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1:
削除削除されますた
あぼ~ん -
8:
響
『もういややねんっ!!』
私は一目散に逃げ出した。家まで必死に走る。やっとの思いで家についた私は部屋に逃げ込み薬箱をひっくり返した。
《もう逃げられへん…これしか道はない…》2006-05-16 09:36:00 -
9:
響
大量の薬を体に流し込んだ。眠気が襲う。さっきから振動してる携帯を覗く。
【着信 15件】
全て亮二からの着信…。私は眠りについた…。2006-05-16 09:38:00 -
10:
削除削除されますた
あぼ~ん -
11:
響
『…びきっ!?響っっ!!目覚めたん?』
お母さんの心配そうな顔が見える。
《逃げられへんかったんや…》そう思った…。
『ひぃ?お母さん亮二君に言うたんよ…あんた嫌がる思たけど、お母さん見てられへん。もう会うなって言うたよ?ひぃもしんどいやろ?』2006-05-16 09:47:00 -
12:
響
聞けば2日も眠っていたらしい。
携帯を受け取りチェックする。着信とメールがかなり残っていた。ほとんどが心配した友達からのものだった。
私はノリコに電話をしてしばらく入院する事を伝えた。2006-05-16 09:52:00 -
13:
響
病院の生活にも少し慣れた頃…喫煙所でタバコを吸っていた私に看護士が近寄ってきた。
『あっ!山川さんっ!探してたんやで?』
看護士曰わく私に見舞い客が来たと言った。
私はタバコを灰皿に押し付け部屋に戻る。2006-05-16 09:59:00 -
14:
響
病室の扉を開ける。
『…っ!?何してん?何で知ってん?』
私が動揺してると彼は友達づたいに聞いたと言う。少し落ちついた私は彼を誘って喫煙所に戻る。2006-05-16 10:04:00 -
15:
響
『髪の毛伸びたなぁ』彼は私を見ながら呟いた。
『違うでエクステやねん』自慢だった長い髪の毛は亮二に切り落とされた…。今でも思い出す。
『でもひぃは変わってないな』その一言が少し悲しく思えた。
『でも慎も全然変わってないやんっ』私は慎の顔をマジマジと見ながら言った。2006-05-16 10:10:00 -
16:
響
『退院したらどっか連れてったるな』慎はそう言いながら帰って行った。
―ナンデコンナトキニアウノ?―
私は少し呆けたまま部屋に戻る。2006-05-16 10:14:00 -
17:
響
病室に戻ると携帯を取り出してメールをうつ。
【宛先 ノリコ】
【本文:今日…慎がお見舞いに来た】2006-05-16 15:38:00