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1:
主
『速いッ!』 逃げ惑う女の子. うちは鬼. はい(。。)鬼ごっこです. 『そっちが悪いんやろ!』うちは必死で追い回した.んでそこにいてたのが…. 君やってん.
2008-10-12 16:44:00 -
2:
主
体育の授業の鬼ごっこ. 何故か毎回うちが鬼. 一応足が速いらしく、皆スリルがあって楽しいとうちを勝手に鬼にする. 『今日遅いんちゃん?』 『はぁ!?』 遠くて笑ってるやつにイライラしながらも近くにおるやつを狙ってやる事にした.
2008-10-12 16:49:00 -
3:
主
『こんといてーッ!』 うちも本気モードになって 近くにいた夏海を狙った.『怖いッて!』 何も喋らず黙々と追い続けるうちを見て皆大爆笑してた. 本間迷惑な話. その時やった.
2008-10-12 16:53:00 -
4:
主
『あッ!』 夏海が足を滑らせた. 『え…ッ!?』 うちは自然と夏海の腕を引っ張っていて、夏海は結局しりもちをついただけやった. その反面… うちは前方にぶっ飛んだ.皆がスローに見えた.
2008-10-12 16:58:00 -
5:
主
ズサッという地味な音の後皆が近づいてきた. 『大丈夫ッ?!』 『うん』 足を見たら めちゃ血ぃ出てるやん!? 何か血を見た瞬間 痛みが走った. 『ごめんなッ』 うちの腕を掴みながら 怪我の様子を伺うのは夏海『けついける(笑)?』 『地味に痛い』 『怪我させてごめんな…』うちが謝るのに対して 夏海は『怪我ちゃうよ!』としりを払ってみせた.2008-10-12 17:05:00 -
6:
主
『汚なー』 『汚なないわッ』 そんな会話をしていると、『保健室行きーや』 友達の声がした. 『あー…うん』 立ち上がるもののやっぱり痛みが勝った. めちゃ痛いんやけどッ! 皆には平気な顔してみせたものの正直言えばかなり痛かった... 膝ずるむけやもん….
2008-10-12 17:09:00 -
7:
主
トイレからトイレットペーパーを取ってきてくれた子もいた位血が出てた. 先生は呆れて木の下に座ったまま動かんかったけど、保健室の方を指差してた. 頭を軽く下げて 保健室に移動しようとしたときに夏海がいらん事言いよった.
2008-10-12 17:12:00 -
8:
主
『あたし着いていくわ』 『別にいいよ?』 『あたしのせいやし』 苦笑いしながらお尻を押さえてる夏海. 『ほな着いてきて(笑)』 前から仲良かったし これでまた仲良くなるんやろなーなんて考えてただけやったのにまさか….
2008-10-12 17:16:00 -
9:
主
皆に見送られて 保健室に向かった. 『脛青くない?』 『青い通りこして赤い…』『えッ?!重症ッ!?』 『やばいで(笑)』 保健室のドアをノックするものの先生が出てこんかった. 鍵も閉まってた. 『取ってくるわ』 『ありがと』 うちは夏海が職員室に行ってる間廊下に座ってた. 通りすぎる子らは 皆うちの足をがんみする.血がやばいな…. 保健室の先生に言ったとしてもまずは傷洗えて言われるやろうして事で水道で足洗う事にした. これやると一気に目が覚めるねんでなぁー….
2008-10-12 17:22:00 -
10:
主
ちょっとぎこちない足どりで水道に向かった. 足を水道の下において蛇口を回した. 『!』 余りの痛みで涙ぐんでしまった. 『さくー』 夏海が走ってくるのがわかって声のする方を見ると夏海は大爆笑してしまった.『どしたん?!』 人が涙ぐんでる姿を見て大爆笑て実際どーなんやろ? 『ティッシュ……』 うちが声に出てるか出てないかの小さい声で夏海に言うたら夏海は笑いながら頷いて保健室に入って行った
2008-10-12 17:27:00 -
11:
主
少ししたら夏海がティッシュを持って保健室から出てきた『ありがと』 鼻をすすっているのもおもしろいらしくずっと笑っている.落ち着くのを待って保健室に入った. 『先生は?』 『会議中』 『え?怪我は?』 『あたしがやる』 『やり方わかるん?』 うちが聞くのも無視でうちを椅子に座らせた. なんやろ… この気持ち.
2008-10-12 17:32:00 -
12:
主
『いったーッ!』 さっきの水も破壊力は凄かったけど消毒液はやっぱり1番やばい力持ってた. 夏海の体操服掴んだまんま下向いてた. 『痛かった(笑)?』 うちがずっと下見てるのを心配したんかうちの頬っぺたつまんで顔をあげた. 『うん…』 今度は笑わんとてきぱきと足にガーゼを張りつけてくれた.
2008-10-12 17:37:00 -
13:
主
さすが医者の娘. やる事が早い. 『何も喋らんやん』 うちがずっと下を向いてるのはある理由があったんやけどそこは気づく訳無く. 『別に』 保健室から運動場をみるとまだ鬼ごっこしてた. 『まだやってんなー』 『もー怖いし(笑)』 そんな会話をしている最中に先生が帰ってきた.
2008-10-12 17:42:00 -
14:
主
『怪我はどやー?』 『夏海が治してくれた』 にこっと笑うと先生はうちの頭を軽く叩いた. 『貴重な人材やねんから怪我させんといてやー』 先生は夏海がお気に入り. 『夏海が医者とかになってもこの学校には戻ってこんしッ!な?』 夏海は困った顔して笑ってた.
2008-10-12 18:07:00 -
15:
主
『うるさいわッ』 先生は口を尖らせながらうちの足の怪我をみた. 『やっぱ千秋は凄いな』 『何が(笑)?』 『家が医者なだけある!』『簡単な手当てだけしか出来へんし誰でも出来るよ』先生と話している夏海は微妙に悲しそうな顔をしていた. どしたんやろ?
2008-10-12 20:31:00 -
16:
主
『ほんなら教室もどろか』うちが切り出すと夏海は頷いた. 『先生ごめんなー』 『無理しなや』 先生は笑って見送ってくれた.
2008-10-12 20:36:00 -
17:
主
『えろ先生が』 先生は女好きらしい. 自分で言うてた. んでもってめちゃ男前. 自然に女子が集まる. 何よりも若いからなぁ…. 『格好いいよなぁ』 夏海が珍しく反応したもんやからかなりビビった. 『何?好きなん?』 『好きちゃうよ.好みじゃ無いからなぁー…(笑)』 『びびるわぁ』 何びびってんやろ? そんな事を考えている内に2階の自分達の教室にたどり着いた.
2008-10-12 22:21:00 -
18:
主
ガラガラ…. 『何やその足(笑)』 社会の多田先生がうちの足を見るなり笑った. 『夏海かばって転けた!』調子乗りの千鶴が先生にいらん事説明しよった. 『別にかばってないし』 無表情で椅子に座る. 『お前良いやつやな』 先生が笑いながら言った.『……………』 夏海は斜め前の席. こっちを見る訳でもなく先生の方を見ている. また困った顔してるやろな
2008-10-12 22:27:00 -
19:
主
その日は通りすぎる人には声をかけられるし、やたらとからかわれるしで良い事なかったかもしれん. でも家に帰って風呂に入っている時にある事に気付いた. 出来たら気づかんまんまでおりたかったのに.
2008-10-12 22:29:00 -
20:
主
風呂の中に入ってぼーっと考え事をした. 絶対お湯かぶったらしみてまうやんなぁ…. 小さい怪我なら手で押さえながら入るんやけど. そんな事を考えながら 洗面器にお湯を入れて足にかけてみたけど当たり前に痛かった(笑) お風呂の隣はよその家やから叫ぶのは我慢したけど. お湯かけたおかげで大分と足もなれてきてた. 湯船の中では怪我したところ押さえとかな死にそうやったけど.
2008-10-12 22:36:00 -
21:
主
怪我したところを見てて今日あった事を思い返した.でも出てくるのは夏海の顔ばっか. 自分でも可笑しいんちゃうかって言うくらい夏海しか出てこんかった. 腕も細いし…. 髪さらさらやし…. 良い匂いするし…. 余りにも馬鹿馬鹿しくて 湯船の中に顔を突っこんだ それがうちの絶対に持ってはいけない感情が産まれた瞬間やった.
2008-10-12 22:40:00 -
22:
主
『頭可笑しいんちゃうか』夏海は女. うちも女や. 髪は短髪やし普段着も男物着てるけど…. 実際のところ夏海よりも身長低いし…. 釣り合わへんし. ん? 釣り合わへんて何考えてんねやろか自分. 付き合う事考えてた? 馬鹿らし. 絶対ありえへんしな. 自分にイライラしながら 風呂から出た. 頭の中がパニックになっていて怪我の痛みも気にならんかった.
2008-10-12 22:44:00 -
23:
主
次の日. 『さく足は?』 学校に行ったら夏海が1番に話かけてきた. 何か体の中がドキドキしてた 『全然いけたで』 顔が見れんくて携帯をいじりながら夏海の質問に答えてた. 『怒ってん?』 『へ?怒ってないよ』 思わず夏海の顔を見上げた 『良かった』 夏海は自然に笑ったつもりやったんやと思うけど どこかいつもと違う. 最近様子がおかしい. 肩叩いただけでびくびくするし…どしたんやろ. 休み時間も顔を伏せている事が多くなってた. 何かあったんやと勝手に思いこんで夏海に聞く事にした.
2008-10-12 22:50:00 -
24:
主
放課後…. 『さく帰ろー』 夏海が無邪気に笑った. 『寄り道せん?』 『ん?良いよ』 安心した様な、少し悲しそうな顔で笑った.
2008-10-12 22:52:00 -
25:
主
家の近くの公園で ブランコに又借りながら夏海に話をふってみた. 『最近しんどそうやな.何かあったん?』 夏海は一気に不安そうな顔になってみるみる内にパニック状態になった. 『ちょッ…夏海!?』 初めて生で見た過呼吸. 『ハァッ…ハァッ…』 必死で息をしようとしてるはずやのに息が出来てないみたいやった. うちがどうすれば良いかわからんくて夏海の肩を掴んで夏海の名前を呼んでたら鞄を指さした.
2008-10-12 22:58:00 -
26:
主
鞄を取って夏海に渡すと夏海はカタカタ震える手で鞄の中から袋を取り出した. 『いける!?』 うちが夏海の携帯電話を取り上げると夏海はうちの腕を必死で握りしめた. 『どしたん?!』 携帯をいじるのを辞めて 夏海の背中をさすった. 道を通る人もおらんし凄い困った. 夏海は袋を口元に当ててうちに寄り添ってきた. (どしてんこいつ…) 心配で仕方無かった. 背中をさすっては抱き締めてあげるを繰り返すうちに夏海の過呼吸は治まった. でも喋られへんみたいで 凄い泣きながらうちの服を握りしめてた.
2008-10-12 23:05:00 -
27:
主
鞄を取って夏海に渡すと夏海はカタカタ震える手で鞄の中から袋を取り出した. 『いける!?』 うちが夏海の携帯電話を取り上げると夏海はうちの腕を必死で握りしめた. 『どしたん?!』 携帯をいじるのを辞めて 夏海の背中をさすった. 道を通る人もおらんし凄い困った. 夏海は袋を口元に当ててうちに寄り添ってきた. (どしてんこいつ…) 心配で仕方無かった. 背中をさすっては抱き締めてあげるを繰り返すうちに夏海の過呼吸は治まった. でも喋られへんみたいで 凄い泣きながらうちの服を握りしめてた.
2008-10-12 23:06:00 -
28:
主
『家電話…』 その言葉に夏海はおもいきり首を振った. 『嫌なん?』 夏海はうちの服を全力で鷲掴みにしながら震えてた. 『とりあえずうちおいで』部屋散らかってるし. 女の子らしい部屋ちゃうし誰も入れたくなかったけどそんなん言ってる場合じゃ無かった. 『歩ける?』 夏海は自力で歩ける位で、うちが肩を抱いた状態でふらふらと家に帰った. 家から近い公園で良かったと本気で思った.
2008-10-12 23:12:00 -
29:
名無しさん
気になるー
2008-10-12 23:39:00 -
30:
主
29さん
ありがとー?
今から少しずつ 書いていきます?2008-10-13 18:01:00 -
31:
主
家の鍵を開けて中に入る.母さんも父さんも仕事らしくまだ誰も家におらん. 玄関を開けたところにある段差に夏海は腰をかけた. 『落ち着いた?』 『うん』 かなり小さい声やったけど返事をしたのが解った. 『汚い家やけど入って』 夏海の腕を引っ張って家の中に入っていく. 『上あがって左の部屋うちの部屋やから入ってて』 階段を指さして夏海があがって行くのを見送った. うちはと言えば台所の椅子に腰掛けて少しの間目をつむって気持ちが落ち着くのを待った.
2008-10-13 18:10:00 -
32:
主
『……………』 重い足取りで冷蔵庫を開けてお茶を入れた. 何があったん? 夏海が泣いてるのなんか小学校の低学年の時以来やから何かどぎまぎした. 上にあがってドアを開けたら床に座ってる夏海がおった.
2008-10-13 18:14:00 -
33:
主
『はい』 夏海の前にお茶をおく. ここまで来たらうちが全部聞いたろうと気持ちを固めた. 『着替えてくるわ』 タンスからジャージを取り出して隣の弟の部屋に入った『………ヨシ』 着替えも終わって自分の部屋に戻った. 夏海は少し放心状態で ぼーっとしてた.
2008-10-13 18:18:00 -
34:
主
『何あったん』 夏海の前に座り込んで 夏海の顔を見た. 『…………』 『言え』 それから数分間どっちも口を開かんくて、夏海は下向いて黙ってるし. うちは夏海を見てた.
2008-10-13 18:23:00 -
35:
主
『ハァー…』 ついため息が出た. 何でも話してくれてた夏海がここまで黙る理由は? 『全部話せよ.自分で抱えててしんどくないんかよ.聞いてほしいから…助けてほしいからうちの腕離さんかったんちゃうんけ?』 夏海はその言葉でやっと口を開いた.
2008-10-13 18:31:00 -
36:
主
『さくに…』 『何?』 『皆に嫌われるって…』 我慢出来んくて夏海の手を握った. 『うち等が嫌える人間とちゃうやろ?夏海は』 夏海は涙を流しながら下をむいた. 『うちを信用せぇよ』 自然と手に力が入った. 『ありがとー…ッ』 今にも消えそうな声で、 自分の足にいっぱい涙を落としながらうちの手を握り返してくれた.
2008-10-13 18:36:00 -
37:
主
夏海が少しずつ話始めた.『母さん死んでん…』 『はッ?』 うちは呆然とした. だってつい最近夏海に 『そういえばオバチャン元気してんのー?』 て聞いたところやで? 夏海は笑いながらうんって言ったもん. 『いつ…?』 震える唇. 『2年前』 『え?』 更に驚いた. 2年前って言えばうちら小学校の5年生やし…. 『本間に言うてん…?』 凄く心臓がドキドキいってる 『嘘なんかつかんよ』 小さい声で返事をした.
2008-10-13 18:44:00 -
38:
名無しさん
更新待ってるー
2008-10-14 01:47:00 -
39:
主
38さん ありがとうございます?2008-10-15 00:48:00