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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
611:
夕夏
『ごめん…俺の…俺のせいや…』
話を聞き終わる頃には、お互いの瞳からは涙が溢れていた。
…どうせだったら、嘘をつき通せば良かった。
そうすればそれは真実になるから…
でも中途半端なあたしにはそれすらも出来ない。2008-09-14 02:07:00 -
612:
夕夏
長い、長い沈黙。
それを打ち破ったのは…信也。
『…夕夏…謝っても…謝りきれんけど…俺とずっと一緒におってほしい。この気持ちは変わらん。』
『でも…あたしはこれからも三宅さんと寝る。それでも耐えれるん…?あたしが勝手にやった事やし、責任取れなんてゆわんよ。あたしもあんたが好き。でも…あんたを悲しませる事しか出来ひんと思う。』
2008-09-14 02:29:00 -
613:
夕夏
『…正直めっちゃ嫌や。今すぐにでも芸能界なんか辞めて欲しい。でも…お前にも…俺にも…夢がある。やから…俺が頑張って誰にも手出ささんぐらいになる。…ついて来てくれるか?』
『……うん……』2008-09-14 02:34:00 -
614:
夕夏
…犠牲にしたものを、蟠りを…全て忘れる為に…あたし達は何度も何度も抱き合った。
“純愛”なんてものは無いけれど、そこに確かに愛はあった。
あたし達はお互いに鍵をかけるかの様に同じ場所にキスマークをつけて眠りについた。2008-09-14 02:38:00 -
615:
夕夏
人の関係は、どちらかが重すぎても軽すぎても上手くいかなくて…そのバランスを保つのは難しくて…
あたしは何度も逃げ出しそうになりました。
でも…信也が埋めてくれた大きな穴は、信也でしか埋めれなくて…
あたしは結局またあなたの胸の中で眠る決心をしました。
…―色んな犠牲の上で―…2008-09-14 02:42:00 -
616:
夕夏
『信也起きてー!暇やぁ』…あれから数週間後、あたし達はやっと以前の関係を取り戻しつつあった。
全てを打ち明けた翌日にはもうあたしのマンションから荷物を全部運びだして、いわゆる同棲生活が始まった。東京で仕事がある日は絶対に帰ってくる信也。
飲み会や打ち上げも、気をつけながらもあたしも参加していた。
…全てが上手くいっているかに見えた。2008-09-14 02:49:00 -
617:
夕夏
『もうちょっと寝ろよ…』『もう目覚めた!笑。仕事まで一緒にマリオカートしよ笑』『はいはい。』
そんな馬鹿みたいな会話をして、一緒にご飯を食べてゲームをして…
夕方の4時。あたしは仕事に向かった。
三宅さん効果もあり、徐々に仕事のオファーが増え始めていた頃…2008-09-14 02:52:00 -
618:
夕夏
『親父さん亡くなった。』
2008-09-14 02:54:00 -
619:
夕夏
ドラマの撮影を終えたあたしに、松ちゃんが言い放った一言。
『………え?』
『ちょうど…収録始まったぐらいにな、俺の携帯に電話あってん。』
『嘘やん…嘘やろ!?』
頭が真っ白になるって感覚を初めて知る。2008-09-14 02:58:00 -
620:
夕夏
時間は深夜12時を回っている。
『何でゆってくれへんかったん!?』
『撮影放り出せる訳無いやろ!…今から送ったるから。スケジュールは調整しとくから…』
お父さんが…死んだ…2008-09-14 03:01:00