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ただそばにいたいだけ

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  • 1:

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    「ただそばにいるだけじゃあかん?」
    そう問いかけた私にあなたはなーんも答えてくれへんかったよね。
    今思い出せば悲しくて虚しくて今でも涙が溢れてくれるんやんか。

    2008-04-01 21:42:00
  • 2:

    ?

    上条 涼歌。今年22を迎える普通の女の子。ただ一つだけ皆と違うところは・・・




    私、元は男なんです。

    2008-04-01 21:49:00
  • 3:

    ?

    「オハヨーゴザイマス!いやーんリオちゃん久しぶりに顔みた感じ-!!元気だった-?」
    「あぁ?!涼か。久しぶり。」めんどくさいといった感じで適当に返事をした私の大親友のリオ。

    2008-04-01 21:56:00
  • 4:

    ?

    リオは私と違ってクールでどちらかというと大人の女性といった感じ。それに比べて私はリオから言わせればはしゃぐのっぽさんらしい。なんよそれっ〃て怒ったりしたけどまた軽く流されちゃったんだけど・・。

    2008-04-01 22:04:00
  • 5:

    ?

    こんな感じで私達の関係は良くもなく悪くもない感じでこんな関係が5年という月日が経とうとしていた。私とリオが出会ったきっかけはミナミのど真ん中にひっそりと佇んでるバーだった。お互い独りで飲んでいて初めに話し掛けてきたのはリオの方だった。

    2008-04-01 22:11:00
  • 6:

    ?

    「ねぇ。火貸してくんない?」・・・人に物を頼む態度か!と思ったくらい偉そうなリオに一瞬イラッと腹がたったけどリオの顔を改めて見た時私は何も言えなかった。だってあの子・・・泣いてたんだもん。

    2008-04-01 22:17:00
  • 7:

    ?

    今だに言い出せないんだよね-。なんで泣いてたかって。初めてリオを見た時私は絶句した。整いすぎた顔立ちにスラッとしたモデル級の身体。女として生きている私なのにリオをみた時にひそかに私の中に生きている男の性が暴れだした。

    2008-04-01 22:25:00
  • 8:

    ?

    街を歩いていても誰もが一度は振り返る位、リオはオーラもある。いつも真っ直ぐ前を向き、堂々と歩くリオは私の憧れの存在。

    2008-04-01 22:30:00
  • 9:

    ?

    「リぃっオ〃久しぶりに今日飲みに行こうよッ!!」
    雑誌をペラペラめくりながらリオは私の話を右から左へ聞き流している様子。
    「もっ!!りおッ〃ちゃんと話聞いてよ-!」

    2008-04-01 22:35:00
  • 10:

    ?

    「聞いてるけど?で、どこに飲みに行くの?」視線は雑誌から私に向けられた。その瞬間私の胸がドキッと動いた。“やっぱベッピンだわー”「ん-とね、今日はこないだ付き合いで飲みに行ったホストクラブなんだけど超-可愛い男の子発見したのよ!」

    2008-04-01 22:39:00
  • 11:

    ?

    バサッ〃見ていた雑誌をものすごい勢いで閉じたリオは「断る!!」そう言って席を立ちドレスを脱ぎはじめた。「えーどうしてよ〃お願い-ついて来るだけでいいから!!一生のお願い〃この通り!!」頭の上で手を合わせてお願いする私。そんな私を見てため息をはきながらリオは「あんたの一生のお願いは何回あるんだか。」そういいながら手でオッケーサインをだしてくれた。さすがリオ!私のお願いはたいてい聞いてくれる。馬鹿なお願い以外はね(笑)

    2008-04-01 22:47:00
  • 12:

    ?

    今日はこれで終わりです?また明日更新させてもらいまぁす??
    それではまた明日?

    2008-04-01 22:48:00
  • 13:

    ?

    ”いらっしゃいませ-!!“
    「お-リオちゃん来てくれ足んや-ありがとうなッ★こっち座り-〃」
    可愛らしくて万人受けする顔立ちのオトコノコ。少し残念な事は背が私より10センチも低い。私と並ぶとリオが言う本当ののっぽにしか見えない。

    2008-04-02 22:45:00
  • 14:

    ?

    「陸-!!来ちゃったよ-★しかもべっぴんさんも連れて来たんだから感謝しなよ-!」バシッ!
    「まじ?!あっ初めまして-!陸です!さぁさぁこんな立ち話もなんなんで座りましょ?」ルンルンな陸をよそにリオは私の耳元でこう囁いた。
    「すっごい頭悪そう。」
    ・・・・・w

    2008-04-02 22:52:00
  • 15:

    ?

    “シー!それは言わないで-わかってるから!”
    「アッソ。それならよかった。」カンカンカンッ。真っ黒で光る廊下を堂々と歩くリオ。もう既にホストと会話を楽しんでいる客が一瞬止まりリオを凝視する。そんな視線に怯む事なくリオは案内してくれている陸に着いて行く。
    “さすがだわ-”

    2008-04-02 23:04:00
  • 16:

    ?

    「で、涼歌ちゃんとリオちゃんはどーいう知り合い?」お酒も進み陸と私は会話が弾む中、リオは回ってくるヘルプを無視しひたすら周りを見渡していた。
    少し気になったけどあまりに陸が必死で話してくれている為、リオに話しかけれなかった。”後で聞けばいっか。“

    2008-04-02 23:11:00
  • 17:

    ?

    陸の所に二時間滞在してチェックをしてバイバイした私たちはいつものバーへ向かった。「マスター!久しぶり-★私いつものお願いね!」
    「おっ今日はべっぴんさんが二人も来ちゃって!今日は元気になれるわー(笑)」
    「もぅ!お世辞は辞めてよ-!」お店のマスターとはいつもこんな感じ。マスターは私が元は男の子ってことを知っている人の一人。マスターには色々お世話になりました。

    2008-04-02 23:17:00
  • 18:

    ?

    少しだけ更新?
    また手があけば更新シマース?

    2008-04-02 23:18:00
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