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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
596:
夕夏
『これからは面倒見たるからな。なんか煩い奴とかおったらゆっといで。また連絡するわ。じゃあこれ。』行為を終えると、三宅さんはテーブルの上にお札を何枚か置き帰って行った。
…あたしはシャワーを浴びる事も、動く事すらも出来ずにベッドの上で溢れる涙を必死に拭っていた。
…やっと…やっとだ。
これで全てが上手くいくんだ…2008-09-13 04:25:00 -
597:
夕夏
…ゆっくりと起き上がると真美さんに電話をかけた。『もし?何?』
『もしもし…もうあたしと…信也にちょっかいかけないで下さいね。』
『はぁ?あんたそんなんゆっていいん?』
『…三宅さんを知らない程バカじゃないですよね?』『…あんたっ…まさか…』『…それでも諦められへんってゆうんならいいですけど?』
『……………この売女!!あんたなんか絶対幸せになられへんわ!』2008-09-13 04:30:00 -
598:
夕夏
『なんとでも言って下さい。』
『…信也さんにゆったるからな!あんたは汚い女やって!!』
そう言うと電話は切れた。…信也にばらすのならバラせばいい。
あたしは信也を守れたって自己満足に浸りたかっただけ…ただそれだけ…2008-09-13 04:34:00 -
599:
夕夏
…シャワーを浴びて、赤くなった手首を撫でながらホテルを出たのはもう明け方だった。
まるで吸血鬼みたいに、太陽の光が痛い。
タクシーの中で信也に電話をかける。
全てを打ち明けるかは…まだ決まってないけど…。2008-09-13 04:38:00 -
600:
夕夏
『もしもし…もう真美さんと連絡取らんでも大丈夫やで。』
『…何かあったんか?てか今お前どこ?』
『…………。』
『今から家おいで。なっ?』
『今日は…逢いたくない』『けぇへんねやったら家まで押し掛けんで。今から来いよ。待ってるから。』2008-09-13 04:43:00 -
601:
夕夏
…とっくに汚れきっているあたしなのに…何故か今日は信也に逢う資格が無い気がした。
それでも逢いたいと思う矛盾した気持ち。
…結局あたしは、信也のマンションに向かった。
インターホンを鳴らすといつも通りに迎えてくれる信也に対して、罪悪感を覚える。2008-09-13 04:46:00 -
602:
夕夏
『お前オレンジジュース好きやろ?俺がわざわざいれたってんからありがたく飲めよ笑』
『ありがとう…』
『…元気無いな。やっぱり何かあったんやろ?』
『…言いたくない。』
『…俺…そんなに頼られへん男か?』2008-09-13 04:50:00 -
603:
夕夏
『…そんなんじゃないけど…』
『なぁ夕夏、前もゆったけど…俺はお前を好きや。やから力になりたいと思う。でも…もしかしたら俺のせいでお前が悩んだり辛い思いしてるんちゃうかって思うねん。俺は何があっても嫌いにならんから…何があったんか…ゆってくれるか?』
…真剣な表情で話す信也は少し震えていて、彼をもっと地獄に突き落とす様な事を言えるはずはなかった。けど…きっと周りからもあたしと三宅さんの関係を聞くだろうし、真美さんが話すかもしれない…それならば…2008-09-13 04:57:00 -
604:
夕夏
『あたしな、三宅さんと寝た。』
その瞬間、信也の表情が強張る。
『…寝ろってゆわれたんか?』
『ううん、自分から寝た。…売れる為に。』
『……それで真美ちゃんが俺に近寄らん様にお前がゆったんか?』2008-09-13 05:00:00 -
605:
夕夏
あたしは何も言わずに頷いた。
『……嘘つかんでいいで。もしお前が売れる為に三宅さんと寝たとしても…真美ちゃんに俺を諦めろなんかお前がゆう訳ない。…逆やろ?』
『えっ…』
『今ようやく全部繋がったわ。真美ちゃんに…ゆうたら脅されてたんやろ?俺をネタに。やからお前…』2008-09-13 05:08:00