00
  • 96:

    @◆QgQkDdInhk

    べたべたになった私の首元を見て、
    「あとで一緒に風呂入ろな(笑)」
    なんて言っていた。

    2008-02-25 00:39:00
  • 97:

    名無しさん

    真壁みたいな大人の男にハマった時もあったなあ…続き楽しみにしてます。

    2008-02-25 01:30:00
  • 98:

    名無しさん

    おもしろい?頑張って下さい?

    2008-02-25 12:54:00
  • 99:

    名無しさん

    この小説好き★
    続き楽しみにしてます(^^)

    2008-02-25 16:04:00
  • 100:

    名無しさん

    .

    2008-02-25 21:25:00
  • 101:

    @◆QgQkDdInhk

    >>121の続きからです。

    2008-02-26 05:30:00
  • 102:

    @◆QgQkDdInhk

    私は不覚にも震えていた(笑)。
    もちろん初体験なんて、遠い昔に、地元の先輩にくれてやっていたが、真壁の手際の良さから感じられる、自分との経験値の差に、なんとも言えない恐怖心が湧いてきた。震える私の生足に優しく手を置き、真壁が耳元で呟く。
    「初めて?」

    2008-02-26 05:40:00
  • 103:

    @◆QgQkDdInhk

    「ち、違いますよ!」
    なぜか強く否定してしまう私。
    「やんなぁ、焦らすなよ(笑)」
    「足の震えが止まりません(笑)。」

    2008-02-26 05:44:00
  • 104:

    @◆QgQkDdInhk

    「大丈夫やって。俺のんびっくりする位にノーマルやから(笑)」
    真壁はそう言いながら、スウェットの脱げた私の足に布団を掛けなおすと、自分の胸に私の顔を埋めて、両手で肩を優しく撫でてきた。
    温かくて硬い真壁の胸、その心音が、ぴったりくっついた耳に響いてくる。私は持久走並にドキドキしているのに。。。真壁の心臓は、こんな状況は慣れっこさと言わんばかりに、時計の針の様なリズムを刻んでいた。

    2008-02-26 05:54:00
  • 105:

    @◆QgQkDdInhk

    「真壁先生って見た目通りに結構遊んでるんですね」
    なんでこんな事を言ったのか、今でも分からない。
    「うーんまぁな。最近は落ち着いたで。職場の奴は絶対手出さんって決めてたからなぁ。」
    私の震えが止んでも、真壁は私の肩を撫で続ける。

    2008-02-26 06:01:00
  • 106:

    @◆QgQkDdInhk

    「アルバイトは別なんですか?」
    「いや別じゃないけど、なんかタクシーで隣なった時にヤリたいなぁって思ってんなぁ。ヤリチンみたいに聞こえるけど、俺だって彼女以外やるん半年ぶりくらいやで?」
    「ヤリチン(即答)」
    「えー。。。。」

    2008-02-26 06:07:00
  • 107:

    @◆QgQkDdInhk

    「お前浮気せーへん社会人の男なんかおらんぞ」
    「ヤリチン」
    「女にバレたことないし」
    「ヤリチン」

    2008-02-26 06:12:00
  • 108:

    @◆QgQkDdInhk

    「。。。へー。お前、家まで付いて来て風呂も入って、俺だけヤリチンかぁ(笑)」
    真壁は私の頬っぺたを掴んで持ち上げた。
    「痛いっす。私、先生がそういうつもりじゃないって思ってんもん」
    「お前どんだけ脳ミソ平和やねん(笑)どー考えても、家来るか言うた時点で誘ってるやんけ。」

    2008-02-26 06:17:00
  • 109:

    @◆QgQkDdInhk

    「だって。。。だってそうかな?って思ったけど、そうじゃないかもって思ってんもんっ!」
    「なんやそれ(笑)。。。じゃぁもーいいわ。。。なんか萎えた(笑)寝よか」
    真壁は掴んでいた頬っぺたを離すと、ポンポンと私の頭に手を置いた。
    コイツ思ってたより子供やな。。。そんな真壁の心の声が聞こえた気がして、私は頭に置かれた手を振り払う。

    2008-02-26 06:24:00
  • 110:

    @◆QgQkDdInhk

    「いいですよ!止めなくて!」
    「なんで怒ってんのあんた(笑)」
    「怒ってませんよ、いいですよ別に!真壁先生嫌いじゃないし、震えてたのは私よくなるんです。」
    よく震える女って一体。。。

    2008-02-26 06:27:00
  • 111:

    @◆QgQkDdInhk

    ニヤリと笑い、八重歯を覗かせる真壁。
    「へー…いいん?」
    「別に。どっちでも」
    「ふーん(笑)わかった。やっぱりお前可愛いなぁ、年下嫌いやけど、国見先生みたいなキャラは好きやで(笑)」

    2008-02-26 06:31:00
  • 112:

    @◆QgQkDdInhk

    「年下嫌いでなんで先生になったんですか?」
    「あーほんまやな(笑)まぁ別にいいやん。…よし!続きしよか」
    絶対、対等に渡りあってやる!私の中の妙な対抗意識はメラメラと燃えていた。
    真壁はニコリと笑うと、私のオデコに長ーいキス。多分あれは再スタートの合図だったのだろう。掛けぶとんを足蹴りし、ベットに座ると真壁はじーっと私の体を無言で見つめた。

    2008-02-26 06:41:00
  • 113:

    @◆QgQkDdInhk

    下半身はパンツだけのため、膝をしめてシャツをひっぱった。
    「電気点けたいけど、やめといたるわ(笑)」
    「充分明るいし」
    お互い、相手の表情がしっかり読み取れる位の明るさはあった。

    2008-02-26 06:46:00
  • 114:

    @◆QgQkDdInhk

    「これ位の明るさやったら、国見のパンツ、白かピンクかわからん(笑)」
    「多分、白です」
    「ふーん。。。」
    真壁はとじられた膝を、ゆっくり開いた。たまらなくなった私は、キッチンの方を見つめていた目をつぶる。思えば、私もエッチをするのは半年ぶり。前にしたのは元彼で、別れる前に泣きの一回を懇願されたためだ。対抗意識の割に、真壁を唸らせる様なテクは持ち合わせていないため、結局私は、真壁のリードに従うしかなかった。

    2008-02-26 06:56:00
  • 115:

    名無しさん

    いいとこで終わった笑

    2008-02-26 16:38:00
  • 116:

    @◆QgQkDdInhk

    >>141の続きからです。

    2008-02-27 02:20:00
  • 117:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁の細い指が、太ももをつたう。すぐにパンツを脱がそうとはせず、まるで子ネコのアゴでもさらうかの様に、布の上を優しくなぞる。
    「エロ女(笑)」

    2008-02-27 02:20:00
  • 118:

    @◆QgQkDdInhk

    パンツの湿り気を楽しむかの様に、真壁は掴んだ足首を、どんどん外側に開きながら、指の平をクルクルと回し、
    「結構濡れやすいねんなー」
    「・・・ぁ」

    2008-02-27 02:20:00
  • 119:

    @◆QgQkDdInhk

    「・・・ぅん・・アァッ・ン・・ッァア」
    私の声のトーンで、見事に微調整される真壁の右腕。絶対口にしてやるもんか、と思ったけど、本当にこんな上手い人、初めてだった。
    パンツの上から触られているだけで、こんなに感じてるなんて・・・。

    2008-02-27 02:21:00
  • 120:

    @◆QgQkDdInhk

    シャツと一緒に、ブラジャーも捲りあげられ、小ぶりな私の胸がプルンっと飛び出す。胸を隠そうとした右手は振り払われ、今度は手首を押さえつけられた。
    「ちっちゃいオッパイも好きやわ。ほらなんか掌に納まるし(笑)」

    2008-02-27 02:24:00
  • 121:

    @◆QgQkDdInhk

    こんな状態で話せるわけない。息が荒くなり、喘ぎ声をこらえる私に、真壁は続けて話しかけてくる。
    「国見先生、こんなに濡れやすいんやったら、すぐイクんちゃうん?先イカせてあげるわな」
    なんだか嬉しそうな真壁。

    2008-02-27 02:24:00
  • 122:

    @◆QgQkDdInhk

    「わたし・・・いった事ないもん・・・ィャア・・あ・・」
    強く押し込まれた中指に、パンツの布が、割れ目の形に食い込んだ。
    「嘘ー(笑)じゃあ潮は?」
    更に嬉しそうな真壁。処女は嫌がるくせに・・・そーいう初めてはそそるらしい。

    2008-02-27 02:25:00
  • 123:

    @◆QgQkDdInhk

    「・・・ッ・・・ない。・・・先生そこあんまり強くは・・・押さんといて・・なんか・・・
    こしょばい・・・」
    「こしょばいん?ホンマにこしょばいんかー?(笑)じゃぁ今日は潮吹くまでしたるな」
    「え・・・ッ・・・いいです」
    今まで潮を吹かそうと、尽力した数人の先代達は、みんな失敗に終っている。潮なんて1回吹けば、しょっちゅう吹くもんみたいだが、私はその予兆すら、まだ感じた事がなかった。

    2008-02-27 02:25:00
  • 124:

    @◆QgQkDdInhk

    「いいで。なんかお前には尽くしたい気がする。俺結構されるん好きやねんけどなぁ」
    「・・・」
    相変わらず、パンツを割れ目に押し込む様に擦りながら、私のホッペに手をあて、こっちの意志なんておかまいなしにキスをしてきた。・・・そっけないキス。一瞬入ってきた舌は、波の様にサッと去っていった。それでも、目の前にあった真壁の顔は、冷たくてやたらセクシーで、それだけで、そっけないキスにも十分の付加価値がついた。

    2008-02-27 02:25:00
  • 125:

    @◆QgQkDdInhk

    「我慢したらあかんで。あ、ヤメてとか言うてもやめへんから」
    ついに、足の付け根の部分からパンツを捲り、真壁の指が私の中に入ってきた。
    強引に捻じ込まれた右指を、しっとりどころかビチョビチョに濡れた私のアソコは、勢いよく飲み込む。

    2008-02-27 02:26:00
  • 126:

    @◆QgQkDdInhk

    私は上体を起こされ、顔を見られるのを嫌がると、真壁に髪をひっぱられた。
    「顔見せて。むっちゃ可愛い(笑)」
    普段なら痛いはずなのに、真壁の激しい指の動きに、ピチャピチャといやらしい音をたて、太ももまで濡らしている。

    2008-02-27 02:27:00
  • 127:

    @◆QgQkDdInhk

    「ァアッ・・ああぁ・・あッ・・ぁぁ」
    「あんなぁ潮吹く時はな、もっとビチョビチョなるから。お前ほんま可愛いわぁ。キスしていい?」
    「・・・ッ・・イヤ!!」

    2008-02-27 02:28:00
  • 128:

    @◆QgQkDdInhk

    瞬間。真壁は指を3本に増やした。
    メリメリと何かが入ってくる感触が、お腹の方から伝わってくる。
    「ィヤ・・・ァァ・・ん・・アァッ」
    「ほらーむっちゃ濡れてきた。自分でも分かるやろ?(笑)」

    2008-02-27 02:29:00
  • 129:

    @◆QgQkDdInhk

    何かをかき出す様に、激しく動く真壁の右手。体が熱い・・・乳首をペロペロと舐める真壁の舌が、ひんやり気持ち良かった。

    2008-02-27 02:29:00
  • 130:

    @◆QgQkDdInhk


    「先生、腰浮かしてみ。」
    真壁がそう言って、腰を持ち上げた瞬間だった。


    2008-02-27 02:29:00
  • 131:

    @◆QgQkDdInhk


    手前の一番気持ちいい部分に真壁の指が二、三回触れ、頭の中が真っ白になった。
    潮を吹いているという感触はなかった。ただ何かが出ている・・・そんな感じ。

    2008-02-27 02:30:00
  • 132:

    @◆QgQkDdInhk

    「うわー・・・まだ出てるわ(笑)全部出したるわな」
    「・・・・」

    不思議と潮を吹いてしまうと、気持ちよくても声を我慢する事が出来た。

    2008-02-27 02:31:00
  • 133:

    @◆QgQkDdInhk


    その後、また少し潮を吹いて、私の潮の操は、真壁に奪われていった。

    2008-02-27 02:31:00
  • 134:

    @◆QgQkDdInhk

    シャツとブラジャーだけの私に、真壁がフトンをかける。
    「痛くなかったか?」
    「うん・・・なんか・・・頭ポーってしてる」

    2008-02-27 02:32:00
  • 135:

    @◆QgQkDdInhk

    「そうなん(笑)むっちゃ可愛かったでー。もっかいしたろか?」
    「いえ・・・いいっす・・・。先生のも、しましょか・・・」
    してもらったらする。今までの彼氏はそうだったので、真壁も、当然同じだけの奉仕を、求めてくるのだろうと思った。

    2008-02-27 02:32:00
  • 136:

    @◆QgQkDdInhk

    「俺ずっと立ちっぱなしやねん。お前なんかいいわー・・・AV女優並(笑)多分フェラした顔見たら俺イッてまうから」
    「あー・・・そりゃどうも。」
    別に暴れた訳でもないのに、グシャグシャになった髪をまとめ、デヘへと笑ってみせた。

    2008-02-27 02:33:00
  • 137:

    @◆QgQkDdInhk

    「なぁ、すぐ入れていい?」
    「あー・・・ゴムあるんですか?」
    「あるわ!俺が子作りすると思うか!?絶対ないやろ」

    2008-02-27 02:33:00
  • 138:

    @◆QgQkDdInhk

    彼女との使いさしのゴムなんてイヤだなーと思いながらも、まぁこんなに気持ちよくさしてもらったし・・・何事も経験だし・・・と私は真壁とのセックスを楽観的にとらえ始めていた。

    2008-02-27 02:34:00
  • 139:

    @◆QgQkDdInhk

    しかも少しばかりだが、指であんなにすごいなら、あそこはどんなん!!みたいな女子大生ならぬ期待もあった。(失笑)

    2008-02-27 02:34:00
  • 140:

    @◆QgQkDdInhk

    なんの恥ずかしげもなく、真壁がシャツとボクサーパンツを脱ぎ捨てる。がっしりとした肩幅とは対照的に、筋の入った小さなお尻。むちゃくちゃ筋肉質ではないけれど、無駄なもののまったく着いていない体は、体毛も薄めで、大人の色気を全身にまとっていた。

    2008-02-27 02:34:00
  • 141:

    @◆QgQkDdInhk

    「なにー?俺、裸なかなかでしょ?」
    「まぁ・・・もっとオジサンっぽい体かと思ってました」
    「フットサルとかバスケとか色々してますから♪」
    コンドームを片手で一発装着し、鼻歌なんか歌ってやがる。

    2008-02-27 02:35:00
  • 142:

    @◆QgQkDdInhk

    「バッティングセンターも行ってましたもんね」
    「野球はおもんないわ。じっとしてる時間長すぎ」

    2008-02-27 02:36:00
  • 143:

    @◆QgQkDdInhk

    話ながら、私のアソコにヨダレを塗りこみ、
    「ほんまは舐めたっても良かったんやけど。蹴られたら嫌やし」
    「絶対嫌です、確実蹴ります。」

    2008-02-27 02:36:00
  • 144:

    @◆QgQkDdInhk

    「(笑)結構乾いてんなー」
    再びヨダレを付けられたアソコは、真壁の指にまたしても翻弄されたらしく、ぴちゃぴちゃと再び真壁を求めはじめた。

    2008-02-27 02:36:00
  • 145:

    @◆QgQkDdInhk

    「ほんまこのエロ女(笑)」
    「・・・・・」

    2008-02-27 02:37:00
  • 146:

    @◆QgQkDdInhk

    「俺な、正常位好きやねん。」
    割れ目を上下しながら、真壁のモノがグイグイと私の中に入ってくる。
    「ちょ、・・・先生ちょっと痛い」
    「お前アソコちっちゃいやろ?指も全然入らんかったし。」

    2008-02-27 02:38:00
  • 147:

    @◆QgQkDdInhk

    ・・・そんなん言われたことないって。多分、真壁先生のがデカイんやろ。さっき見たモノを思い出し、今までの誰かと比べた。
    止まる事無く、真壁は更にグイグイと押し込んでくる。

    2008-02-27 02:39:00
  • 148:

    @◆QgQkDdInhk

    「ャ・・・いや・・」
    「だからそんな顔すんなってー逆効果やから(笑)」
    真壁は挿入しながら、またヨダレをつけた指で割れ目をなぞると、突起の部分を激しくもみこんできた。また潮が出る・・・そんな感覚になってお腹に力を入れたが、真壁に阻まれた。

    2008-02-27 02:40:00
  • 149:

    @◆QgQkDdInhk

    「ほら濡れたから開いてきた。力入れたら締まって痛くなるで。」
    「・・・ぅん」
    真壁と対等にやり合おうと思っていた私はどこへやら・・・。

    2008-02-27 02:40:00
  • 150:

    @◆QgQkDdInhk

    「痛かったらやめるからな」
    両手で私のお尻を触りながら、真壁がゆっくりと腰を上下し始める。
    「痛くないか?」
    何回も聞いてきた。でもその時には、あそこはまたビチョビチョで、奥まで入った真壁の虜になって、返事も出来なかった。

    2008-02-27 02:40:00
  • 151:

    @◆QgQkDdInhk

    「ッ・・あぁぁ・・・ンァ・・」
    徐々に激しくなる真壁の腰の動きに比例して、私の喘ぎ声も大きくなる。
    「あーやばい。ごめんもうイキソウ。いい?」
    「・・・ぅん」

    2008-02-27 02:41:00
  • 152:

    @◆QgQkDdInhk

    耳元で真壁は深いため息をつき、
    「ごめん。お前のんちっこいから、すぐイってもた」
    と言うと、そのまま私の上にへたりこんで、しばらく動かなかった。

    2008-02-27 02:41:00
  • 153:

    @◆QgQkDdInhk


    しっとりと汗をかいた真壁の肌が、とっても気持ちよくて、このまま寝てくれればいいのにと思った。

    2008-02-27 02:42:00
  • 154:

    @◆QgQkDdInhk

    ゴムをはずし、お互い自分で後処理を済ませると、私は一人でシャワーを浴びた。一緒に入ろうと言ったくせに
    「俺眠いから寝る」
    と、真壁はガーガーとイビキをかき寝てしまった。

    2008-02-27 02:42:00
  • 155:

    @◆QgQkDdInhk

    二度目のシャワーを浴びながら、ここに来るのはこれきりだろうねと、鏡に写った自分に話しかける。
    食われたはずなのに・・・真壁のキスや指や言動すべてが、私を今までで一番気持ちよくさせてくれた・・・そんな気がして、悲しみとか恨みとかいう感情は、まったく沸いてこなかった。

    2008-02-27 02:43:00
  • 156:

    @◆QgQkDdInhk

    シャワーからあがり、ベットに入ると、
    「気持ちよかった?またしたるわ(笑)」
    そう言って真壁は私を抱きしめた、私もさすがに眠くて爆睡してしまい、
    結局、真壁はその夜、彼女を迎えに行かず、私を家まで送ってくれた。

    2008-02-27 02:44:00
  • 157:

    @◆QgQkDdInhk

    まるで何もなかったかの様に、
    「おつかれさま、明日塾で」
    って言って。

    2008-02-27 02:45:00
  • 158:

    @◆QgQkDdInhk


    車は、私を降ろしてすぐに走り出した。
    私は、3つ目の信号を曲がって車が見えなくなるまで、ボーっと眺めて、家の前につったっていた。

    2008-02-27 02:45:00
  • 159:

    @◆QgQkDdInhk

    ★すいません今日はここまでで寝ます★

    更新は

    2008-02-27 02:48:00
  • 160:

    @◆QgQkDdInhk

    「やめとけって言ったのに」
    ゲンちゃんは相変わらずメールの返信に追われている。学校帰りにミナミに出る用事があり、メールをしたら、ゲンちゃんも丁度お客さんにドタキャンされた所だった。
    「ちゃんとゲンちゃんのアドバイス生かそうとしたけどさぁ、あれから向こうなんも連絡ないもん」

    2008-02-27 04:17:00
  • 161:

    @◆QgQkDdInhk

    「じゃぁ、みっちょんからもう無理やから言うたらいいやん。」
    「だーから!もう誘ってこんかもしらんのに、誘わんといてって言うんも変やろ」
    「でも結局、1ヶ月に一回抱かれるみたいな関係がズルズル続いてるやん。しかもいくらみっちょんか傷ついてない言うても、なかなか痛いで(笑)」

    2008-02-27 04:21:00
  • 162:

    @◆QgQkDdInhk

    ゲンちゃんは珍しく歯に衣きせずに続けた。
    「向こうは大人の男やし、なにもかも分かってて、分かってないフリしてるんやと思うで」
    「分かってるって何を?」
    ゲンちゃんがやたら早口になるもんだから、内容についていくのに必死だった。

    2008-02-27 04:24:00
  • 163:

    @◆QgQkDdInhk

    「みっちょんか自分にホレてるってこと」
    「あたし真壁にホレてないって!ただ体が合うだけやって」
    アフタヌーンティーでする様な会話か!と、ゲンちゃんは大声を出した私の頭を叩くフリをした。

    2008-02-27 04:27:00
  • 164:

    名無しさん

    偽いらん。こんなんしたら主さん、書く気なくなるかもやろ。それはなくても嫌な気するやろ。小説書きたいなら自分でスレたてて書いて下さい。文章かけるんやから。うちはこの小説楽しみにしてるからやめてな。
    主さん、他の読んでる方しゃしゃってすみません。

    2008-02-27 05:05:00
  • 165:

    @◆QgQkDdInhk

    >>192からです。

    2008-02-28 03:37:00
  • 166:

    @◆QgQkDdInhk

    硬めのソファーにゲンちゃんが座りなおす。
    「好きなんかな?って思った事ないん?」
    ピカピカと光り続けるゲンちゃんの携帯。

    2008-02-28 03:38:00
  • 167:

    @◆QgQkDdInhk

    「あるよ。でも真壁が彼女といようと、気向いた時しか連絡してこんかろうと、ほんまっっっっに全然辛くないし、悲しくないねん。だから好きとかそういう感情はない。これ強がりちゃうで?」

    2008-02-28 03:38:00
  • 168:

    @◆QgQkDdInhk

    ゲンちゃんの顔を覗きこみながら熱弁する私に、
    「俺は、好きかもって悩んだことある自体が、好きな証拠やと思うけどな。」
    と意見を曲げななかった。

    2008-02-28 03:39:00
  • 169:

    @◆QgQkDdInhk

    うーん、と考え込む私にゲンちゃんは続けた。
    「前さぁ、みっちょん連絡くるのん待ってる自分が嫌って言ったやん?」
    「うん。でも私が待ってる連絡は・・・真壁自体じゃなくて・・・真壁との情事?(笑)」
    「おかしいやん。真壁とヤリたいだけなんやったら、真壁にどう思われるとか、都合とか考えずに、自分がヤリたい時に、自分から連絡したらいいやん」

    2008-02-28 03:39:00
  • 170:

    @◆QgQkDdInhk

    ・・・確かに。
    ゲンちゃんの言葉は、いつも通り隙のない正答だった。こーいう話は、似たような恋愛間と、少し多めの恋愛経験を持つ女友達に相談すべきなのだろうが、色恋の社交場で生計を立てているゲンちゃんは、女同士では浮かんでこないような、男の子特有の理屈っぽい発想で、思いもよらないような答えをくれた。

    2008-02-28 03:39:00
  • 171:

    @◆QgQkDdInhk

    「えー・・・ゲンちゃん言ってる事あってるけどさぁ(笑)なんっか納得いかーん」
    「真壁をもっと好きなって傷つきたくないんやって。だからもうやめときって」
    店員さんが紅茶のおかわりを持ってきたので、会話は一時中断。ケンカしているホストと客に見えた事は、間違いないだろう。

    2008-02-28 03:40:00
  • 172:

    @◆QgQkDdInhk

    だってゲンちゃん見た目ホスト全開やし、まだ携帯光ってるし・・・。
    チメチメと食べていたミルクレープの残りを、ガブリとほお張って、ゲンちゃんの携帯をフォークで突いた。
    「あのさーこれ今日はいつもに増してピカピカ光ってない?(笑)」

    2008-02-28 03:40:00
  • 173:

    @◆QgQkDdInhk

    「そやろ?店まで電池もつかな?」
    「あとで連絡するって一斉送信したら?(笑)」
    「いや、今日のは一人。会うって言っててドタキャンされた客。」
    「ごめんって言うてきてるん?」

    2008-02-28 03:40:00
  • 174:

    @◆QgQkDdInhk

    「うん。無視すればする程、勝手に自分の過失を大きくさせていくからなぁー(笑)いちいち怒ったり傷ついたフリするよりも、無視する方が楽やし手っ取りばやいねんって。色々想像して、その分お金落としてくれるから♪」

    2008-02-28 03:41:00
  • 175:

    @◆QgQkDdInhk

    「・・・私もそー思われてるんかなぁ?んで待ってる時間が増える分だけ・・・真壁の思うツボで、好きになっていってるん?」
    「さぁー?みっちょんは違うって思ってるみたいやけど」
    「ふーん」
    考え込む私を、ゲンちゃんはしばらく見つめていたが、長くなりそうだと踏んだのか、携帯を開けて違うお客に、パチポチとメールを作り始めた。

    2008-02-28 03:41:00
  • 176:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁とヤッたのは今まで片手で足りるくらい。毎回誘ってくるのは真壁の方。それを待っている私。
    真壁を好きだから、自分から連絡をせずに待ち続けているんだという、ゲンちゃんの仮説。
    ・・・・うーん・・・

    2008-02-28 03:42:00
  • 177:

    @◆QgQkDdInhk

    「あかん。深すぎて頭回らん(笑)」
    「まぁまた進展あったら報告してや。俺、客迎えに行くからもう行くわ」
    「あ、うん私も出るわ」

    2008-02-28 03:42:00
  • 178:

    @◆QgQkDdInhk

    レジを済ませた後、4時間もお茶していた事に気付き、
    「これが客やったら、3万は落としてくれてんのに(笑)」
    とゲンちゃんは笑って言った。

    2008-02-28 03:42:00
  • 179:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁の事を好きなのかどうかはちょっと置いといて、確かに、私から連絡しないで待ってばかりいる必要もない。
    「今度、自分から真壁に連絡してみよかな」

    2008-02-28 03:43:00
  • 180:

    @◆QgQkDdInhk

    「えー!みっちょん俺の話聞いてた!?もう真壁やめときって!」
    「好きかどうかハッキリさしたいねん。好きやったらやめとく!好きじゃないんやったら、真壁をデリヘル代わりに使う!」
    「俺の4時間返せー。」

    2008-02-28 03:43:00
  • 181:

    @◆QgQkDdInhk

    かに道楽で、なぜか太巻きをゲンちゃんに買ってもらい、暑い中スーツを着て頑張る客引きのホストと、あちこちで踊るSALEの文字を眺めながら、その日は家に帰った。
    ゲンちゃんの言葉を思い出し、なかなか眠れない。
    もちろん、真壁からも、なんの連絡もない。

    2008-02-28 03:44:00
  • 182:

    @◆QgQkDdInhk


    少し前まで、好きか嫌いか、恋愛のバロメーターは、もっとハッキリと色分けされていたのに、20になった私の心は、失敗や痛みを恐れているせいなのか、大半をグレーゾーンが占めているらしかった。

    2008-02-28 03:44:00
  • 183:

    @◆QgQkDdInhk

    ★今日はここまで★
    更新は>>196-212です。

    2008-02-28 03:47:00
  • 184:

    名無しさん

    楽しみ?

    2008-03-02 19:37:00
  • 185:

    名無しさん

    今あたしもこんなかんぢ。はまらんとことか思ってる時点ではまってるんかも
    ゲンちゃんやるなあ

    2008-03-03 02:53:00
  • 186:

    @◆QgQkDdInhk

    >>212からです

    2008-03-03 15:01:00
  • 187:

    @◆QgQkDdInhk

    「あーもう今月3人しか無理やん・・・この時期に3人はきついなぁ」
    塾長が珍しく、私達の前で大きな声を出した。

    2008-03-03 15:02:00
  • 188:

    @◆QgQkDdInhk

    塾の品物は生徒様。品物の質をよくすると、品物がお客を口コミで連れてきてくれる。
    一般企業でいう予算みたいなものが塾にもあって、今月は3人まで、塾を退会する生徒がいても黒字をキープ出きる。つまりそれ以上、塾を辞める生徒が出れば赤字である。
    赤字になると、アルバイトの非常勤講師や、事務のおばちゃんまで、原稿用紙5枚の反省文と改善策を書かされるハメになる。

    2008-03-03 15:03:00
  • 189:

    @◆QgQkDdInhk

    「あいつもしかしてまだ生徒指導してんの?あかんってーもう10時半やん。ごめん国見先生、上行って真壁呼んできて」
    「はい」
    私は、上の指導室の鍵を持って階段を上がった。涼しくなってきても9月。窓の閉まった薄暗い階段には、ムッとした湿気が溜まっている。その中をコツコツと小走りで進む。

    2008-03-03 15:05:00
  • 190:

    @◆QgQkDdInhk

    「うわ、もう十時半過ぎてるやん!お前ら帰れや!」
    「先生が喋っててんやんか」
    「うん、でももう帰れ」
    「どんだけ自分勝手やねん(笑)」

    2008-03-03 15:06:00
  • 191:

    @◆QgQkDdInhk

    「ほらー鍵も閉めるから、二人とも先に出て」
    「はーい。さよなら」
    「さよなら」
    帰る二人の話し声が遠くなるまで、なぜか私は真壁に話しかけられなかった。二人きりで話しているのがバレたら、すべてがバレるような、そんな気がいつもする。

    2008-03-03 15:06:00
  • 192:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁は、たまに誘って来る時はやたら強引なくせに、その反動なのか、普段はやたら私に無愛想で、今も背中を向けて生徒の報告書を書いている。
    「先生?」
    ゲンちゃんに自分からした宣言を実行すべく、私は真壁の肩に手を置いた。夏期講習で忙しかったのと、真壁からのお誘いがなかったせいで、宣言から1ヶ月が過ぎてしまっているけど。

    2008-03-03 15:07:00
  • 193:

    @◆QgQkDdInhk

    「なにー?塾ではベタベタしないんじゃないん?(笑)」
    ペンを走らせながらケラケラと笑う。
    「今日行っていい?」
    一瞬ペンが止まり、真壁は真顔で私の方を振り返った。

    2008-03-03 15:07:00
  • 194:

    @◆QgQkDdInhk

    「どーしたん?(笑)」
    「別に、明日休みやから。」
    そんなの理由にならんやろ、と言いたそうな顔。
    「いいけど。夜中にしてや、迎えに行ったるから。綾香と飯食う約束してるねん」

    2008-03-03 15:07:00
  • 195:

    @◆QgQkDdInhk

    「彼女と会うんやったら、やっぱりいいわ」
    「いいで別に。あいつ日曜友達と遊ぶから、どうせ泊まらんやろうし。その代わり、何時になるかわからんで?」
    「うん」

    2008-03-03 15:08:00
  • 196:

    @◆QgQkDdInhk

    「お前、星本先生でいいやん。もう2年も彼女おらんねんし」
    そんなにおらんねんや・・・確かにあの家、女っけゼロやったしなぁ・・・
    「うっさいわ!」
    それから塾を出るまでの間、真壁と私は、みんなにこの後の約束が、バレるのを防ぐかのごとく、目も合わすことはなかった。

    2008-03-03 15:09:00
  • 197:

    @◆QgQkDdInhk

    1時を過ぎても連絡がない・・・。眠い目を擦って、?Podの音量を上げた。

    2008-03-03 15:11:00
  • 198:

    @◆QgQkDdInhk

    2時前になり、今日はもう無理なのかな。。。と思った時、携帯のライトが緑色に光った。
    「もしもし」
    『起きてたんや(笑)あと15分くらいで着くわ』
    「わかった」
    『なんか暗くない?会いたいとか言いだすし。なんかあったんか?』

    2008-03-03 22:43:00
  • 199:

    名無しさん

    ワクワク?

    2008-03-05 04:30:00
  • 200:

    名無しさん

    やったぁー??

    2008-03-10 04:36:00
  • 201:

    @◆QgQkDdInhk

    241さん
    ありがとうございます(涙)

    2008-03-10 07:30:00
  • 202:

    @◆QgQkDdInhk

    >>238からです。

    2008-03-10 07:31:00
  • 203:

    @◆QgQkDdInhk

    「別に。彼女よかったん?」
    『いいよ。あいつウザイわぁー。また泣き出すし。』
    「運転中やろ?また後で聞くから・・・1回切りますね?」
    『ん?あー』

    2008-03-10 07:32:00
  • 204:

    @◆QgQkDdInhk

    ピッ。
    電話を切り、広げていたノート類をカバンに直すと、なんだか少しイライラした。彼女とのケンカなんかどーでもいい・・・そんな愚痴を漏らされても、私は先生のストレス発散じゃないっちゅうねん。

    2008-03-10 07:32:00
  • 205:

    @◆QgQkDdInhk

    15分と言ったくせに、真壁が私を迎えに来たのは、それから1時間もしてからだった。
    「ごめん、綾香が電話して来て止まって話しててん」
    「いいですよ。会って話してたのに電話してきたん?」
    「あー。なんか長くなりそうやったからほってきてんやん」

    2008-03-10 07:33:00
  • 206:

    @◆QgQkDdInhk

    「どこに?」
    「ん?ホテル」
    「サイテー」
    「そう?(笑)」

    2008-03-10 07:33:00
  • 207:

    @◆QgQkDdInhk

    「うーん・・・微妙。なんか綾香、買い物行きたいとか言ってたし」
    なんや、結局彼女のこと大切にしたってるんやんか・・・。
    「彼女、今日ホテル泊まって、そのまま買い物行く気やったんちゃう?」
    「知らなーい。そんな約束してないもーん」

    2008-03-10 07:34:00
  • 208:

    @◆QgQkDdInhk

    そのまましばらく無言が続き、マンションの駐車場に車を止めると、
    「あーもう眠い。限界」
    と言って、そそくさと真壁はエレベーターの方に歩いて行った。そんなにしんどいなら、今日は断ってくれても良かったのに・・・。彼女との予定を切り上げたり、眠いのに迎えに来たり、そのくせ優しい言葉なんて絶対かけてくれないし。その使い分けが、私にはどうも理解出来ない。

    2008-03-10 07:34:00
  • 209:

    @◆QgQkDdInhk

    エレベーターの中、真壁はすでに壁にもたれかかって目を閉じている。
    部屋に着くと、ネクタイをほどいて床に落とし、ベットに倒れこんだ。
    「今日、断ってくれてもよかったのに」
    ベットに座り、倒れこむ真壁を見下ろす。

    2008-03-10 07:35:00
  • 210:

    @◆QgQkDdInhk

    「お前なんか話あったんじゃないん?聞いてるうちに寝たら起こしてな。」
    「別に話なんかないけど」
    「なんでやー。変やんけ。会いたい言うし、妙にイライラしてるし。」
    「会いたいって言ったらあかんの?」

    2008-03-10 07:35:00
  • 211:

    @◆QgQkDdInhk

    「あかんことないけど(笑)じゃぁなんで今まで言わんかったん?」
    「それは・・・自分から会いたいって思う程、会いたくならんかったし」
    「でも今日は思ったんやろ?なんで急に会いたいって思ったん?」
    体を起こし、私を見上げると真壁は眠い目をこすりながら、いつもみたいにニヤニヤしていた。

    2008-03-10 07:35:00
  • 212:

    @◆QgQkDdInhk

    「私、先生の事好きなんですか?」
    私の予想外の質問に、こすった目を見開く真壁。
    「そんなん知らんわ(笑)」
    「ですよね(笑)・・・なんかもう、わかれへんねん。それで最近、結構ツライ」

    2008-03-10 07:36:00
  • 213:

    @◆QgQkDdInhk

    正直な気持ちだ。ゲンちゃんの『真壁に聞いてみたら?直球で』に従っての発言。
    「それは、もうこんな関係嫌ってこと?」
    起き上がり、ポケットのタバコを探しながら、優しい口調のまま真壁は続けた。
    「別にお前が嫌やったら終らしてもいいで?実際、今日もなんもせんでもいいって思ってたし」

    2008-03-10 07:36:00
  • 214:

    @◆QgQkDdInhk

    「終らすとかじゃなくて・・・終らしたいのか続けたいのかわからんねん」
    「なんやねんそれ(笑)」
    「もっと言ったら、先生のこと好きかどうかわからんくて困ってる。好きやから、彼女おるのにこうして会ったりしてるんか、そうじゃなくて、やりたいから会ってるんか。わからん」
    タバコの煙を吐きながら、真壁は笑いをこらえている様に、すぐ答えた。

    2008-03-10 07:37:00
  • 215:

    @◆QgQkDdInhk

    「お前、俺とやりたいんや(笑)ほんまエロ女やなぁ」
    「ちゃうわ!そういう意味じゃないって」
    「まぁなんとなくわかったけど(笑)・・・あれやろ?好きやったらツライし、こんな関係止めたいけど、俺とのエッチが好きなだけなんやったら、別に続けてもいいしって事やろ?」
    「まぁ・・・平たく言えば」

    2008-03-10 07:37:00
  • 216:

    @◆QgQkDdInhk

    「そんなんどっちでもいいやんけ(笑)お前、会いたいとか言うから何かと思ったら、そんなどーでもいい事で呼び出すなや・・・俺2日寝てないねんぞ。さっきも運転してて寝そうになったし」
    「ごめん」
    「いいけどー。俺もそろそろお前と会いたかったし。今日はダッコして寝させてな」
    話は何も解決していないのに、なぜか一件落着みたいなムードになり、真壁は眠気ざましにシャワーを浴びに行ってしまった。

    2008-03-10 07:37:00
  • 217:

    @◆QgQkDdInhk

    私の方も、答えが出て安心したっていうのと、私が欲しかった答えは、こんな中途半端なものじゃないっていう二つが混同し、真壁が戻って来る頃には、また悩みだしていた。
    「先生、やっぱり私悩んでるんですけど」
    「お前まだ悩んでるんかよ、解決したやん(笑)」
    腰に巻いたタオル1枚で、抱きつきながら押し倒される。

    2008-03-10 07:38:00
  • 218:

    @◆QgQkDdInhk

    「してない!体ビチョビチョやん、拭きいや」
    「いい。今からどうせ汗かくし。今日、むっちゃ気持ちいいのんしたろ。なんかお前離れていきそうやし」
    「そんなんしたいから来たんじゃないって」

    2008-03-10 07:39:00
  • 219:

    @◆QgQkDdInhk

    「うん、でも俺そんなんしたくなった。今日綾香とも結局せんかったしなぁー。お前の髪の匂い好き」
    クンクンと髪を嗅がれ、なぜか恥ずかしくなる。
    目を逸らすと、外は夜中なのに珍しく、夕立ちの様な通り雨が振り出してきて、テレビの砂嵐みたいな音が部屋の中に響き始めた。

    2008-03-10 07:39:00
  • 220:

    @◆QgQkDdInhk

    「雨降ってる」
    「うん。洗濯物干してないから大丈夫」
    「先生、私ホンマに悩んでるねんで?」
    「うん。」

    2008-03-10 07:39:00
  • 221:

    @◆QgQkDdInhk

    「今日はやりたくって来たいって言ったんじゃないねん。」
    「じゃぁ問題解決してるやん?(笑)」
    「なんで?」
    「お前は、ヤリたいから俺に会ってるんじゃない。」

    2008-03-10 07:40:00
  • 222:

    @◆QgQkDdInhk


    私はその日、朝まで3回も真壁に抱かれた。ほとんど休憩なしに繰り返される行為に、頭の中は完全に思考停止状態で、言い返す言葉が考えられなかった。

    2008-03-10 07:41:00
  • 223:

    @◆QgQkDdInhk


    それどころか、疲れてる割に、いつもより激しい真壁についていくのに必死で、最後の方は喘ぎ声すら出なくなる。

    2008-03-10 07:42:00
  • 224:

    @◆QgQkDdInhk

    2回目の途中、
    「ごめんな」
    という真壁の言葉に

    2008-03-10 07:42:00
  • 225:

    @◆QgQkDdInhk

    「いいよ」
    と返した私は、また何がごめんなで、何がいいよかわからなくなる。

    2008-03-10 07:43:00
  • 226:

    @◆QgQkDdInhk

    夕方真壁の部屋で目を覚ますと、すぐにゲンちゃんに
    お茶しよ
    とメールを打った。

    2008-03-10 07:44:00
  • 227:

    @◆QgQkDdInhk

    >>244-269
    を更新しました。

    2008-03-10 07:46:00
  • 228:

    名無しさん

    更新ありがとうございます?おもしろいし主さんのペースで頑張って下さいね?

    2008-03-10 12:50:00
  • 229:

    @◆QgQkDdInhk

    271さん
    こちらこそ、優しいお言葉かけていただいて(涙)
    出来る限り、早く更新出切る様に頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。

    2008-03-10 14:25:00
  • 230:

    @◆QgQkDdInhk

    >>269の続きからです。

    2008-03-10 15:00:00
  • 231:

    @◆QgQkDdInhk

    「完璧に舐められてるやん(笑)」
    ゲンちゃんの言葉に、私は
    「やんなぁ!!」
    とソファーに倒れこんだ。

    2008-03-10 15:01:00
  • 232:

    @◆QgQkDdInhk

    この前のアフタヌーンティーでのお茶会が、どこで見ていたのか客に見られていたらしく、今日はミナミではなく梅田でのお茶会となった。
    「ゲンちゃんごめんな、客に怒られたんちゃうん?」

    2008-03-10 15:01:00
  • 233:

    @◆QgQkDdInhk

    「うん。でもヤキモチ妬いてもらうのも仕事やしなぁ。それに最後は友達って納得してたし」
    可愛いレザーのメニューをペラペラとめくるゲンちゃん。いつもコーヒーしか頼まないのに・・・(笑)
    「そんなん、ホンマはまだ疑ってるかもしらんやん」

    2008-03-10 15:02:00
  • 234:

    @◆QgQkDdInhk

    「でも最初こんな人じゃなかったって信じてくれんかったわ(笑)」
    「そりゃーどうも(苦笑)」
    「俺コーヒーで。」
    「私、ダージリンティーと本日のケーキ」

    2008-03-10 15:02:00
  • 235:

    @◆QgQkDdInhk

    駅から遠かったため、歩いている間に一通り話してしまったが、いつも長時間に及ぶゲンちゃんとのお茶会は、これ位のハイペースじゃないと定時に終りそうにないので丁度いい。
    「もういいやん。多分みっちょんは先生との関係続けたいねんって」

    2008-03-10 15:03:00
  • 236:

    @◆QgQkDdInhk

    「そんなことないって。その日はヤリたくなかってんって」
    「じゃぁ好きやから会ってるっていう事でいいん?」
    「真壁みたいな事言わんといてよ・・・その日だって夕方に目覚めたら真壁おらんくて、メール来てたから、その通りに鍵ポストに入れて帰ったけど・・・アイツ彼女とデート行っててんで?普通さ寝てるのに置いて行かれたら傷付くやん?まったくなんも思わんかったし。あー彼女とデート言うてたもんなぁみたいな」

    2008-03-10 15:03:00
  • 237:

    @◆QgQkDdInhk

    「え?みっちょん真壁ん家で一人やったん?」
    「うん。真壁は彼女とデートや言ってたし・・・」
    ゲンちゃんは黙りこんでしまった。
    何か考えてる様なので、私はいつもの様にチマチマとケーキにフォークを通してゲンちゃんの言葉を待った。

    2008-03-10 15:03:00
  • 238:

    @◆QgQkDdInhk

    「それさぁ・・・」
    二等辺三角形のケーキが、きれいな台形になった時、ゲンちゃんはやっと口を開いた。
    「それさぁ・・・もしかしたら真壁さ、みっちょんの事好きなんちゃう?」
    ありえない推測に、吹きそうになる。

    2008-03-10 15:04:00
  • 239:

    @◆QgQkDdInhk

    「なんでー(笑)ゲンちゃん知ってるやろ?1ヶ月に1回ヤリたい時しか連絡してこんねんで?」
    「いやそれは分かってるけどさ、彼女とかとはまた違う好きっていうかさ、ホンマにヤルためだけの女じゃないと思うで」
    「何を言いだすんよー」

    2008-03-10 15:04:00
  • 240:

    @◆QgQkDdInhk

    「だってさぁ、家には置いていかんやろ。なんか嫌やん?物触られたりしたら。起こして一緒に出るやろ?」
    なぜか力説するゲンちゃんは、身振り手振りまで加えている。
    「それは人それぞれちゃう?家に人呼ぶん好きな人やったら慣れてるやろ」

    2008-03-10 15:05:00
  • 241:

    @◆QgQkDdInhk

    「そうかぁ?俺は嫌やけどなー」
    「ふーん・・・」
    珍しくゲンちゃんの意見に納得のいかないまま、1時間程してゲンちゃんに客からの催促があり、その日のお茶会は幕を閉じた。

    2008-03-10 15:05:00
  • 242:

    @◆QgQkDdInhk

    「あー・・・星本先生とまた4人で遊びたいねぇーってなったんで、今度は真壁先生ん家にお邪魔しよかなぁなんて」
    ちゃんと言い訳考えといて良かった。
    「おーいいですねぇ。寒なってきたし鍋でもしよか?」

    2008-03-10 15:25:00
  • 243:

    @◆QgQkDdInhk

    「はい!星本先生、料理得意らしいです。」
    「じゃぁ鍋の他にもなんか作ってもらお。あーでも真壁ん家は無理ちゃうかなぁ?あいつ自分家に人入れるん好きじゃないんですよねぇ・・・俺ん家でもいいですか?」
    「あ、それは全然」

    2008-03-10 15:25:00
  • 244:

    @◆QgQkDdInhk

    「じゃぁまた日にち決めといて下さい、授業行ってきまーす。」
    「いってらっしゃい」

    2008-03-10 15:25:00
  • 245:

    @◆QgQkDdInhk

    あいつ自分家に人入れるん好きじゃないんですよねぇ
    あいつ自分家に人入れるん好きじゃないんですよねぇ
    あいつ自分家に人入れるん好きじゃないんですよねぇ
    あいつ自分家に・・・・

    2008-03-10 15:26:00
  • 246:

    @◆QgQkDdInhk

    どういうことよ真壁・・・・・
    「なんで睨むねん、どうせやったら見つめてや」
    またケラケラ笑ってやがる。
    「別に睨んでませんよ」

    2008-03-10 15:27:00
  • 247:

    @◆QgQkDdInhk

    コイツ、一体本当に私の事どう思ってるんやろ・・・授業中も後ろのブースの真壁が気になって仕方なかった。どうせ次にお声がかかるのは来月だろうし、私からまた会いたいなんて言う理由もないし・・・。
    考えても仕方ない事は考えない事にした。

    2008-03-10 15:27:00
  • 248:

    @◆QgQkDdInhk

    >>244-269
    3月9日深夜更新分です。
    >>274-292
    3月10日午後更新分です。

    2008-03-10 15:30:00
  • 249:

    名無しさん

    更新ありがとうございます?毎回楽しく読まして頂いてます?頑張れ?

    2008-03-10 22:11:00
  • 250:

    名無しさん

    あげ?

    2008-03-11 17:41:00
  • 251:

    @◆QgQkDdInhk

    294さん
    ありがとうございますm(__)m出来るだけ早く更新出来るよう頑張りますので完結まで宜しくお願いします。
    295さん
    あげありがとうございますm(__)m今からまた更新しますので、また宜しくお願いします。

    2008-03-12 17:23:00
  • 252:

    @◆QgQkDdInhk

    >>292の続きからです。

    2008-03-12 17:26:00
  • 253:

    @◆QgQkDdInhk

    「お前ら今で予定あわんとか言ってたら社会人なったら連絡取られへんで」
    背中に舌を這わせて耳元まで上がってくると、真壁は私の顔を覗きこんだ。
    「でもさぁ、本当に予定合わないんですよ、ゲンちゃんもゲンちゃんで幹事ちゃんとせえへんし。」
    「まぁ俺の予想では、結局国見先生んとこに幹事の仕事が回ってきそうやけどな(笑)」

    2008-03-12 17:41:00
  • 254:

    @◆QgQkDdInhk

    寝そべる私に、覆いかぶさるようにして抱きついた真壁の手が、胸の突起に優しく触れる。最初はあんなに緊張していたのに、今では真壁の体温が心地よくすら感じるから不思議だ。
    「先生ってほんま、忘れた頃に誘ってくるね(笑)」

    2008-03-12 17:46:00
  • 255:

    @◆QgQkDdInhk

    「そう?(笑)お前が勝手に忘れるだけやろ」
    まるで子猫がじゃれてくるようなキスが頬っぺたに何度も当たる。
    「なぁ。。。急に私に会いたくなるん?」
    「うわぁー何?自意識過剰(笑)」
    ケラケラ笑いながら、胸を握る手がギュッと力を増す。

    2008-03-12 17:50:00
  • 256:

    @◆QgQkDdInhk

    「痛いって!(笑)」
    そのまま、じゃれあっているうちに私達は第二ラウンドに突入した。といっても、その日は尽くしたいDAYだったらしく、嫌がる私を押さえつけ、ベットまでヨダレでびちょびちょになる位にアソコを舐め回した真壁は、
    「ちゃんと最後までしたるやん(笑)」
    と言って、太ももを押さえた手をなかなか離してくれなかった。初めてアソコがヒクつくというのを感じた私は、その日も真壁になんの奉仕もする事なく、俗にいうマグロ状態で事を終えてしまった。

    2008-03-12 18:02:00
  • 257:

    @◆QgQkDdInhk

    汗ばんだ私の体に、真壁が薄いシーツをかける。
    「先生?」
    「ん?」
    「私もなんかしましょか?なんかいっつもしてもらってばっかやし」

    2008-03-12 18:05:00
  • 258:

    @◆QgQkDdInhk

    「ははは(笑)なんか女にして欲しいんやったらもっとウマい奴とやるから」
    「でも私。。。このままやったらマグロやし」
    「マグロがいい時もありねんって(笑)して欲しい時は綾香とするから」
    「ふーん。。。」

    2008-03-12 18:08:00
  • 259:

    名無しさん

    見てます?更新されてたら嬉しい?

    2008-03-12 18:13:00
  • 260:

    @◆QgQkDdInhk

    「なんかなぁ。。。たまぁにむっちゃ抱きたくなるねん国見のこと。。。疲れた時とかに」
    「疲れてるのに?(笑)」
    「そう疲れてるのに(笑)」
    自分の言葉になぜか笑いながら、タバコに火を点け、私を抱き込むと、優しく頭を撫でながら、すぐに真壁は眠ってしまった。

    2008-03-12 18:13:00
  • 261:

    @◆QgQkDdInhk

    305さん
    ありがとうございます(涙)嬉しいです。。。出来る限りですが頑張ります。

    2008-03-12 18:15:00
  • 262:

    @◆QgQkDdInhk

    そっと真壁の右手からタバコを抜き取り、灰皿に押しつけた。顔にかかる髪の毛をかきあげると、彫りの深い目元に影が出来る。薄めなのに赤くてぷっくりした唇は、女の私ですら可愛く感じる。
    こんなキレイな寝顔して。。。先生一体何考えてるん?私の事どう思ってるんよ?(笑)
    見つめられている事に気付いたのか、薄めを開け手招きをしてきた真壁に、そっと抱きつく。

    2008-03-12 18:23:00
  • 263:

    @◆QgQkDdInhk

    「これ位が調度いいやろ?」
    眠そうな声で真壁が囁く。
    「ん?」
    「俺とお前は付き合っても続かんよ。年も離れてるし」

    2008-03-12 18:28:00
  • 264:

    名無しさん

    「別に付き合いたいと思った事なんかないから考えた事ないけど」
    「あっそ(笑)」

    2008-03-12 18:51:00
  • 265:

    @◆QgQkDdInhk

    真壁は指に髪を絡めたり、股に足を挟んで眠るのが好きだった。それが誰かとの、例えば、綾香さんとの毎日で付いたクセだったとしても、私にはそんな事どうでもよかった。

    2008-03-12 18:53:00
  • 266:

    名無しさん


    二人の関係の定義や、取りまく環境、この部屋の外で真壁が誰にどんな甘い言葉を囁いているかなんて、気にならない。

    2008-03-12 18:56:00
  • 267:

    @◆QgQkDdInhk

    大切なのは、今ここにいる真壁であり、私であった。二人きりの時間に真壁がこうして、私の事だけを考えていてくれる、それだけで、私は充分に満足出来た。

    2008-03-12 18:58:00
  • 268:

    @◆QgQkDdInhk

    すいません、上の名無しも@です。
    >>298ー313を更新しました。

    2008-03-12 19:05:00
  • 269:

    名無しさん

    すごく面白いです
    一気によんじゃいました?

    2008-03-12 22:57:00
  • 270:

    @◆QgQkDdInhk

    >>313の続きからです。

    2008-03-13 02:49:00
  • 271:

    名無しさん

    更新ありがとうございます?

    2008-03-13 03:19:00
  • 272:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見ー。鍋食えよ鍋」
    「だってこのもやしのん、本当においしいですよ」
    「ありがとう、嬉しいわぁ」
    「うわーほんまおいしい。星本先生に住んで欲しいわ。俺、自炊まったくあかんから」

    2008-03-13 04:08:00
  • 273:

    @◆QgQkDdInhk

    別に誘われた訳でもないけれど、真壁と私は初めて体を重ねたあの日の様に、中央図書館の前をトボトボと歩き、同じコンビニで同じ様な物を買って真壁のマンションに向かった。
    「あの二人、今頃ヤッてんちゃうか?(笑)」
    「あほ!」

    2008-03-13 04:15:00
  • 274:

    @◆QgQkDdInhk

    「もーしゃーないなぁ俺らもヤッたるって(笑)でも今日は泊まりなしやで。送ったるから」
    「当たり前やろ。送ってくれな電車ないし」
    エレベーターの中で、酔っているせいか、真壁はキスをしてきた。酒臭い最低のキス。
    でも『初めて外でチューしたな(笑)』その言葉がなんだか嬉しくて、私は顔を上げられなかった。

    2008-03-13 04:20:00
  • 275:

    @◆QgQkDdInhk


    真壁と初めて手を繋いだのもこの時、エッチをした時よりもドキドキしたのを覚えてる。

    2008-03-13 04:22:00
  • 276:

    @◆QgQkDdInhk


    そして・・・・

    初めて、あの人に会ったのもこの時だった。

    2008-03-13 04:24:00
  • 277:

    @◆QgQkDdInhk

    想像通りの、大人の女の人。
    コムデギャルソンの衿の大きなシャツに、ぴったりした黒のパンツスーツ。
    ロキシタンのローズの香り。
    なぜだろう・・・何から何まで鮮明に覚えてる。

    2008-03-13 04:26:00
  • 278:

    @◆QgQkDdInhk

    ・・・・。
    「あ・・・やば」
    真壁がドアの前で止まる。
    「どうしたん?鍵忘れたんですか?」

    2008-03-13 04:29:00
  • 279:

    @◆QgQkDdInhk

    「多分やけど・・(ガチャ)・・あっやっぱり」
    真壁が少しだけ開けたドアの隙間から、ダイアナの黒のパンプスが見えた。背筋が凍るとは、まさにあういう事を言うんだろう。
    「まーしゃーないか。ただいまぁ」
    「しゃーないって私どうすんの!?帰りますよ?」

    2008-03-13 04:31:00
  • 280:

    @◆QgQkDdInhk

    「ええやん、あがっていけや。お菓子も買ったし」
    え!?え!?
    「おかえりー、昇、携帯出えや!駅から歩いてんで?」
    「すぐやんけ。はいお土産にお菓子やるわ」

    2008-03-13 04:33:00
  • 281:

    @◆QgQkDdInhk

    「あの辺、ホームレス多いから嫌やねんって!・・誰さん?」
    真壁をよけて私を覗きこんだ、長い黒髪に、モチモチした肌を持つこの人、多分、いや絶対。この人が綾香さんだ。

    2008-03-13 04:35:00
  • 282:

    @◆QgQkDdInhk

    「みんなで鍋しててんって。んじゃー送ってくるわ」
    「えー晩御飯作ってたのに、食べてきたん?」
    「冷蔵庫入れといたらええやんけ」
    「お邪魔しました!」

    2008-03-13 04:39:00
  • 283:

    @◆QgQkDdInhk

    「はーい」
    真壁の後ろにぴったり付いてエレベーターに乗り込んだ私は、息の仕方すら忘れている程だった。
    「はぁ・・・お前息止める必要ないから(笑)」
    「やばいやん!先生大丈夫なん?」

    2008-03-13 04:41:00
  • 284:

    @◆QgQkDdInhk

    「何が?」
    「彼女に、嘘ってバレてるんじゃないですか?」
    「俺嘘ついてないやん、今からお前送るし(笑)」
    「いや、そーやけど・・・」

    2008-03-13 04:43:00
  • 285:

    @◆QgQkDdInhk

    「ああいうんは動揺したらあかんねんって、お前、浮気出来んタイプやな(笑)」
    「出来ないんじゃなくて、しないんです」
    「あっそ、とりあえず今日はナシやわ、ごめんな」
    「それはいいですけど」

    2008-03-13 04:45:00
  • 286:

    @◆QgQkDdInhk

    そのまま車に乗り込み、真壁は家まで送ってくれた。別段変わった様子もなく、こんなにも動揺しない真壁の今までの恋愛遍歴を想像すると、少しムカついた。
    「ばいばいのチューしたろか?(笑)」
    「いらんわ!」
    その日、私は真壁の車を見送らなかった。それがせめてもの抵抗だった。

    2008-03-13 04:51:00
  • 287:

    @◆QgQkDdInhk

    >>298-313 3月12日夕方更新分
    >>318-341 3月12日深夜更新分

    2008-03-13 05:00:00
  • 288:

    名無しさん

    頑張って下さいネ!

    2008-03-13 07:44:00
  • 289:

    名無しさん

    めちゃおもろい

    2008-03-13 10:39:00
  • 290:

    名無しさん

    ちょっと切ないね??でもホンマおもろいわー夢中なる

    2008-03-13 11:03:00
  • 291:

    ◆4hKX0USr4.

    はまった??

    2008-03-13 11:46:00
  • 292:

    名無しさん

    頑張ってなぁ?楽しみしてるカラ??

    2008-03-13 21:35:00
  • 293:

    名無しさん

    かなりおもろい?続き待ってるね?

    2008-03-14 00:01:00
  • 294:

    @◆QgQkDdInhk

    >>341の続きからです。

    2008-03-14 04:00:00
  • 295:

    @◆QgQkDdInhk

    家に入ると、私はすぐにゲンちゃんに電話をした。仕事中だから出ないかな?とダメもとでかけたのだが、ワンコールで電話に出たゲンちゃんは、今日は夜中2時からの出勤らしく(すげーなホスト)、それから小一時間、私の話を聞いてくれた。
    『真壁の彼女、俺の客になってくれんかなぁ』
    「無理やな、真壁の話からしても、かなり真壁に惚れてるみたいやし」
    『真壁ってそんないい男なん?』

    2008-03-14 04:11:00
  • 296:

    @◆QgQkDdInhk

    ゲンちゃんの問いかけに、私は言葉に詰まった。
    「・・・さぁ、彼女にとってはそうなんちゃう?」
    『みっちょんにとっては?』
    さすがゲンちゃん、見逃さないなぁ・・・

    2008-03-14 04:13:00
  • 297:

    @◆QgQkDdInhk

    「真壁の事、深く考えるの止めたもん。だから分からん。」
    『もーええやん!好きやん(笑)手繋いでドキドキしたんやろー?』
    「嫌!なんかそれ認めたらミジメ過ぎるやん。彼女と鉢合わせなって帰らされたとか」
    『・・・うーん。そうか?俺は、浮気相手を送りに行った真壁を待つ彼女の方が、だいーぶミジメやと思うけど。』

    2008-03-14 04:17:00
  • 298:

    @◆QgQkDdInhk

    「彼女は彼女っていう地位があるからいいねんって。それに私の事、ただのバイトの子やと思ってるし」
    『思ってる訳ないないない!(笑)』
    「ビックリする位に普通の対応やったで」
    『あんなぁみっちょん』

    2008-03-14 04:20:00
  • 299:

    @◆QgQkDdInhk

    『それが大人の対応やねんって。大人は修羅場は好きちゃうねん。プライドあるしな』
    そのゲンちゃんの言葉は、頭の中からずっと離れなかった。
    好きな男が、浮気をしている相手と家に帰って来ても、怒りよりプライドが勝ってしまうなんて・・・そんな事ってあるんだろうか

    2008-03-14 04:23:00
  • 300:

    @◆QgQkDdInhk

    その辺をもっと詳しく聞きたかったけど、残念ながらゲンちゃんが夜の蝶となる時間になり、お茶の約束も出来ないまま、電話は切られてしまった。
    あー今日は眠れないな・・・と思ったけど、あのダイアナのパンプスを見た時からの緊張で、体も心も相当疲れていたらしく、目を閉じた瞬間、私は眠ってしまった。

    2008-03-14 04:27:00
  • 301:

    @◆QgQkDdInhk

    携帯のアラームで目が覚める。
    そのまま受信メールを見て・・・・また背筋が凍りつく。

    2008-03-14 04:29:00
  • 302:

    @◆QgQkDdInhk

    いきなりメールしてごめんね。
    真壁昇の彼女の長谷川というものです。国見さんって昨日うちに遊びに来た子やんな?

    2008-03-14 04:33:00
  • 303:

    @◆QgQkDdInhk

    一体、どれくらい思考停止していただろうか・・・。
    真壁に転送して、なんて返すか聞こうと思ったが、まだ彼女といるかもしれないし、私のアドレス知ってるって事は、真壁が教えたって事かもしれない・・・
    バレたのかな?いや・・・勝手に真壁の携帯を見てメールしてきたのかも・・・
    あれやこれやと浮かんでは消える推測と得策・・・とりあえず、私は長谷川さん(綾香さん)にメールを返さずに、塾に行って真壁に指示を仰ぐ事にした。

    2008-03-14 04:38:00
  • 304:

    @◆QgQkDdInhk

    星本先生に先に帰ってもらい、いつもの端っこのデスクに座る。
    もし真壁に今日会えなかったらどうしよう・・・明日また塾には来るけど、今日の朝きたメールを明日の夜返すなんて、真壁に相談したのバレバレやん・・・
    って・・・今日の夜にまだ返信してない時点で、十分バレバレか・・・アハハ

    2008-03-14 05:06:00
  • 305:

    @◆QgQkDdInhk

    「国見先生ー。真壁もう駅やって、外、雪で電車遅れてるらしいですよ。」
    「あ、はい。え!?雪降ってるんですか?・・あ!星本先生!!」
    「うわ!ほんまやわ!星本先生も家遠いですよね?」
    「はい、確かミノウの方やって言ってましたけど。」

    2008-03-14 05:16:00
  • 306:

    @◆QgQkDdInhk

    >>351-367を更新しました。
    すいません、もうおめめが開きません。おやすみなさい。

    2008-03-14 05:22:00
  • 307:

    名無しさん

    もう少しだけおめめ開いてる欲しいけど… お疲れさま
    気になるとこで終わって気になりながら寝ます(笑)

    2008-03-14 05:25:00
  • 308:

    名無しさん

    >>369 訂正
    おめめ開いて欲しいけど…でした?

    2008-03-14 05:37:00
  • 309:

    名無しさん

    気になる−
    更新ありがとう?続き楽しみにしてます?

    2008-03-14 06:21:00
  • 310:

    名無しさん

    もー!気になる!ヤバイ!ほんまこの小説すき!

    2008-03-14 08:29:00
  • 311:

    名無しさん

    気になりすぎるわ?

    2008-03-14 10:17:00
  • 312:

    名無しさん

    一気に読んじゃいました かなりハマりますね 面白いです 頑張って下さい

    2008-03-14 22:29:00
  • 313:

    名無しさん

    一気に読んじゃいました かなりハマりますね 面白いです 頑張って下さい

    2008-03-14 22:29:00
  • 314:

    @◆8NBuQ4l6uQ

    終わります。

    2008-03-15 12:17:00
  • 315:

    名無しさん

    久々にはまりました?頑張って下さいね?めちぁ楽しみしてます??

    2008-03-15 14:36:00
  • 316:

    ちぃ?

    ????しぉり????

    2008-03-16 04:30:00
  • 317:

    名無しさん

    もう更新せーへんの??
    楽しみやのに?

    2008-03-18 12:13:00
  • 318:

    名無しさん

    .

    2008-03-18 12:57:00
  • 319:

    名無しさん

    終わったん?

    2008-03-21 21:13:00
  • 320:

    名無しさん

    .

    2008-03-23 03:15:00
  • 321:

    名無しさん

    期待あげ?
    最初からずっと読んでます。真壁たまらん笑。

    2008-03-27 02:53:00
  • 322:

    名無しさん

    一気に読んだー??
    なんか切なくなるね?
    更新楽しみにしてるね??

    2008-03-27 21:26:00
  • 323:

    名無しさん

    .

    2008-03-28 02:52:00
  • 324:

    名無しさん

    ひさびさにはまった?

    2008-03-29 17:07:00
  • 325:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-01 18:12:00
  • 326:

    名無しさん

    かいてー

    2008-04-06 11:46:00
  • 327:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-09 10:48:00
  • 328:

    名無しさん

    2008-04-12 14:54:00
  • 329:

    名無しさん

    あげ?

    2008-04-13 23:01:00
  • 330:

    名無しさん

    あげ?

    2008-04-18 04:23:00
  • 331:

    名無しさん

    あげ?

    2008-04-21 03:01:00
  • 332:

    名無しさん

    かいてぇ

    2008-04-23 08:50:00
  • 333:

    名無しさん

    書いて欲しい?

    2008-04-26 13:32:00
  • 334:

    名無しさん

    書いて〜

    2008-04-26 20:33:00
  • 335:

    名無しさん

    かいて??

    2008-04-28 15:57:00
  • 336:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-30 19:41:00
  • 337:

    あや

    ?ひゃあく

    2008-05-01 02:59:00
  • 338:

    名無しさん

    書いてほしい??

    2008-07-05 22:26:00
  • 339:

    名無しさん

    ??

    2008-08-06 01:17:00
  • 340:

    @◆wemVbZnBiI

    「雪ひどいから、真壁に直帰する様に連絡して僕らも出ようか」
    そう言うと塾長はビルの管理会社に電話し、今日は早く閉める旨を伝え始めた。
    ガ−ン・・・雪でブーツが台無しになるよりも数万倍ショック・・・今日は真壁に会えない。

    2008-08-09 03:07:00
  • 341:

    @◆yUdlPyfXU6

    「そうですねぇ・・・じゃぁ俺が真壁の携帯に連絡入れとくし、国見先生もう帰ってもいいよ」
    「いいですいいです!!私友達が九条に住んでるから泊まりに行くつもりで・・・だからゆっくり出来るんで・・・ブラインド下ろしてきますね!」
    もちろん真っ赤な嘘・・・九条と西九条が西区と此花区ってことだって最近知ったくらい。

    2008-08-09 03:09:00
  • 342:

    @◆rlQIyEopco

    「そやなぁー明日は暴風警報も出るやろうから塾は休校やし、頼むわ」
    塾長はもうコートに腕をとおしている。
    「はい」
    コツコツと勢いよくヒールで階段を駆け昇りながら、不安だわ、怖いわ、情けないわで、私はどうしたらいいか分からなくなっていた。もう!あほ!!あほあほあほ!!

    2008-08-09 03:11:00
  • 343:

    @◆wemVbZnBiI

    すいませんトリップ忘れましたので、次からこれにします。

    2008-08-09 03:13:00
  • 344:

    @◆wemVbZnBiI

    指導室に入って電気を点けると、窓に映ったお顔はくしゃくしゃ・・・もう真壁!!何してんのんよ!!あんたの彼女がメールしてきたんやろ!!あほ!!あほあほあほあほ!
    「もぉ!!」
    ブラインドの紐をビュンッビュンッひっぱって雑に下ろす。あんたが浮気なんかするから!彼女おるのにたまに優しくするから!!何度も抱くから!!こんな事になったんやろ!!どこで・・・どこで何してんのよ!!しゃがみこんでため息とも嗚咽とも取れない声が漏れた。先生・・・

    2008-08-09 03:15:00
  • 345:

    @◆wemVbZnBiI

    その時・・・
    ポケットの中のバイブが鳴る。
    ブー・・・ブー・・・緑色のランプに慌てて携帯を開く

    2008-08-09 03:17:00
  • 346:

    @◆wemVbZnBiI

    怒りの返信を返そうとした瞬間、今度は真壁から電話が・・・P!
    「もしもし!?」
    『はいはい』
    「今どこですか!?」
    『だからなんばやって(笑)むっちゃ雪やなぁ・・・寒すぎやし。まだ塾?』

    2008-08-09 03:21:00
  • 347:

    @◆wemVbZnBiI

    「もう出るとこ」
    『そうなん、じゃぁ待っててや会議の資料置きに行きたいねん。』
    「いや!」
    『はぁ?(笑)』
    「凍え死ね!P!」

    2008-08-09 03:23:00
  • 348:

    @◆wemVbZnBiI

    結局、真壁のこと待ってる私・・・先にゲンちゃんに綾香さんのメールを伝えて指示を仰げばよかった。
    考えてみたら真壁にメールの事を伝えたって、「無視したら」とか言うのが関の山やし(泣)
    デスクに寄りかかりながらボーっと『合格一直線』と書いた大弾幕を眺める。もし綾香さんにバレてたら塾辞めないとなぁ・・・こんな時期に辞めるなんて生徒に悪い事したなぁ・・・綾香さんにも結婚とか考えてたかもしらんのに私かなり悪い奴やんなぁ・・・ゲンちゃん折角アドバイスしてくれたのにすまん・・・そんな事まで考え始めた時だった。
    カチャ

    2008-08-09 03:27:00
  • 349:

    @◆wemVbZnBiI

    「・・・おかえり」
    「外むっちゃ寒い凍死する」
    「・・・先生の・・・あほぉ(涙)」
    「え?ん?・・・お前泣いてんの?」
    ハタチそこそこの娘にこの修羅場は酷過ぎるって・・・まるで水風船が弾けたみたいに、私はウォンウォンと泣きじゃくった。

    2008-08-09 03:29:00
  • 350:

    @◆wemVbZnBiI

    「あんたどしたーん?(笑)」
    真壁は珍しく眉をハの字にして、私の頭を優しく撫でるとギュッと抱きしめてきた。
    「ごめんごめん(笑)綾香やろ?」
    「ん・・んぐ・・・(涙)メール・・・」
    「あ、やっぱりメール送ってたんや」

    2008-08-09 03:31:00
  • 351:

    @◆wemVbZnBiI

    「ん・・ぐへ・・(涙)な、何も、返してないから(涙)」
    「別に返信してもいいのに(笑)この前も帰してもうたしな、ごめんな」
    真壁はそう言うと私の頭をポンポン叩きながら、私の荷物を片手でヒョイっと持ち、パチパチと教室の電気を消し、私を表にひっぱった。シャッターを閉めて待たせていたタクシーに乗り込む。行き先を告げた時、真壁の口から出たマンションの住所に、今晩は一緒に居られるんだとやっとホッとした。でもなぜか涙は止まらなくて、グズグズ鼻を鳴らす私に、
    「恥ずかしい子(笑)」
    と真壁は呆れ笑い、それ以上何も言わなかった。

    2008-08-09 03:34:00
  • 352:

    @◆wemVbZnBiI

    マンションに到着し、エレベーターに乗り込んでも何も言わない真壁。この前は、初めて外でキスしたねってジャレてたはずのこのエレーベーター・・・こんなに広かったっけ。持たせた荷物もそのままで、私はただ真壁に付いて家の中に入り、部屋の真ん中にちょこんと座った。

    2008-08-09 03:36:00
  • 353:

    @◆wemVbZnBiI

    机にポケットのタバコやら携帯やらを置くと、真壁はスーツを脱ぎながら話し始めた。
    「綾香とはな・・・俺らもう終ってんねん。大分前から。」
    「うそ!先生、むっちゃ大切にしてるやん!」
    「いや俺同じくらいにあなたの事も大切に扱ってきたつもりですけど」
    「全然違う!」

    2008-08-09 03:39:00
  • 354:

    @◆wemVbZnBiI

    「そう?(笑)わがままー」
    脱いだシャツを投げつけてきた真壁に、ベットの枕を投げ返した。
    「今日は相当ひつこいなぁお前」
    ため息をつき、タバコに火を点ける真壁。

    2008-08-09 03:42:00
  • 355:

    @◆wemVbZnBiI

    「当たり前やろ!私メール返されへんし、どーしたらいいんか本間に悩んだんやから!」
    「なんで?」
    「なんでって!?先生と綾香さんの関係むちゃくちゃにしてしまったと思って・・・」
    「だからぁもう終わってるって!しかも家に女入れた位でそこまでむちゃくちゃならんならん(笑)」
    さっきからヘラヘラ笑って・・・怒

    2008-08-09 03:45:00
  • 356:

    @◆wemVbZnBiI

    「・・・はぁ・・・これ話してもいいんやけどなぁ・・・話したら、お前今日はヤラせてくれへんやろうしなぁ・・・」
    「何よ?」
    鼻をすすって真壁を睨む。
    「あーもー・・・ちょっとこっち来い!」
    腕をひっぱられた勢いで私は真壁と一緒にベッドに雪崩れ込んだ。

    2008-08-09 03:48:00
  • 357:

    @◆wemVbZnBiI

    「いいから」
    「2年くらい」
    うそ本当は一年半・・・
    「そんなもんやろ?でも自分の中ではむっちゃ長い時間やったやろ?」
    「そりゃ先に好きになったんが私やったから」

    2008-08-09 03:52:00
  • 358:

    @◆wemVbZnBiI

    「・・・俺と綾香な・・・今年で11年目やねん」
    「じゅ、11年!?」
    すご・・・
    「やばいやろ(笑)地元一緒でな、中学からやからなぁ・・・途中何回か別れたけど、すぐにより戻して」
    11年って・・・すご過ぎる・・・

    2008-08-09 03:55:00
  • 359:

    @◆wemVbZnBiI

    「ホンマはな、付き合って9年目で、社会人なって仕事も落ち着いてきたし、結婚しろって周りにもお互いむっちゃ言われるから、一緒になろかって考えてんけどな」
    私は固まって相槌も打てずに同じように天井を見つめた。
    「気づいてもーてんなぁ・・・なんかコイツちゃうわーって(笑)綾香はゼクシーとか読み出すし、10年目で区切りいいとかいう話ばっかりしだすし」
    そりゃぁそうでしょ・・・

    2008-08-09 03:57:00
  • 360:

    @◆wemVbZnBiI

    「で、これは早めに言わないとと思って24の時に、結婚する気ないって言って、もう別れよ言うたと・・・聞いてる?」
    「・・・よく刺されませんでしたね」
    「まぁそれに近い事にはなったけどな(笑)でもやっぱりお互い人生の半分近く一緒にいるからさぁ、こんなよくわからん状態が2年近く続いてて今に至ると・・・」

    2008-08-09 03:59:00
  • 361:

    @◆wemVbZnBiI

    真壁の話が、あまりにも大人過ぎて、合コン行っただのアドレス教えただのでケンカになる様な恋愛しかした事なかった私は、なんて言ったらいいのか分からなかった。
    「俺がさぁ、最低な事したっていうのは分かってるし、綾香の人生むちゃくちゃにしたって泣かれた時も、本間そうやなぁって思ったし。ただ結婚はさぁ情では出来んわ・・・うん」
    「・・・うん」
    何がうんなんや私!!でもそれ以外に言葉が浮かばない・・・

    2008-08-09 04:01:00
  • 362:

    @◆wemVbZnBiI

    「9年間、俺なりにずっとアイツを大切にしてるつもりやってんけどなぁ。今でも大切なんやけどな・・・」
    「じゃぁ一緒になってあげたら?」
    なぜか綾香さんが不敏でしょうがなくなってきた。真壁を好きになってハマってしまう気持ちは痛いくらいわかる。
    「だから、また違うねんって結婚わ。お前も、もーちょっとしたら分かるわ」

    2008-08-09 04:03:00
  • 363:

    @◆wemVbZnBiI

    「先生結婚したくないん?」
    急に真壁がこっちを向くからビックリしてベッドから落ちそうになる。
    「いや普通にしたいよ(笑)税金も安なるし、扶養手当も付くし(笑)」
    「じゃぁ・・「でもな!その相手は気があって話もあって11年もそばにおった奴とは別ってこと」

    2008-08-09 04:05:00
  • 364:

    @◆wemVbZnBiI

    「・・・ごめん・・よくわからん」
    「いいよ、俺もよくわからんし・・・あーあ・・この空気やったら今日はナシやなー」
    「うん当然」
    「ヤッた後に話したら良かった」
    「イヤやわ!そんなピロートーク!」

    2008-08-09 04:07:00
  • 365:

    @◆wemVbZnBiI

    真壁が軽く私にオデコをぶつけてきて、グリグリと押し当ててきた、彼なりに甘えているらしい。
    その後、冷たくてカサカサの唇同士がぶつかる。
    「俺、それなりにあんたの事も考えてるから。でも今は・・・まぁ今話したみたいな状態やし、色々気になるやろうけど、もうちょっとこの状態でおってくれへん?」

    2008-08-09 04:09:00
  • 366:

    @◆wemVbZnBiI

    「私・・・この関係に不満なんかないで?」
    結構強めに頭を叩かれる。
    「あほか!こんな関係に満足する様な女になるな。」
    そう言うと、今日はしないって言ったのに、真壁は電気を消した。

    2008-08-09 04:11:00
  • 367:

    名無しさん

    ャバ!!
    ぉもしろぃ?

    2008-08-09 05:02:00
  • 368:

    名無しさん

    きたきたぁ?

    2008-08-09 11:01:00
  • 369:

    名無しさん

    再開嬉しい

    2008-08-12 03:26:00
  • 370:

    名無しさん

    ばぁり楽しみ?

    2008-08-12 18:35:00
  • 371:

    名無しさん

    うは?更新めた嬉しい??がんばってね???

    2008-08-12 22:05:00
  • 372:

    名無しさん

    ばり気になる?再開嬉しすぎ?

    2008-08-13 07:18:00
  • 373:

    名無しさん

    頑張ってな?久々はまった?

    2008-08-14 06:25:00
  • 374:

    名無しさん

    早く読みたい??

    2008-08-14 21:41:00
  • 375:

    名無しさん

    まだですか??楽しみなんです?

    2008-08-16 00:49:00
  • 376:

    @◆wemVbZnBiI

    >>433の続きからです。

    2008-08-16 02:22:00
  • 377:

    名無しさん

    え…

    2008-08-16 02:52:00
  • 378:

    @◆wemVbZnBiI

    446さん>
    すいません今から更新です!

    2008-08-16 04:32:00
  • 379:

    @◆wemVbZnBiI

    真壁が朝まで私の手を離さなかったあの日から、私たちの関係が何か変わったりする訳でもなく、忘れた頃にかかってくる電話に釣られて、マンションに行き抱かれて眠る。そんな日々が続いた。

    2008-08-16 04:34:00
  • 380:

    @◆wemVbZnBiI

    寒さには拍車がかかり、テレビでは連日の寒波に記録更新の文字が躍った。女だらけのクリスマスと、実家で過ごすカウントダウンを越えて、大学の後期試験が終わった頃、私はいつもの様に、梅田でゲンちゃんの話を聞きながらアールグレイを飲んでいた。

    2008-08-16 04:36:00
  • 381:

    @◆wemVbZnBiI

    「ほーんまヤバイわ」
    「うん…ホンマやったらヤバイな。でもまだホンマかわからんからヤバくないって(笑)」
    めずらしく取り乱すゲンちゃんがなんだか面白い。
    「いや・・・あれはマジやな…腹くくった顔してたわ」
    「ゴムしてたんやろ?」

    2008-08-16 04:38:00
  • 382:

    @◆wemVbZnBiI

    「いつもはな・・・でもむっちゃ酔ってたから、その時は正直自信ない」
    まぁこの会話を聞いてだいたいお分かりのように、ゲンちゃんは神様から授かったよ宣言をされたらしい。
    「いいやん…姫子やろ?客でもないし、何年付き合ってんのよ。結婚したれば?」
    「あほかーい。俺まだ専門学生やで?一緒に住んでるんだってお互い親に反対されてんのに、腹ましたなんかバレたら一生会われへん様になるわ」
    「うーん…」

    2008-08-16 04:41:00
  • 383:

    @◆wemVbZnBiI

    「姫子は学校とかどうするって言ってるん?」
    「あー?辞めるつもりちゃうか。なんか美容師なる気ない言うてたし」
    じゃぁなぜ専門学校に…。
    「とりあえず市販のんでもいいからちゃんと調べたほうがいいで。体調悪いだけかもしらんし」
    「うん。そやねん。でも姫子が出来てたら嫌や怖い言うて、検査薬してくれへんねん」

    2008-08-16 04:45:00
  • 384:

    @◆wemVbZnBiI

    「怖いって…」
    「今、学校でちょっといいなって思う子いたからさぁ…二重に凹むわ」
    「!?ゲンちゃん姫子と別れてその子と付き合うつもりやったん!?」
    店内に響きわたる声に、ゲンちゃんの顔が般若みたいになる。
    「そこまで考えてないけどな!もう長いしな…」

    2008-08-16 04:47:00
  • 385:

    @◆wemVbZnBiI

    「じゃぁ二股すんの?」
    枕しまくりのゲンちゃんに二股の定義があるんかわからんけど
    「せーへんよ!姫子だけやし。たださぁ客以外の女とも遊びたいやん?」
    ゲンちゃんは外人みたいに手を広げて、自分の正当性を話し始める。
    「だいたいさぁ姫子、結婚願望強すぎやねん!学校辞めたいし結婚したいしやったら、俺のこと逃げ道にしてるとしか思われへんわ」

    2008-08-16 04:49:00
  • 386:

    @◆wemVbZnBiI

    「…ふーん。いいやんそれでも。共働きじゃないと嫌なん?」
    「それはどっちでもいいけど、なんていうんかなぁ…あーこいつ逃げてるなって、あいつが将来の話する度に思ってまうねん」
    「…ふーん」
    めずらしく声を荒げるゲンちゃんに、私はそれ以上反論せず、アールグレイを飲み干した。

    2008-08-16 04:51:00
  • 387:

    @◆wemVbZnBiI

    「…俺はゲンちゃんの気持ちわかるわぁ」
    ニットを着ようとする私の耳に、真壁がゆっくりキスをした。
    「邪魔せんといてよ。寒いねんって」
    手だけ通したニットを脱がされテレビの方へ投げられる。真壁との逢瀬は一回一回が濃厚で、本当にもう私、真壁意外とできないんじゃないかと本気で思う。
    「ベットん中入ってたら暖かいやんけー」

    2008-08-16 04:56:00
  • 388:

    @◆wemVbZnBiI

    抱きついたままベッドに押し倒され、太ももから上がってきた手は、さっきまで散々もてあそんだ所を、また触ろうとしている。
    「もう!無理無理!今日は帰るから」
    体がもたん!そう思い足をバタつかせて真壁から逃げようとするが、いつものキスの応戦に、途端に大人しくなってしまう私。なぜかいつも冷たい真壁の口の中に、舌が無理やりひっぱられる。

    2008-08-16 04:58:00
  • 389:

    @◆wemVbZnBiI

    「ん…ッ」
    強引なのに…ひつこくない大人のキス。右手は何かを探すように、いつもの場所を行ったりきたり…ふいに漏れる声に、真壁は優しく微笑む。
    「送ったるから、もっかいしよか」
    「もぉー・・・ン…アァ…」
    何かを優しく掴む様な右手はスピードをあげる。舌で首から一本の道を作りながら、下に下っていき、布団の中に潜り込む真壁。

    2008-08-16 05:00:00
  • 390:

    @◆wemVbZnBiI

    「ンァ…アァ!ァァ…ア・・」
    「びしょびしょやん。可愛い」
    シーツを握る手を強くして目をつぶった。
    「せ、先生…いや」
    恥ずかしすぎて死ぬー…アソコ舐めるんやったら、せめてシャワー浴びた後にしてー!

    2008-08-16 05:04:00
  • 391:

    @◆wemVbZnBiI

    「大丈夫、むっちゃ気持ちよくしたる」
    そう言うと真壁のねっとりとし舌が、ぺろりとアソコを舐めた。
    「恥ずかしくて死にそう」
    「(笑)大丈夫、恥ずかしくて死んだ奴おらんから」
    シーツを握っていた手を解き、真壁は何度も何度も指を絡め組みなおしてくる。本当、経験値の差を思い知らされる。舌が焦らす様に、クルクルと周りをなぞると、真壁の息も荒くなっているのが分かった。

    2008-08-16 05:06:00
  • 392:

    @◆wemVbZnBiI

    「恥ずかしくて死にそう」
    「(笑)大丈夫、恥ずかしくて死んだ奴おらんから」
    シーツを握っていた手を解き、真壁は何度も何度も指を絡め組みなおしてくる。本当、経験値の差を思い知らされる。舌が焦らす様に、クルクルと周りをなぞると、真壁の息も荒くなっているのが分かった。
    「ァア…んァ…アアァ!」
    右手はまだ熱くなっているであろう突起に触れたまま。

    2008-08-16 05:09:00
  • 393:

    @◆wemVbZnBiI

    「可愛い。ほんま可愛すぎ」
    真壁が私のアソコにちゅぱちゅぱとキスをすると、お互いの体液が絡み合い、いやらしい音が部屋中に響く。
    「ァア・・・ン…いやッ…アァ」
    指を絡めていた左手を解くと、小ぶりの胸を大きなストロークでゆっくりもみ始める。それとは逆に、右手の連打はスピードを増し、舌は外人のディープキスみたいに、アソコの中に入ってくる。
    「ヒャッ…アッ…アァッ!」

    2008-08-16 05:11:00
  • 394:

    @◆wemVbZnBiI

    「ヒャッ…アッ…アァッ!」
    大きくなっていく声に、真壁の舌と右手はスピードと強引さを増し、ピチャピチャという音は、喘いでる自分にもハッキリと聞こえた。
    連打と舌の上下運動がスピードを増し、乳首を強く摘まれた時、
    「ァアアアアッ…ヒャァ!」

    2008-08-16 05:14:00
  • 395:

    @◆wemVbZnBiI

    あそこが緩み、お尻の下のシーツがビショビショになっているのが分かった。
    しばらく沈黙が続き、真壁は言った。
    「絶対隣の部屋に聞こえてるわ(笑)」
    「ごめん…なさい」
    そしてまた言った。

    2008-08-16 05:16:00
  • 396:

    @◆wemVbZnBiI

    「みちる…好きやで」
    初めて名前を呼ばれた瞬間だった。

    2008-08-16 05:18:00
  • 397:

    @◆wemVbZnBiI

    >>448-467を更新しました。

    2008-08-16 05:19:00
  • 398:

    名無しさん

    フィクション?

    2008-08-16 06:50:00
  • 399:

    名無しさん

    頑張って??ほんまこの小説スキ?続き気になる??

    2008-08-16 09:20:00
  • 400:

    名無しさん

    頑張ってください?????

    2008-08-16 19:09:00
  • 401:

    名無しさん

    おもろすぎて死にそう(笑)

    2008-08-16 21:07:00
  • 402:

    名無しさん

    ばり面白い

    2008-08-16 23:00:00
  • 403:

    名無しさん

    まだですか???

    2008-08-17 22:09:00
  • 404:

    名無しさん

    頑張って??

    2008-08-18 12:21:00
  • 405:

    名無しさん

    期待あげ

    2008-08-18 17:25:00
  • 406:

    名無しさん

    気になりすぎる!!

    2008-08-18 23:45:00
  • 407:

    名無しさん

    まだかな??

    2008-08-19 10:13:00
  • 408:

    名無しさん

    急かさんと待とーぜ

    2008-08-19 11:40:00
  • 409:

    名無しさん

    頑張って?

    2008-08-21 11:09:00
  • 410:

    名無しさん

    読みたい?

    2008-09-13 09:26:00
  • 411:

    名無しさん

    やば??
    良すぎです(´д`)!

    2008-09-13 11:27:00
  • 412:

    名無しさん

    続き読みたいです??

    2008-10-12 12:26:00
  • 413:

    名無しさん

    ?

    2008-11-21 02:31:00
  • 414:

    名無しさん

    書いて?

    2009-11-30 19:19:00
  • 415:

    名無しさん

    待ってます?頑張って完結してくださいねッ??

    2009-12-10 12:49:00
  • 416:

    名無しさん

    あげ

    2012-08-19 22:54:00
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