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?う〜た?と雪弥?

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  • 1:

    雪弥

    あなたが家に来たのは
    8年前‥‥。
    寒い寒い冬だった。
    (旧作コピペ)

    2005-11-25 13:45:00
  • 51:

    雪弥

    部屋に戻ると、由美の彼氏、みぃさんが帰ってきていた。雪弥のただならぬ泣き方に、みぃさんは部屋をのぞき、雪弥に声をかけた。
    「う〜た…何で…」バスタオルに包まれ、ぐったりするう〜た。雪弥は涙としゃっくりが止まらない。
    『カスが殴った!何回も…何…回も!!う〜た…おもらしする程…怯えてたのに…うっ…えぐっ』
    みぃさんは辛そうにしていた。花のように誰にでも優しく寄り添うう〜たが、彼は大好きだったから。
    雪弥の気持ちと、取り乱す姿は見てられなかったのだろう‥‥。

    2005-11-25 15:03:00
  • 52:

    雪弥

    カスが家に入ってくるのが分かった。
    本当に神経うたがう。カスはぐったりするう〜たの事等、ここには存在しないかのようにスルーし、泣きじゃくる雪弥に話かけた。
    「なぁ…ここ」と手の甲を見せた「噛まれてん見て…」
    【!!!】コンナトキニ…アナタニハ…ココロガナイノ?
    雪弥は言葉を遮るように声をあげて泣いた。“くやしい!悔しい!!こんな奴に…う〜たが…こんな奴にっっ…!!!”

    2005-11-25 15:04:00
  • 53:

    雪弥

    雪弥とカスの張り詰めた怒りを断ち切ったのは、みぃさんだった。
    「今言い合いする時じゃないよ。とにかく病院連れてかな!」
    その言葉で雪弥の目には光が戻った。
    みぃさんが居てくれなければ、そこから動く事が出来なかったかもしれない。感謝しても感謝しきれない。
    「とにかく彼氏さんは今日の所は帰って?」みぃさんはこぶしを握り締め、なるべく柔らかい口調で言った。

    2005-11-25 15:05:00
  • 54:

    雪弥

    時計を見ると、夜中2時…。みぃさんはタウンページを隣の家の人から借りてくれた。カスはぼんやりと、う〜たを見つめる。
    カコカコと荒く呼吸し、必死に生きようとしてるう〜た。
    決して目を開く事はない。キバは折れ血が伝った跡が生々しく…鼻は紫に腫れ上がっていた。
    カスがう〜たに触れようと手を伸ばした。
    『触んなっ!!…殺すぞ!!!』雪弥の視線と言葉に、カスは無言で手を引っ込め、ただただ…うつむいた‥‥。

    2005-11-25 15:05:00
  • 55:

    雪弥

    カスは帰らず、無言のまま少し離れた場所からう〜たと雪弥を見てた。
    カスを無視し、みぃさんとタウンページを開き、近くの病院かたっぱしから電話した。
    こんな時間に電話に出る病院なんてあるのか?でもそんな事言ってられない。朝がくればきっと呼吸が止まるだろう。
    誰が見ても予想できる。

    2005-11-25 15:06:00
  • 56:

    雪弥

    【プルルル…】
    コール音が鳴るなか、必死に祈った。
    “…何も望まない、このコを死なせたくない!!りくちゃん…守ってあげて!神様…!!!”

    2005-11-25 15:07:00
  • 57:

    雪弥

    その時…【プルルル…ガチャ】
    「…はい、〇〇病院です」…大げさやけど、奇跡だと思った。処置は早ければ早いほうが、助かる可能性が増すから。
    「…それではお待ちしています」雪弥は焦る気持ちを押さえ、う〜たをなるべく揺れないように、新品のプラスチックの(ネコ用トイレみたいな感じの)容器にバスタオルを敷き、う〜たをそっと寝かせた。
    きっと揺らしたり動かさない方が良いと思ったから。みぃさんも来てくれると言った。
    雪弥は、ぅ〜たのおでこをそっと愛しく撫でた。『…心配すんな!助けるから!!』今はただ、奇跡を信じる。そしてドアを開けた。

    2005-11-25 15:08:00
  • 58:

    雪弥

    みぃさんと自転車2ケで病院に行こうとした時、カスが口を開いた。て言うか、おったんかい!?
    「車…出すわ…」申し訳なさそうな素振りはない。
    『あ゛!?黙…』れや。って言葉を発する雪弥の口をみぃさんは手で塞いだ。
    「今は急いだ方がいい」
    みぃさんの目配せを雪弥は、うつむき理解した。カスの手なんか借りたくない。でもその意地は今必要では無いし、決して頭のいい選択とは言えない。う〜たの為…今争うのは無意味だ。【こくん】と頷く雪弥を見て、みぃさんはほっとしていた。

    2005-11-25 15:09:00
  • 59:

    雪弥

    車内で雪弥は助手席ではなく、後ろの席に座った。
    無言で近くの病院に向かう。同じ空気も吸いたくない…雪弥は今…
    本気でカスが嫌いだ。
    う〜たを箱越しに抱く雪弥の視界がぼやけた…。病院に着き診察室に通された。先生は絶句していた。
    「交通事故にでもあったのかい?」そんなヒドイんだ‥‥。

    2005-11-25 15:10:00
  • 60:

    雪弥

    『殴られたんです!!』雪弥の言葉に先生はびっくりしていた。
    そして、う〜たの体を触り、先生が言った。
    「頭…殴られてるね…。」脳震盪で気絶したらしい。
    「交通事故より厄介だ。」人間が殴る力は相当だもんね…。ちっちゃな頭で受けとめた衝撃はすごいだろう。
    考えれば誰でも分かる…。カスには分からないのだろうか?…狂ってる。

    2005-11-25 15:11:00
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