小説掲示板◇運命の意味◇のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

◇運命の意味◇

スレッド内検索:
  • 1:

    ◆WiIlLhBZ6w

    こうなる事が運命だったのか。出逢えた事が運命ならば、離ればなれになってしまった私達もそれも運命だろうね――。

    出逢えた事に意味があり、別れた事に意味がある。
    そう思える人だからきっとあなたを愛したのでしょう。                 いつまでも…

    2008-06-14 00:40:00
  • 2:

    ◆WiIlLhBZ6w

    もっと早くに出逢ってたら…もっと遅くに出逢ってたら? 私達はどうなっていただろうか。
    ううん。早いとか遅いとかそんな事じゃない。
    あの時あのタイミングで私達は出逢い恋をした。
    だから意味があったんだ。

    それが私の運命ってやつ?

    2008-06-14 00:46:00
  • 3:

    ◆WiIlLhBZ6w

    冷え切って氷ついていたあたしの心も嫌でも溶かされそうになるあたしの大好きな暖かい春――。

    好きになっちゃったんだよね。あんたと出逢った季節だから。

    ただでさえ暖められるのに、あんたにすっかり暖められて人を愛する事を初めて知った季節だから、そんなあんたに出逢った季節だから嫌いになれないあたしの季節。

    2008-06-14 00:56:00
  • 4:

    ◆WiIlLhBZ6w

    3年前――。
    そんな季節にあんたと出逢った。

    2008-06-14 00:58:00
  • 5:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしはクラブで知り合ったマミに呼ばれ、暇だったので軽く化粧を済ませ、電車に乗りマミのいるクラブに向かった。

    2008-06-14 01:14:00
  • 6:

    名無しさん

    電車を降りいつもの道をゆっくり歩いてく。
    段々聞こえてくる聞き慣れた四つ打ちと外からだとヘンテコな音に聞こえる私の大好きなベースの重低音。
    音に急かされさっさと中に入りマミを探すと以外と早く見つかった。

    2008-06-14 01:29:00
  • 7:

    ◆WiIlLhBZ6w

    マミも私に気づき、普通だったら鼓膜が破れるだろうってぐらいのデカい声であたしの名前を呼んできた。
    マミ『翼おそーい!!!』
    翼『ゴメンゴメン。早く飲んで踊ろうやぁ!!!』

    マミ『あっ紹介したい人いてるねん。』
    って言いながらマミはその紹介したい人を探しに行った。

    2008-06-14 01:35:00
  • 8:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしはあまり気にもとめず、体に入ってくる音に酔いしれながら踊っていた。
    少ししてからマミがさっき言ってた紹介したい人を連れて戻って来た。

    2008-06-14 01:40:00
  • 9:

    ◆WiIlLhBZ6w

    なぁ何で私達って出逢ったん?この時初めてあんたを見た時の気持ち今でも忘れてないねんで。

    もうこの時から運命って決まってたんやろうか。

    2008-06-14 01:45:00
  • 10:

    ◆WiIlLhBZ6w

    マミ『さっき紹介したいって言ってた優斗。この子が翼。』
    お互い挨拶する。
    その時はお互い会話もせずただそれぞれ踊っていた。
    あしたは今まで感じた事のない気持ちで優斗を見ていた。

    2008-06-14 01:51:00
  • 11:

    ◆WiIlLhBZ6w

    何か不思議やなぁとか思いながら、お酒もいい感じに回り、ふと周りを見渡すと色んな人達がいる。
    目が逝ってる奴、ピンクの入ってる奴、寝てる奴にチンピラにオマケにお前何歳だ?って奴まで。
    人間観察をしながらお踊ったりしているといつの間にかクラブも終わり、優斗は東京の人だったので友達達と帰って行った。

    2008-06-14 02:01:00
  • 12:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あした達は少し会話をして、それぞれ家に帰った。
    寝る準備をして、ボーッと煙草を吸いながら『明日からまた仕事かぁ…』なんて思いながら優斗の事は思い出さずいつの間にか寝ていた。
    この時はまだあまり優斗の事は気にはしていなかった。

    2008-06-14 02:11:00
  • 13:

    ◆WiIlLhBZ6w

    いつも通りの時間に起き、用意をして出勤する。
    欲にまみれたこの世界。
    煙草臭さに、酒を体に流し込み金が流れるこの世界に居心地の良さすら感じるあたしは一体何なんだ。
    愛なんて知らない。
    だけど孤独なら知ってる。 何をしても誰といてもいつも孤独で淋しくて毎日が悲しい気持ちでいっぱいだった。
    でもそれ以上にあたしは孤独を知る事になる。 あんたと出逢った事で…

    2008-06-14 02:20:00
  • 14:

    ◆WiIlLhBZ6w

    1日、1日と同じ事を繰り返しあたしの大好きな週末がまたやって来る。 この日もマミとクラブに行きお酒で酔いながら踊っていると一人の男が目に入って来た。
    翼『あっ…優斗君や。』
    気付いたらあたしは優斗に抱きついていた。        優斗は笑いながら、優斗『あっち行きなよ(笑)』      って言ってきたので離れて踊っていた。

    2008-06-14 02:27:00
  • 15:

    ◆WiIlLhBZ6w

    自分でもビックリだ。
    いきなり人に抱き付くとかありえないだろ。と自分に突っ込みながら音に揺られていると、優斗が『マミには来てる事言わないでね』と言ってきた。
    翼『何で?』
    優斗『色々めんどくさいんだよ(笑)』           まぁ確かに飲んでる時のマミの悪のりは正直めんどくさい(笑)

    2008-06-14 02:32:00
  • 16:

    名無しさん

    読んでいます☆
    楽しみにしているので、完結まで頑張ってください。

    2008-06-14 03:37:00
  • 17:

    名無しさん

    16サンありがとうございます?
    頑張りますのでヨロシクお願いします??

    2008-06-14 03:50:00
  • 18:

    ◆WiIlLhBZ6w

    分かったと言っても狭い一つの箱の中な訳で結局見付かってしまう。
    優斗も本気で言ってた訳でもなくて3人で楽しく踊っていた。
    あたしは優斗にだいぶ慣れて来たのもあったのか自然と番号を聞いた。

    2008-06-14 04:00:00
  • 19:

    ◆WiIlLhBZ6w

    翼『なぁなぁ番号教えて?』

    優斗『いいよ。09056……だよ』
    翼『ありがとう!!優斗君って彼女いるの?』 優斗『いないよ?』 その時マミが『いるよね〜可愛い彼女が。』 なんだこいつは?ケンカ売ってるのか(笑)

    2008-06-14 04:09:00
  • 20:

    ◆WiIlLhBZ6w

    まぁいいやと思いつつ彼女いるんやと普通に思った。    何でか分からなかったけど、彼女いる事は全く気にならなかった。

    今になって分かる。この時のあたしはただただ真っ白で純粋だった。           何も考えていないただの子供だった。
    だからこそ私達は愛し合えたんだ。

    2008-06-14 04:14:00
  • 21:

    ◆WiIlLhBZ6w

    少し大人になった今の私なら周りの目を気にして色々な事に邪魔をされ真っ直ぐにあんただけを見れていなかっただろう。
    何も分からない子供のあたしだったから真っ直ぐあんただけを愛せてた。
    だけど、少し大人になった今ならもう少し上手く付き合えてたのかもしれないと思う。
                  子供のあたしだっから…?

    2008-06-14 04:25:00
  • 22:

    ◆WiIlLhBZ6w

    .

    2008-06-14 04:28:00
  • 23:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたし達はそれからずっと終わるまで踊っていた。
    ロッカーに荷物を取りに行くのを付いて来てもらったりそんな些細な事が不思議と楽しかった。
    終わってから、クラブが地下にあるので上に上がりマミとあたしと優斗と優斗の友達のタカと4人で喋っていた。

    2008-06-14 04:31:00
  • 24:

    ◆WiIlLhBZ6w

    今から何するとなって、優斗達がお腹が減ったみたいなのでご飯を食べに行こうと話になっていた。
    あたしはただ一人浮かない顔をしていた。あたしはその時、周りの人間関係に少し病んでいた。
    周りの人間はみんな口だけ。いい大人が傷のナメ合いをし、偽善者ぶって話となれば薬の話ばっか。

    2008-06-14 04:36:00
  • 25:

    ◆WiIlLhBZ6w

    薬をする事は駄目な事だが薬をしてるからと言って人として全てが悪い訳ではない。
    中には悪い人間だっている。
    救える人達だけでもちゃんと自分と言うモノを持っていて欲しかった。
    だけど、そんな周りを見て行く内にいつしかあたしは人間不振になり居場所が見つけられない孤独な人間になって行ってしまった。

    2008-06-14 04:44:00
  • 26:

    ◆WiIlLhBZ6w

    そんな事を思い出し一人考えてると、優斗あたしに言って来た。
    『何も考えなくていいんだよ。考えたって無駄だよ。』
    あたしは、優斗の顔を見てゆっくり優斗の目を見た。
    優斗は真っ直ぐな目であたしを見ていた。
    あたしは言葉など出さず、優斗の目を見て胸がドキッと音を立てたのを覚えてる。

    2008-06-14 04:50:00
  • 27:

    ◆WiIlLhBZ6w

    ねぇ?あの時あたしはどんな顔をしていたの?
    悲しそうな顔をしていた?
    だからあんたは『何も考えなくていい』そんな事を言ってくれたの?
    もうあの時から二人は愛し合っていたのかな。       今のあたしは誰の目を見てもあんたみたいに胸が鳴らないんだ。

    2008-06-14 04:55:00
  • 28:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗にその事を言われてからあたしは今考えてる事を考えるのをやめた。
    一気に気が楽になった気がした。
    それから4人で近くのうどん屋に食べに行く事にした。

    2008-06-14 04:57:00
  • 29:

    ◆WiIlLhBZ6w

    うどん屋でたわいもない話をしながら私が化粧が落ちているのを気にしていると、また優斗が『化粧全然落ちていないよ』って優しく言ってくれた。
    普段あたしは人からそんな事を言われると素直に受け止められずにいたのに優斗に言われると素直に言葉を受け止められる。ほんとに不思議だ。

    2008-06-14 05:02:00
  • 30:

    ◆WiIlLhBZ6w

    うどん屋を出て、優斗達が近くに借りていたビジネスホテルに一緒に行く事になった。
    部屋に入りタカ君はいつの間にか寝てしまいマミと3人で喋っていた。
    あたしは何故か机に置いてあったフライヤー(クラブのイベント情報が書いてある紙)で鶴を作り出した。

    2008-06-14 05:09:00
  • 31:

    ◆WiIlLhBZ6w

    それを見た優斗が笑いながら一緒になって作り出した。
    優斗『どうやって作るの?』
    翼『こうやって作るるねん(笑)』
    優斗は不器用なのか変な鶴が完成した(笑)
    3人で笑いながら色々な話をした。

    2008-06-14 05:14:00
  • 32:

    ◆WiIlLhBZ6w

    翼『あたし優斗君の事知っててん。名前だけやけど。』
    実はあたしは前に行ったイベントで優斗がやってるイベントに遊びに行った事がある。
    友達らが優斗の事を知っていて名前は良く聞いていた。
    大阪に来ていたのは、次のイベントを大阪でする為、そのフライヤーを配りに来てて、あたしはその時に知り合った。
    こんな形で出逢うとは思わなかった。

    2008-06-14 05:34:00
  • 33:

    ◆WiIlLhBZ6w

    一年前に遊びに行ったイベントが優斗のイベントであたしは全く誰がやってるとかも知らずただ遊びに行ったイベントに優斗がいてあたしもいた。
    イベントが終わってしばらくしてから周りから名前を聞いたりしていた。         クラブに行きだしたのが周りの友達よりも遅かったから優斗が有名なのは全く知らなかった(笑)            その時はお互い顔も知らずただの他人だったあたし達。
    狭い箱の中だ。すれ違ったりも多分してただろう。
    それが今ふとしたキッカケで知り合い側にいる。

    2008-06-14 05:41:00
  • 34:

    ◆WiIlLhBZ6w

    そう考えると人の出逢いって不思議なもんだ。

    ねぇ神様――。
                  あたし達がこんな広い世界であたしと優斗が出逢たのだからそれは運命と呼んでいいよね?

    2008-06-14 05:44:00
  • 35:

    ◆WiIlLhBZ6w

    人が人を好きになり、愛し合うのは奇跡だと思う。
    沢山の色んな人がいて色んな考え方を持った人達がたった一人の人間を好きになり、またその2人だからこそ愛が生まれる。

    だからこんな世の中にも奇跡があり、捨てたもんじゃないって思うんだ。

    2008-06-14 05:51:00
  • 36:

    ◆WiIlLhBZ6w

    話は戻り、優斗『そうなんだ。そりゃクラブに来てたら知ってるよね(笑)』
    翼『うん(笑)有名やもん。』

    それからマミは友達に迎えに来てもらう事になり帰って行った。

    2008-06-14 05:57:00
  • 37:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗が足でツンツンとちょっかいを出して来たので、椅子に座っている優斗の足の間に座った。
    ドキドキして背中を向けて喋っていると、あたしはいつの間にかウトウトしていて気付いたら優斗の方を向き太ももに頭を乗せて寝ていた。
    上を見ると優斗はあたしを優しく見ていた。

    2008-06-14 06:04:00
  • 38:

    ◆WiIlLhBZ6w

    その瞬間あたしは優斗に抱き付き優斗は優しく抱き締めてくれた。
    少し体を離し、優斗があたしのほっぺたを両手で自分の方へ上へ向けてキスをしてくれた。
    ほんの一瞬だったけど、とても丁寧で甘くてとろけそうになるキスだった。

    2008-06-14 16:00:00
  • 39:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗『ベッド行こ?』
    翼『うん。』

    あたしはそのまままた寝てしまい、とても暖かい感覚に包まれた。            夢なのか現実なのかそんな曖昧な感覚の中、優斗の指があたしの頬を撫でていた。     こんな心地の良い目覚め方なんて初めてだ…

    2008-06-14 16:20:00
  • 40:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしは重い目蓋を開け、目を覚ました。
    化粧直しをする為に洗面台に行き鏡に写る自分と見つめ合いながら、さっき優斗に撫でられた頬にそっと触れる。
    そのままなぞるようにキスをした唇に触れ、まだ感覚が残るあたしの体が余韻に浸る――。

    ねぇもう今はあんたの感覚なんて覚えてない。       忘れたいと何度願っても消えなかったあんたの感覚。    時間がそうさせたのか、あたしがそうさせたのかもうあんたの感覚は何もない――。

    2008-06-14 16:31:00
  • 41:

    ◆WiIlLhBZ6w

    それから部屋を出てエレベーターで下に降りた。
    優斗『送って行くよ?』
    翼『ううん。駅すぐ近くやし、ありがとう』
    優斗『そっか。またね。連絡して』            翼『分かった。またね!』  優斗は東京へ、翼は家に帰った。

    2008-06-14 16:44:00
  • 42:

    ◆WiIlLhBZ6w

    この時はまだ、優斗が東京に帰る淋しさなんてまだ分かっていなかった。
    今だったら言えるのに…どうしてあたしがいるのに東京に帰っちゃうの?
    どうしてあたしがいるのに彼女がいる家に帰っちゃうの?
    行かないで。

    2008-06-14 16:54:00
  • 43:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしは電車に乗る為、真っ昼間の中、人が混雑している通りを歩きながらあたしだけが浮いてるような感覚に襲われる。
    (何だか孤独やなぁ)とか思いながら、だけど優斗と出逢いあたし自信が変わって行くそんな予感がしていた。

    家に着き、顔を洗いベッドに入り優斗を想うと不思議な気持ちになる感覚に包まれながら眠りに入った。

    2008-06-14 17:08:00
  • 44:

    ◆WiIlLhBZ6w

    読んでる人いないかな(・∀・)??

    2008-06-14 17:35:00
  • 45:

    読んでますよ?

    2008-06-14 19:11:00
  • 46:

    ◆WiIlLhBZ6w

    45サンありがとうございます?

    2008-06-14 20:40:00
  • 47:

    ◆WiIlLhBZ6w

    夜目が覚め、優斗に連絡してみる。

    プルルルル――…
    人に電話をするのってこんなドキドキするもんだとは…   優斗『はい?もしもし?』  翼『あっ翼やけど…』    優斗『あー翼!!!番号聞いてなかったから誰だか分からなかったよ(笑)今仕事中だからまた掛け直すね。』        翼『分かったぁ。』

    2008-06-16 00:39:00
  • 48:

    ◆WiIlLhBZ6w

    ガチャ――。
    翼『はぁ…ドキドキしたぁ…早くかかって来ないかな』
    しばらくしてから優斗からかかって来た。 優斗『もしもーし?さっきはゴメンね!!次のイベントの打ち合わせしてたんだよ』     優斗の仕事はイベントの主催者でdjが仕事。        翼『いいよぉ。次のイベントっていつ?』         優斗『5月25日だよ。それとさぁゴールデンウイークそっち遊びに行くから。』

    2008-06-16 00:50:00
  • 49:

    ◆WiIlLhBZ6w

    翼『ホンマにっ?!嬉しい!!』優斗『嬉しい?俺も嬉しい(笑)そっちでやるイベントにゴールデンウイーク行くからまた連絡するよ』          翼『分かったぁ!!またね』  優斗『またね』                     (はぁ…優斗に会えるっ早く会いたいなぁ)

    2008-06-16 01:00:00
  • 50:

    ◆WiIlLhBZ6w

    仕事だったので、そのまま用意をし出勤する。
    電車に揺られミナミの街を歩く。

    これからミナミの街が優斗とあたしの思い出でイッパイになる街になるなんてね。     今でもあんたと歩いた道を通ったり食べに行ったご飯屋を見れば胸が苦しくなる…     もう一度、あんたの左側に寄り添いあたしよりも少し小さめな手を握りながらもう一度だけ…もう一度だけ歩けたなら――。

    2008-06-16 01:08:00
  • 51:

    ◆WiIlLhBZ6w

    階段をヒールを鳴らしカツカツと降りて行き、扉を開け店長やボーイ達に挨拶をする。
    翼『おはようございまーす!!』店長『おう。おはよ!!今日も頑張ってな!!』
    翼『へいへーい』      店長『何や(笑)その返事は(笑)まぁ今日も頑張ってくれ』
    翼『はーい』

    2008-06-16 01:17:00
  • 52:

    ◆WiIlLhBZ6w

    暇だったので、更衣室には女の子達がいた。
    翼『おはよー!!!』
    女の子達『翼おはよー!!!』
    ドレスに着替えていると、プライベートでも仲が良いあゆが寄って来た。         アユ『翼、ゴールデンウイーク何するん?』        翼『ゴールデンウイーク?あぁ東京の友達がこっちに遊びに来るからイベント行ったりやなぁ』             アユ『東京の子?』     翼『うん。最近知り合った東京でdjやってる子やで』

    2008-06-16 01:33:00
  • 53:

    ◆WiIlLhBZ6w

    アユ『そうなんやぁ。翼、最近明るくなったよなぁ!!』   翼『えっホンマ?!』    アユ『うん。何か良かった。翼いつも悲しそうな顔してたから安心したわ!!』
    翼『アユ…ありがとう』
    アユに心配をかけてた事に少しヘコんだものの、【明るくなった】その言葉がとても嬉しかった。
    少しづつ、少しづつあたしの中で変わって行くモノを感じた――。

    2008-06-16 01:40:00
  • 54:

    ◆WiIlLhBZ6w

    アユ『そうなんやぁ。翼、最近明るくなったよなぁ!!』   翼『えっホンマ?!』    アユ『うん。何か良かった。翼いつも悲しそうな顔してたから安心したわ!!』
    翼『アユ…ありがとう』
    アユに心配をかけてた事に少しヘコんだものの、【明るくなった】その言葉がとても嬉しかった。
    少しづつ、少しづつあたしの中で変わって行くモノを感じた――。

    2008-06-16 01:41:00
  • 55:

    ◆WiIlLhBZ6w

    翼『(笑)ビックリドンキーって(笑)』
    優斗『何笑ってんの(笑)ビックリドンキー美味しいんだよ?』翼『知ってるし(笑)』
    コンコンッ。トイレのドアを叩かれボーイに呼ばれた。
    ボーイ『翼サン、お客様がいらっしゃいましたのでお願いします』             翼『はーい。優斗ぉ呼ばれたからまた連絡するわぁゴメンなぁ…』            優斗『分かったよぉ。頑張ってね』

    2008-06-16 01:57:00
  • 56:

    ◆WiIlLhBZ6w

    ちょっと淋しくなった気持ちを切り替えお客様の席に着く。
    しばらくしてから店も賑わい、あたしの好きな空間が始まってくる。
    仲が良い女の子達、みんなそれぞれに会話をしながら、笑い声が聞こえ気持ち良くお酒も回りこの賑やかな空間があたしは大好きだ。
    クラブもそうだ。賑やか場所は嫌な事を忘れさしてくれ、孤独さえも忘れさしてくれる。  あたしにとってとても大切な時間。            そんなあたしはやっぱり孤独な人間なんだろうか――。   だけど、あんたがいた半年間あたしは孤独なんて忘れてた。 あんた色に染まり心はいつも暖かい風が吹いていた。

    2008-06-16 02:06:00
  • 57:

    ◆WiIlLhBZ6w

    寒い寒い冬に耐えた花達が暖かい春に包まれて、色とりどりに花が咲き、春が巡って来たと共にあんたと出逢い、あたしの心も花開いた。
    優しさに包まれ、今まで感じた事のない感覚に、あなたの甘くてたまらない美味しい愛情にあたしは段々欲して行く。

    あんたが側にいてくれたらただそれだけで良かったのに――。

    2008-06-16 02:16:00
  • 58:

    ◆WiIlLhBZ6w

    お客様一人一人をお見送りし、帰る準備をする。
    携帯を見ると、優斗からメールが入っていた。
    [まだ終わらないのー寝そうだよ]
    絵文字も記号もないメールだけど、絵文字を使わないのが優斗らしくて笑けた。      それに待っていてくれたのがとても嬉しくてすぐに電話を掛け直した。

    2008-06-16 02:23:00
  • 59:

    ◆WiIlLhBZ6w

    プルルルル――…
    優斗『あ〜い…遅ぉ!!!』
    遅かった事に、スネてたのかちょっと無愛想に電話に出た優斗がとても愛おしく思えた。
    翼『ゴメンね。まだ起きてたんや?今から帰るとこ。』   送りの車までみんなと歩いてく。             優斗『お疲れ。ゴールデンウイーク楽しみだね』      そんな事を言われ顔がニヤける。             翼『楽しみやね!!早く会いたい』

    2008-06-16 02:36:00
  • 60:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗『俺もだよ。また連絡するね。また明日』
    翼『うん!!また明日。おやすみ』
    そう言って電話を切り、電話を大切にカバンにしまい送りのボーイと会話をしていると家に着いた。
    翼『お疲れぇ』       ボーイ『お疲れ様』     家に入り、寝る準備をし(明日も頑張ろう)そう思いながら眠りについた。

    2008-06-16 02:41:00
  • 61:

    ◆WiIlLhBZ6w

    また1日、1日と繰り返し、優斗とも順調に連絡を取り少しづつ距離が縮まるのを感じながらあっと言う間にゴールデンウイークがやって来る。
    あたしは夜、家でゆっくりしていると優斗からの電話が鳴った。
    優斗『おーい!!もう大阪来てるよ!!今ねぇイベントにいる。翼の家にミキサー置いてあるって言ってたよね?今から取りに行くから住所言ってよ』
    あたしはその時少しdjに憧れていて友達にミキサーを借りていた。優斗がミキサーを借りに来たのはアーティストがdjする為、ミキサーが壊れたら替えがいる為あたしに借りに来たのだ。翼『大阪来てるんやぁ!!分かった。住所言うけど分かるん?』

    2008-06-16 02:51:00
  • 62:

    ◆WiIlLhBZ6w

    翼『住所は大阪市〜〜…』
    優斗『待ってね!!スタッフに聞くよ。』
    しばらくして、優斗『取り合えず道順聞いたから、まぁ一応このまま道説明して』
    翼『うん。こう行って〜…』 今思えば東京人の優斗があたしの家までの道を良く分かったものだと思う(笑)       電話をしながら、『もうちょっとで着くよ〜』とか言いながらもう少しで優斗に会える気持ちがドキドキしてヤバかった。

    2008-06-16 03:00:00
  • 63:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗『着いたよ』
    翼『持って行くわぁ』
    ミキサーを持って家を出る。
    車から降りて来た優斗があたしの目の前に来て、ミキサーを貰う。            優斗『ありがとうね。』   翼『うん…』        そっと2人だけの空間が広がる。             夏の訪れを感じさせる夜風と半袖を着た優斗。       2人は見つめ合い、そっと微笑む。            まるで時間が止まったような感覚――。

    2008-06-16 03:07:00
  • 64:

    ◆WiIlLhBZ6w

    先に喋り出したのは優斗。
    まだ2人の空間が続いてる中、優斗の声が心地良い――。

    優斗『俺少しだけdjするから、時間空いたら迎えに来るよ』 翼『ホンマに?分かった。帰り運転気をつけてね』     優斗『ありがとう。じゃぁまた後でね』          あたしは家までの道を歩き、優斗は車を出して行った。

    2008-06-16 03:13:00
  • 65:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしはソファーに座りテレビを見ながら優斗の連絡を待った。
    いつの間にか寝てしまい、携帯がなり電話に出る。
    翼『はぁぁい!!』
    優斗『連絡遅くなってゴメンね。忙しくて迎えに行けなかったよ。今から借りてるビジネスホテルに行くから来なよ』   今何時だ?と思いながら時計を見るともう朝だ。      翼『分かったぁ。今から行くよ』             そう言って電話を切り用意をしタクシーを拾う。

    2008-06-16 03:20:00
  • 66:

    ◆WiIlLhBZ6w

    ねぇ3年経って知った事なんだ。
    ブーゥちゃんって呼び方、普通にふざけた呼び方だけどどこかで聞いた話、どこかの国の外国人が愛おしい人を呼ぶ時そうやって呼ぶんだってさ。
    今頃知ったって何もならないのに、あの時あんたはあたしの事そうやって呼んだ。     3年経って知った今、たまに傷が疼くんだ。        ホントあんたは甘くて洒落たロマンチストな男だよ。

    2008-06-16 03:32:00
  • 67:

    ◆WiIlLhBZ6w

    部屋に入ると優斗の友達も来ていた。
    この人とは後から色々とお世話になる事になる。
    リュウ『初めまして。優斗の友達のリュウです』
    翼『初めまして。翼です』  それから夜になり、ご飯を食べに行く事になった。     近くの居酒屋に入り、適当にメニューを頼み、お酒で乾杯する。

    2008-06-16 03:46:00
  • 68:

    ◆WiIlLhBZ6w

    3人『かんぱーい!!!』
    カチンッ――。冷えたジョッキがいい音を鳴らし、冷たいビールを一口飲む。
    あたしはお酒は飲めるがビールはどうしても好きになれない。
                  だけど、あんたと過ごして行く内にビールがいつの間にか飲めるようになり今は大好きな味なんだよ?
    だってあんたがいつも頼むあんたの大好きなお酒なんだもん。好きになりたかったから――。

    2008-06-16 03:58:00
  • 69:

    ◆WiIlLhBZ6w

    頼んでいたご飯が運ばれ、綺麗に並べられる。
    優斗『はいっこれ食べな?』
    優斗が少し摘んだベーコンと榎木のバター炒めをくれる。
    翼『ありがとう。』     パクッ――。         翼『美味しい!!』      優斗『でしょ!!イッパイ食べな』
    それからお酒もいい感じに回りクラブに行く事にした。

    2008-06-16 04:04:00
  • 70:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗にゲストを取ってもらい、クラブの階段を下りて行く。
    ドンッドンッドンッドンッ――。
    四つ打ちの音が体に響いてくる。
    いつ来たってこの重低音がたまんない。          だけどそれ以上に今日は色々と特別だ。          ゴールデンウイークにそれに優斗とずっと側にいる。    たまんないや――。

    2008-06-16 04:09:00
  • 71:

    ◆WiIlLhBZ6w

    中に入り、バーカウンターにお酒を飲みに行く。
    リュウ君はどこかに消えてしまい、2人でお酒を頼む。
    優斗『何飲みたい?』
    翼『じゃぁテキーラで!!(笑)』優斗『じゃぁ俺も』     テキーラが置かれ『かんぱーい!!!』2人いっきに飲み干す。 2人顔をしかめマズーとか言いながらフロアに出た。    足や体でリズムを刻みながら音に酔いしれ踊り出す。

    2008-06-16 04:15:00
  • 72:

    ◆WiIlLhBZ6w

    その時、横でヤクザ同士のケンカが始まった。
    ガシャーンッ!!!ガラス瓶が割れ辺りに飛び散った。    クラブでのケンカ程落ちる事はない。
    (最悪だ…)と思いながら少し怖くなっていたら、サッと優斗があたしの手を引っ張りあたしを庇うようにしてくれた。
    ホントに嬉しくてケンカ何てどうでも良くなった。     スタッフが止めに来てケンカが収まり辺りが落ち着いた頃――。

    2008-06-16 04:22:00
  • 73:

    ◆WiIlLhBZ6w

    いつ思い出してもあんたと踊ったあの空間――。
    あんたと過ごした季節。
    キラキラ輝いていてとても眩しいんだ。
    いつまでも色褪せることなく、目を瞑って浮かび上がるのはあたしを愛おしく見つめるあんたの照れた笑顔。       あんたの感覚なんて何もないのにあんたの笑顔だけは忘れられない…                         愛おしい愛おしいあなた――。

    2008-06-16 04:34:00
  • 74:

    ◆WiIlLhBZ6w

    今日はこの辺で終わります?
    良かったら読んでいらっしゃる方がいらしたら、感想などくれたら嬉しいです?

    2008-06-16 04:36:00
  • 75:
    45

    実話ですか?

    2008-06-16 05:20:00
  • 76:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あっ45サンまたまたありがとうございます??
    実話ですよ?
    何か変なとこありましか?

    2008-06-16 05:33:00
  • 77:
    78

    変なとこはないと思いますよ
    クラブとか行ったことないんで、こんな感じなんやって思いながら読んでます?

    2008-06-16 05:43:00
  • 78:

    ◆WiIlLhBZ6w

    お返事ありがとうございます?嬉しいっ?
    クラブはとても楽しい所ですよ??
    お酒を飲んで酔っ払ってみんなで踊りながら音が体に入ってくるのはとても気持ちいいです?中には薬をして駄目な方向に進んでしまったり、悪い人もいます。
    その辺は気をつけないと駄目ですね。
    また良かったら感想書いて下さいね??

    2008-06-16 06:03:00
  • 79:

    ◆WiIlLhBZ6w

    少し時間が出来たので書こうと思います?

    2008-06-16 06:23:00
  • 80:

    ◆WiIlLhBZ6w

    周りを見渡すと、リュウ君を発見し、優斗と3人で踊る。
    クラブも終わりに近づきビジネスホテルに戻る。
    部屋に入り、リュウ君は『疲れたぁ』って言いながらベッドに倒れ込んだ。
    部屋にはベッドが二つありリュウ君は手前側のベッドに寝て、あたしと優斗は奥側のベッドに寝転んだ。

    2008-06-16 07:09:00
  • 81:

    ◆WiIlLhBZ6w

    リュウ君は疲れていたのかすぐに寝てしまい、優斗とあたしはまだ起きていた。
    優斗『眠くない?』
    翼『うん。まだ寝れそうにないなぁ』
    優斗『そっか。楽しかったね』翼『そやなぁ楽しかった!!』
    あたしは優斗の肩に頭を乗せて優斗は左手であたしを抱き寄せている。          優斗がそっとキスをしてくる。

    2008-06-16 07:14:00
  • 82:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗はキスが上手い。
    舌を絡ませ甘くて長い極上のキスをする。         優斗の唇があたしの首も元に降りて来て、またキスをする。
    今までに味わった事のない気持ち良さに体がゾクゾクする。
    『んッ…――。』声が漏れそうなのを我慢しながら、優斗に抱き付くと次はあたしの腕にキスをする。          すると優斗が『今度ゆっくり翼を抱きだい』        さすがにこれ以上だと横にリュウ君が寝ているからマズいと思ったのかそう言って来た。

    2008-06-16 07:25:00
  • 83:

    ◆WiIlLhBZ6w

    翼『うん…』
    体がウズくのを我慢しながら今じゃなくてゆっくり抱かれたいそう思った。
    それから少し会話をし、あたし達は寝た。

    2008-06-16 07:29:00
  • 84:

    ◆WiIlLhBZ6w

    最愛の人に抱かれなかったあたしは悲しい女ですか…?
    最愛の人に抱かれる喜びを知らないあたしは孤独な人間ですか?
    抱かれる事が全てじゃない。
    あなたは沢山の愛であたしを包んでくれました。
    だけどもあたしはあなたに抱かれたかった。        全ての愛情であたしを包んで欲しかった。                       神様――。         あたし達が出逢った意味を教えてください――…

    2008-06-16 07:36:00
  • 85:

    ◆WiIlLhBZ6w

    夕方、起きると優斗は横にいなくて少し不安になった。
    メールを送ってみる。
    [起きたよぉ。今どこにいるの?] 送信――。
    少しして電話がかかって来た。翼『もしもし優斗?』    優斗『あーゴメンね。今、コウの服買いについて来てるからすぐ帰るね』 コウとは大阪のイベント主催者の裏側の人。        翼『分かったぁ。早く帰って来てね』           優斗『分かったよぅ』    ガチャ――。

    2008-06-18 02:34:00
  • 86:

    ◆WiIlLhBZ6w

    電話を切り、となりのベッドを見ると、リュウ君はまだ寝ていたので、あたしはそのままお風呂に入り用意をすました。
    テレビを見ていると、優斗とコウが帰って来た。
    優斗『ただいまぁ帰ったよう』翼『お帰り!!!いっぱい買ったなぁ!!!』
    優斗『何かさぁコウがデートするらしくて俺が靴とか選んだりしてたんだよ!!この靴とか可愛いしょ!!』
    翼『ホンマやぁ可愛いなぁ!!』

    2008-06-18 23:33:00
  • 87:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしも一緒に行けば良かったなぁ何て思いつつ、フテ腐れていると優斗が『何フテ腐れてんのぉ。可愛いねぇ』何て言うから照れてしまった。

    いつも可愛い可愛いって言ってくれたあなたの言葉――。
    あたしはその度に照れくさくて可愛い女の子になった気分になる。
    あなたはあたしをお姫様のように扱ってくれた。      もう一度あなたに言われたい…愛してる、大好きよりも――。

    2008-06-18 23:40:00
  • 88:

    ◆WiIlLhBZ6w

    夜になり、東京から優斗の友達のタツヤ君とモト君が来た。
    この日は大きなイベントがやっていてそこに五人で行く事になった。
    持って来ていたミキサーを持って車に向かう。
    しばらく車で走りあたしの家に一回寄った。
    車から降りて、トランクからミキサーを出す。

    2008-06-19 03:35:00
  • 89:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗『手伝おうか?』
    翼『当たり前やし(笑)重いねんから手伝ってや(笑)』
    優斗『ゴメンゴメン(笑)』
    家の扉を開けて優斗は玄関で待っててもらう。
    ミキサーを置き家を出た。  優斗『フライヤー部屋にいっぱい貼ってあったよ?(笑)』  翼『フライヤーだけじゃないし(笑)ポストカードもやし!!!』 そんな会話が楽しかった――。

    2008-06-19 03:40:00
  • 90:

    ◆WiIlLhBZ6w

    15分ぐらい走り、途中、身分証がない事に気付き、優斗もその時持っていなかったので優斗が今から行く今日イベントを主催してるナオ君に電話をし身分証がない事を伝えた。
    会場に着き、ナオ君に電話をし入り口まで出て来てもらった。優斗『ナオ、ゴメンねー。』
    ナオ君『いいよ!!この子達通してくれていいから』
    キャッシャーにいるスタッフに伝え通してもらった。    モト君がキャッシャー代を全部出してくれて優斗と『ラッキー(笑)』何て言いながら喜んだ。

    2008-06-19 03:50:00
  • 91:

    ◆WiIlLhBZ6w

    中に入り、みんなでお酒を乾杯してフロアの扉を開ける。
    外から聞こえてくる倍以上の音と沢山いる人の雰囲気に包まれ、レーザーなどの光に一気にテンションが上がる。
    はぐれないように優斗がしっかりあたしの手を握っていてくれる。

    2008-06-19 04:00:00
  • 92:

    名無しさん

    続き楽しみにしています。

    2008-06-19 23:30:00
  • 93:

    ◆WiIlLhBZ6w

    95サンありがとうございます?
    頑張りますので最後までお付き合いヨロシクお願いします?

    2008-06-20 06:39:00
  • 94:

    ◆WiIlLhBZ6w

    この瞬間がたまんない――。
    お酒に酔った感覚に体に入ってくる音。
    大好きな人に手を握られ気付かれないようにキスをする。
    みんな歓声を上げたり笑顔で踊ってたり様々なスタイルで楽しんでいる。
                  またあなたの隣で踊れたなら――…。

    2008-06-20 06:55:00
  • 95:

    ◆WiIlLhBZ6w

    他にも優斗達の友達が来ていて挨拶をしみんなで踊っていると優斗『少しフロアから出よう』と言ってきたのでフロアから少し出る事にした。
    すると1人の小さな女の子が優斗に喋りかけてきた。
    同じ東京の友達だった。
    何を喋っていたのかは分からなかったが優斗が珍しくその女の子の頭を撫でた。
    あたしは何故かヤキモチよりもビックリした。

    2008-06-20 07:03:00
  • 96:

    ◆WiIlLhBZ6w

    (何で頭撫でたんやろ…)
    彼女に似ていたんだよね。
    後からあんたの彼女を見て分かったんだよ。
    自然と出たあんたの行動。 ズルいよ――。       あたしばっかあんたの事好きになってるじゃん。

    2008-06-20 07:06:00
  • 97:

    ◆6P/lTaN/Sg

    それからお酒を飲みに行きフロアを開けるドアの横に座った。一つのお酒を一緒に飲みながら優斗『そろそろフライヤー配りに行こうか』
    翼『そやな。車取りに行こうや』
    車にフライヤーを取りに行った。
    またフロアに戻りフロアに二階があったので上がり、上からみんなを見ていた。
    翼『みんな楽しそう!!』   優斗『そうだね。俺も楽しいよ?』            翼『あたしも(笑)』

    2008-06-20 07:13:00
  • 98:

    ◆WiIlLhBZ6w

    そんな会話をしていると、優斗がフライヤーで飛行機を作り出した。
    翼『それ何するん?』
    優斗『飛ばすんだよ!!(笑)』
    って言ってフライヤーで折った飛行機を飛ばし出した。
    下にいる人達が上から飛んで来た飛行機を捕まえたりしていて、2人で笑いながらあたしも一緒になって飛行機を飛ばし出した。            あまり飛ばすとゴミになるって事になったので飛行機を飛ばすのをやめ下に降りてフライヤーを配りに行く事にした。

    2008-06-20 07:20:00
  • 99:

    ◆WiIlLhBZ6w

    外に出ると、他のdjの人達も来ていてみんなフライヤーを配りに来ていた。
    イベントも終わりお客さん達がゾロゾロと出て来た。
    あたし達はフライヤーを配りそれからモト君達に送ってもらいビジネスホテルに戻った。
    モト君達はそのまま東京に帰りあたし達は部屋に戻ってゆっくり過ごした。

    2008-06-20 10:19:00
  • 100:

    ◆WiIlLhBZ6w

    リュウ『優斗の事好き?』
    翼『えっ?大好きだよ。こんな気持ち初めてやねん。やけどやっぱら彼女の存在は気になるかな。』
    リュウ『俺は何とも言えないけど優斗見てたら翼の事ちゃんと好きだと思うし先はどうなるかは分からないけど優斗に任してていいと思うよ。あんま考え過ぎは駄目だからね?』
    翼『うん。ありがとう。リュウ優しいね(笑)』
    リュウ『当たり前(笑)』   って言われて面白くて2人で笑っていると優斗の携帯が鳴った。

    2008-06-20 21:51:00
  • 101:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗らしい一般設定の着信音。あたしは見てはいけないと分かっていても手はもう伸びてしまっていた。

    2008-06-20 21:54:00
  • 102:

    ◆WiIlLhBZ6w



         ―着信―
         ユリ――。

    2008-06-20 21:56:00
  • 103:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしはすぐに携帯を戻した。彼女の名前は知っていた。
    ショックじゃない訳ではなかったが何とも言えない気持ちになった。
    リュウ『誰?ユリ?』
    翼『うん…。』
    リュウ『そっか。気になるよね?』            翼『気になってしまってるなぁ(笑)』           会話はそれ以上なかった。

    2008-06-20 22:02:00
  • 104:

    ◆WiIlLhBZ6w

    しばらく沈黙が続き、ベッドで音がしたので見ると優斗が起き出した。
    ベッドの上に立ちあたし達にピースをし顔を洗いに行った。
    (なんてのんきな奴や…しかも寝起き良過ぎやろ(笑))
    リュウと目を合わして2人して笑ってしまった。
    だけどあたしは気になっていた携帯を優斗が戻って来てベッドに座っていたのでほり投げてやった。

    2008-06-20 22:07:00
  • 105:

    ◆WiIlLhBZ6w

    優斗『わっ!!ビックリするじゃん(笑)』
    翼『携帯鳴ってたで』
    優斗は静かに携帯を開きメールを打ち出しだ。
    あたしはなんてメールを打っているのか気になったが聞くのも嫌だったしもう考えるのはやめた。
    今日は優斗が帰る日やから…

    2008-06-20 22:20:00
  • 106:

    ◆WiIlLhBZ6w

    リュウ君はあたし達に気を利かせてくれたのか外に出て行った。
    あたしは優斗の側に座り目を見つめた。
    優斗もあたしを見つめる。
    またそっと時間が止まる――。頭を触り優しくキスをしてくれる。
    あたしはゆっくり目を開け帰る淋しさを実感してしまいポロポロと涙を流してしまった。  初めて優斗に見せた涙―…。

    2008-06-20 22:54:00
  • 107:

    ◆WiIlLhBZ6w

    今でもあの時流した涙は汚れてない綺麗なままの涙。
    透明で汚れてない綺麗な綺麗な涙。
    あたしが涙を流す度にあなたはその可愛らしい指でそっと拭いてくれた。
    いつまでもそうしていて欲しかった。
    だけどそんな手をあたしから手離した。
    今は泣いてばかりじゃ駄目だよ?そんな声しか聞こえない。

    2008-06-20 23:00:00
  • 108:

    ◆WiIlLhBZ6w

    あたしは顔を下にして泣いていた。
    優斗『翼?こっち見て?』
    翼『淋しいよ…』
    優斗がそっと抱きしめてくれる。
    優斗『俺もだよ。帰りたくない』             だけど新幹線の時間が迫ってる。             あたしは優斗から離れ涙で取れた化粧を直し部屋に戻る。  優斗も用意をしリュウ君に電話をして下で待っててもらった。

    2008-06-20 23:07:00
  • 109:

    ◆WiIlLhBZ6w

    リュウ君の荷物を持ち部屋を出る。
    扉を閉める前にあたしは振り返って部屋をもう一度見た。
    翼『…』
    優斗『翼?行くよ?』
    翼『うん。』        手を繋ぎエレベーターに乗る。優斗『楽しかったよ。また会いに来るからね。来週からイベントで色々回るから次は二週間後のイベントでね』      翼『あたしもやで。次は優斗のイベントやね。楽しみにしてる』             キスをしエレベーターを出た。

    2008-06-20 23:18:00
  • 110:

    ◆WiIlLhBZ6w

    リュウ君と合流し優斗達とタクシーを拾いに行った。
    タクシーが見つかりリュウ君は先に乗り、優斗はあたしの頭を撫でてキスをしてくれた。
    恥ずかしさに照れながらも胸は切なさでイッパイだった。
    優斗『翼またね。気をつけて帰るんだよ?また帰ったら連絡してね。』
    翼『うん。帰ったら連絡する。優斗こそ気をつけてね。ありがとう』           リュウ『翼またね!!!楽しかったよ。ありがとう』     翼『こっちこそ!!!また遊びに来てな!!』

    2008-06-21 01:22:00
  • 111:

    ◆WiIlLhBZ6w

    そして優斗はタクシーに乗り窓を開けて『またね!!』そう言ってタクシーは走り出した。
    あたしは最後まで見送る事はせず、背を向け駅に歩き出した。頭の中は何も考えていない。 心の中は淋しさと孤独でイッパイだった。
    電車に乗り久々の家に帰る。 また明日から現実だ――。  優斗と過ごしたゴールデンウイークはまるで夢の世界だった。家に着いてから優斗にメールをする。

    2008-06-21 01:30:00
  • 112:

    ◆WiIlLhBZ6w

    [家着いたよ!!]
    送信――。
    しばらくしてメールが来た。
    [今新幹線だからまた電話するね]
    あたしはそのままお風呂に入り寝る準備をした。      お風呂から上がりテレビを見ていると、優斗からの着信。  翼『はぁぁい!!』      優斗『ただいま。帰って来たよ。今から寝るからまた起きたら連絡するね』        翼『分かったよぉ。おやすみ』そう言って電話を切った。

    2008-06-21 01:36:00
  • 113:

    ◆WiIlLhBZ6w

    お昼頃目が覚め久々家に帰って来たので掃除をする事にした。翼『よしっ!!掃除するぞ!!』 掃除機を出してきて部屋を掃除した。
    洗濯などをし色々片づけていると夕方になっていたので仕事に行く準備をした。
    化粧をしながらふと携帯を見てみると着信2件。
    1件はお客様からでもう1件はアユからだった。
    アユにかけ直してみる。

    2008-06-22 22:13:00
  • 114:

    ◆WiIlLhBZ6w

    アユ『もしもーし?今何してんの?』
    翼『今ぁ?今用意してるよ。今日出勤?』
    アユ『うん。出勤やでぇ!!今日仕事終わったらご飯食べに行こうや?』
    翼『いいでー。んなまた店でぇ』
    アユ『はぁい』

    2008-06-22 22:18:00
  • 115:

    ◆WiIlLhBZ6w

    用意を済まし家を出る。
    今日もいつも駅までの同じ道を歩く。
    駅までの道に一本の小さな桜の木がある。
    優斗と出逢った時は満開に咲いていた桜も今は緑の葉っぱだけになりそれでも綺麗な木でいる。
    夏が終わると共にあなたも去って行った。         夏が終わると共にこの木も花も葉も散って行く――。

    2008-06-22 23:14:00
  • 116:

    ◆WiIlLhBZ6w

    電車を降りお客様に電話をしながら店に向かう。
    店の扉を開けさっそく店長に声をかけられる。
    店長『おはよう!!休み過ぎや(笑)今日も頑張ってくれよ!!』 翼『ゴールデンウイークまで仕事してられるか(笑)頑張るからまぁ許してや!!』      店長『はいよ(笑)』
    待機室の扉を開け女の子達に挨拶をする。
    翼『おはよー』       アユの横に座りゴールデンウイークなどの話をしていると電話が鳴った。

    2008-06-22 23:23:00
  • 117:

    ◆WiIlLhBZ6w

    着信 優斗――。
    あたしはまたダッシュでトイレに駆け込む。
    翼『はぁぁい!!!』
    優斗『はぁぁい!!元気いいねぇ(笑)電話大丈夫?』
    翼『うるさいなぁ(笑)電話大丈夫やで』          優斗『次会えるの二週間後やね。早く会いたいね。』    そんな事を言われたので嬉しくなって照れてしまった。   翼『まだまだやなぁ。あたしも早く会いたい』

    2008-06-22 23:30:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
◇運命の意味◇を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。