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DEAREST

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  • 1:

    セリ

    永い永い夢ならいい   
    この長い人生の中、永遠に続くと思っていた、君との思い出は少なすぎて…  
    君との未来はもう描けなくて…          それでも私は幸せでしたと…

    この声が、思いが、君に届くように

    2008-04-03 03:56:00
  • 2:

    名無しさん

    あたたふこともなかよりけり。もののくあいのまたひとたびのあふせ。

    2008-04-03 04:04:00
  • 3:

    セリ

    200×年2月

    深夜2時、ソファーに腰を掛け慣れた手付きで携帯を操作する。

        ━発信━         セナ

    2008-04-03 04:10:00
  • 4:

    セリ

    3コールほどでセナのハスキーボイスが受話器の向こうから聞こえた

    2008-04-03 04:13:00
  • 5:

    名無しさん

    セナで元気。

    2008-04-03 04:21:00
  • 6:

    セリ

    〈もしセナ?寝てた?今日どーすんの〉      ワンテンボ遅れてセナの気まずそうな声が返ってきた。
    《まぢごめん!!昨日寝てないねん…今日パスで…》 〈まぢで…!?〉私は不機嫌な声を出した。     セナの言い訳は続く
    《ごめん〜明日は絶対時間あけるし!ホンマごめん!》
    〈う〜ん、わかったあ…〉

    2008-04-03 04:38:00
  • 7:

    セリ

    電話を切り、アドレスを開く。
    目に止まったのはマイ。 マイては2ヶ月程音信不通だ。。。        ━マイ、セリの事覚えてるかなあ?━
    一抹の不安をよぎらせながら通話ボタンに手をかけた。

    2008-04-03 04:44:00
  • 8:

    セリ

    メロディコールの    【ただ会いたくて】に聞き入る間もなく、マイの可愛らしい声が受話器の向こうに響いた。

    2008-04-03 04:47:00
  • 9:

    セリ

    《もしもし?》     〈マイ?誰かわかる?〉 《うん。セリやんね?わかるよ〜久しぶり〜…》  甘えた声で話し続けるマイの言葉を遮り用件を伝える。
    〈今日ヒマ?〉     《ん?今から?》    〈そそ。〉       《今からリョウに会いに行くねん》嬉しそうにマイは言った。

    2008-04-03 04:56:00
  • 10:

    セリ

    腹が立ったので「私も今からヨン様に会いにいくわ!」と言って電話を切ってやった!

    2008-04-03 04:58:00
  • 11:

    セリ

    【リョウ】とはマイがハマっているホスト。    お金をつぎ込んで彼氏だと言い張れるマイはある意味凄いと思う。

    2008-04-03 04:58:00
  • 12:

    セリ

    しばらくするとマイから「オギョモビビンバ!オギョモビビンバ!!」とメッセージが入っていた。

    2008-04-03 05:00:00
  • 13:

    セリ

    私もすかさずマイの携帯に「リョウのちんこはメリちんこ!メリちんこ!」と返してやった!

    2008-04-03 05:02:00
  • 14:

    セリ

    〈お店に行くの?〉   《うん!そうやよぉ!》 
    ━ホストクラブかあ…━〈セリも行っていい?〉 マイの嬉しそうな声が返ってきた。
    《全然いいよう。一緒に行こう》
    〈んな30分後ドンキ前〉マイの返事も聞かずに電話を切り用意を始めた。

    2008-04-03 05:04:00
  • 15:

    セリ

    ここでマイの簡単な自己紹介をするが、マイが二十歳の時に事故った時、マイは強くロボコップの婦人警官を強く望んだが、却下されている。

    2008-04-03 05:06:00
  • 16:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-03 05:07:00
  • 17:

    セリ

    またマイは天然な一面があり、ドンキには来ずにビックリドンキ〜に来ていたのは言うまでも無い。

    2008-04-03 05:09:00
  • 18:

    セリ◆z70YaJ.8ps

    トリ付けました。

    2008-04-03 05:10:00
  • 19:

    セリ◆H.JOlfADuk

    タクシーを降りると先にマイが到着していた。
    「ごめん!ちョい遅くなったな」
    『いいよお〜行こっか?』
    マイは穏和な性格。気が強くワガママな私には居心地のよい存在だ。

    2008-04-03 05:11:00
  • 20:

    セリ◆8wjbpn0tYg

    ホストクラブは嫌いです?

    2008-04-03 05:11:00
  • 21:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-03 05:13:00
  • 22:

    セリ◆z70YaJ.8ps

    この後、マイとレズってしまうとは知るよしもなかった。

    2008-04-03 05:14:00
  • 23:

    セリ◆AdKeSZp7eg





    2008-04-03 05:14:00
  • 24:

    セリ◆lkP7Okv7xs




    2008-04-03 05:15:00
  • 25:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『いらっしゃいませ』
    薄暗い店内で流れる爆音のトランスに眉をひそめた。『新規?』
    いかにもな男がマイに話しかけていた。
    『うん!友達〜!』   マイが嬉しそうに答える。
    テーブルに案内され、ドリンクを注文すると男はそそくさと席を離れた。

    2008-04-03 05:18:00
  • 26:

    名無しさん

    主めっちゃ喧嘩うられてるやん?

    もーホストの話しいらんねん?

    2008-04-03 07:21:00
  • 27:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-04 08:16:00
  • 28:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「いまのコ男前やなあ」  『うん!今のがマイの彼氏やねん!』マイは満足そうに答えた。

    ━ふぅん。彼氏…ねぇ…━

    2008-04-04 08:21:00
  • 29:

    名無しさん

    も?荒らしウザイ?読みにくいねん?

    2008-04-04 09:01:00
  • 30:

    名無しさん

    ↑自作自演乙

    2008-04-04 09:29:00
  • 31:

    名無しさん

    ↑ウチただの読者やし?
    勘違い乙

    2008-04-04 15:50:00
  • 32:

    名無しさん

    .

    2008-04-04 21:47:00
  • 33:

    セリ◆H.JOlfADuk

    しばらくして、リョウと黒髪にジャージ姿のあまりホストらしくない男が席についた。

    2008-04-05 05:12:00
  • 34:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『マイおはよ』と言いながら私の隣に座ったその男が唐突に聞いてきた。   
    『名前は』
    「…は?」
    呆気にとられる私にそいつは続ける…

    2008-04-05 05:15:00
  • 35:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『名前。』
    「…セリ。」
    答えると、切れ長の目の目尻のみをさげてそいつは言った。

    『セリ、お前、俺口座な』              ━…はあ?…━

    2008-04-05 05:19:00
  • 36:

    セリ◆H.JOlfADuk

    ムカつきと驚きが合わさって複雑な表情になる私を他所に、そいつは続ける。 
    『オーナー命令やから。お前明日、俺口座でチョコ持ってくる事な。』                ━…そういえば、バレンタインディやっけ…━


    2008-04-05 05:25:00
  • 37:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「………………。」   沈黙を破ったのはマイだった。
    『あきら君むちゃくちゃやあん』甘えたマイの声にイラつきながらも言葉を返した。

    2008-04-05 05:28:00
  • 38:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「えっと…あきら?」  そいつの表情がみるみる険しくなる。       『あ?お前、誰を呼び捨てにしてんねん?あきら君やろが』

    頭の中何かがキレる音がした。

    2008-04-05 05:32:00
  • 39:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「は!?あんたさっきから何なん?意味わからんし!!つーかセリ客なんやけど!?しかもお前?名前あるしな!自分マジでムカツクんやけど!何様?」     反論虚しく返ってきた言葉は…


    2008-04-05 05:37:00
  • 40:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『あきら様、オーナー様。客やから何?この店では俺様が誰より偉いから。気に入らんかったら反っていいて。おつかれ。』

    あきれてモノも言えないとは正にこんな状態だと思う。

    2008-04-05 05:40:00
  • 41:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「家帰っても一人やし暇やし…」
    ポツリと言うとそいつはそれまでとは違う柔らかい笑顔で言った

    『ゆっくりしていき。』 

    2008-04-05 05:43:00
  • 42:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-05 05:44:00
  • 43:

    セリ◆H.JOlfADuk


    ねぇ、あきら…
    この時から私の恋は始まってたのかな?
    貴方は出会った時から嘘つきで無茶苦茶で不器用で…でもそんな貴方だからこそおもいきり愛せたのかな?

    2008-04-05 05:47:00
  • 44:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-05 05:48:00
  • 45:

    名無しさん

    いや、無茶苦茶すぎや??

    2008-04-05 07:48:00
  • 46:

    セリ◆H.JOlfADuk

    >>47さん
    ほんまに無茶苦茶でした?

    2008-04-05 17:51:00
  • 47:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『明日、どうする?』  帰り道を歩きながらマイが訪ねてきた。      「マイは?」      『マイは行くよお。チョコ渡すし。』
    「そっか…。」

    沈黙がながれる。

    2008-04-05 17:54:00
  • 48:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「…暇やったら行くし、夜また電話するわ。」   
    そう言ってマイと別れた 

    2008-04-05 17:56:00
  • 49:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-05 17:57:00
  • 50:

    セリ◆H.JOlfADuk

    ベッドに横たわりながら今日の予定を考えていると、メールの受信音が流れた。
     ━新着メッセージ1件━     あきら君     
    今日はおつかれさん。チョコ絶対持ってこいよ!  おやすみ!!

    2008-04-05 18:01:00
  • 51:

    セリ◆H.JOlfADuk



    「おやすみ」とだけ返事を返し眠りについた。

    2008-04-05 18:02:00
  • 52:

    セリ◆H.JOlfADuk

    ━ピピピピピピピ━               けたたましいアラーム音で目が覚めた。
    時刻は18時。     ズキズキする眉間を押さえながらタバコに火をつけた。
    「あ〜身体ダル〜」
    睡眠薬を常用している私は頭痛と倦怠感になれっこだ。

    2008-04-05 18:36:00
  • 53:

    名無しさん

    気強い女にかぎってこーゆう男にはまりやすいよな

    2008-04-05 22:04:00
  • 54:

    セリ◆H.JOlfADuk

    >>55さん
    その通りです?
    引き続き読んでくれるとうれしいです?

    2008-04-07 05:36:00
  • 55:

    セリ◆H.JOlfADuk

    シャワーを浴び終え、ニュースを見ながら徐に電話をかける。        今日はキャバクラ出勤日だ。

    「うん。んじゃチョコ用意してるし、楽しみにしててなあ。」

    自分の営業用ボイスに笑える。

    2008-04-07 05:40:00
  • 56:

    セリ◆H.JOlfADuk

    出勤途中に近くのコンビニに寄った。       お客さん用に300円のチョコをわしずかみしレジに並ぶ。

    不意にレジ横に積まれたチョコに目が行った。   
    チョコ絶対持ってこいよ。
    あきらのメールが頭をよぎる。

    2008-04-07 05:46:00
  • 57:

    セリ◆H.JOlfADuk

                 ━…1000円か…━             「すいません。コレも下さい。」


    2008-04-07 05:49:00
  • 58:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-07 05:50:00
  • 59:

    セリ◆H.JOlfADuk

    仕事を終え家路を歩いていると携帯が鳴った。                  ━着信━        あきら君                 〈はい。〉       《おーお前何してんの?》〈歩いてるけど…〉   《しゃぶ亭来いや!急げよ!》                      プップ━プ━


    2008-04-07 05:59:00
  • 60:

    セリ◆H.JOlfADuk

                ━…えっ何なんこの人…━            3分程でしゃぶ亭の前に着きあきらに電話をかけた。

    2008-04-07 06:02:00
  • 61:

    セリ◆H.JOlfADuk

    〈着いたけど…〉    《入って来いよ。》   〈……………。〉                店内に入ると既に肉を頬張るあきらが居た。    

    2008-04-07 06:08:00
  • 62:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『おー、座れよ!』   「あの……」      『お前何食べる?』   「いや、あのさ…」   『何?腹減ってへん?』 「じゃなくて…」    『何やねん?はよ注文せえよ?』         「……MIXで。」

    『おばちゃん!こいつMIXで!』        

    2008-04-07 06:15:00
  • 63:

    セリ◆H.JOlfADuk

    「てかさあ…。」    『ん?』        「普通待っとけへん?」 『何が?』       「セリが来るの待ってから注文せえへん?」    『俺、お腹空いてたもん。お前遅いし。』     「……もういいわ。」  

    2008-04-07 06:21:00
  • 64:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-04-07 06:22:00
  • 65:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『行こか。』      しゃぶしゃぶをたらふく食べたあきらが満足そうに言った。
    「どこに?」一応訪ねてみる。
    『店に決まってるやん』 「………やっぱり?」  『何?どっか行きたい所あんの?』
    「別に……。」

    2008-05-11 02:43:00
  • 66:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-05-11 02:45:00
  • 67:

    セリ◆H.JOlfADuk

    店内は相変わらす大音量でトランスが流れている。 
    『何飲む?』      「お茶。」

    ドリンクを取りにあきらが席を立った。
    暇を持てあました私は携帯を手に取りマイに電話をかけた。

    2008-05-11 02:49:00
  • 68:

    セリ◆H.JOlfADuk

    《もしもし?》マイの甘えた声に何だかイラついた。〈はよ来い〉      《え?どこに?》    〈ディアレスト〉    《もう行ってるん?》  〈なんしはよ来いて〉イラつきのせいで口調がきつくなる。
    《わかったあ》戸惑い気味にマイが答えた。

    2008-05-11 02:58:00
  • 69:

    セリ◆H.JOlfADuk

    電話を切るのを見計らっていたかのようにタイミング良く、ドリンクを持ったあきらが戻ってきた。

    「…………………」

    しばらく沈黙が続く。  耐えきれず声をかけたのが失敗だった…

    2008-05-11 03:03:00
  • 70:

    セリ◆H.JOlfADuk

    マイも合流し、シャンパン祭が終わり出てきたチェックを見ると…

    ¥218750     

    送り出しもしてもらえず家路に着いた。

    2008-05-11 04:15:00
  • 71:

    セリ◆H.JOlfADuk



     ━何も考えたくない━ 

     ━未収…どうしよう━                         繰り返し考えながら眠りについた。

    2008-05-11 04:19:00
  • 72:

    セリ◆H.JOlfADuk





    2008-06-16 07:09:00
  • 73:

    セリ◆H.JOlfADuk

    ━プルルルル━     
    携帯の着信音で目が覚めた。              ━着信━
       あきら君     
    〈……はい〉      《お前今どこ?》    〈え?…家やけど…〉  《今からいくわ》    〈は?何で?〉     《店に鍵忘れてマネージャーが店閉めて帰ったから帰られへんねん》     〈…………わかった。場所わかる?〉       《わからん》      〈堺筋のミッテラついたら電話して〉       《ほい》
       ━プープープー━

    2008-06-16 07:20:00
  • 74:

    名無しさん

    ?

    2008-06-21 01:38:00
  • 75:

    名無しさん

    完全な色やな

    2008-06-21 14:56:00
  • 76:

    名無しさん

    主まじ無理マイちゃんかわいそー

    2008-06-22 04:31:00
  • 77:

    名無しさん






    2008-06-22 04:37:00
  • 78:

    セリ◆H.JOlfADuk

    『お邪魔しまーす』言いながらあきらはコンビニ袋を差し出してきた。
    「…何コレ?」
    袋をのぞくと中には歯ブラシやひげ剃りやらと大量のプリンが入っていた
    『おいといて』
    「…………」取りあえずプリンを冷蔵庫に入れた。

    2008-10-17 02:00:00
  • 79:

    名無しさん

    主終わってんな。マイに当たるとこ間違ってるやん。値打ちこいてんなやきっしょい

    2008-10-17 07:08:00
  • 80:

    名無しさん

    ってか未収とばれんように?の場所把握しにきたんちゃうん?ホスト行った事ないからわからんけど?

    2008-10-17 07:24:00
  • 81:

    名無しさん

    アキラも大概やけど‥主さんもどうかと思うわ?簡単に家?教えて泊まらすとか考えられへん?

    2008-10-17 10:58:00
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