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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
361:
夕夏
覗き窓を恐る恐る覗いてみる…
『ひっ……!!』
そこには、ガリガリの眼鏡をかけた男の人。
どうしよう…どうしよう…慌てて警察を呼ぶ。
…二人の警察官が来た頃には、もう男の姿は無かった。2008-08-20 00:08:00 -
362:
夕夏
『この辺りのパトロールを強化しますので。また何かありましたら通報して下さい』それだけ言うと、警察官は帰って行った。
もっと防犯カメラをチェックしたりするのかと思っていたのに、こんなもんなのか…
…震えが止まらなくて、家中の電気をつける。
テレビをつけても恐くて…ベッドに入ってひたすら夜が明けるのを待とうとした。2008-08-20 00:15:00 -
363:
夕夏
ピリリリリ…
鳴り響く携帯の呼び出し音にビクッとしながら画面を見ると、信也の文字…
本当にいつも、タイミングがいい。
『もしもし…』
『おー夕夏!何してるん?』2008-08-20 00:20:00 -
364:
夕夏
『信…也ぁ…』
『どしてん!?何かあったんか!?』
声を聞くと安心して、涙が出てくる。さっきの事を話すと、今すぐ行くと言い電話は切れた。
…それからほんの十数分後に信也から着いたと電話があったので、とりあえず部屋に上がって貰う事にした。2008-08-20 00:25:00 -
365:
夕夏
『…ごめんな。彼女さんせっかく来てんのに…』
『そんなん気にせんでえーから。そいつに見覚えとか無いん?』
『無い…』
『…とりあえずうちおいで。落ち着くまで住むんやったら住んだらええし。てか住め。ここよりまだセキュリティもしっかりしてるしフロントに警備員もおるし。』
…信也の突然の提案に耳を疑った。。2008-08-20 00:31:00 -
366:
夕夏
『とりあえず何日分か服鞄につめ。』
『えっ今から!?彼女おるんちゃうん…』
『どうにかなるやろ。明日帰るゆうてるし。グチグチゆうてんと早よ用意する!!』『いや…絶対彼女さん気悪いやろ…あたし松ちゃんに電話してどうにかするし』『もーうるさい!!笑。はよせんとパンツ勝手に詰めるで!笑』
そう言われ、適当に服を詰めて信也と一緒に玄関ホールまで下りる。2008-08-20 00:44:00 -
367:
夕夏
『これ何やろ…』
ポストにぐしゃぐしゃに突っ込まれた紙を見る。
“ソノオトコハダレ?”
『いやっ…!!』
『何やこれ…どっかで見てるんやろな。とにかくはよこっから離れよ。』
…後をつけられない様に車を飛ばし、信也の家に向かう。2008-08-20 00:49:00 -
368:
夕夏
もしあたしが彼女だったら真夜中に自分の彼氏が突然家に連れて来た女なんて入れたくもないし、顔も見たくないだろう。
二人の仲を疑うし、仮にただの友達だとしても泊まらせるなんてもっての他だ。多分…絶対…それが普通の考え。
しかも信也の事を好きでもない体だけの関係のこんなあたしが…
そんな事を考えていると、信也が住むおっきいマンションに着いた。2008-08-20 00:54:00 -
369:
夕夏
『はよ入り。』
玄関に上がるのを躊躇うあたしを、信也が促す。
『お邪魔します…』
…奥からパタパタとスリッパを鳴らしながら女の人が出てきた。2008-08-20 00:57:00 -
370:
夕夏
『夕夏ちゃんやんね?気にせんと楽にしてなぁ。』
…こんなあたしに、優しく話しかけてくれる。
『…すみません…こんな夜中に…』
『そんなん気にせんとき!女の子があんな目にあって恐く無い訳ないもん。もしここに来たらあたしがバットで殴り倒したるから安心しぃ笑』
…少し切れ長の目に、サラサラの髪。優しい笑顔。あたしはきっと…一生この人には敵わない。そんな気がした。2008-08-20 01:06:00