小説掲示板ゆめ。のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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ゆめ。

• 1:

  たま

  初めての夢って一体何だっただろう。
  文字におこしたのはきっと幼稚園の時に渡された｢しょうらいのゆめ｣の紙を埋める為にテキトーに書いたケーキ屋さんかお花屋さん。
  
  ゆめってなに？
  と思いながら。

  2008-03-10 23:56:00
• 2:

  名無しさん

  .

  2008-03-11 08:47:00
• 3:

  たま

  眠ると無意識のうちにみせられる｢ゆめ｣しか知らなかった。
  
  その｢ゆめ｣はその頃、背景や人物が全てモノクロだったことを除いて、ほぼ現実とそっくりなことが多かったように思う。
  立体感もあったし、触られた感覚、匂いや味なんかも薄く感じる事ができた。

  2008-03-11 19:25:00
• 4:

  名無しさん

  読んでます。頑張ってください。

  2008-03-11 19:35:00
• 5:

  たま

  ある時は主観的でもあったし、またある時は客観的な場面もあった。
  ゆめのなかではどんな出来事だって何の違和感も残さない。
  私たちが酸素を吸って二酸化炭素を吐きだすのを意識せず行うように、また、ゆめは意識せず好き勝手パネルを入れ替え、繋ぎ合わせていくだけだ。
  それを、私たちも意識せずみている。

  2008-03-11 21:22:00
• 6:

  たま

  ｢ゆめとは、過去に起こった出来事を無意識の内に脳内から取り出したものの断片である｣
  
  と、どこかの賢い先生は言った。
  私も、そうだと思った。
  だって、大抵は自分のよく知った何かが出てくるから。

  2008-03-11 21:26:00
• 7:

  たま

  知らないと思った登場人物だって、通り過ぎた人や、たまたま目に入った人をどこか私の曖昧な部分が覚えていたのかもしれない。
  
  
  ｢せんせい、じゃあ、まさゆめはなぜみるの？｣

  2008-03-11 21:30:00
• 8:

  たま

  ｢あのね、進化って解るかい？｣
  
  ｰｰｰ進化。
  
  ｢うん!にんげんってね、さいしょはみんな海でうまれたんだよ、ごほんでよんだ!｣

  2008-03-11 21:37:00
• 9:

  たま

  
  
  
  ｢僕たちの血は、僕たちだけのものではないんだよ。血だけじゃない、もっと細かいところまで、僕たち一人分ではとても構成できない。今見てるゆめは、一人分のゆめとは限らない。｣

  2008-03-11 21:40:00
• 10:

  たま

  
  
  ｢･･･？よくわかんない｣

  2008-03-11 22:08:00
• 11:

  たま

  賢い先生は、笑った気がする。
  困ったように。
  やっぱり難しかったかな、と。
  
  ｢つまり、正夢も同じ原理さ。本人は覚えてないけれど、ずっと前から継ぎ足され続けている自分の中のどれかが覚えていた記憶が取り出されて、何だかみたことあるな、と思う。｣

  2008-03-11 22:17:00
• 12:

  たま

  ｢でも思うだけじゃあまさゆめにならないよ!!だってね、みっちゃんがコップを落としたのをみて、わたし、あ!!これゆめでみた!!っておもったんだもん。わたしのことじゃなかったんだもん、なのにわかったの。みたことあったの。｣
  
  
  
  ｢うーん、ヒントだそうか。｣

  2008-03-11 22:20:00
• 13:

  たま

  
  
  ｢きみとぼくの仕組みは、いっしょ。｣
  
  *

  2008-03-11 22:26:00
• 14:

  たま

  ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
  ｰｰｰｰｰｰｰ
  ｰｰｰ

  2008-03-11 22:45:00
• 15:

  たま

  賢い先生には賢い先生の中の理論があり、それが正当化されている。
  
  しかし、何故かニンゲンは60億もいるので、色々な考え方がある。
  
  例えば｢正夢、予知夢は誰もが持つとされる第六感が発動し、感じ取ったもの｣という説。

  2008-03-11 22:57:00
• 16:

  たま

  私たちの脳は半分以上使われてないそうなので、ある限られた未来を感じとる能力が眠っているという可能性もなくはない。
  
  ただ、なんとなくしっくりこない。

  2008-03-11 23:03:00
• 17:

  たま

  私は小さい私だったころから何にでも理由を欲しがるニンゲンだった。
  
  だから気になった。
  正夢の不思議。
  ゆめを見る不思議。

  2008-03-11 23:06:00
• 18:

  たま

  だけど、調べれば調べるほど簡単に答えは溢れた。
  
  答えが、必ずしも自分の中の真実に結びつくとは限らないことを知った。
  
  それでも、気になった。

  2008-03-11 23:09:00
• 19:

  たま

  "ゆめ"は記憶の断片、過去の記憶。
  
  そこに(将来の)がつくとなぜ、
  まだ見ぬ期待や希望を乗せた未来に変わるのだろう。

  2008-03-11 23:17:00
• 20:

  たま

  "夢"
  
  
  どうして過去の夢は選べないのに、
  未来の夢は選ばせるんだろう。

  2008-03-11 23:19:00
• 21:

  たま

  私の中の意識のない部分が過去を、意識のある部分が未来を決めようとしている･･･
  
  いや、過去の私の元が、私の未来を意識のない部分から操作しているのか。

  2008-03-11 23:25:00
• 22:

  たま

  どんなに深く考えたところで、やはり、答えはいくらでも足元に転がっている。
  
  
  ひとつひとつ拾ってみたところで大した意味はなさそうなので、私はもっともそれらしい飾りのついたひとつを選び、なかに仕舞い込んで蓋をする事にした。

  2008-03-11 23:29:00
• 23:

  たま

  >>4さん
  ありがとうございます^^
  更新終わります☆

  2008-03-11 23:30:00
• 24:

  たま

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  2008-03-20 12:54:00