小説掲示板実は…私、マルチ商法やってましたのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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実は…私、マルチ商法やってました

• 1:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  ーーーマルチ商法。最近はネットワークビジネスと呼ばれる事が多いようです。
  今から書く話は、私の体験談です。団体名や代表者名は実名ですが、誹謗中傷のために書いてるのではないのでご了承下さい。他の人物名は仮名にしています。

  2005-04-28 01:26:00
• 101:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  私の初めてのMBSはこんなかんじで終わった。
  紹介者のヤマコによって花咲会に出会い、自分自身の好奇心に引っ張られて、花咲会ビジネスに足を踏み入れた。

  2005-04-30 03:36:00
• 102:

  名無しさん

  ☆しぉり☆

  2005-04-30 10:28:00
• 103:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  114さん、Ｕおりありがとう　

  2005-05-01 00:59:00
• 104:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  FCが開催されている事務所は、電車で１５分の場所にあった。
  花咲会もフロンティアMIPも会社組織ではないので、事務所は中田代理店が個人的に有限会社を作って借りているものだった。
  私は、ヤマコと一緒に事務所に行き、直属の玉田特約店にリストアップしたノートを見せた。
  

  2005-05-01 01:00:00
• 105:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  それは主に学生時代の同級生で占められていた。遠方に転校して、まったく疎遠になっている同級生がほとんどなので、他の人に比べ圧倒的に不利だと思った。
  親戚も、その遠方の土地にしかいない。叔父、叔母、従兄弟にいきなり電話するのは唐突ではないか？もしかして私のリストアップはあまり使えない？
  

  2005-05-01 01:24:00
• 106:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  一番大事な人から伝えなさい　ということだが、いずみは都合がまだ分からないと言う。
  結局、一番最初のFCのゲスト動員は、中学校の同級生の女の子に決まった。
  

  2005-05-01 01:25:00
• 107:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  花咲会では頑張っている人は評価され、注目と賞賛を浴びる、そんなとこだった。
  事務所に行けば「すごいですね」と褒められ、いろんな人が集まってくる快感。今までにない事だった。しかし、電話してゲスト動員が決まっただけで、まだ何も始まってない。
  

  2005-05-01 01:39:00
• 108:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  「ゲストの田上さんは、どんな人ですか？」玉田特約店に聞かれた。
  「看護婦をしていて、彼がほしい　って言ってました」私は電話で聞いた彼女の近況を言った。「じゃあ、花咲会ではすごく頑張っている、明るい前向きな人達が集まっているところ、素敵な男性もいると言ったらいいかもしれませんね」

  2005-05-01 01:40:00
• 109:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  MBSの話では、相手のほしいものを出してあげることが相手を満足させることだという。
  例えば、のどが乾いてる時には水がほしい。でも、そんな時にどんなにおいしいカレーライスやステーキを出されても嬉しくない。
  相手の状況に応じて、考えてあげるということだった。
  だから、ゲストが何に興味を持ち、何に不満を感じているかを知る事が大事だった。
  

  2005-05-01 01:57:00
• 110:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  花咲会の場合だと、収入が少ないと不満を感じている人には収入をアップさせるチャンスのあるビジネスがある。
  会社をやめていずれ独立をしたいけど迷っている人には、リスクがなく在庫も抱えずに今すぐに始められるビジネスがある。友達がほしい人には、花咲会には素敵な仲間がたくさんいる。
  料理の味にこだわる人にはピュアフォーマーというとても良い整水器がある。その人に合わせて情報の提供の仕方を考える。そうすることで必ず喜んでもらえるからだ。

  2005-05-01 02:06:00
• 111:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  初のゲスト動員の日がやってきた。
  中学校の同級生の田上さん＝のりちゃんだった。彼女とは同じクラスになったことはなかったが、けっこう仲が良かった。
  私がヤマコに呼ばれた、あの日と同じように事務所の最寄りの駅前で待ち合わせをした。
  そのあとも全く同じで、ファミレスで向かい合って、今から行く「花咲会」と「すごいビジネスの説明会」があることを伝えた。

  2005-05-01 02:08:00
• 112:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  のりちゃんは、特に興味を持ってる様子ではなかった。当然だ。私だってそうだったんだから。私が今、話するより、実際にFCで話を聞いてほしかった。そしてMBSに出席してほしかった。私が感じている、このワクワクした気持ちを知ってほしかった。
  みんな、最初はそうなんだよ！ねぇ、一緒にやっていこうよ！
  私はそんな気持ちでいっぱいだった。

  2005-05-01 02:08:00
• 113:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  ２人でFC会場に入って、椅子に着席する。中田代理店が颯爽と歩いてきて、拍手とともに話が始まる。話の内容も一字一句、前回とまったく同じ。
  今度は私がこの話の紹介者なんだ！

  2005-05-01 02:10:00
• 114:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  中田代理店の話がすべて終わった。
  さぁ、ここからだ！
  私は、のりちゃんの方へ体を向けて、目を正面から見て、にっこり笑って「どうだった？すごいでしょ！」のりちゃんは、何も答えない。苦笑いのような、顔をしかめてるような、何ともいえない顔をしていた。
  内心、私は「やっぱ無理かな」と思いながらも話をした。嫌な予感がした。

  2005-05-01 02:12:00
• 115:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  のりちゃんは、やっと口を開いたが、出てきた言葉は「ちょっと…う〜ん…」
  言葉がなくても、態度で明らかに拒否しているのが分かった。
  これ以上言っても無理　という気持ちと、ここまで来たのに　という気持ちが交錯した。
  だめ押しみたいに、言葉を付け足したけど、のりちゃんの気持ちを変える事はないと思った。
  

  2005-05-01 02:14:00
• 116:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  後ろから玉田特約店がフォローのために入ってきた。
  のりちゃんが「ごめん、ちょっと…帰ってもいい？」と椅子から立ち上がろうとしている。
  私の嫌な予感は的中した。玉田特約店に「ありがとうございました。一緒に帰りますから」と言って、会場を出た。

  2005-05-01 02:15:00
• 117:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  のりちゃんは無言で歩いていた。私は「しまったなぁ…悪い事したなぁ」と思っていた。
  MBSではゲストが話を断っても、決して責めたりせずに「お互いの道を頑張ろう！私はこれで頑張るから！」と明るく別れましょう　と言っていた。
  私はMBSのノウハウというより、のりちゃんに嫌な思いをさせたことが申し訳なくて、FC直前に入ったファミレスに誘った。

  2005-05-01 02:16:00
• 118:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  「ごめんね」最初に出たのは、その言葉だった。それが私の偽りのない気持ちだった。
  「うん…なんだかねぇ…」言葉は少なく、具体的に何が気に入らないのか　の言葉は出て来なかった。「なるみは、正直だね」「これからやっていくの？」と言われた。
  「うん、頑張っていくから！のりちゃんも仕事頑張ってね！」私はガッカリしてる気持ちをなるべく出さないように、そう言った。

  2005-05-01 02:17:00
• 119:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  のりちゃんは自分と一緒に帰ると思ってるようだったので「ごめん、ここで」と私は言った。夕方からのFCのゲスト動員が予定にあったから、一緒に帰るわけにはいかない。
  あと数時間で待ち合わせなのだから。のりちゃんとそのまま別れて、私は事務所に戻った。
  

  2005-05-01 02:18:00
• 120:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  事務所に戻り、ダメだった結果を特約店や協力店の仲間に伝えた。「次のFCがあるから大丈夫！」と励まされた。がっかりした気分をいつまでも引きずるのは、次のFCに響くから気持ちを切り替える事に努めた。花咲会では、どんなことがあっても常に前向きのプラス思考。それが成功者になる秘訣、考え方なのだ。
  次のFCこそ決めたい！

  2005-05-01 02:20:00
• 121:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  ２度目のゲスト動員。ドキドキしながら、自分が動員された時、のりちゃんを動員した時と何も変えずに同じことをした。
  …しかし、結果はバツ。私の気持ちが何で伝わらないんだろう。
  １日に２人続けて断られたのは、かなりのダメージを受けた。今日はダメだったけど、２週間先まで動員のスケジュールがつまっていた。
  その中に、一番仲がよく、私が真っ先にこの話をした、いずみがいた。

  2005-05-01 02:23:00
• 122:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  ２週間分、FCのスケジュールがつまっていても、私はヤマコと一緒に事務所に、ほぼ毎日通っていた。別に行かなきゃ出来ないわけじゃない。電話を友人、知人にかけることの繰り返しなのだから。私は事務所に行くのが好きだった。行けば、必ず中田代理店や特約店の誰かに会える。話をすれば、頑張ろうって思える。モチベーションがアップする。
  特約店の人達は、明るくいつも笑顔で、堂々としていてカッコよかった。男性の特約店の大半は残念なことに既婚者だった。数少ない独身の特約店で、ほとんど一目惚れと言っていいくらい気になる人がいた。住んでる場所が遠いためか、あまり事務所に顔を出さない人だった。少し話出来るだけでドキドキして意識して上手く話が出来なかった。特約店になったら告白しようと自分の中で勝手に決めていた。
  そんなこともあって、私は特約店に早くなりたいと思った。

  2005-05-01 02:36:00
• 123:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  中田代理店については、声をかけられて嬉しいけど話する時はいつも少し緊張した。明るく笑顔を浮かべながらも、時折、眼鏡の奥からのぞく視線の強さ。鋭い指摘。
  特約店が憧れの存在なら、代理店は別格だった。

  2005-05-01 02:42:00
• 124:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  中田代理店は、大学卒業後に地元の有名企業で営業をしていた。そんな時に、同じ大学の同級生に「すごい話がある！」と電話がかかってきて、わざわざ東京まで行ったという。
  半信半疑でMBSに参加、その話に「これはすごい！」とビビッときて、話を友人、知人に広めた。その頃はFCは東京へ行くしかなかった。

  2005-05-01 02:43:00
• 125:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  それでも中田代理店の勢いは止まる事なく、花咲会のFCをしてもよい　と森下会長の推薦があって、地元に事務所を開設した。
  話を伝えた友人、知人は何人も特約店へと昇格し、自分も特約店、代理店へと昇格した。
  中田代理店に話を紹介した同級生も、東京で代理店として活躍していた。

  2005-05-01 02:44:00
• 126:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  私は友人、知人に電話をかけまくっていたが、いきなり「スゴいビジネスの話があるから」だけで、休みの日にわざわざ来る人がいるとは思えなかったので、こまめに電話をかけていた。最近電話がよくかかってくるけど、いつも元気で楽しそうなのは、なんで？と興味を持たせる作戦だった。
  自分にとって大事な人から話を伝えましょう　とのことだったが、近い距離でないと、なかなか来る気になれないだろう。遠くに住む人、最近ほとんど付き合いがない人は無理と半分決めつけていた。私は地元を離れ、親と別居していたので最近付き合いがあるのは、その土地に来てから知り合った人が中心だった。

  2005-05-01 02:49:00
• 127:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  彼と別れてからは、半分投げやりな気持ちで遊んでいたので、知り合った人は男性がほとんどだった。私を好きだという人もいたが、相手の気持ちを知りながら、いつも思わせぶりな態度でやりすごした。そんな曖昧な状態の男が常に何人かいた。
  そんな男たちは私にとって、恋人になりえる存在じゃなかった。私が「今日会える？」と電話をすれば、すぐ来てくれた。財布を開かずにおしゃれな店で食事が出来た。
  だから、私が花咲会の話をしても、「うん」と言わせられる、そう思った。

  2005-05-01 02:51:00
• 128:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  　しかし…実際、FCに動員しても反応は芳しくなかった。
  私は、男ならこのチャンス活かさなくてどうすんの？と内心思い、私の事好きなら思い切って、花咲会に飛び込んできてよ！とまで思った。今思えば、ずいぶん傲慢だけど…。
  　中には、そんなつもりで俺と付き合ってたのか　と言った男がいた。正直、半分当たっていた。最近知り合ったばかりでもすべて私の人脈、リストアップなのだ。

  2005-05-01 03:03:00
• 129:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  彼女のつもりでいたかもしれないけど、私は彼と付き合う約束なんかしていない。たった２回食事に行っただけだ。手を触れたことさえない。責められるのはいい気はしなかったけど、何も言わずに黙って聞いた。怒って去った彼とはそれきりになった。彼は私の大事な人ではなかった。「大事な人からこの情報を伝えましょう」というノウハウから外れている。私は動員のスケジュールを埋めたかった。予定を入れた時にみんなから「すごい」と言われたかったのだ。

  2005-05-01 03:04:00
• 130:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  この話を真っ先に伝えたい、いずみを動員する日までは、こんなかんじで「私に気のある男」をFCに連れて行った。
  ビジネス参加も商品購入の意思もないと、その場で全員に断られた。
  

  2005-05-01 03:05:00
• 131:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  いずみをFC動員する日がやって来た。待ちに待っていた、この日に私のテンションは上がっていた。いつもどおりに待ち合わせ、ファミレスでFCへの意識づけをして、会場へ連れていった。すべての話が終わり、私は「ね！すごいでしょ！」と、いずみに言った。いつものとおり、明るく笑顔で体ごと向いて。
  

  2005-05-01 03:06:00
• 132:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  私はのりちゃんの時のように、無言で拒絶の態度をとられるんじゃないかと、内心怖がっていた。
  いずみを呼ぶまでのFC動員は、連戦連敗で、即座に断られている。自分の時みたいに、少しは検討してみようかという迷いさえない。
  いずみもやっぱり断る？こんな突然の話、困るよね？
  
  内心びくつきながら、態度には出さないように笑顔で取り繕った。

  2005-05-01 03:06:00
• 133:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  「花咲会で活動するのは楽しいよ。たくさんの仲間がいるし」「ビジネスのノウハウはMBSで教えてくれるし、それがもうすごいから！すごいとしか言えないぐらいにすごいんだから！」私はいずみを説得するみたいに言葉を重ねた。

  2005-05-01 03:07:00
• 134:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  「私、バイトとか他の仕事したらダメだから」いずみが言った。「休みの日だけでいいし、言わなきゃ分からないじゃない！？」と私はいずみに返した。
  「公務員は他の仕事は出来ないんだよ」「え？何で？黙っておいたら分からんと思うけど？」
  「税金の申告とかで分かってしまうし、隠すのは無理」

  2005-05-01 03:08:00
• 135:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  公務員がバイトしたらダメだなんて知らなかった。公務に専念するため、兼職は厳しく規制されているらしい。そう言われたら、それ以上何も言えない。
  知ってたら最初から話さなかったなぁ　なんて考えていたら、いずみは「そのMBSってどんなんか気になる」と言ってきた。
  MBSはビジネスを始める人だけ受けれるからと言うと、ビジネスはやらないけど話だけでも聞きたいと言う。

  2005-05-01 03:09:00
• 136:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  ビジネスしないのに？話聞くだけ？こういう場合、どうしたらいいんだろう…。
  
  商品購入も、ビジネス会員の申し込みもしないで、MBSの話だけ聞く。
  自分がFCに初めて来たときは、そんな考えは思い浮かばなかった。
  もし、それが出来るなら私が悩みに悩んで、商品、会員の申し込みをしたのは何だったんだ。
  今、どうしても欲しい物でもなかったのに。それも安い買い物じゃなかったのに。

  2005-05-01 03:10:00
• 137:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  お金を出さずに話だけ知りたがる、いずみの考えがずるく思えた。
  突然、こんな場所に連れて来られて、申込書に書くように言われて困惑する彼女の気持ちも分かっている。
  分かっているはずなのに、心の中では「何でよ！？」と言っていた。
  　ふだん私は、いずみの前では言いたい放題だけど、さすがにそれは言えなかった。

  2005-05-01 03:11:00
• 138:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  笑顔を変えずに「MBSはビジネスする人だけが参加するものだから」と言った。（だから、話だけ聞こうというのは無理。公務員がバイトしたらダメって知らなかった。失敗だったな〜。）あきらめ状態でいると、玉田特約店がやってきた。
  
  （来てくれても無理だし…）

  2005-05-01 03:12:00
• 139:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  玉田特約店がいずみに話してるのを聞きながら、横からビジネスの参加と商品購入を薦めた。諦めているはずなのに、私の気持ちを分かってほしい　という考えが捨てれなかった。私は諦めが悪いみたいだ。

  2005-05-01 03:13:00
• 140:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  「じゃあ、会員になって、商品も申し込む」いずみの口から意外な言葉が飛び出した。ええっ？今言った事は本当？信じられない思いと、嬉しい気持ちが一緒になって、興奮して「一緒に頑張ろうね！！MBSに一緒に出ようね！！」と言った。
  いずみは保守的な性格で金銭的にも締まり屋なので意外な結果だった。
  そのいずみが、不安ながらも私の話を信じてくれた。こんなに嬉しいことはなかった。
  いずみは私の大事な友達だ。これからもっと大事にしようと思った。

  2005-05-01 03:14:00
• 141:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  申込書の記入をしてもらって、その後に事務所にいずみを連れて、中にいる、中田代理店、特約店の人たちに紹介して回った。
  私もみんなも笑顔でいっぱいだった。いずみだけが遠慮がちな愛想笑いだった。
  いずみ、本当にありがとう！！私が頑張って引っ張っていくから花咲会で一緒に輝こうね！！
  ヤマコが私を引っ張ってくれたように、私もいずみのために頑張ろうと強く思った。

  2005-05-01 03:16:00
• 142:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  公務員だから副収入は得てはいけない　と聞かされたが、公務員の世界より、花咲会の方がいいに決まってる。今まで知らなかった新しい世界を見せてあげる！！
  MBSを聞けば、絶対始めてみたくなるはずだ。自信があった。

  2005-05-01 03:17:00
• 143:

  名無しさん

  しおり?早くかいて?

  2005-05-02 03:48:00
• 144:

  流星

  >>71
  タイムマシンを書かせていただいている流星です?
  リストアップ僕もやりましたぁ?
  T-upって言い方も一緒だった気がします?
  続きがすごく気になります??

  2005-05-02 12:51:00
• 145:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  １５８さん　どうもありがとう　なるべく更新マメにするつもりです
  流星さん　タイムマシーン、レスつけたことはないけど始まった時から密かにチェックしてました。お互い完結目指して頑張りましょうね☆

  2005-05-03 00:51:00
• 146:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  MBSは月に１度開催されていて、内容は毎回一緒らしい。ヤマコや他の特約店などに聞くと、毎回参加しているという。
  「じゃあ、また仕事休まないといけないんですね」正直、気が進まないが仕方がないと思った。今度はいずみも一緒に出る事になってるし、紹介者の私が参加するのは当然だと思った。

  2005-05-03 02:05:00
• 147:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  嘘をついて仕事を休むのはいけないことだ。分かってはいるけど、最初に休んだ時ほどの罪悪感はなかった。花咲会ビジネスにどんどん引き込まれ、本業からは関心が薄れていった。

  2005-05-03 02:20:00
• 148:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  ２回目のMBSがやって来て、私は当日に仮病を使い、仕事を休んだ。きっと嘘だと分かっているだろう…。
  
  いずみと待ち合わせて、会場へ向かった。いずみもこの日のために仕事を休んでいた。FCに動員したわりには１人だけか…とほんの少しだけ思った。
  が、次の瞬間、そんな考えは私についてきてくれたいずみに対して失礼じゃないかと思い直した。今日をいずみにとって今までの日常ではありえなかった、すごい日にしてあげるのが紹介者としての義務だと思った。

  2005-05-03 02:29:00
• 149:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  前回同様、猿田総代理店はステージでマイクを持ち、時に身を大きく乗り出し、声に抑揚をつけながら、熱く語った。内容も一字一句変わる事なかった。一度聞いたからか、最初に受けたインパクトの強さはなかった。
  ビジネス活動を始めて、失敗も成功も経験した。それだからこそ同じ話でも気づくことが必ずあると言われたが、正直あまりピンと来なかった。もちろん真剣に聞いていたし、ノートもとっていた。共感する部分もたくさんあった。でも…期待したほどでもなかった。
  気づかない私は鈍いやつなのか？

  2005-05-03 02:49:00
• 150:

  なるみ ◆1oKmZSIAF.

  そんな小さな疑問はあったが、MBS終了後に私は「ねぇ、どうだった？すごいでしょ？」といずみに聞いた。
  「うん、すごかった！」と答えが返ってきた。私も１ヶ月前はこうだったんだなぁと思った。
  私はいずみを連れて代理店、特約店、顔見知りの協力店に挨拶して回った。ヤマコが私にしてくれたように。

  2005-05-03 02:56:00