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時を戻せたなら…
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1:
主◆Ix8TLCBlVw
まだ冷たい風が心地良い3月のある日、貴方に一通の手紙が届きました。
封を開けなくてもそれは何だか直ぐに分かりました。貴方は名誉だと喜んでおられ、家族皆でお祝いをしましたね。
でもあの日から私の心の時は止まったままです。2008-03-08 02:16:00 -
2:
主◆Ix8TLCBlVw
貴方の妻になってまだ2ヶ月が過ぎようとしていました。
私は何時もと同じように縫製工場の勤めを終え、家の近くの乾物屋で買い物をしていました。
乾物屋のご主人は夫の同級生徒の父親であり、いつも私に親切に接してもらっていました。2008-03-08 02:23:00 -
3:
主◆Ix8TLCBlVw
この日は何時になく上機嫌なご主人が私に「今日は記念すべき名誉な日だ!ナミちゃん!これオマケしとくよ!」そう言って煮干し一袋をくださいました。
「ナミちゃん聞いてくれ!遂にワシの息子にお國から召集命令が届いたんじゃ!これでやっとアイツも一人前になりよったわい!」
2008-03-08 02:30:00 -
4:
主◆Ix8TLCBlVw
私は強い胸騒ぎを覚え、ご主人に早々にお祝いとお礼を告げ、家路を急いだ。
家に帰ると夫はまだ帰宅しては居なかったが、夫の父と母が豪勢な料理をお膳に並べながら、「ナミちゃん!早よ来んしゃい!今日はお祝いじゃよ!息子が帰って来るまでにナミちゃんも早よ手伝って支度せんならんけんね!」
満面の笑みで母がせかした。2008-03-08 02:39:00 -
5:
主◆Ix8TLCBlVw
私は乾物屋のご主人に戴いた煮干しでだしを取り、お味噌汁を作った。
私の頭の中は混乱していたが、兎に角夕げの支度に勢を出した。
もう外は既に日が落ちて真っ暗だった。2008-03-08 02:46:00