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*死神代行*

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  • 1:

    目をあけたら、真っ白な世界にいた。
    起き上がって、当たりを見てみても長い廊下が続いているだけで、それ以外は何もない。
    はぁ…。
    ため息をついて、真っ直ぐと続く廊下を歩き出した。
    まるで出口のない迷路にいる錯覚をさせる程、長い廊下はどこまでも続いている。
    歩きながら俺は、どぅしてこんな所にいるんだろうと考えていた。

    2008-06-01 06:07:00
  • 2:

    思い出せない。
    と言うか、俺は誰なんだろう。ここは、一体どこなんだろう。この廊下はどこまで続くんだろう。
    答えの出ない疑問ばかりが頭に浮かぶ。
    仕方なき俺は歩く。
    先のまったく見えない廊下を。

    2008-06-01 06:10:00
  • 3:

    どれぐらい歩いたか分からない。
    足が痛い。
    だけど、歩みを止められない。
    なぜだか分からないけど、止まってはいけない気がした。
    痛い足を引きずりながら、歩き続けていると遠くの方に黒い扉が見えた。

    2008-06-01 06:13:00
  • 4:

    扉が見えた事により、俺は安堵した。
    この糞長い廊下には、終わりがないよぅな気がしていたから。
    足が痛い事も忘れて俺は小走りをする。
    よぅやく黒い扉の前につくと、文字が書かれた看板がある。

    2008-06-01 06:18:00
  • 5:

    看板には【Judg ment door】と書かれていた。
    「審判…の扉?」
    意味が分からない。
    しかし扉を開けない訳にはいかない。
    金色のノブに手をかけ、ゆっくりまわす。

    2008-06-01 06:23:00
  • 6:

    扉を開け一歩扉の中に入ると、真っ白だった世界が一気に真っ黒になった。
    俺は驚いてさっきの扉から戻ろうと振り返ると扉がなくなっていた。
    「ドアがない……」
    全てが真っ黒の世界に俺は一人。
    俺はその場にへたり込み、小さな声で呟いた。

    2008-06-01 06:26:00
  • 7:

    「…なんだよ、ここ…。」

    その瞬間、目も眩む光が俺を差した。
    【よく来た。愚かな者よ。】
    低くしわがれた声がする。
    俺は片目をうっすらとあけ、声の住人を探した。

    2008-06-01 06:30:00
  • 8:

    真っ黒な世界の中にそいつはいた。
    真っ黒なマントを頭から被り、手には金色の表紙をした分厚い本を持って。
    【立ち上がり、ついて来るがいぃ。】
    そいつはそぅ言うと俺に背を向け歩き出した。

    2008-06-01 06:34:00
  • 9:

    俺は慌てて立ち上がり、そいつの後を追った。
    「なぁ、あんた誰だよ?てゆーかここどこだよ?」
    俺は疑問をそいつにぶつける。【ここは、お前のよぅな愚かな者が来る場所。【Jugd ment room】。私は審判する者。】
    「意味分かんねーよ!なんだよそれ?」

    2008-06-01 06:38:00
  • 10:


    【直に分かる。】
    そいつはそれだけ言って黙った。
    俺もこれ以上は聞いても無駄だと思い渋々、マント男の後ろを歩いた。

    2008-06-01 06:41:00
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