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深緑の糸

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  • 1:

    かな

    赤い糸ってなんですか?神様がやった嫌がらせですか?

    出会うべきにして出会ったってあんたは昔言うてたけど、もしあんたとウチがその赤い糸で繋がってんねんやったら…もうその糸にはカビが生えてる。深緑の糸…

    2008-05-17 21:52:00
  • 2:

    名無しさん

    気になる

    2008-05-18 01:51:00
  • 3:

    かな

    毎日が気悪くて、うっとおしい…顔だけ出しに学校へ通う…なんでか…、親が泣いて頼むから…。

    2008-05-18 02:24:00
  • 4:

    かな

    一度電車をのりかえて一つ目の駅の前から3両目の優先座席付近。デッカいスポーツバックしょってたあんたと毎日の用に顔を合わしていた。「ようあうな」心の中で思うだけ。声なんかかけた事もない。なんだかんだ通った一年の間に結局喋る事なんか一度もなかった。

    2008-05-20 09:51:00
  • 5:

    かな

    学校やめてからのウチは友達もいてないのに何故か遊び歩いてた。仕事なんかしない…。ある日は家でぼーっとして、ある日は一人で都会にくりだす。ある日はあてもなく原チャリで走り回った。不思議な子…。
    裏切られて何年も経っていたのに人と付き合う事にトラウマをもっていた。

    2008-05-20 09:55:00
  • 6:

    かな

    そんな日が続いた事に自分自身あきてきた。お金もないのでアルバイトをする事にした。

    2008-05-20 09:58:00
  • 7:

    かな

    履歴書片手に何10件も回ったけど、見栄えが悪い私を拾ってくれたのは、とある焼き肉やさん…。店長もイイ人だった事もあり私は人一倍頑張った。

    2008-05-21 00:01:00
  • 8:

    かな

    少しすると新しい新人がはいってきて何故か私が仕事を教える事に任命された。同じ年だったからやはり私から話す事ができない。喋ると言えば洗い物の手順やオーダーのやり方…。もぅこの頃には、それが当たり前になっていて自分を不思議に思う事もなかった。

    2008-05-21 00:04:00
  • 9:

    かな

    新人は珍しく辞める事なく出勤してきた。名前は美沙子…。昔の私のように明るい奴だった。美沙子が入って1ヶ月も経つとさすがの私も少しの会話はできるようになっていた美沙子の話す事は男の話ばかり…コロコロ男を変えると前の男の愚痴をいつまでも喋っている。もちろん興味もなかったけど何より美沙子はしつこかった。

    2008-05-21 00:10:00
  • 10:

    かな

    十時に終わるバイトも美沙子に捕まれば日が変わる事もあった。「うん…そやな」その日も捕まってしまった私は近くの公園でいつもの様に美沙子の愚痴をきいていた、その時…、美沙子のもっていたピッチがなった。友達だったらしく楽しそうに喋りだす美沙子…。「早よ…帰らせてぇや…」そう思い私は美沙子を見つめていた。

    2008-05-21 00:16:00
  • 11:

    かな

    「今連れと●●いてるからきーや!うん!ばりカワイイし!おいで!おいで!…おっけい!じゃね〜」美沙子がそう言いながら私を見てニッコリ笑い電話を切った。
    「…かえるわ」そう言ったが当たり前のように美沙子はかえらしてくれなかった。「連れきたら帰る」そう約束して美沙子の連れを待つことに…。

    2008-05-21 00:24:00
  • 12:

    かな

    少しすると騒がしいバイク音が聞こえた。「あっきたっきたっ!」ハシャぐ美沙子の横で私はやっと解放される事を喜んだ。

    2008-05-21 01:20:00
  • 13:

    かな

    暗いせいか…みんな同じ顔にみえる…。「…しらんわ…」自分で確認して男の子達から顔をそらすと一人の子が駆け寄ってきて「やっぱりーっっ!」そう言いながら私の顔を見てハシャぎだした。「だれやねん…?」私も顔をしかめて相手を見た。「どっかで…?」ほんのり引っかかる顔だったが思い出せなかった…
    あんたが言ってくれるまで…

    2008-05-21 01:31:00
  • 14:

    かな

    「自分!●女通ってた子やろ!?」
    と言う質問に私は軽く頷いた。
    「うん…」

    2008-05-21 01:33:00
  • 15:

    かな

    「やんなっ!うーわっ!めっちゃ運命感じる!やばいって!俺の顔しってるやろ?」当たり前のようにそう言ったあんたの質問に私は首を横に振った…「しらん…」。

    「うっそぉーんっ」あんたの大袈裟なリアクションに多少イラっときた。

    2008-05-21 12:05:00
  • 16:

    かな

    「俺毎日自分とあっとったんやで!電車でっ!○○駅で!覚えてない?」あんたの説明でやっとあんたを思い出す事ができた。「アディダスのスポーツバック背負ってた子?」私が聞くとあんたは嬉しいそうに何度も頷いていた。
    何がそんなに嬉しいのか当時の私には疑問だったけど…もぅそん時から私らは繋がってたんかもしらんね。

    2008-05-21 12:16:00
  • 17:

    かな

    思い出す事もできたので私は帰る事に…。
    「あっ俺送ったるわ!」とあんた。
    「いらん…ありがと」と返しその場を後にした。
    「ちょっとぉー!待ってぇー」あんたが追いかけてきたので反射的に逃げた。当たり前のように追いかけてきた、あんたにアッサリ捕まった。

    2008-05-21 12:21:00
  • 18:

    かな

    「なんで逃げん?しかもおそっっ!!(笑)女の一人歩きはあぶないで?っつか、学校やめたん?何で?楽しなかったん?」あんたの質問に私は何でも「うん」とだけ返す。そんなふてぶてしい私が相手でもあんたは楽しそうだった。そんなあんたが喋るだけで一々イラッときた。きっとあんたと私がまぎゃくすぎたからから。

    2008-05-21 12:46:00
  • 19:

    かな

    「俺…誠太ってゆーねん!自分名前は?」とあんた。
    あんたをちょっと睨んでみた。けど…あんたには通じなかった。仕方ないので「かな…」とだけ名乗った
    「かなってゆーんや?俺マジ運命感じてるし、本間なかよぅしよな。友達なって?」初めてやった。「友達なって?」なんか言われるん…。何かおかしくて吹き出してもうた。

    2008-05-21 12:55:00
  • 20:

    かな

    「友達って申し込むもん?」自分でも何で吹き出したんか分からん…でも人前で笑うって自然の事がやたら久しぶりに感じた。
    「だってしゃーないやん。マジ友達なりたいし!本間っ運命感じてんもん(笑)携帯教えて!メールして!」

    2008-05-21 13:02:00
  • 21:

    かな

    「携帯もってない…」私が言うとあんたは私の胸ポケットに入っていたボールペンを指差した。「ペンかして!」ペンを取り出しあんたに渡すとあんたは私の手の甲に携帯番号をかいてくれた。
    「絶対っ電話ちょうだいな!マジ待ってるから!じゃ!俺みんな待ってるから行くわな。絶対絶対待ってるから!」あんたは何度も釘をうつと楽しそうに帰って行った。

    2008-05-21 13:08:00
  • 22:

    かな

    部屋に入りいつものように鍵をかける…。ミュージックプレイヤーの電源を入れて当時お気に入りだったケツメイシをかける。

    2008-05-21 13:13:00
  • 23:

    かな

    そして、あたしは深い眠りについた...。

    2008-05-21 13:59:00
  • 24:

    かな

    ↑だれ?

    ケツメイシの歌を聞いていると何故か誠太を思い出した。「あの人ノー天気そうな人やなぁ…」そんな事を思い手の甲にかかれた番号を見つめる…
    急に昔の事を思い出した。人生最大の嫌な思い出…。「あかん…。」頭にそう浮かぶと近くにあったタオルで番号を擦り消した。

    2008-05-21 15:01:00
  • 25:

    かな

    人のトラウマは消えない…。
    トラウマをもった私は人に好かれる事や人と笑う事を望まない…
    心を開く事も望まない…
    裏切られるなら最初から触らない…

    いつも、自分にそう言い聞かせていた。

    2008-05-21 15:06:00
  • 26:

    かな

    また、いつもの毎日…。「いらっしゃいませーっ!ご注文は何にしましょう?ありがとーございます!」仕事となれば人が変わる…。相手にイイ印象を与える笑顔がつくれる。仕事をしている時は寂しくなかった。

    2008-05-21 15:09:00
  • 27:

    かな

    そんなある日のバイト中…美沙子に呼ばれた。
    「かな?誠太に電話した?」と美沙子…
    「してないよ…携帯ないし…」と返した。
    「誠太凹んでたよ?スッゴイかなの事気にしてた…。今日誠太達こっちくんねん…ちょっと合ってあげてぇや…」美沙子のお願いを私は断った。
    「無理…」

    2008-05-21 15:15:00
  • 28:

    かな

    「なんで?用事?」と美沙子…
    「別にないけど…会う必要がないもん…」
    私が答えると美沙子はハァーとため息をついて頭をかいた。

    2008-05-21 15:18:00
  • 29:

    かな

    でも結局私はしぶしぶ誠太と会うことになった。

    2008-05-21 19:01:00
  • 30:

    かな

    ↑だから誰…?

    「ってかさ、かなって本間意味わからんやけど。誠太に何された訳でもないんやろ?そんなん言うんめっちゃ失礼やん。その引きこもり精神なおしたら?」美沙子に痛い所をつかれても何も感じなかった。
    「あんたに迷惑かけてへんやん。話それだけやねんやったら私仕事戻るわ」そう返して私は仕事に戻った。

    2008-05-21 20:11:00
  • 31:

    かな

    それから少し経ったある日のバイト帰り。またも美沙子からの呼び出しがかかった。仕事に逃げる事もできず私は渋々ついて行った。
    するとそこには誠太達がいた。
    「誠太がかなに話あるらしーから聞いたって。」美沙子はそう言うと私と誠太だけをのこしどこかえ行ってしまった。

    2008-05-21 20:15:00
  • 32:

    かな

    「…俺かなちゃんに何かしたかな…?」と誠太… 「別に…何もされてないよ。」ため息混じりに答えるた。
    「俺と会うのに鉄板拒否ったんやろ?」
    「別に鉄板ははってないよ。会う必要ないって言っただけ。あかん?」そう答えると気まずい沈黙に…

    2008-05-21 20:25:00
  • 33:

    かな

    「…あんな…こんなんさぁかなちゃんに言ってもしらん話かもしらんけどな…俺かなちゃんに会えたん本間嬉しかってんやん。前、電車で声かけられへんかった事俺めっちゃ後悔してたからさ…だから凄い嬉しかった。こないだは馴れ馴れしいすぎたと思う…舞い上がってもーてたから…俺…。でも本間仲良くしたいねん。あかんかな?」こないだとは大違い…あん時のあんたは、まるで捨て犬みたいな顔をしていた。

    2008-05-21 20:44:00
  • 34:

    かな

    「……手かして…」私はペンをとると誠太の手の甲に家の番号を書いた。「まじで?」そう言った誠太に軽く頷き「じゃ…疲れてるから…帰る」それだけ言ってその場を後にした。

    2008-05-21 20:50:00
  • 35:

    かな

    その日がなかったら私は今どうなってたんかな?
    人信用する事もまだできんと笑う事もできてないんかな?あんたが私を変えてくれた。

    まだ会ったばっかりのあんたの手に番号を書いた時の事凄い覚えてるよ。17の夏やったよね…。

    2008-05-21 20:53:00
  • 36:

    かな

    その日を境にあんたは毎日のように電話をかけてきた。私が喋らんかってもズット一人で喋ってた。電話なんか要件だけ聞いたら切るもんやけど、あんたの場合は違った。「うん…」が何回も言えた。あんたはアホな話ばっかりやったけど聞いてて凄いたのしかった。

    2008-05-21 20:57:00
  • 37:

    かな

    そんなある日…バイトが終わり外へでると誠太が立っていた。「…おぅ…おつかれ…」そう言った誠太にいつもの明るさはなかった。
    「ごめん…勝手にきて…」と力なくいう誠太。
    「…いいけど…どないしたん?今日静かやん…」私が言うと誠太はただ一点だけを見て「うん…ごめん」とだけ頷いた。

    2008-05-23 10:01:00
  • 38:

    かな

    いつもならありえない空気が私達の前を通り過ぎた。何分も時間がとまってるようにも思えた…。「…なぁ…かな…?」あんたに呼ばれて顔あげたけど辺りが暗すぎて顔みえへんまま「なに…?」って返した。
    「…俺の事さぁ…どう思ってる?」あんたの急な質問に私は黙った。答えられへんかったからさぁ…。

    2008-05-28 19:39:00
  • 39:

    かな

    黙ったまんまの私にあんたは冷たく「分かった…ごめんな…意味分からん事いうて…」だけ残してどっかいってもうた。アホな私やけどそれがバイバイっていう意味っていうのは何となく分かった。分かったって言うか感じてん…。「あ…どっか行っちゃうんや…」って。あん時、あんたがそれ言い残して行った時は自分の心守るんでいっぱいいっぱいやったから…あんたが欲しがってた言葉言ってあげられへんかってん。

    2008-05-28 19:50:00
  • 40:

    かな

    あんたと会わなくなってからは寂しかったよ。ならんくなった家の電話みながらあんたの事よぅ考えた。でも自分から電話かける勇気とかなくてさ…待ってる間に気ついたら19歳なってた。ズット続けてたバイト先では19になったと同時に社員になった。バイトの時よりズットズット忙しくなって、あんたの事考える余裕もなくなっていった。

    2008-05-28 19:56:00
  • 41:

    かな

    「仕事頑張ってたらイイ事ある!」店の店長がよぅ言ってた口癖。真にうけてた訳じゃないけど…店長の言うとうりやった。イイ事があった…。初めて恋したから…。

    2008-05-28 20:01:00
  • 42:

    かな

    その人はよく店に食べにきてたお客さんで店長の仲のイイ後輩。笑うと周りがパッって明るくなるような…そんな笑顔する人。なんとなくあんたに似てたかな?
    名前は慶治くん…。別にわざととかじゃないんだけど、気ついたら店で笑ってる慶治くんの事見てたりしてた。
    ある日、店の片付けしてたら店長から紙渡された。「ここに書いてる番号に電話したって」って言われて…。

    2008-05-28 20:08:00
  • 43:

    かな

    誰の番号か分からんかったけど、店長命令!的な事言われたっていうのもあって帰ってすぐに電話を入れた。もちろん家から…。
    携帯なかったし…

    2008-05-28 20:10:00
  • 44:

    かな

    夜中って事もあったからコールは短めにした。一応かけたで店長…そう思いながら電話をおいてすぐに電話が鳴り響いた。ビックリしながら電話をとる…。
    「今着信あったんですけどー?」っと男の人の声。
    テンパりながらも訪ねてみた。「誰ですか?」

    2008-05-28 23:27:00
  • 45:

    かな

    私の質問に男の人はハァー?と言った感じだったが店長の事を話すと「あ゛ーっ!分かった分かった!」とコロっと態度を変えた。まだ電話の相手が分からない私はハテナ?ハテナ?といった感じだったが向こうに丁寧に説明されやっと相手を知る事ができた。

    2008-05-28 23:33:00
  • 46:

    かな

    慶治とはそんな出会いだった。

    2008-05-28 23:36:00
  • 47:

    かな

    毎日の様に電話で話した。話すと言っても慶治の仕事のグチを聞いたり、日頃あった事などのつまらない雑談…。話す内容はあんたとよく似てた。私は「うん、うん」って聞くだけ…。それでもよかった。楽しかった。
    26歳で大工さん…。慶治は私に色んな事を教えてくれた。休みの日には半分拉致に近かったけど色んな所に連れて行ってくれた慶治を好きになるのにそんなに時間はかからなかった。

    2008-05-28 23:45:00
  • 48:

    かな

    「かな…?俺の女なれや…」慶治の言葉に一瞬時間が止まったように思えた。
    「……」やっぱり返事ができない。あんたの時と一緒みたいやった。
    だんまりを続けている私を慶治は急かした。
    「嫌なんか!?」…慌てて首を横に振った。
    「よっしゃ!嫌ちゃうかったらエエ!お前は今日から俺の女や!」そう言って私の手をポンポンと叩いて恥ずかしそうに笑った。

    2008-05-28 23:52:00
  • 49:

    かな

    私の初めてできた彼氏はすっごい強引でわがまま。正反対の私と慶治のバランスは丁度よかった。

    2008-05-29 00:02:00
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