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はきだめ帳

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  • 1:

    ｱﾗｻｰ

    荒らされたと感じたらここで書くのやめます。よそ、行きます。

    2008-10-01 21:39:00
  • 2:

    ｱﾗｻｰ

    今日から日記をつけることにした。私は必ずあいつらを見返してやる。その日まで、絶対に負けないんだから。
    まず今日は記念すべき第一日目。ばかな勘違い女絢香、あいつが、もう本当に笑っちゃうくらいひどかったんだから。私はとてもいい気分。男性社員にもてると思ってる絢香はさぞかし恥ずかしかっただろうな。私と絢香が昼休みに会社を出たとたん出会った柳田さん。スマートでさわやかで独身の柳田さん。絢香は手をふった。でも残念ながら柳田さんは気付かないふり…！絢香はもうっなんてふくれていたけれど、私は知ってる。柳田さん、私とは目を合わせてくれたこと…。

    2008-10-01 21:48:00
  • 3:

    ｱﾗｻｰ

    絢香はばか。自分のことかわいいって思ってる。私の方が数倍美しいのに。柳田さんだってきっと、絢香のことがうっとうしいはず。絢香は私にいちいちうるさい。康子もっとかわいい服着なよとか、眉毛のｶｯﾄしなよとか。うるさいうるさいうるさい！！！

    2008-10-01 21:53:00
  • 4:

    ｱﾗｻｰ

    私は絢香みたいに流行りの服なんて着ない。媚びるような化粧だってしない。何故って、私は、そんなことしなくたって十分美しいんだから！
    柳田さんだってきっとそう思ってる。柳田さんが結婚しないのも、きっと私を手に入れたいから。私は知ってる。柳田さんは私を愛してる。

    2008-10-01 22:00:00
  • 5:

    ｱﾗｻｰ

    いつだったか、柳田さんが私に話しかけてきて、こう言った。「絢香ちゃんって子と、仲いいの？」私は絢香と一緒にいることで同類に見られたくなかったから、「何故か慕われてるんです。」って返してみた。柳田さんの反応は薄かったけれど、会話の締めくくりに「今度絢香ちゃんって子も一緒に、飲みにいかない？」って誘ってくれたんだ。

    2008-10-01 22:06:00
  • 6:

    ｱﾗｻｰ

    絢香まで誘うなんて、柳田さんも無駄な気遣いしなくていいのに。私は未だにあの気遣いは必要なかったと思ってる。それから二回、三人で飲みに行った。絢香の酔ったふりは本当に醜かった。私はかいがいしく介抱したから、柳田さんはきっとあのとき私に惚れてしまったんだ。
    だから今日だって、私にだけ目を合わせてくれた。絢香に悟られないようにね！

    2008-10-01 22:12:00
  • 7:

    ｱﾗｻｰ

    ただ、ひとつ気になるのは、あれから二ヶ月も経つのに、柳田さんからのお誘いがないこと…。そろそろ私と二人で会いたいと思っているはずなのに。きっと絢香が邪魔で、でも言い出せないに決まってる。
    よし。明日、柳田さんにそれとなく話しかけてみよう。もちろん絢香のいないところで。

    2008-10-01 22:16:00
  • 8:

    ｱﾗｻｰ

    今日、絢香、あの女…！！！！あの女が、柳田さんにちょっかいかけてる。
    昼休み、絢香が一緒にﾗﾝﾁできないと言ってきた。私は柳田さんに話しかけるいいﾁｬﾝｽができたと、絢香がｵﾌｨｽから出ていくのを見計らって柳田さんを探した。柳田さんはちょうどｼﾞｬｹｯﾄを手に席をたったところだったから、慌てて後を追いかけたけれど、同僚と話していてなかなか声をかけられなかった。やっと一人になってくれたと思ったら、かなりの速さで歩いていく。

    2008-10-01 22:24:00
  • 9:

    ｱﾗｻｰ

    どんどん会社から離れてく柳田さん。私はどこまでも追いかけていくつもりだったけれど、お昼時の歩道はたくさんの人でなかなか追い付けず、やっと近付いた柳田さんのその先には、あの女が立っていた。
    絢香。あの女だけは許さない。

    2008-10-01 22:29:00
  • 10:

    ｱﾗｻｰ

    柳田さんが気づくよりも先に私に気付いた絢香。「え！？康子？今日は一緒に食べられないって言ったよね？」ばかでかいリアクションで騒ぐ絢香の側で、柳田さんが私を見てる。もちろん私だって驚いていたけれど、絢香みたいにばかな喋りはしない。「言ったよ。でも私、この先に行くところがあるから。」そう言って、柳田さんに会釈をして、宛てもなく歩いた。

    2008-10-01 22:37:00
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