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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
281:
夕夏
『…子供かとか言いながらオレンジジュースがすぐ出てくるって事は信也さんも飲んでるんじゃないですか…笑』『ビタミンは大事やからな笑。てかほんまよー来たなぁ。まさかほんまに来てくれると思わんかったわ。』
『何ででしょうね。自分でもわからんけど…暇やったから。』
『俺は暇潰しか!!笑。この信也御殿に来た女は彼女ぐらいやねんからレアやで笑』『女連れ込んでるんじゃないんですか?』
そんな失礼な質問にも、信也はしれっと答える。
『自分の家にあんま入って欲しく無いねんな。だから家には入れへん。』2008-08-17 03:16:00 -
282:
夕夏
『ふーん…』
別に自分が特別だなんて思わなかったし、信也もそんな事を言いたいんじゃないんだろうと思った。
信也はいつも直球。
信也がそう言えば裏なんて無くて、本当にそうなんだろう。
きっと…あたし達は似ている。2008-08-17 03:20:00 -
283:
夕夏
『腹減ったー。』
『打ち上げん時散々食べてたじゃないですか…まだ食べるんですか?』
『あんなんちょっとずつ摘んだだけやもん。なんか作って?』
仕方なく冷蔵庫を開ける。…何も無い。
『何も無いですやん…マヨネーズでも舐めといたらどうですか?』2008-08-17 03:24:00 -
284:
夕夏
『舐めれるか!!笑。24時間開いてるスーパー行こ。車出すし。』
『…誰かに見られるかもしれないですよ?』
『だーいじょうぶやって!!』
そう呑気に返事すると、キャップとサングラスで簡単に変装してあたしの手を引いて家を出た。2008-08-17 03:28:00 -
285:
夕夏
『俺らってさぁ…なんか似てると思わん?』
『…そうですか?』
スーパーに向かう車の中。薄々感ずいてはいたけど、わざとそっけなく答えた。
『いや性格とかは全然似てないと思うけど…なんとなくな。』
なんとなく…あたしも思う。なんとなく。2008-08-17 03:33:00 -
286:
夕夏
『俺セロリ嫌い!!』
『何ゆってんですか!!マヨネーズつけて食べた時の美味しさ知らないでしょ!!』
『その食べ方が一番嫌い…』
カゴに入れたセロリを掴み棚に戻そうとする手を無理矢理掴み、またカゴに戻す。
結局あたしの大好きなハンバーグを作る事になり、材料の入った袋を全て信也に持たせ車に向かった。2008-08-17 03:37:00 -
287:
夕夏
『案外バレないもんですね。』
『やろ?明日には週刊誌に載ってるかもしれんけど笑』
『笑えないっす…』
家に着き、早速キッチンに立つ。2008-08-17 03:40:00 -
288:
夕夏
『色々道具は揃ってますね。料理するんですか?』
『あー彼女がな。…子供おるし。』
『へっ!?』
『俺の子じゃないけどな。バツイチやねん、彼女。』
お気楽なように見えて実は色々事情があるらしい。2008-08-17 03:49:00 -
289:
夕夏
『何か聴こか。何がいい?』
『あたしが出たプロモのやつ。』
『ナルシストか!!笑。嫌やなー自分の曲聴くん笑』
自分が出ているってのもあったけど、純粋にその曲が好きだった。信也が考えた、切ないラブソング。
ブツブツ言いながらも出来上がったばかりのCDをかけてくれる。2008-08-17 03:54:00 -
290:
夕夏
『いただきまーす!!』
『散々俺に太るとかゆうといてお前も食べるんやん笑』
『食べへんとは言ってないですよ。』
『…可愛くない…笑』
あれだけ不信感がいっぱいだったのに、今こうしてここに居る事にあまり違和感は感じなくなっていた。2008-08-17 03:58:00