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?う〜た?と雪弥?
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1:
雪弥
あなたが家に来たのは
8年前‥‥。
寒い寒い冬だった。
(旧作コピペ)2005-11-25 13:45:00 -
66:
雪弥
「…てか、大げさやねん。病院なんか今連れてっても明日連れてっても結果なんか一緒やって」
自分も怪我をしたのに、心配されない言を不服そうに、血だらけの手でハンドルを握りながら…。2005-11-25 15:17:00 -
67:
雪弥
マンションに着き、カスの信じられない“その言葉”を聞いたみぃさんは、雪弥が車から降りた後、「今日は帰り?」と言っていた。
家に入り、う〜たを箱から出し寝かせる。涙は決して枯れる事はない。
雪弥はう〜たをひたすら撫でながら、うわ言のように、う〜たに話かけた。
みぃさんは無言のまま、それをただ見つめていた。
カスはどうやら帰ったらしい。2005-11-25 15:18:00 -
68:
雪弥
『う〜た…守ってあげれんくてゴメンね…。殴ったりする人はもうここには居ないよ…?
もう恐くないよ?目を開けて…?
また一緒に遊ぼう?
う〜た…何よりも大事だからね…これからずっと、ママが守るから…ね』
『また一緒に…さんまを…食べよう…?』2005-11-25 15:19:00 -
69:
雪弥
ふと、りくちゃんの最後がフラッシュバックした。
あの二度と呼吸する事のない、ミルクが口からこぼれ落ちた瞬間を…。体が冷たくなっていく感覚を…。2005-11-25 15:20:00 -
70:
雪弥
あんな思いはもう嫌だ。
その時、う〜たの体が動いた。意識は無いはずなのに立ち上がろうとした。何度も…何度も…。
そして…、力尽きたう〜たはそのまま‥‥
静かに……とても静かに…
呼吸しなくなった‥‥。2005-11-25 15:21:00 -
71:
雪弥
呼吸‥‥止まった‥‥。
『う〜た…?…っう〜た!!』必死に叫んだ。
…もぅ言葉は…届かない…? 想いは通じないの?
やっと、命よりも大事だと気付いたのに…。
気付いてからじゃ遅いの?雪弥も死にたい…。 死にたいよぉ…2005-11-25 15:22:00 -
72:
雪弥
その時だった。
「ケホッ…」
小さな小さな咳が1つ聞こえた…。2005-11-25 15:23:00 -
73:
雪弥
【ソレ】は、う〜たの肺にそっと空気が送られた音だった…。
雪弥には信じられない光景だった。【はっ】と我に返る。
『う〜た…そう!息するの!!しっかり!』
泣いてる場合じゃない。う〜たはまだ諦めてないんだもん。
う〜た…生きて…。雪弥には、あなたが…必要です。2005-11-25 15:23:00 -
74:
雪弥
う〜たは諦めてなかった。先に…諦めてたのは、雪弥の方…。最悪のケースばかり考えてたのは雪弥。
う〜たゴメンね…。
りくちゃんが守ってくれたのかな?ふいにそんな事おもった…。
朝を迎える頃には【カコカコ】とした呼吸がゆっくり安定してった…。
みぃさんと顔を見合わせ、う〜たを眺め笑った。 …幸せだった。2005-11-25 15:24:00 -
75:
雪弥
そして‥‥
う〜たの目が…ゆっくり開いた…。
今までの事など知らん顔で、「にゃあ」と鳴くと、フラフラした足で、泣き疲れた雪弥の顔をペロペロ舐め、う〜たは雪弥に寄り添い眠りに落ちた。
小さな奇跡に涙がこぼれた…。2005-11-25 15:25:00