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〜INORI〜
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1:
叶子
なぁ祈…
あんたに出会えてほんまによかったよ。口は悪いし性格も変わりもんやし女ったらしやし…
いいとこなんて絶対ないって思ってた。
でもあんたに教えられた。本気で人を好きになった時、人は変わるんやってこと。祈…?私は世界で一番幸せな女になる。あんたに幸せにしてもらうから…2006-04-12 03:16:00 -
80:
叶子
翌朝、朝早くに目が覚めた私は大学に行く用意を済ませるとすぐに一階のリビングにおりた。
ソファーには愛子ねぇと優子ねぇが座ってた。
「あ!叶子ぉー。おはよ。久しぶりやね。元気?」愛子ねぇが私にそう聞いた。2006-04-14 01:51:00 -
81:
叶子
「うん…まぁ」
「愛子姉ちゃん聞いてくれるー?叶子雑貨屋でバイトしてんねんで。しかもタダ働き」
「なにそれ?」
「まぁ話せば長くなるんやけどさ。こんなんじゃ弁護士なんて到底無理やんな」2006-04-14 01:54:00 -
82:
叶子
「え?叶子本気で弁護士目指してんの?」
ちょっと笑いながら愛子ねぇと優子ねぇが私を見た。キライ…この顔…
人を見下すような目、馬鹿にした笑いそうな口。もう爆発しそうだった。2006-04-14 01:57:00 -
83:
叶子
黙った私を見てさらに言葉は続く。
「まぁ私が悪いもんなぁ。私がアナウンサーなったから弁護士なる子おらんくなってしまって。優子は医者目指してるし…」
「だっておじいちゃまの病院継いだら院長なれるねんで♪」2006-04-14 02:00:00 -
84:
叶子
「…ほちゃう」
「え?叶子なに?」
「あほちゃうあんたら…優子ねぇ頭おかしいやろ?医者はそうやって目指すもんちゃうやろ?人の命助けたり人のために何かをしたいって思うからなりたいと思うもんやろ?」2006-04-14 02:02:00 -
85:
叶子
「なによあんた」
「あんたこそおかしいおちこぼれやんか」
「テレビの中ではぶりっ子してるくせに!姉ちゃんら最悪やわ…私は地位とか職業なんかどうでもいい。お金なんかいらんもん。腐った人間になんかなりたくない!」2006-04-14 02:09:00 -
86:
叶子
子供もブランドと同じような扱いだ。見栄をはるため。世間体を気にしてるだけ。
馬鹿らしい…もっと大切なことが生きていたらたくさんあるはずなのに。
もうやめよう…無理をするのは。等身大の自分でいいじゃない?私は私なんだから。2006-04-14 02:16:00 -
87:
叶子
遊びに行くところもなかった。美香は大学だし…
結局私は気付けば堀江まで来ていた。CHARMの近くまで歩いたけど、なんとなく行くことができなくて引き返そうとした時、涼さんの声がした。
「永井ちゃーん」
振り返ると本当に涼さんだった。2006-04-14 02:21:00 -
88:
叶子
「てゆうか何やってんの?学校は?」
走ってきながら涼さんは私にそう聞いた。
「さぼ…っちゃいました」私が答えると涼さんはクスって笑って私の頭をクシャクシャっとした。2006-04-14 02:23:00 -
89:
叶子
「モーニング行こか」
「はいっ」
時間はまだ10時半だった。堀江にはおしゃれなカフェがたくさんある。そのうちのとあるお店に涼さんは入って行った。
「俺はいつもので」2006-04-14 02:25:00