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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
136:
夕夏
『今日はほんまありがとうございました!!』
『ほんまおめでとう!応援するからまた詳しく決まったら教えてや!!』
みんなと別れ、亀ちゃんと手を繋いで夜道を歩く。
『夕夏ほんまおめでと〜!親にちゃんとゆぅたか?』『………。』
何も答えないあたしを見て亀ちゃんは大きくため息をついた。2008-07-01 15:26:00 -
137:
夕夏
『ちゃんと話しや。お前は何でも一人で決めていきなり言い出すってゆう悪い癖があるからなぁ…』
『…ゆったけど…今になって反対するとか…意味わからんもん…』
『そりゃそやろ!!おばちゃんらもどうしたらいいんかわからんねやって。でもお前の事考えてゆってくれてんのはわかってるやろ?』『うん…』
『俺が親でも止めるわ。』2008-07-01 15:31:00 -
138:
夕夏
なぁ亀ちゃん
亀ちゃんは大人やから
きっと全部わかってたんやんな?
それでも応援しようとしてくれて
ほんまにありがとう2008-07-01 16:34:00 -
139:
夕夏
『今日泊まったらあかん?』
『明日も学校やしあかん!!逃げてても何の解決にもならんやろ?今お前が暮らしていけてんのもここにこうしておれんのも親のお陰やで。帰ってちゃんと話しぃ。』
『わかった…』
亀ちゃんに家の前まで送ってもらって、ドキドキしながら玄関の扉を開けた。2008-07-01 16:38:00 -
140:
夕夏
『ただいま…』
『お帰り。どこ行ってたん?』
『みんながお祝いしてくれててん。…あたしやっぱり…とことん頑張りたい。』『…本気なん?』
『うん!!正直、これからどうなるかはわからんけど…やれるだけやってみたい』『そうか…お母さんな、色々考えたけど…あんたがそんだけ言うんって初めてやて気づいてん。若いねんからやりたい事やり。でもやっぱり大学は行ってほしいけどな。』2008-07-01 16:43:00 -
141:
夕夏
それから色々話をして、大学には行く事を条件に許してくれた。
『お母さんはほんま夕夏に甘いな…』
そう父が呟いていたけど。2008-07-01 16:46:00 -
142:
夕夏
そして土曜日。
事務所について、案内された部屋に行くと最終試験の時に居た髭モジャオジサンがスーツを着て座っていた。
『初めまして。遠藤と申します。どうぞお掛けになって下さい。』
言われるがまま、ソファーに腰を下ろす。2008-07-01 16:50:00 -
143:
夕夏
話をして、いくつかの決まり事が出来た。
レッスン料などはいらないけど事務所から一方的に契約を解除される事もあると言う事。
週に四回はレッスンに来る事。場合により東京へ行く事もあるが、大学へ行きたいのであればギリギリまで上京は見合わせてくれると言う事。
他にも色々言われた様な気がするけど、あまりよく覚えてない(笑)2008-07-01 16:59:00 -
144:
夕夏
『あんたが女優目指すとは思わんかったわぁ。』
帰り道、そう母が呟いた。『テレビ出たらちゃんと録画しといてな!!』
『はいはい。とにかく勉強もちゃんとしてよ?亀ちゃん亀ちゃんゆぅてんと。』『はぁい…』
あたしの頭の中は、受験よりも来週から始まるレッスンの事でいっぱいだった。2008-07-01 17:05:00