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?う〜た?と雪弥?
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1:
雪弥
あなたが家に来たのは
8年前‥‥。
寒い寒い冬だった。
(旧作コピペ)2005-11-25 13:45:00 -
46:
雪弥
覚悟するなら一人がいい。誰かが居たら、決意が揺るぎ甘え、泣いてしまうだろう…。
う〜たは大事な大事な子…最悪なケースならば、誰の目にもふれさせたくはない…。そして
我が子がどんな姿で戻ろうと…、う〜たが不安にならないように、受けとめる‥‥。
強い母でありたい2005-11-25 14:57:00 -
47:
雪弥
時間がやけに長く感じる…。
雪弥はいても立っても居れず、マンションの下をうろうろした。
風が強くて寒い。う〜たの事で頭がいっぱいで、上着を羽織る事もわすれた。
駐車場にカスの車が入った。雪弥は駆け寄り、運転席の窓から我が子を受け取った。受け取った瞬間、違和感…。
“あれっ?こんなに…軽かったっけ…?こんな…に…小さか…った…?”2005-11-25 14:58:00 -
48:
雪弥
雪弥の予想はこうだった。
?殴られているが意識はある。
?殴られて意識はないor…死んでる。
…不味い…後者だ!2005-11-25 15:00:00 -
49:
雪弥
カスが言った…。
「騒いだから殴ったら、ぐっりした」
カスの言葉は虚ろな雪弥の頭の隅に吸い込まれ…消えた。
ぐったりした我が子を抱き締めエレベーターで部屋にあがる。
“あ…あ…軽いよ…死ぬの…?う〜た…”2005-11-25 15:01:00 -
50:
雪弥
何もいらないから‥‥お願い…目を…開けて?
…お願い…だから…ママを置いて逝かないで…。
2005-11-25 15:02:00 -
51:
雪弥
部屋に戻ると、由美の彼氏、みぃさんが帰ってきていた。雪弥のただならぬ泣き方に、みぃさんは部屋をのぞき、雪弥に声をかけた。
「う〜た…何で…」バスタオルに包まれ、ぐったりするう〜た。雪弥は涙としゃっくりが止まらない。
『カスが殴った!何回も…何…回も!!う〜た…おもらしする程…怯えてたのに…うっ…えぐっ』
みぃさんは辛そうにしていた。花のように誰にでも優しく寄り添うう〜たが、彼は大好きだったから。
雪弥の気持ちと、取り乱す姿は見てられなかったのだろう‥‥。2005-11-25 15:03:00 -
52:
雪弥
カスが家に入ってくるのが分かった。
本当に神経うたがう。カスはぐったりするう〜たの事等、ここには存在しないかのようにスルーし、泣きじゃくる雪弥に話かけた。
「なぁ…ここ」と手の甲を見せた「噛まれてん見て…」
【!!!】コンナトキニ…アナタニハ…ココロガナイノ?
雪弥は言葉を遮るように声をあげて泣いた。“くやしい!悔しい!!こんな奴に…う〜たが…こんな奴にっっ…!!!”2005-11-25 15:04:00 -
53:
雪弥
雪弥とカスの張り詰めた怒りを断ち切ったのは、みぃさんだった。
「今言い合いする時じゃないよ。とにかく病院連れてかな!」
その言葉で雪弥の目には光が戻った。
みぃさんが居てくれなければ、そこから動く事が出来なかったかもしれない。感謝しても感謝しきれない。
「とにかく彼氏さんは今日の所は帰って?」みぃさんはこぶしを握り締め、なるべく柔らかい口調で言った。2005-11-25 15:05:00 -
54:
雪弥
時計を見ると、夜中2時…。みぃさんはタウンページを隣の家の人から借りてくれた。カスはぼんやりと、う〜たを見つめる。
カコカコと荒く呼吸し、必死に生きようとしてるう〜た。
決して目を開く事はない。キバは折れ血が伝った跡が生々しく…鼻は紫に腫れ上がっていた。
カスがう〜たに触れようと手を伸ばした。
『触んなっ!!…殺すぞ!!!』雪弥の視線と言葉に、カスは無言で手を引っ込め、ただただ…うつむいた‥‥。2005-11-25 15:05:00 -
55:
雪弥
カスは帰らず、無言のまま少し離れた場所からう〜たと雪弥を見てた。
カスを無視し、みぃさんとタウンページを開き、近くの病院かたっぱしから電話した。
こんな時間に電話に出る病院なんてあるのか?でもそんな事言ってられない。朝がくればきっと呼吸が止まるだろう。
誰が見ても予想できる。2005-11-25 15:06:00