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?う〜た?と雪弥?

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  • 1:

    雪弥

    あなたが家に来たのは
    8年前‥‥。
    寒い寒い冬だった。
    (旧作コピペ)

    2005-11-25 13:45:00
  • 56:

    雪弥

    【プルルル…】
    コール音が鳴るなか、必死に祈った。
    “…何も望まない、このコを死なせたくない!!りくちゃん…守ってあげて!神様…!!!”

    2005-11-25 15:07:00
  • 57:

    雪弥

    その時…【プルルル…ガチャ】
    「…はい、〇〇病院です」…大げさやけど、奇跡だと思った。処置は早ければ早いほうが、助かる可能性が増すから。
    「…それではお待ちしています」雪弥は焦る気持ちを押さえ、う〜たをなるべく揺れないように、新品のプラスチックの(ネコ用トイレみたいな感じの)容器にバスタオルを敷き、う〜たをそっと寝かせた。
    きっと揺らしたり動かさない方が良いと思ったから。みぃさんも来てくれると言った。
    雪弥は、ぅ〜たのおでこをそっと愛しく撫でた。『…心配すんな!助けるから!!』今はただ、奇跡を信じる。そしてドアを開けた。

    2005-11-25 15:08:00
  • 58:

    雪弥

    みぃさんと自転車2ケで病院に行こうとした時、カスが口を開いた。て言うか、おったんかい!?
    「車…出すわ…」申し訳なさそうな素振りはない。
    『あ゛!?黙…』れや。って言葉を発する雪弥の口をみぃさんは手で塞いだ。
    「今は急いだ方がいい」
    みぃさんの目配せを雪弥は、うつむき理解した。カスの手なんか借りたくない。でもその意地は今必要では無いし、決して頭のいい選択とは言えない。う〜たの為…今争うのは無意味だ。【こくん】と頷く雪弥を見て、みぃさんはほっとしていた。

    2005-11-25 15:09:00
  • 59:

    雪弥

    車内で雪弥は助手席ではなく、後ろの席に座った。
    無言で近くの病院に向かう。同じ空気も吸いたくない…雪弥は今…
    本気でカスが嫌いだ。
    う〜たを箱越しに抱く雪弥の視界がぼやけた…。病院に着き診察室に通された。先生は絶句していた。
    「交通事故にでもあったのかい?」そんなヒドイんだ‥‥。

    2005-11-25 15:10:00
  • 60:

    雪弥

    『殴られたんです!!』雪弥の言葉に先生はびっくりしていた。
    そして、う〜たの体を触り、先生が言った。
    「頭…殴られてるね…。」脳震盪で気絶したらしい。
    「交通事故より厄介だ。」人間が殴る力は相当だもんね…。ちっちゃな頭で受けとめた衝撃はすごいだろう。
    考えれば誰でも分かる…。カスには分からないのだろうか?…狂ってる。

    2005-11-25 15:11:00
  • 61:

    雪弥

    少し考え重い口を開いた先生の言葉に、雪弥は涙が止まらなかった‥‥。
    「覚悟…した方がいいね。今夜から明日が…“やま”だから…」
    “…え?…あ‥‥どうして‥‥?”
    言葉が理解出来ない。みぃさんは目頭を押さえ、うつむいた。

    2005-11-25 15:12:00
  • 62:

    雪弥

    その言葉を聞いてカスは何を思ったのだろう?
    後悔…ううん。きっと違う…。【死ぬ時は死ぬ…】そうほくそ笑んでんでしょ?あんたはそういう人種…。
    「とにかく、このコの生命力にかけるしかない」
    お医者さんはそう言った。
    う〜たの小さな痛々しい体に、注射やら点滴やらで、さらに傷が付いてく…。涙でぼやけてよく見えないよ‥‥。

    2005-11-25 15:13:00
  • 63:

    雪弥

     う〜た…
     死なないで‥‥。
    あなたが…大切なの。生きがいなの…失いたくないよ‥‥。

    2005-11-25 15:14:00
  • 64:

    雪弥

    う〜たを寝かせた箱をみぃさんが大事に抱えた。
    雪弥は車には乗らず、明るくなりかかった空の下、フラフラ道を歩いた。みぃさんが呼び止めたらしいが、そんな声は聞こえなかった。雪弥が聞きたいのは、雪弥を「ママ、ママ」と甘えて呼ぶ…う〜たの声だけだ。
    真っすぐ歩けない足とぼーっとした頭で、ふらつき歩く雪弥の腕をふいに掴む人がいた。
    うつろな目で見ると、カスだった。
    ムシズが走る。う〜たを殴った汚れた手で触るな…。頭が痛い。泣きすぎて吐きそうだ…。

    2005-11-25 15:15:00
  • 65:

    雪弥

    『殺す。絶対許さん…。う〜たが死んだら…絶対殺す』うわ言のように、ただ繰り返した…。
    「とにかく…乗って、危ないから」
    …危ない?う〜たが助かるならこんな命くれてやるわ…。う〜たがこんな目に合って苦しんでるのは、雪弥のせいでもある。カスなんかと付き合ったから…。あぁ…後悔ばかりだ。
    希望の持ち方…誰か教えて…。
    無理矢理、車に乗せられカスが口を開いた。

    2005-11-25 15:16:00
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