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  • 1:

    《もう正直疲れた。トキいつまで経っても本心明かしてくれへんやん。あたしも限界です…これで終わりにしよ…。長い間ありがとう。バイバイ…》


    ―送信しました―" " "08/02/22 13:35

    2008-02-24 07:56:00
  • 2:

    きらら

    あれから5年の月日が経ち、あたしは22歳になった。今は結婚して平穏で幸せな日々を過ごしている。
    幸せ―だけど…今も時々あの日を思い出してしまう。あなたは今、どこで何をしているの?

    2008-02-22 13:40:00
  • 3:

    きらら

    ―2000年 夏。

    あたし 水本真理 15歳。
    中3の夏休みも終盤に近付き受験勉強はそこそこに、中学最後の思い出作りにと遊びにも励んでいた。

    『真理〜。次靴屋サン見たい〜。』
    そう言って真理の腕を引っ張るのは 沙紀。
    真理とは小さい頃からの幼なじみ。

    2008-02-22 13:57:00
  • 4:

    きらら

    今日は2人で買い物をする為ミナミに来ていた。
    時刻は19:30を回ろうとしていた。
    店が閉まる時間も近いので2人は両手いっぱいに服の入った袋を抱えながら、少し早足で商店街を抜ける。

    2008-02-22 14:03:00
  • 5:

    きらら

    靴屋の正面に着いた途端、沙紀は一つの商品に向かって一直線。
    『真理っこの靴可愛い〜!!似合う?ちょっと見て』
    沙紀が手に取ったのはヒョウ柄のパンプス。
    「あ〜ほんまやぁ可愛いやん!!あたしも買おっかな〜」

    2008-02-22 14:08:00
  • 6:

    きらら

    『そやろっ?真理も買お〜オソロやんっ』
    「うんっ買う買う!!オソロにしよ〜」
    2人は試着をして会計を済ませ店を出た。

    「あ〜そろそろ帰る?」
    真理が時計を見て言った。

    2008-02-22 14:14:00
  • 7:

    きらら

    『ほんまやなぁ〜お腹空いたし帰ろっか』
    2人は駅に向かって歩いていった。慣れないヒールに足取りが重い。
    『ちょっとそこの2人!!待って待って!!』
    後ろから1人の男が声をかけてきた。

    2008-02-22 14:19:00
  • 8:

    きらら

    真理と沙紀は足を止めた。
    『どこ行くん?帰るん?時間ない?』
    声を掛けてきた男は早口で言った。
    「帰る〜。お腹すいたし」
    真理が答えると男は一枚の紙を見せてきた。

    2008-02-22 14:23:00
  • 9:

    きらら

    どうも店の客引きのようで、〈飲食代は必要ないから一度来てみないか?〉との話だった。
    ホストクラブ―そういった世界には無縁の2人はまだ中学生なので…と断った。だが男は、〈お金はいらない。気に入らなかったらご飯食べて帰っていいから〉としつこく誘うので、根負けしてついて行くことにした。

    2008-02-22 14:29:00
  • 10:

    きらら

    『真理コレ大丈夫なん?』沙紀が小声で真理に言った。「大丈夫ちゃう…かな?」真理も不安げに答えた。
    そうこうしてる間に店のあるビルの前に着いた。
    エレベーターに乗り込むと男は『とりあえず年は18て言ってな。お金はこれで』と真理にお金を渡した。

    2008-02-22 14:34:00
  • 11:

    きらら

    ―っらっしゃいませ〜っ!!
    店のドアを開けて中に入ると威勢のいい声が薄暗い店内に響き渡る。
    真理たちを席に案内し男はおしぼりと名刺を差し出した。
    【宮本純】
    『俺純って言います〜よろしく!ご飯はここから選んで〜とりあえず、飲み物は?』

    2008-02-22 14:38:00
  • 12:

    きらら

    そう言って純はメニューを差し出した。真理と沙紀は飲み物と食べ物をオーダーすると純は店内奥に消えていった。
    『なんか大丈夫そやね。うちらと年一緒ぐらいのこいるし』沙紀は安心した様子で笑って言った。
    料理が運ばれてきて、2人は雑談しながら食事をした。

    2008-02-22 14:45:00
  • 13:

    きらら

    時折店のホストが何人か席についた。名刺を配られ世間話。2人は初めての体験に少し戸惑いながらもその場を楽しんだ。食事が済みしばらくすると純が席に戻ってきた。『どう?楽しんでくれた?今日はそろそろ時間やし気に入った子いれば呼んでくるけど?』

    2008-02-24 07:09:00
  • 14:

    きらら

    「うん!楽しかったよ!気に入った子…特にいないかなぁ…?」真里は店内を見渡し、沙紀と目を合わせた。それに対しコクコクと頷く沙紀。『そっか〜そしたら電話番号教えてくれる?またミナミ来た時は連絡してやっ!』そう言って純は携帯を取り出した。

    2008-02-24 07:18:00
  • 15:

    きらら

    「じゃあとりあえず真里が教えるなっ」『おけっ!またミナミ来たら連絡してよ〜』番号を交換し店を出た。ビルの下まで送り出してもらい、そのまま帰ることにした。

    2008-02-24 07:29:00
  • 16:

    きらら

    「なんかホストっていいイメージなかったけど結構おもしろかったなっまた行ってもいいかもやで(笑」『ほんまやなぁ〜(笑 また来ようやっ!』
    ―これが夜の世界との出会い。見る物全てが新鮮で真里たちにはキラキラ輝いた世界に見えた。

    2008-02-24 07:39:00
  • 17:

    きらら

    「あっリョウちゃん!おはよぉ〜」『おぉ〜真里と沙紀やんっおはよぉ』
    初めて夜の世界に足を踏み入れてから2ヶ月が過ぎ夜は肌寒く感じるようになった。あれから真里たちは頻繁に夜のミナミに訪れるようになり、キャッチに出ているホストの顔見知りも増えた。知り合いのホスト達と道で立ち話をするが店には行かない。純の店には一度行ったがまだ中学生の2人にはそこまで浮いたお金もなかったからだ。

    2008-02-24 07:49:00
  • 18:

    きらら

    ホスト達にも本当の年齢を言っていたせいか店に強引に誘う人はいなかった。外で会って話をしたりご飯を食べに行ったり。そんな時間が楽しくて時間を見つけては遊びにきていた。

    2008-02-24 07:56:00
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