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花鳥風月。
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1:
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世界は繋がった… 一つになったはずなのに 争いも無くなったはずなのにどうして………… 消えていくんだ。。。
2008-05-09 10:30:00 -
2:
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『また…消えました…』 『一夜にして?』 『…………はぃ』 毎日同じ会話が繰り返されている。 国どうしの争いは無くなった…それなのに。 つい1ヶ月程前からこの現象が起きていた。 一夜にして国が滅びる…。 神は何を求めているのか…
2008-05-09 10:37:00 -
3:
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『凜…僕が…』 『………』 とある部屋の中。 『リ…』 『だめです。貴方は一国の…民の1番大切な方だ』 凜はいつもそうだ…。 僕を大切にしてくれる。 だけどそれは… 僕は…皆と同じ道を歩みたい。 世界はきっと許してくれる事はないけれど。 僕は……………。 『これ以上ッ!心配をかけないで下さいッ!! 貴方は本当に大切な方で』『じゃあ…僕1人が死んだところで何が変わるの?』 『貴方が命をかけたところで何も変わりはしないッ』『わかってるよッ! じゃー凜は皆が消えていくのを黙って見てろっていうの!? 応援で違う国に行った人達は戻ってこなかった…。 国の長は… ただ見てるだけなのかよ』 『…………………』 『何もしないでみているだけなら…何も変わらなくても命をかけた方がマシだ』 部屋から出ていった時の凜に対する罪悪感。 今まで1度もこんなに感情を込めて反発した事はなかった。 凜は今…間に挟まれて1番辛くてしんどいと思う…。ごめんね。 ―――――――――――― 長い廊下は誰一人歩いていない。 城の中静まり返っている。きっと消えた国について調べているんだろう……。 その中にも 僕は入れてはもらえない。
2008-05-09 11:01:00 -
4:
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少しの間廊下を歩いていると前が誰かが歩いてくる。『春』 父だ。 『大変そうだね』 『あぁ…』 『少し外の空気を吸いに行ってくるよ』 『気を付けなさい』 『はい…』 争いが無かった時にはもっとしっかりした身体をしていたのに怪奇現象が起こるようになってから何だかやつれてしまったように思えた。 後ろを振り返ると父がトボトボと歩いていく姿が見えた。 きっと僕が旅に出てしまえば父はもっと痩せてしまうだろう。 それでも僕は―…。 キィ――…… 庭に出るための大きな窓をあける。 『静かだな…』 今は夜の8時。 今までならまだ皆お祭り騒ぎで毎日ガヤガヤという声が聞こえていた。 最近は次は自分達の番ではないかと恐れて家に籠もる人ばかりだ。 世界はこんなにも静まりかえるんだな…。 ついそんな事を考えてしまっていた。
2008-05-09 12:46:00 -
5:
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『春さんッ―…』 後ろから凜の声が聞こえた 『………』 振り返ると凜が走りよってきた。 『春さん…大きくなられましたね。昔はこんなだったのに…』 凜は自分のお腹に手を置いて僕を見る。 『さっき春さんに言われて気がつきました。 がむしゃらに動く事も大切なんだと。 春さんは本当に長に値する方だ。 今でも充分。 民を守ると言う事を誰よりも考えてらっしゃる……』
2008-05-09 12:53:00