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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
526:
夕夏
闇。闇。闇。
あたしは何をしてるんだろう?
何の為にここまでやって来たんだろう?
夢があった。有名になりたかった。
その夢が…その世界が…幸せの邪魔をする。2008-09-08 14:45:00 -
527:
夕夏
全てを手に入れようとした。
邪魔になる者は蹴落とした。
欲張りで陰険なあたしにはぴったりな結末。2008-09-08 14:49:00 -
528:
夕夏
家に着いても鳴り止まない信也からの着信を無視して真美さんに電話をかけた。『もしもし…今日もう全部終わったんで。』
『あっそう。お疲れ笑。でな、明後日あたし暇やねんやんか?やから信也さん誘ってな。店は代官山にある○○ってとこでよろしく』あたしとは正反対に嬉しそうな真美さん。
泣きそうなのを堪えて、宝物になったあのメモを握りしめながら信也に電話をかける。2008-09-08 14:54:00 -
529:
夕夏
『もしっ!?お前今どこおるん!?』
ワンコールもしないうちに出た信也は、帰って来いだとか何かあったのかとか、押し黙るあたしに質問を投げ掛けてくる。
『明後日…明後日の夜暇?』
質問には答えずに、低い声でそう問いかけた。2008-09-08 14:58:00 -
530:
夕夏
『明後日か…時間あけるわ!!』
『じゃあ7時に代官山の○○ってレストランに来て。フロントで名前ゆったら案内してくれる様にしとくから。じゃあね。』
それだけ言って一方的に電話を切った。
ごめんな信也…ごめんなさい2008-09-08 15:01:00 -
531:
夕夏
あたしは女優になる為に一人、東京まで来た。
恋なんて邪魔になるだけ。これで良かったんだ。
そう自分に言い聞かせて、睡眠薬を飲んで無理矢理眠りについた。2008-09-08 15:05:00 -
532:
夕夏
…そして当日。
あたしはこの日も仕事でテレビ局に居た。
午後9時。撮影が終わり携帯を見ると、信也からのメール。
“真美ちゃんがお前に頼まれたとか言って来てんけどどうゆう事?”
…言える訳ない。とりあえず無視して、真美さんからも着信があったのでかけ直す。2008-09-08 15:09:00 -
533:
夕夏
『ちょっとどうゆう事なん!?あの人あたしが来た途端帰ってんけど!?』
…良かった…
『そうなんですか?何でなんですかね?』
『まぁ落としがいあるけどな。あっあんた適度に信也さんと繋がっといてな。あんたが飽きられたらあたしも色々やりにくいし。じゃあね。』2008-09-08 15:14:00 -
534:
夕夏
真美さんとは何も無かったんや…
これからも続いて行く悪夢を考えないようにして、あたしは孝さんの元に向かった。
『夕夏…あれからどうなったんや?』
お気に入りのバーボンを呑みながら優しく話を聞いてくれる孝さん。
あたしは今の状況を全て話した。2008-09-08 15:21:00 -
535:
夕夏
『そうか…一つだけ方法はあるで。』
『…何ですか!?』
『それは夕夏にとってもプラスになる。でも…簡単な事ちゃうけどな。』
信也を救えるのならば、例え悪魔に魂を売ってもいい2008-09-08 15:23:00