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「キミがずっと好きでいてくれるなら」
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1:
6
アナタはいつも言っていた。
ワタシはいつも言っていた。
「ずっと好きでいるよ。」2008-10-13 03:00:00 -
2:
6
アナタはよく笑う。
アナタはよく泣く。
でも、全然怒らない。
どうしようもない感情を爆発させる術なんて知らないと笑う。
どうして?って聞くと、怒りなんて無いよって、怒りはすぐに諦めに変わるからって、悲しそうに笑う。2008-10-13 03:05:00 -
3:
6
いつもアナタは優しかった。
ワタシに優しかった。
優しい気持ちにもしてくれた。
でもアナタは気付かない。
自分が優しいことにも、ワタシがこんなにも、アナタを愛していることにも。2008-10-13 03:09:00 -
4:
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「秋は嫌いだなぁ。」
「嫌いだなぁ。」
「でも、冬は好きだよ。」
「どうして?」2008-10-13 03:11:00 -
5:
6
「冬は芯から冷えるから。」
なんだそれって笑ったけど、今になって少し気持ちが分かったみたい。
でも、ワタシは好きにはなれないなぁ。2008-10-13 03:13:00 -
6:
6
遊歩道に浅く積もった雪は、上を歩く度に水に戻っていった。
空から降る新しい雪も、触れると直ぐに消えた。
どうせすぐ消えるんなら、何故生まれたのかなぁ。
変なの。2008-10-13 03:17:00 -
7:
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**――――
2008-10-13 03:18:00 -
8:
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二年前、
同じように消えてく雪をワタシは次々と踏み殺しながら、少し早足で歩いていた。
徹夜で仕上げたデザイン画が濡れないようにコートの中に隠して、お客さんのとこへ向かう途中。
眠いなぁ。
なんて目をこすりながら、中身がからっぽになったみたいにフラフラ歩いていた。や、実際からっぽだった。2008-10-13 03:23:00 -
9:
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やりたい事からかけ離れた仕事ではなかったけれど、やる気や熱意なんてこれっぽっちもなかった。
客の望むものを正確に読み取り、描くだけだ。
描けば描くほどお金を貰えて、生活は常に潤っていた。
だけど、からっぽ。2008-10-13 03:28:00 -
10:
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小さい頃からワタシのココロには穴が空いていた。
今の仕事は、その穴を少しずつひろげる。
ペンを走らせるとどこミシミシ音が鳴り、愛想笑いで対応するとバリバリと何かが引っ掛かれる。
穴がどんどんひろがると、最後はどうなるんだろう。
【空っぽ】の最後は、案外【解放】なのかなぁ。それとも。それとも【完全なる無】なのかなぁ。2008-10-13 03:34:00