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  • 1:

    なつみ◆R3lu9ittts

    いつもあたしを救ってくれてありがとう。
    あたし…あんたに出会えて沢山の物をもらったね。

    2008-03-24 12:46:00
  • 2:

    なつみ◆R3lu9ittts

    学校は共学でそれなりに友達もいた。一番仲よしの沙耶、亜弓、香代の4人でいつも過ごしていた。亜弓と香代が用事あって二人で先に帰る事になり沙耶が「なつみ、カラオケいこ」と言うので私は用事あったけど沙耶に嫌われたくなくていつもNOと言えなかった。友達関係もいつも息がつまりそうだった。仕方なしに沙耶とカラオケいくといきなり「沙耶好きな人おるんや。なつみ内緒やで」「誰?」「なつみの隣の席の大介」
    大介かぁ…まぁ席も隣やしよく話すけどなぁ…あたしのタイプちがうわ!

    2008-03-24 13:02:00
  • 3:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「応援してくれる?」「当たり前やん!大介クンタイプちがうしな!」「なんやそれ!」二人でひたすら語り合って沙耶と別れて私はいつもの場所へ一人向かった。
    それはうちの近所の公園。私は色んな事で息がつまるといつもこの公園に来ていた。そして今日もきてないかとある人を探す。

    2008-03-24 13:07:00
  • 4:

    なつみ◆R3lu9ittts

    あぁ…今日は来てないなぁと思い一人ぼんやりしてると「また来てるわ!今日はどうしたん?」と肩を叩き隣に座りにきた。
    彼の名前は雅。年は二十歳。仕事はホストしてるらしい…まぁホストしてるんやから名前も嘘くさいわ…ちなみに初めて会った時ホストやなぁってわかったわ!
    なぜかと言うと雅と私の出会いはこの公園で私が夜中抜け出してきたときしつこい酔っ払いに絡まれてたのを助けてくれた。(雅は出勤前だったらしい。)

    2008-03-24 13:15:00
  • 5:

    なつみ◆R3lu9ittts

    それが私の雅の出会いだった。その日から嫌な事とかあった時はいつもの公園に行って雅に会えた時はひたすら話を聞いてもらったりしていた。やっぱりホストやからかな?すごく聞き上手。いつも私が欲しがってる言葉をかけてくれる。私は雅と話してるときだけ本当の自分をさらけだす事ができた。「なっチャンもう少しでいいから自分に自信持ち!充分いい子やねんから。」「雅クンだけやん♪そんなん言ってくれるん」深夜まで雅と話して雅は仕事に向かい私は家に帰った。

    2008-03-24 20:49:00
  • 6:

    なつみ◆R3lu9ittts

    家に帰ってこっそり鍵を開けて自分の部屋に戻った。(まだ怒ってくれたほうがましやな…)そう思いながら服を着替えて携帯を触る…新着メール一件。「辛い事や嫌な事あったら何でもいいや!マサ」
    マサとはメル友。もうかれこれ一年くらいメールのやりとりをしてる。知ってる事は名前と二十歳。私と同じ大阪市内に住んでるて言うくらい。ホストの雅とメル友のマサがいてるから私は居場所ができてた。

    2008-03-24 20:57:00
  • 7:

    なつみ◆R3lu9ittts

    次の日学校へいくと沙耶が風邪で休んでた。一応大丈夫かメールすると「大丈夫!ありがとう!」と返事がきた。帰りに香代と亜弓と三人で沙耶の家に見舞いに行くことにして、この日はめずらしく三人で過ごして放課後三人で学校の校門を出るとき私は忘れ物をしたから二人に先にいってもらい私は一人で教室に戻った。

    2008-03-24 21:04:00
  • 8:

    なつみ◆R3lu9ittts

    教室に戻ると大介クンがいて声をかけられた。「なつみ、忘れ物?」「うん、これから沙耶の家に行くんや、バイバイ」私は教室を出ようとしたら大介に腕を引っ張られていきなり抱きしめられた。「なにするん?離してよ」「なつみ、好きやねん」「離してよ」私は大介を突き飛ばして教室をでて亜弓と香代を追いかけた。
    こんな事口が裂けても沙耶に言えるわけがない…もう亜弓と香代を追いかけたが沙耶の家に先に着いたのだろう。私も沙耶の家へ向かった。

    2008-03-25 21:14:00
  • 9:

    なつみ◆R3lu9ittts

    沙耶の家に行くとお母さんがでてどうやら体調が悪くて会いたくないと言われた。私は亜弓と香代にメールをしたが何も返事はない。何かあったのかなと思ったけど深く考えずそのまま家に帰り眠りについた。

    2008-03-25 21:17:00
  • 10:

    なつみ◆R3lu9ittts

    次の日学校へいくと玄関先で沙耶と亜弓と香代がいたから声をかけた。「おはよう!沙耶もう体大丈夫なん?」「…」明らかに何かがおかしい。するといきなり沙耶が笑い出してこう私に吐き捨てた。「はぁ?お前最低やな!友達の好きな男と平気で抱き合うん?」
    なんで知ってるん…?
    「香代と亜弓見てたんやで!わざわざ二人に先家に行っててゆうて…」「ちがう…ほんまに忘れ物したから二人待たせたら悪いし…」「聞きたくないわ!行こか!香代、亜弓」三人は私を睨みつけて教室に行った。

    2008-03-25 21:25:00
  • 11:

    なつみ◆R3lu9ittts

    なんでこうなるん?私が沙耶の好きな大介クンをとったわけじゃないやん…大介クンにもはっきり伝えよう。そして沙耶にも誤解されてるから謝って誤解とかなあかん。私は急いで教室に向かい沙耶の席に向かった。「沙耶…あれ誤解やで…お願い話聞いてよ」「お前誰?ギャハハハハ」亜弓と香代と三人で笑い出しまるで私はいないもの扱い…私は我慢できなくなり教室を飛び出してしまった。タイミング悪く大介クンと入り口ですれ違い私を追いかけにきた。

    2008-03-29 09:28:00
  • 12:

    なつみ◆R3lu9ittts

    私はそのまま屋上で時間潰そうとしたが大介クンにつかまった。「何があったん?教室に戻ろう」「戻りたくない…沙耶達に嫌われた…それと大介クンの気持ちはうれしいけど答えられへん」「俺待ってるわ…」「待たんでいい!もう嫌やねん」大介クンに理由言えるわけないわ…言ったら何言われるかわからへん。私は大介クンを教室に返しこの日は学校をサボった。

    2008-03-29 09:34:00
  • 13:

    なつみ◆R3lu9ittts

    家に帰ったら誰もいなかった。台所に向かうと一万円が置かれてあった。「みんなで外食いってんな…いつものことや」こんなん慣れてるはずやのに涙があふれてきた。私はご飯を食べる気にはならずにそのまま部屋に戻り沙耶達の事を考えた。
    明日から学校行きたくないなぁ…三人共携帯かけても着信拒否。もちろんメールも拒否…
    私は知らない間に眠りについてしまっていた。

    2008-03-29 09:42:00
  • 14:

    なつみ◆R3lu9ittts

    朝いつものように起きて学校へ向かった。(ほんま憂鬱や…)学校が見えてくる…怖い…でも負けたらあかん。靴を履き替え教室にはいった。もちろん紗耶達は私をいないと同じ扱い。一人で座ってると誰かが私の肩をたたいた。「おはよっ」大介クンや…気持ちは嬉しいけど話しかけんといて…紗耶睨んでるやん。

    2008-04-07 10:02:00
  • 15:

    なつみ◆R3lu9ittts

    私が何もいわずうずくまってると紗耶が「朝からなかいいなぁ〜うらやましいわ」とわざと大声でいいにきた。なんでわかってくれへんの?誤解やん!なんで私の話を聞いてくれへんの?
    私はガマンできなくなって教室を飛び出した。
    もう何もかも嫌や!

    2008-04-07 10:06:00
  • 16:

    なつみ◆R3lu9ittts

    悔しいわ…何でみんなわかってくれへんの?あんな奴ら友達と思ってた私がバカやったわ…これからどうしよう。家に帰りたくない…私は近くのファミレスに入り携帯を開いた。
    メール一件。マサ。
    「最近メールないけど元気にやってる?友達や家の人とうまくいってるか?」

    2008-04-07 10:51:00
  • 17:

    なつみ◆R3lu9ittts

    私はマサのメールを見て涙が止まらなかった。「もうあかん…もう何もかも嫌や」「何があったん?」しばらく返事を返さなかったら「今どこやねん?」とメール来たからファミレスと伝えた。
    ん?もしかして会いにきてくれるん?てかマサと私会うの初めてやん!変に緊張してくるわ。私は顔をうずくまってしばらくしてたら声をかけられた。「ごめんな待たせて」

    2008-04-07 10:56:00
  • 18:

    なつみ◆R3lu9ittts

    そこにはあの雅がいた。「え…なんで?マサってあんただったん?」「ごめんな黙ってて…びっくりした?」「かなりびっくりした」「てかどうしたんや?」私は洗いざらい雅に全てを話した。雅は黙って私の話を聞いてくれた。で最終的にはどうしたいか聞いてくれて私は学校を辞めてあの家を出て働きたいといったら「そうできるように協力する、でも厳しいで」と笑ってくれた。

    2008-04-07 11:01:00
  • 19:

    なつみ◆R3lu9ittts

    しばらく雅と話し込んで何気に空を見ると当たりは真っ暗だったから「今日仕事は?」と聞くと「休んだ!なっチャンほっとける訳にいかんやん?これからどうする?」と聞いてきたから「帰りたくない」と言うと雅は「家においで!」と言ってきた。普通こんな事いわれたらイヤラシイて考えてしまう私なのにあっさり行くと答えた。
    私は最初からあんたを信用してた…

    2008-04-07 11:08:00
  • 20:

    なつみ◆R3lu9ittts

    雅に連れられてマンションにいく。私はあまりの立派なマンションにびびってた。「売れっ子ホストやったんやなぁ」「そんな事ないわ」「いやいやショボホストはこんな所に住められへんわ」「なんやねんそれ…、まぁゆっくりしいや」「おじゃましまぁす」中に入ってもしばらくキャーキャー騒いでた。ほんまに子供やってんなぁ。まぁ今でも子供扱いするけどな(笑)

    2008-04-08 20:52:00
  • 21:

    なつみ◆R3lu9ittts

    しばらく雅と話し込んでしまった。ほんま何年ぶりやろう…本心をさらけだして話す事ができたのは…私は思わず泣いてしまったら雅はずっと頭を撫でてくれて「お前ホンマに辛かってんな…優し過ぎるんやろうな」と言ってくれた。この人だけは私をわかってくれてる…私は一人じゃないって教えてくれたのは雅だった。話し込んで眠たくなってきたから一緒にベットに入り雅は私を抱きしめたまま一緒に眠りについた。

    2008-04-08 20:58:00
  • 22:

    なつみ◆R3lu9ittts

    次の日私は雅を起こさないようにベットから出ようとしたら「帰るん?」と腕をつかんだ。「うん…ホンマにありがとう。お父さん仕事行った時間みて帰るわ」「一人でいけるか?付いていこうか」「ありがとう!大丈夫」雅と一緒にいれて気持ちが晴れた。雅のマンションを出るとき「また来いよ!なっチャンの家やねんからな」と笑って見送ってくれた。
    帰るのは憂鬱だったけどその一言で元気になった。

    2008-04-08 21:05:00
  • 23:

    なつみ◆R3lu9ittts

    家に帰途中、同じ学校の子達とすれ違う。みんなこっちをチラチラみてる…そうやろうな学校とは逆方向…ふと前を向くと紗耶と亜弓と香代…三人共こっちを見ている。
    「あれぇ〜なつみどないしたん?学校と逆やん?しかも昨日も心配してんで〜ってかそんな訳ないからぁ〜ギャハハハ〜もう来るな!目障りやねん」
    私は全力で走って家に帰った。
    もう二度とあんな所行きたくない…誰が行くもんか!

    2008-04-08 21:12:00
  • 24:

    名無しさん

    2008-04-12 14:55:00
  • 25:

    なつみ◆R3lu9ittts

    >>25サンありがとう??最後まで書いていきますね?

    2008-04-13 13:47:00
  • 26:

    なつみ◆R3lu9ittts

    (もう嫌や…こんな家…お母さんもあいつと結婚して変わったわ!前は私の話をちゃんと聞いてくれた!やのに今はあいつと妹の事ばかりや!もう雅しか信用できひんわ)
    あれ…?辛くなんかない!悲しくなんかないのに涙が止まらない…私は着替えと身の回りの物をバックに家を出るときお母さんともめた。「お母さん変わったな」と一言つぶやいてそのまま家を出た。

    2008-04-14 08:15:00
  • 27:

    なつみ◆R3lu9ittts

    私は以前よく雅と話していた公園でこれからの事を考えた。(まず住み込みで働ける所探そう…でもまだ16やし…たいがい18からちゃうんかなぁ?まぁコンビニいって求人誌買って職安行ってみよう)私はコンビニ寄って求人誌買って職安行って仕事探したけど現実は甘くなかった。夜になりこれからどうしようかなぁと考えながらミナミのネットカフェで時間を潰してた。(親から着信いっぱいある…)携帯を触ってたら雅からメールがきた。

    2008-04-14 08:26:00
  • 28:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「あれから大丈夫かぁ?何でも俺には言うんやで!!」雅には嘘つきたくなかったから正直にメールした。「あれから親と喧嘩して家でてきてん!今◯◯にいてる!ちゃんと先仕事探すわ」と返信したらすぐに電話がきた。「もう!すぐ迎えにいくわ!」「でも仕事やろ?」「いいから今からそこ出て!表で待ってて!キャッチとか気持ちわるいやついてるからつかまったらあかんで!すぐ行くから!」反論する前に電話切られたから私はお金を払って店を出たら雅が待っててくれた。

    2008-04-14 08:34:00
  • 29:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「どうしたんなぁ…心配するやんけ、こんな所に女の子ひとりで…家戻っとき、丁度いいわ、明日休みになるから…」と鍵をくれた。「迷惑かけられへん…」「とにかく俺が帰って来るまで待ってて!そっから話しよう、俺戻るわ!お腹空いたら冷蔵庫の物勝手に食べといてくれたらいいから」といい雅は店に戻った。私は雅のマンションに帰り雅が帰ってくるのを待つ事にした。

    2008-04-14 20:03:00
  • 30:

    なつみ◆R3lu9ittts

    いつの間に私は寝ていた。玄関の扉が開く音で目が覚めた。「おかえり」「ただいま、ちゃんと寝たか?」「うんありがとう」「そやな、ここにヨダレついてるわ」私は顔をこすった。「嘘や、で、どないしたんや?」雅は私の隣に座りタバコを吸い始めた。私は家であったこと、あれから紗耶と何があったかちゃんと話してどういう訳で自宅を出たか、これからどうしたいかちゃんと雅に話した。雅は黙って私の話を聞いてくれた。

    2008-04-14 20:10:00
  • 31:

    名無しさん

    気になる木?

    2008-04-14 22:21:00
  • 32:

    なつみ◆R3lu9ittts

    >>33サンありがとう??必ず最後までかきますね♪♪

    2008-04-28 08:37:00
  • 33:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「なっチャン…しっかりした考えやと思うわ。賛成する。でもな現実は厳しいで」「わかってる…それは覚悟の上やねん」「そっか…なっちゃんが決めたなら俺は応援する。でもな親には連絡しいや…今じゃなくてもいい…なっちゃんが落ち着いて話できるようになってからでもかまへんからな…仕事見つかってお金貯まるまでここにいたらいいやん。」「これ以上に迷惑かけられへんわ」「迷惑ちがうから!俺もこの無駄にひろいへやに1人は寂しいわ!なっ」雅の強引さに負けてお金貯まるまで居候させてもらう事になった。

    2008-04-28 08:44:00
  • 34:

    なつみ◆R3lu9ittts

    次の日から私は仕事探しに没頭した。雅との約束で昼間の仕事。年齢が年齢やから法律にひっかかる仕事はしない。(風俗とかキャバクラ)て事になった。ありとあらゆる所に電話して面接して決まったのはコンビニのバイト。雅にすぐ報告するとすごく喜んでくれて「俺の店の近くやん、俺仕事帰りくらいになっちゃん出勤してるんやな!見に行くわ」って笑ってた。もちろん止めてと断った。

    2008-04-28 08:51:00
  • 35:

    なつみ◆R3lu9ittts

    朝9時からバイトに行き、夕方5時に終わる。家に帰りご飯の支度をして洗濯して雅を起こし雅とご飯を食べて雅を仕事に送り出す。そこから掃除して雅帰ってきた時に何か食べれるようにご飯作って眠る…そんな生活が続いて半年になった。少しお金も貯まってきて落ち着いてきた。お母さんからの電話は毎日あった。最初は留守電のメッセージ聞くと明らかに怒ってたが今は「捜索願い出してないから、信じてるから一度連絡ください…」そんな感じだった。私は一度お母さんに電話した。

    2008-04-30 01:22:00
  • 36:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「はい…」「お母さん…」「なつみ…あんた…」お母さんは泣いていた。「ごめんなさい」「謝るのはお母さんや…一回返ってきなさい…ちゃんとこれからの事お父さんと話しよう」「…」「お父さんも心配してたわ…一回帰ってきて。」私はお父さんと言う言葉にびびったけどいつまでも逃げてたらあかんと思うし丁度明日はバイト休みやし明日帰ることにした。雅は仕事で出かけてたからメールで報告した。

    2008-04-30 01:31:00
  • 37:

    なつみ◆R3lu9ittts

    (明日てかもう今日やな(笑)一回家に帰ってお母さんと話してくるわ)雅から電話掛かってきた。「大丈夫なん?」「うん…ちゃんと話してくるわ。」「わかった。がんばってくるんやで、どっちにしろ一回帰ってくるんやで」私は言葉の意味がわからなくて「何ゆうてんの!わかった。ありがとう」といい電話をきり少し眠りについた。

    2008-04-30 01:37:00
  • 38:

    なつみ◆R3lu9ittts

    朝早めに起きて準備をしてマンションを出た。少しずつ家に向かって行くとやっぱり見慣れた制服姿の子達とすれ違う…
    大丈夫…怖くない…
    私はずっと雅の顔を思い出していた。
    どうか紗耶たちに会いませんように。私の願いは届いて家に着くまで紗耶達には会わずに済んだ。家についてインターホンをならした。「はい」「なつみ…」「開いてるで」半年ぶりに我が家に帰った。お母さんは私をみるなり涙を流しはじめた。それに少し痩せたみたい…

    2008-04-30 01:44:00
  • 39:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-30 19:34:00
  • 40:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「おじゃまします…」「あんた自分の家やんか」お母さんと一緒にリビングにいくと、お父さんも座っていた。二人を向かいにして私も座った。するといきなり二人で謝りだした。「今までほんまにごめんやで!あんたに謝っても全然足りひんくらいひどいことしてきたなぁ、これからどないしたいんや?」二人は聞いてきた。(よし…今ならちゃんと話できる)
    私はこれからどうしたいか、それと今は何してるかちゃんと話をした。

    2008-05-05 20:15:00
  • 41:

    なつみ◆R3lu9ittts

    すると二人は暫く黙ったままだった。(さすがに学校は辞めさしてくれやんやろうなぁ…いくらほんまの理由を話しても)
    するとまた二人同時に口を開いた。「そんな事あったんやなぁ…もうお前の好きにしたらいいわ、でもな社会にでたら厳しいからな、人に迷惑だけはかけるなよ。それと部屋借りるとき言うてこい!保証人いるやろ」
    信じられへん…絶対わかってくれると思ってなかった?

    2008-05-05 20:24:00
  • 42:

    なつみ◆R3lu9ittts

    しばらく三人ですごして昼過ぎ私は雅のマンションに帰る事にした。「泊まっていきや」と言ってくれたが「明日仕事やから」って言い家を出た。二人は玄関まで見送ってくれ「いつでもかえってこいよ」て言ってくれた。
    ほんま親もわかってくれてよかった。
    私は雅にメールで報告しようと思ったが直接の方がいいと思い足早にうちへ帰った。

    2008-05-05 20:34:00
  • 43:

    なつみ◆R3lu9ittts

    マンションに着くと雅は起きていた。「ただいま…なんで寝てないん?」「よかったぁ〜もう帰ってこーへんかと思った」「帰ってくるって約束したやん」私は両親と話した事を報告した。親も理解してくれてすごくうれしかった事、雅も一緒に喜んでくれた。退学届けは親が出してくれる事になった。

    2008-05-07 04:35:00
  • 44:

    なつみ◆R3lu9ittts

    それからまたいつもと変わらない日常が始まった。たまに実家に帰って泊まったり…親は当然雅の事を聞いてくる。私は正直に話した。「普通私たちが気ずいてやらなあかんのに雅クンはあんたの事私らよりも理解してくれててんな、いい子やんな」と少し悲しそうな顔をしていた。もう雅ところでお世話になって一年近くになってくる。お金も貯まってきたしそろそろアパート借りる準備せなあかんわな…

    2008-05-07 04:41:00
  • 45:

    なつみ◆R3lu9ittts

    いつ雅に言おう。なんか寂しくなるな…約一年間色んな事があったからな。雅と一緒にいてる事が当たり前になってたわ…でもいつまでも雅の優しさに甘える訳にもいかへんしな…あかん…泣きそうになるわ…なんでやろ?永遠の別れやあるまいし…いつも一人になるとこんな事ばかり考えていた。

    2008-05-07 04:46:00
  • 46:

    なつみ◆R3lu9ittts

    いつものようにバイトから帰ってくると雅がいた。「おはよう、早いな、起きるの」「はやくこっちにきて」と私をリビングまで引っ張る…するとケーキやらご馳走が沢山並べてあった。「なっちゃん17才の誕生日おめでとう、これ安物やけど」雅から小さい箱を渡された。しばらく私は呆然となってしまった。あ…私誕生日やったんやな…雅覚えててくれたんやな…

    2008-05-07 04:53:00
  • 47:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「ありがとう…めっちゃうれしいわ」「ほんまに?開けてやこの箱、絶対なっチャンに似合うから」箱を開けてみたら私の誕生石が入ったネックレスだった。「ほんまうれしい。ありがとう」「つけたるわ」といい雅が着けてくれた。私はふと出ていく話をしなくちゃいけないのを思い出し雅に話を持ちかけた。「あんな…話あるねん」

    2008-05-12 12:30:00
  • 48:

    なつみ◆R3lu9ittts

    私はそろそろお金貯まってきたしここをでてマンション借りる事を話した。雅は真剣に最後まで話を聞いてくれた。もちろん私から目をそらさない…そんな目でみやんといてよ…泣けてくるわ…
    「ずっとおったらいいやん!てかおってよ」
    雅は顔を赤くしながら私に言ってくれた。
    え…どうゆう意味なん…?

    2008-05-13 04:39:00
  • 49:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「もぅ!そこまでいわすなや!俺はなっチャンが好きやねん!」はっ…?私はびっくりした。雅が私を好き?うれしいけど何で私?何にもとりえなんかない、ましてや胸張って可愛いて言えない私なんか…「私なんか何で?」雅は仕事柄キレイな女の子を沢山みてるやん?まして雅と同居して一年近くたつのになんもエッチな事ないんやで?
    普通男と女が一つ屋根の下暮らしてたら何かあるやん…?

    2008-05-13 04:47:00
  • 50:

    なつみ◆R3lu9ittts

    「私なんかて言わんといてや、もっと自分に自信持ちや!なっチャンとおったら癒されるねん、だから出ていくとか言わんといてや!さみしなるやん」「…」しばらく私は雅をどう思ってるか考えてみた。私も雅と一緒にいたら癒される。もう一緒にいて当たり前…
    でも無意識に心にブレーキかけてたんかもしれへん…誰かに愛を求めて裏切られたら辛いの一番よくわかってたから。

    2008-05-13 04:54:00
  • 51:

    なつみ◆R3lu9ittts

    でも雅はちがう…生まれて初めて私が信用できた人…
    「私もずっと一緒にいたい…」雅が「おったらいいやん!むしろおってな」といつもの優しい笑顔で私を抱きしめた。好きな人に触れられるってこんなにも気持ちが暖かくなれたんやなぁ…そのまま私と雅は心も体も一つになった。雅は耳元で「ほんまに好きやからなっチャンの気持ち聞くまで手だされへんかってん」と顔を真っ赤にして笑ってた。

    2008-05-14 02:11:00
  • 52:

    なつみ◆R3lu9ittts

    そんな願いもむなしく沙耶はこっちを見てる…もう一年近くも会ってない。「なつみやんかぁ〜めっちゃ久しぶりやん!学校辞めたんなんでよ!え〜彼氏なん?めちゃかっこいいやん!はじめまして〜なつみの親友の沙耶です」
    はぁ?あんたが勝手に大介クンの事誤解してハブにしたんやろ?今更それはないやろ?

    2008-05-14 02:27:00
  • 53:

    なつみ◆R3lu9ittts

    私は笑顔で「そうやねん、親友だった子やねん、だったやで(笑)いこう雅クン」雅の手を引いて沙耶を無視してその場を去った。
    「よしよし、強くなったなぁ」雅は何も言わなくても私の事をわかってくれてる。
    雅…これからもずっと私のそばにいてくださいね!!

    2008-05-15 05:14:00
  • 54:

    なつみ◆R3lu9ittts




    おわり

    2008-05-15 05:15:00
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